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復讐の始まりと、最愛の人の死
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私は、涙を流しながら目の前の光景に視線を向ける。
廃墟となったローラシア王国の王都。街の建物はすべて崩壊した。
かつて繁栄していた地から大きな煙と血の匂いが漂う。王都は、かつて美しく誇り高い地であり、多くの人々の憧れの地だったが、今は完全に瓦礫と化していた。
かつての宮殿だった白亜の壁は、今では崩れ落ちた石や灰が散乱し、屋根が吹き飛ばされ、鉄の梁ばかりがむき出しになっていた。建設者の意図する美しさや威厳は、今は残骸という形で現れている。
人々の遺体は、建物の下敷きになり、街路に散らばり、汚れた水路に流れ込んでいた。しかも、それぞれが摩擦あるいは魔法の影響を受け、無残な姿をさらけ出していた。手足がなく、頭部だけが残った遺体。ハンバーグのように、ぐちゃぐちゃになった、誰ともわからない肉塊。あまりにも酷い景色に、声も出せないほど。
壊滅的な被害により、道路や家屋、橋梁など多くのものが崩壊し、完全に崩れ落ちた建物はもはや瓦礫となった。
そんな場所で、私は1人の少女を抱きかかえながら、ただ感情のままに叫んでいた。
「行かないで──うえ、うえっ好きだったのに。結婚するって言ったよね、一生幸せに過ごそうって決めたよね? なのに? なのに──な、なんでっっ。先に行かないで、
やっと、わかり合ったのに──やっと、好きだって、気持ちを交わし合ったのに。
一緒に手をつなぎたい、一緒に抱き合って、またミシェウを全身に感じたい……甘酸っぱいあなたの香りを、嗅がないと体がうずいちゃうの。求めてるの──そばにいて、離れないで、イヤだ。ミシェウとは、ずっと隣にいる関係でいたいの。苦しい──苦しい──胸が苦しいの。受け入れられない、ミシェウがいない世界なんて──絶対いやだもん。一生、私の隣にいて欲しの。ミシェウと、一緒がいい。
ミシェウが笑ってると、楽しそうにしていると、隣に私がいて、心が暖かくなって私まで幸せになって。でもそのうち、ちょっと離れただけでミシェウのことばっかり考えるようになって、逢いたいって胸が苦しくなって、せつないの。だから、受け入れるなんて出来るわけないじゃない!
もうミシェウのことしか考えられない、頭の中はミシェウのことでいっぱい、ミシェウ──ミシェウ。
ミシェウのこと、頭から離れないの、ミシェウがいいの。ミシェウじゃないと──うぅっ……うえっミシェウ、ミシェウ……っほ、げっ、う、ミシェウと、ミシェウ? 私が、代わりに死んでもいいから、ミシェウ──ミシェウが死ぬなんてやだだから、死なないでっミシェウ」
あふれる涙。感情をすべて吐き出すように叫ぶが、事態は変わらない。
ミシェウは──すでに虫の息。
お腹から、押さえているそばから血があふれ出している。どう考えても、今までの経験から助かる類のものではないと理性では理解している。
頭がパニックになって、何も考えられなくなる。
目の光が消えゆく、焦点が合わなくなっていくミシェウに、感情のままに叫ぶ。止まらない、自然とあふれ出る涙が口に入って、むせかえってようやくしゃべり続けるのをやめた。
最愛の人──最も好きだった人が死ぬ──。
決して受け入れられない事実に、胸が押しつぶされそうになった。
ミシェウの手をぎゅっと握ると、すでに虫の息となっていたミシェウがふっと微笑を浮かべた。
「シャマシュ……あ…がと…ね。一緒にいて、心を開いてく…て、とても嬉しかった」
そういうと左手を私の前に差し出し小指を突き出した。私は、精一杯心込めてぎゅっと握る。
少し折れ曲がっていて力がなかった。
はその力のない小指に小指を絡ませる。私の小指を握る力が、少しずつ弱くなっていくのがわかる。
目から光が消えて行って、瞼が閉じようとしている。
「行か──ないで……」
私の前から離れないで──。そんな私の想いもむなしく、ミシェウはかすれた声でふっと微笑を浮かべながら言った。
「じゃあね。大好き」
最後にハッキリと言った。その手からはもう力が抜けていた。ミシェウの手をぎゅっと握りしめ―─全てを出しきるかのように、涙を流して、ただうずくまった。
もう、ミシェウが手を握ってくることも、微笑んでくることもない。
「ごめんね、ごめんね」
掠れたような声で、ミシェウに向かって囁く。
泣いた。ただひたすら泣いた。声に出して泣いた。
みんな…私以外みんな、死んでしまったのだ。
貧しくも王国のために働いてくれた、貧しくも笑顔を見せてくれていた国民達。
一生懸命、国を内側から支えてくれた貴族の人たち。そして、どれだけ過酷な現実を見せられても最後まで一緒に戦った兵士のみんな。
みんな──もうここにはいない。
視線を向けると、いたるところに転がっている遺体の数々。目の前の光景に、胸が押しつぶされそうになり視線を向けることすらできない。
ただ──涙を流して泣いた。自分の無力さ、弱さ。非力さ。ただ、こうすればよかったと後悔ばかりが残る。
そして、私の憎しみは一人の人物へと移っていった。
最後まで戦っていた、ミシェウを後ろから銃で殺害した人物。
復讐──する。
探し出して──同じ目に合わせてやる。
どのくらい泣いていたかわからない。押しつぶされそうな想い──再び、灰色の空に視線を向けた瞬間──。
ザッ──ザッ──。
誰もいないと思った廃墟の王都。後ろから、ゆっくりと足音が聞こえる。
「シャマシュ」
黒いコートを羽織ってフリルのついたピンクの服とスカートを着ている、若い女の子に見える人物。
アルルだ。
ミステリアスな雰囲気で、いつも感情を見せない人。面識はあるけど、そこまで親しい仲だったわけではない。
「終わったわね」
「はい──私たちは、勝てませんでした」
アルルは遠くを見つめるようにして、ただ廃墟を見ている。ボロボロの服、傷だらけの身体。
この絶望的な状況で、最後まで戦っていたのがわかる。
「本当に、勝てなかったと思う? 今まで、最善を尽くして戦って来たって言える?」
アルルの言葉が、ぐさりと私に突き刺さる。私でも、わかっていたからだ。
「言える──わけないじゃない」
確かに、敵は本当に強かった。
でも、絶対に勝てないってわけじゃなかった。全力を出し切ったと問われれば、コクリとは頷けない。
ミシェウと逢ってから、私たちは魔王軍の脅威を知りつつも、王国内での内紛を納めきれなかった。
ミシェウは一人で占星術(せんせいじゅつ)をしていた。孤立無援で。
私がミシェウと心を通わせ、同盟を組んだのは最近。
そのため、まだ半分も開拓できていなかった。そして、ミシェウは不完全なまま、強大な敵と戦うこととなったのだ。
国民達の信頼も中々勝ち取ることが出来ず、心もバラバラなままだった。仮に親交を深めようとしても、必ず誰かが邪魔をして、足を引っ張って分断され、私たちはなかなかまとまることができなかった。
結果。私たちの中でも、国民達との中でも、心が通ったと言えるのが本当に戦いの直前だった。
連携も取れず、ちぐはぐに戦う私たちと冒険者──当然、魔王軍相手蹂躙されていくばかり。
もっと早く、ミシェウと友好を深めていれば──。
もっと早くから、占星術の研究を進めていれば、それで──周囲の人達と打ち解けて、協力関係を結んでいれば。
ミシェウは今とは比べ物にならないくらい強くなって、もっといい戦いができたはず。
何度も私たちは足を引っ張られ──何度も四面楚歌になって、孤立した。
許せない──。
後悔しかない、ミシェウを孤立させてしまった、自分に腹が立つ。そして、足を引っ張ってきた貴族や国のことをそっちのけで私腹を肥やしてきた兵士の奴らに。
そして、アルルは手をかざした。
「仕方ないわね。信じてるから、あなたのこと──」
「え──」
「もう一度、あなたに可能性を与えるわ。あなたなら出来る──掴みなさい。あの子との、そしてこの国との チャンスは一度。これは、100年に1回しか使えないの」
「わかったわ」
その瞬間、アルルのかざした手が緑色に光り始める。光から感じるのは、今まで見たことがない魔力。
それが、私の身体を包み始めた。暖かい──感触が全身を包み込み、気が付くと体が少しずつ透き通るようになっていく。
それと比例するかのように、アルルの額に汗が浮かび始め、息が荒くなっていく。やがて、立っていられなくなったのか膝をつくと、苦笑いしながら言った。
「これ──で、あなたは今から1年前に……戻る。復讐──果たしていきなさい」
その言葉を最後に、ばたりとアルルは倒れ込んだ。人間の時間逆行。膨大な魔力に、肉体が耐えきれなかったのだろう。
一人の人間の力だと、命まで出し尽くさないとできないような代物だということか。
灰色だった王都の景色がかすんで、目の前が白くなっていく。身体の感覚も、少しずつ宙に浮き始めたかのように、ふわりとした感覚になる。
昔へ戻るんだ……。
許せない。
私やミシェウを裏切って、足を引っ張り続けてきたやつら。
魔王軍とひそかに手を組み、王国を消耗させてきたやつら。
そして、最後まで──この王国のために戦っていたミシェウを後ろから打った人物を、私は許さない。
ミシェウ──そしてミシェウが守ろうとしてきた人たち。待ってて、今行くから!
廃墟となったローラシア王国の王都。街の建物はすべて崩壊した。
かつて繁栄していた地から大きな煙と血の匂いが漂う。王都は、かつて美しく誇り高い地であり、多くの人々の憧れの地だったが、今は完全に瓦礫と化していた。
かつての宮殿だった白亜の壁は、今では崩れ落ちた石や灰が散乱し、屋根が吹き飛ばされ、鉄の梁ばかりがむき出しになっていた。建設者の意図する美しさや威厳は、今は残骸という形で現れている。
人々の遺体は、建物の下敷きになり、街路に散らばり、汚れた水路に流れ込んでいた。しかも、それぞれが摩擦あるいは魔法の影響を受け、無残な姿をさらけ出していた。手足がなく、頭部だけが残った遺体。ハンバーグのように、ぐちゃぐちゃになった、誰ともわからない肉塊。あまりにも酷い景色に、声も出せないほど。
壊滅的な被害により、道路や家屋、橋梁など多くのものが崩壊し、完全に崩れ落ちた建物はもはや瓦礫となった。
そんな場所で、私は1人の少女を抱きかかえながら、ただ感情のままに叫んでいた。
「行かないで──うえ、うえっ好きだったのに。結婚するって言ったよね、一生幸せに過ごそうって決めたよね? なのに? なのに──な、なんでっっ。先に行かないで、
やっと、わかり合ったのに──やっと、好きだって、気持ちを交わし合ったのに。
一緒に手をつなぎたい、一緒に抱き合って、またミシェウを全身に感じたい……甘酸っぱいあなたの香りを、嗅がないと体がうずいちゃうの。求めてるの──そばにいて、離れないで、イヤだ。ミシェウとは、ずっと隣にいる関係でいたいの。苦しい──苦しい──胸が苦しいの。受け入れられない、ミシェウがいない世界なんて──絶対いやだもん。一生、私の隣にいて欲しの。ミシェウと、一緒がいい。
ミシェウが笑ってると、楽しそうにしていると、隣に私がいて、心が暖かくなって私まで幸せになって。でもそのうち、ちょっと離れただけでミシェウのことばっかり考えるようになって、逢いたいって胸が苦しくなって、せつないの。だから、受け入れるなんて出来るわけないじゃない!
もうミシェウのことしか考えられない、頭の中はミシェウのことでいっぱい、ミシェウ──ミシェウ。
ミシェウのこと、頭から離れないの、ミシェウがいいの。ミシェウじゃないと──うぅっ……うえっミシェウ、ミシェウ……っほ、げっ、う、ミシェウと、ミシェウ? 私が、代わりに死んでもいいから、ミシェウ──ミシェウが死ぬなんてやだだから、死なないでっミシェウ」
あふれる涙。感情をすべて吐き出すように叫ぶが、事態は変わらない。
ミシェウは──すでに虫の息。
お腹から、押さえているそばから血があふれ出している。どう考えても、今までの経験から助かる類のものではないと理性では理解している。
頭がパニックになって、何も考えられなくなる。
目の光が消えゆく、焦点が合わなくなっていくミシェウに、感情のままに叫ぶ。止まらない、自然とあふれ出る涙が口に入って、むせかえってようやくしゃべり続けるのをやめた。
最愛の人──最も好きだった人が死ぬ──。
決して受け入れられない事実に、胸が押しつぶされそうになった。
ミシェウの手をぎゅっと握ると、すでに虫の息となっていたミシェウがふっと微笑を浮かべた。
「シャマシュ……あ…がと…ね。一緒にいて、心を開いてく…て、とても嬉しかった」
そういうと左手を私の前に差し出し小指を突き出した。私は、精一杯心込めてぎゅっと握る。
少し折れ曲がっていて力がなかった。
はその力のない小指に小指を絡ませる。私の小指を握る力が、少しずつ弱くなっていくのがわかる。
目から光が消えて行って、瞼が閉じようとしている。
「行か──ないで……」
私の前から離れないで──。そんな私の想いもむなしく、ミシェウはかすれた声でふっと微笑を浮かべながら言った。
「じゃあね。大好き」
最後にハッキリと言った。その手からはもう力が抜けていた。ミシェウの手をぎゅっと握りしめ―─全てを出しきるかのように、涙を流して、ただうずくまった。
もう、ミシェウが手を握ってくることも、微笑んでくることもない。
「ごめんね、ごめんね」
掠れたような声で、ミシェウに向かって囁く。
泣いた。ただひたすら泣いた。声に出して泣いた。
みんな…私以外みんな、死んでしまったのだ。
貧しくも王国のために働いてくれた、貧しくも笑顔を見せてくれていた国民達。
一生懸命、国を内側から支えてくれた貴族の人たち。そして、どれだけ過酷な現実を見せられても最後まで一緒に戦った兵士のみんな。
みんな──もうここにはいない。
視線を向けると、いたるところに転がっている遺体の数々。目の前の光景に、胸が押しつぶされそうになり視線を向けることすらできない。
ただ──涙を流して泣いた。自分の無力さ、弱さ。非力さ。ただ、こうすればよかったと後悔ばかりが残る。
そして、私の憎しみは一人の人物へと移っていった。
最後まで戦っていた、ミシェウを後ろから銃で殺害した人物。
復讐──する。
探し出して──同じ目に合わせてやる。
どのくらい泣いていたかわからない。押しつぶされそうな想い──再び、灰色の空に視線を向けた瞬間──。
ザッ──ザッ──。
誰もいないと思った廃墟の王都。後ろから、ゆっくりと足音が聞こえる。
「シャマシュ」
黒いコートを羽織ってフリルのついたピンクの服とスカートを着ている、若い女の子に見える人物。
アルルだ。
ミステリアスな雰囲気で、いつも感情を見せない人。面識はあるけど、そこまで親しい仲だったわけではない。
「終わったわね」
「はい──私たちは、勝てませんでした」
アルルは遠くを見つめるようにして、ただ廃墟を見ている。ボロボロの服、傷だらけの身体。
この絶望的な状況で、最後まで戦っていたのがわかる。
「本当に、勝てなかったと思う? 今まで、最善を尽くして戦って来たって言える?」
アルルの言葉が、ぐさりと私に突き刺さる。私でも、わかっていたからだ。
「言える──わけないじゃない」
確かに、敵は本当に強かった。
でも、絶対に勝てないってわけじゃなかった。全力を出し切ったと問われれば、コクリとは頷けない。
ミシェウと逢ってから、私たちは魔王軍の脅威を知りつつも、王国内での内紛を納めきれなかった。
ミシェウは一人で占星術(せんせいじゅつ)をしていた。孤立無援で。
私がミシェウと心を通わせ、同盟を組んだのは最近。
そのため、まだ半分も開拓できていなかった。そして、ミシェウは不完全なまま、強大な敵と戦うこととなったのだ。
国民達の信頼も中々勝ち取ることが出来ず、心もバラバラなままだった。仮に親交を深めようとしても、必ず誰かが邪魔をして、足を引っ張って分断され、私たちはなかなかまとまることができなかった。
結果。私たちの中でも、国民達との中でも、心が通ったと言えるのが本当に戦いの直前だった。
連携も取れず、ちぐはぐに戦う私たちと冒険者──当然、魔王軍相手蹂躙されていくばかり。
もっと早く、ミシェウと友好を深めていれば──。
もっと早くから、占星術の研究を進めていれば、それで──周囲の人達と打ち解けて、協力関係を結んでいれば。
ミシェウは今とは比べ物にならないくらい強くなって、もっといい戦いができたはず。
何度も私たちは足を引っ張られ──何度も四面楚歌になって、孤立した。
許せない──。
後悔しかない、ミシェウを孤立させてしまった、自分に腹が立つ。そして、足を引っ張ってきた貴族や国のことをそっちのけで私腹を肥やしてきた兵士の奴らに。
そして、アルルは手をかざした。
「仕方ないわね。信じてるから、あなたのこと──」
「え──」
「もう一度、あなたに可能性を与えるわ。あなたなら出来る──掴みなさい。あの子との、そしてこの国との チャンスは一度。これは、100年に1回しか使えないの」
「わかったわ」
その瞬間、アルルのかざした手が緑色に光り始める。光から感じるのは、今まで見たことがない魔力。
それが、私の身体を包み始めた。暖かい──感触が全身を包み込み、気が付くと体が少しずつ透き通るようになっていく。
それと比例するかのように、アルルの額に汗が浮かび始め、息が荒くなっていく。やがて、立っていられなくなったのか膝をつくと、苦笑いしながら言った。
「これ──で、あなたは今から1年前に……戻る。復讐──果たしていきなさい」
その言葉を最後に、ばたりとアルルは倒れ込んだ。人間の時間逆行。膨大な魔力に、肉体が耐えきれなかったのだろう。
一人の人間の力だと、命まで出し尽くさないとできないような代物だということか。
灰色だった王都の景色がかすんで、目の前が白くなっていく。身体の感覚も、少しずつ宙に浮き始めたかのように、ふわりとした感覚になる。
昔へ戻るんだ……。
許せない。
私やミシェウを裏切って、足を引っ張り続けてきたやつら。
魔王軍とひそかに手を組み、王国を消耗させてきたやつら。
そして、最後まで──この王国のために戦っていたミシェウを後ろから打った人物を、私は許さない。
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