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エンド・オブ・ザ・ノースランド
最後の戦い
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幸乃は1人で雪の中道を進む。
手にはマメができていた、それを見て幸乃は思い出す、肩に乗っていたシェリン
ストレンセでも、フィテアトルでも幸乃はベルやリルカ達と時間がある時に
時にはきついと思うようなこともあった、しかしベルやリルカの足を引っ張りたくないという気持ちだけで
「ベルちゃん、リルカ、みーくん、私絶対に勝つから」
拳を強く握って幸乃は決意する。
雑兵が時折現れては交戦、そして難なく撃破していった。
「お前さん、いまさらだが腕を上げたのう」
「確か、この近くのはずなんじゃが」
ベル、リルカ、ミリートに敵の対決を任せて1人北へ北へ幸乃は道を進んでいく。あたり1面の雪景色、時折吹雪のような強風が吹き荒れる。そのたびに厚手のジャンバーをぎゅっと羽織る。
(やっぱり寒い……)
凍えるような寒さの中気力を振り絞り幸乃は1人進んでいく。
ベルたちといたころは空に雲はかかっていなかったがいつの間にか漆黒の雲に空が覆われていた。
(真っ暗で怖い、1人で大丈夫かな──)
どこかおびえるような口調で幸乃は囁く。彼女の心には孤独感がうっすらと芽生えていた。
思えばこの世界に来た初日からベルは仲間となっていた、そこからはベルやリルカと一緒にずっと行動して今はミリートもいる。
そしてその3人はここにはいない、そのため今の幸乃は孤独を感じていた。
(ダメ、みんな必死に戦っているはず、シェリンだっている私がこんな気持ちになってどうするの!!)
そんな気持ちを振り切って幸乃は進む、今頃みんなはこの世界のために強い敵に必死になって戦っているはず、だから自分だけ根を上げるわけにはいかなかった。
3時間くらいだろうか、そのくらい歩くと雰囲気が変わってきた。
(気味が悪いよ──)
今度は雪まで黒くなってきた、クマなどの生き物は一切いない無音の世界。さらにまた冥王兵たちとも遭遇し交戦状態となるわけだが──
「やっべ、こいつらさっきより強い」
さっき戦った時より数段強くなっていた。何とか勝利したものの何度かつばぜり合いに負け一歩間違えればピンチになるような状態だった。さっきより強くなっているのが肌で感じた。
「さっきより強い敵近づいているのう……、 奴に」
シェリンがそうつぶやくと幸乃はさらに20分ほど歩く、しだいに道は暗くなっていく
雰囲気がピリピリとする、無意識のうちに感じ取る、強大な敵が迫っていることを──
黒い輝きがあった。
2メートルのどの背丈で人のような形をしていた。
「貴様か、今まで我のしもべたちを倒して来た女というのは」
「うっ──」
その声に身体を凍て着かせるような恐怖を感じる。
幸乃は呼吸を落ち着かせて動揺を抑える。
その表情は今までにないほど強ばっていた。幸乃は知っていた、この人物が誰なのかを。
目の前にいたのは黒く輝く人影、その眼はまっすぐに幸乃を見つめていた。
その人物から湧き出る漆黒のオーラ、圧倒的な強さを持っていることが彼を見るだけで理解することができた。
「あなたでしょ、冥王──」
幸乃の言葉に彼は堂々と首を縦に振る。
彼こそが幸乃達が打ち倒さんと探し求めていた世界を暗黒に染めようとしている存在、冥王だった。
「あなただったのね、じゃあ話は早いわ。幹部たちはすでに私たちが倒した、あとはあなただけよ」
そして自身の剣を手に取り構える。するとそのそぶりを見て冥王がにやりと笑い言葉を返す。
「しかし不明な点がある、私の強さを知ってもなお何故剣を抜くのだ? 貴様も我と出会ってすぐに力量の差など理解できたであろう」
「見透かされないように強がっていたはずなんだけどね……」
幸乃にはわかっていた。今までの経験から2人の間のどうしようもない力の差を。
世界を暗黒に塗りつぶそうとしている敵。その圧倒的な強さ。
だからおびえていた。どうしようもない実力の差を理解していたから。
恐らく冥王はここで幸乃が引き返せばそれを見逃してくれるだろう。
(意外と優しいとこ、あるんだね)
確かに怖い、彼の視線を感じるだけで身体が震え出し、冷や汗がどっと背中から噴き出す。
膝ががくがくと震える。
初めてだった、これほどまでに戦いその物に恐怖を感じたのは。
「さあ、本当に戦うのか? しっぽを巻いて逃げるなら今のうちだ」
幸乃は精一杯のカラ元気の状態で作り笑いの笑みを浮かべる。
「そんな覚悟がなかったらここには来ないよ、私をここに来させるためにみんなが必死になって戦っている。そんな私にいまさらそんなことを聞くわけ?」
明確な敵意を表し自身の剣を冥王に突きつける。
「確かにそうだ、この問答は不要だったな?」
幸乃の全身が、本能が全力で鳴き叫ぶ。
心臓が爆発しそうな恐怖を感じる!!
逃げたい!! 逃げたい!! 逃げたい!!
本能がそう悲鳴を上げる、そして最後に心が叫ぶ。
じゃないと、ここで間違いなく死ぬ──と。
そんな叫び声に幸乃は歯を食いしばりそのプレッシャーに向かい合う
そして、最後の戦いの火ぶたが切って空けられた。
手にはマメができていた、それを見て幸乃は思い出す、肩に乗っていたシェリン
ストレンセでも、フィテアトルでも幸乃はベルやリルカ達と時間がある時に
時にはきついと思うようなこともあった、しかしベルやリルカの足を引っ張りたくないという気持ちだけで
「ベルちゃん、リルカ、みーくん、私絶対に勝つから」
拳を強く握って幸乃は決意する。
雑兵が時折現れては交戦、そして難なく撃破していった。
「お前さん、いまさらだが腕を上げたのう」
「確か、この近くのはずなんじゃが」
ベル、リルカ、ミリートに敵の対決を任せて1人北へ北へ幸乃は道を進んでいく。あたり1面の雪景色、時折吹雪のような強風が吹き荒れる。そのたびに厚手のジャンバーをぎゅっと羽織る。
(やっぱり寒い……)
凍えるような寒さの中気力を振り絞り幸乃は1人進んでいく。
ベルたちといたころは空に雲はかかっていなかったがいつの間にか漆黒の雲に空が覆われていた。
(真っ暗で怖い、1人で大丈夫かな──)
どこかおびえるような口調で幸乃は囁く。彼女の心には孤独感がうっすらと芽生えていた。
思えばこの世界に来た初日からベルは仲間となっていた、そこからはベルやリルカと一緒にずっと行動して今はミリートもいる。
そしてその3人はここにはいない、そのため今の幸乃は孤独を感じていた。
(ダメ、みんな必死に戦っているはず、シェリンだっている私がこんな気持ちになってどうするの!!)
そんな気持ちを振り切って幸乃は進む、今頃みんなはこの世界のために強い敵に必死になって戦っているはず、だから自分だけ根を上げるわけにはいかなかった。
3時間くらいだろうか、そのくらい歩くと雰囲気が変わってきた。
(気味が悪いよ──)
今度は雪まで黒くなってきた、クマなどの生き物は一切いない無音の世界。さらにまた冥王兵たちとも遭遇し交戦状態となるわけだが──
「やっべ、こいつらさっきより強い」
さっき戦った時より数段強くなっていた。何とか勝利したものの何度かつばぜり合いに負け一歩間違えればピンチになるような状態だった。さっきより強くなっているのが肌で感じた。
「さっきより強い敵近づいているのう……、 奴に」
シェリンがそうつぶやくと幸乃はさらに20分ほど歩く、しだいに道は暗くなっていく
雰囲気がピリピリとする、無意識のうちに感じ取る、強大な敵が迫っていることを──
黒い輝きがあった。
2メートルのどの背丈で人のような形をしていた。
「貴様か、今まで我のしもべたちを倒して来た女というのは」
「うっ──」
その声に身体を凍て着かせるような恐怖を感じる。
幸乃は呼吸を落ち着かせて動揺を抑える。
その表情は今までにないほど強ばっていた。幸乃は知っていた、この人物が誰なのかを。
目の前にいたのは黒く輝く人影、その眼はまっすぐに幸乃を見つめていた。
その人物から湧き出る漆黒のオーラ、圧倒的な強さを持っていることが彼を見るだけで理解することができた。
「あなたでしょ、冥王──」
幸乃の言葉に彼は堂々と首を縦に振る。
彼こそが幸乃達が打ち倒さんと探し求めていた世界を暗黒に染めようとしている存在、冥王だった。
「あなただったのね、じゃあ話は早いわ。幹部たちはすでに私たちが倒した、あとはあなただけよ」
そして自身の剣を手に取り構える。するとそのそぶりを見て冥王がにやりと笑い言葉を返す。
「しかし不明な点がある、私の強さを知ってもなお何故剣を抜くのだ? 貴様も我と出会ってすぐに力量の差など理解できたであろう」
「見透かされないように強がっていたはずなんだけどね……」
幸乃にはわかっていた。今までの経験から2人の間のどうしようもない力の差を。
世界を暗黒に塗りつぶそうとしている敵。その圧倒的な強さ。
だからおびえていた。どうしようもない実力の差を理解していたから。
恐らく冥王はここで幸乃が引き返せばそれを見逃してくれるだろう。
(意外と優しいとこ、あるんだね)
確かに怖い、彼の視線を感じるだけで身体が震え出し、冷や汗がどっと背中から噴き出す。
膝ががくがくと震える。
初めてだった、これほどまでに戦いその物に恐怖を感じたのは。
「さあ、本当に戦うのか? しっぽを巻いて逃げるなら今のうちだ」
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「そんな覚悟がなかったらここには来ないよ、私をここに来させるためにみんなが必死になって戦っている。そんな私にいまさらそんなことを聞くわけ?」
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「確かにそうだ、この問答は不要だったな?」
幸乃の全身が、本能が全力で鳴き叫ぶ。
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本能がそう悲鳴を上げる、そして最後に心が叫ぶ。
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