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私の、本音
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「シャマシュ、そう言ってくれて本当にうれしいわ。ありがとう」
「いえ、本当に応援してますから。何かあったら何なりとお申し付けください」
「わかったわ。これからよろしくね」
そう言ってくれて、本当にうれしい。これからもよろしくね。
すると、再びミシェウが恥ずかしそうに顔を赤くする。
「その……おっぱい押し付けられると、興奮しちゃう……」
あ……。本当だ、くっつこうとして胸をミシェウの背中に押し付けてしまっていたのだ。
すぐに、パッと体を離した。別に、故意でやったんじゃやないんだからねっ。これしか励ます手段が思いつかなくて、仕方なくやったんだから。
思わず涙目になり、あわあわと手を振る。
「ぷっ。好きだからって、ミシェウに色仕掛け?? 冷静そうに見えて大胆なところあるねっ。どれどれ?」
アルルもにこっと笑みを向けると私に近づいてきた。そしてあろうことか私の胸をつかんできたのだ。
「ちょ、ちょっと!」
「幼い顔つきのわりに大きいおっぱいしてるのね、Fあるでしょこれ」
そして、ミシェウもこっちに振り向いてきてもう片方の胸をつかんできたのだ。
「本当だ、私より大きい。いいな~~」
「確かにFだけどってそういう問題じゃないでしょ! やめろ──!!」
思いっきり2人にげんこつを加えた。このスケベ2人組め!
思いっきり頭を押さえる2人。まったく。そんな風に考えていると、ミシェウが頭を押さえて、にこっと笑ってこっちを向いた。
「いいじゃん。その表情」
「あっ」
予想しなかった反応にびっくりする。どういうこと?
「シャマシュさ、いつも感情を持てに出さなくて──気になってたんだよねぇ~~、もっと心から語り合いたいって」
「え……」
今度は、お尻をパンパンとたたいて立ち上がったアルルが言う。
「なんていうか、ムキになったシャマシュもかわいいわ」
「そうそう、かわいいかわいい」
もう……言われなれてないのに。
思わず顔を赤くしてしまい、言葉を失う。そんな私に、笑顔でミシェウが言ってくる。
「そういうシャマシュ。もっと見てみたい、今まで見たことなくってさ──いつも無表情じゃん」
「当然でしょ、立場が立場なんだから。ミシェウが特殊なのよ」
「でもさ、それだと気疲れしない?」
「うっ?」
「確かに……つかれたりはしてるわ。けど、仕方がないじゃない」
ミシェウ、本当に周囲をよく見ている。すると、ミシェウはぎゅっと私の両手を握ってきた。
ミシェウの手、本当になめらかで素敵。
「じゃあ、私の前なら弱音を吐いていい。私と一緒なら、感情を表に出してもいい。どう?」
「どうって……」
そんな簡単にさらけ出せたら苦労はしない。本音をさらけ出すなんて、私にとってハードルが高すぎる。戸惑っていると──。
「じゃあ私がシャマシュにとって、本音をさらけ出させて感情を出せるような存在になる、どう??」
満面の笑み──本当にそんな存在になろうとしているのがわかる。考えてみれば、やり直し前もそんなことを言っていた。でも、結局私は踏み込めなかった。
太陽みたいに明るくて、いつも私に歩み寄ろうとしてくれたミシェウ。本当は、あの胸に飛び込んでみたかった。
抱きしめて、ぬくもりを感じたかった。でも、できなかった。自分で勝手に距離を作って──自然と握りこぶしが強くなる。
それは、後悔してる。すぐには難しいけど、少しづつ距離を縮められたらいいと思う。
「いつかは……ね」
にこっと、ちょっとだけ笑みを浮かべてみる。ミシェウがそれを笑顔で返した。
「やっぱり、笑いとかわいいわね。ということで、シャマシュから元気をもらってふっか~~つ!!」
元気に叫んで、ぴょいっと立ち上がるミシェウ。しかし再びよろけてしまう。私とアルルが肩を貸した。
「ほら、無理しないで」
「そうよ。一発で魔力全部使い切るって相当よ、ちょっと休みなさい」
「ちぇ~~」
不満そうに口を尖らせるミシェウ。まだ、いろいろやりたいことがあるって感じだ。
自由奔放で、周囲のことをとても考える女の子。こういうところに、私はとても惹かれたのよね。
神様から与えられしちから。それを使って、この国を導いていくことが私たちの使命なのだ。
ミシェウが何とか動けるようになって、私たちは帰路に就く。私は職務があるし、ミシェウの肩を貸さなきゃいけない。
ミシェウとの帰り道だ。ミシェウに触れる機会ができてちょっとうれしい。
「じゃあね2人とも、また何かあったら力になるから」
宮殿へと帰っていった。私たち──。
帰り道でも、住民たちは私たちに話しかけてきた。応援の言葉だったり、要望だったり。
ミシェウは疲れながらもなんとか要望を聞こうとしている。私も頭を下げた。こういうところが、ミシェウが人を引き付ける理由なんだと思うわ。
そして、帰っていきなり入り口で出くわす。
「あ……父上」
すっごい怪訝な顔で、こっちをにらみつけている。
「これはこれはミシェウ殿楽しそうでしたな──」
ミシェウは汗をかいて、父上から目をそらしゆっくりと後ずさりする。
「いえ、本当に応援してますから。何かあったら何なりとお申し付けください」
「わかったわ。これからよろしくね」
そう言ってくれて、本当にうれしい。これからもよろしくね。
すると、再びミシェウが恥ずかしそうに顔を赤くする。
「その……おっぱい押し付けられると、興奮しちゃう……」
あ……。本当だ、くっつこうとして胸をミシェウの背中に押し付けてしまっていたのだ。
すぐに、パッと体を離した。別に、故意でやったんじゃやないんだからねっ。これしか励ます手段が思いつかなくて、仕方なくやったんだから。
思わず涙目になり、あわあわと手を振る。
「ぷっ。好きだからって、ミシェウに色仕掛け?? 冷静そうに見えて大胆なところあるねっ。どれどれ?」
アルルもにこっと笑みを向けると私に近づいてきた。そしてあろうことか私の胸をつかんできたのだ。
「ちょ、ちょっと!」
「幼い顔つきのわりに大きいおっぱいしてるのね、Fあるでしょこれ」
そして、ミシェウもこっちに振り向いてきてもう片方の胸をつかんできたのだ。
「本当だ、私より大きい。いいな~~」
「確かにFだけどってそういう問題じゃないでしょ! やめろ──!!」
思いっきり2人にげんこつを加えた。このスケベ2人組め!
思いっきり頭を押さえる2人。まったく。そんな風に考えていると、ミシェウが頭を押さえて、にこっと笑ってこっちを向いた。
「いいじゃん。その表情」
「あっ」
予想しなかった反応にびっくりする。どういうこと?
「シャマシュさ、いつも感情を持てに出さなくて──気になってたんだよねぇ~~、もっと心から語り合いたいって」
「え……」
今度は、お尻をパンパンとたたいて立ち上がったアルルが言う。
「なんていうか、ムキになったシャマシュもかわいいわ」
「そうそう、かわいいかわいい」
もう……言われなれてないのに。
思わず顔を赤くしてしまい、言葉を失う。そんな私に、笑顔でミシェウが言ってくる。
「そういうシャマシュ。もっと見てみたい、今まで見たことなくってさ──いつも無表情じゃん」
「当然でしょ、立場が立場なんだから。ミシェウが特殊なのよ」
「でもさ、それだと気疲れしない?」
「うっ?」
「確かに……つかれたりはしてるわ。けど、仕方がないじゃない」
ミシェウ、本当に周囲をよく見ている。すると、ミシェウはぎゅっと私の両手を握ってきた。
ミシェウの手、本当になめらかで素敵。
「じゃあ、私の前なら弱音を吐いていい。私と一緒なら、感情を表に出してもいい。どう?」
「どうって……」
そんな簡単にさらけ出せたら苦労はしない。本音をさらけ出すなんて、私にとってハードルが高すぎる。戸惑っていると──。
「じゃあ私がシャマシュにとって、本音をさらけ出させて感情を出せるような存在になる、どう??」
満面の笑み──本当にそんな存在になろうとしているのがわかる。考えてみれば、やり直し前もそんなことを言っていた。でも、結局私は踏み込めなかった。
太陽みたいに明るくて、いつも私に歩み寄ろうとしてくれたミシェウ。本当は、あの胸に飛び込んでみたかった。
抱きしめて、ぬくもりを感じたかった。でも、できなかった。自分で勝手に距離を作って──自然と握りこぶしが強くなる。
それは、後悔してる。すぐには難しいけど、少しづつ距離を縮められたらいいと思う。
「いつかは……ね」
にこっと、ちょっとだけ笑みを浮かべてみる。ミシェウがそれを笑顔で返した。
「やっぱり、笑いとかわいいわね。ということで、シャマシュから元気をもらってふっか~~つ!!」
元気に叫んで、ぴょいっと立ち上がるミシェウ。しかし再びよろけてしまう。私とアルルが肩を貸した。
「ほら、無理しないで」
「そうよ。一発で魔力全部使い切るって相当よ、ちょっと休みなさい」
「ちぇ~~」
不満そうに口を尖らせるミシェウ。まだ、いろいろやりたいことがあるって感じだ。
自由奔放で、周囲のことをとても考える女の子。こういうところに、私はとても惹かれたのよね。
神様から与えられしちから。それを使って、この国を導いていくことが私たちの使命なのだ。
ミシェウが何とか動けるようになって、私たちは帰路に就く。私は職務があるし、ミシェウの肩を貸さなきゃいけない。
ミシェウとの帰り道だ。ミシェウに触れる機会ができてちょっとうれしい。
「じゃあね2人とも、また何かあったら力になるから」
宮殿へと帰っていった。私たち──。
帰り道でも、住民たちは私たちに話しかけてきた。応援の言葉だったり、要望だったり。
ミシェウは疲れながらもなんとか要望を聞こうとしている。私も頭を下げた。こういうところが、ミシェウが人を引き付ける理由なんだと思うわ。
そして、帰っていきなり入り口で出くわす。
「あ……父上」
すっごい怪訝な顔で、こっちをにらみつけている。
「これはこれはミシェウ殿楽しそうでしたな──」
ミシェウは汗をかいて、父上から目をそらしゆっくりと後ずさりする。
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