野良猫友人日記

ジョセフ、初めての友達

よく晴れた日の事。ひとりぼっちのジョセフはいつも通り１人で日向ぼっこをしていました。
１人でのんびりしていると、町のネコたちの声が聞こえてきました。少し聞き耳を立ててみるとどうやら違う町から野良猫が流れてきたそうだ。しかもその野良猫が恐ろしく大きいらしい。既に何人かボコボコにされてしまったとわめき散らしていた。ジョセフは新たな野良猫に興味が湧いていた。理由は簡単だ。友達になれるかもしれないからだ。仲良くなるためにネコたちの噂話に聞き耳を立てる。１日中気を緩めずにいたので少し疲れたが、とりあえず名前と何処から来たのかが分かった。名前はマルスというらしい。名前は可愛らしいのになんでそんなに強いんだよ。とネコが愚痴を吐いていた。
それと何処から来たのかというのは、町ではなく山から来たそうだ。道理で強いはずだ。
それからずっと噂を聞いていると、マルスの居場所が分かった。小さめの廃墟にいるみたいだ。早速行ってみよう。探してみると思ったより早く着いた。廃墟の中からネコの声が聞こえてきた。「マルス！俺と勝負しろ！。」
どうやら勝負をしに来たみたいだ。どうせボコボコにされるのが関の山だろ。そんな事を思いつつ少し待っているとあのネコが出てきた。
しかも凄い笑顔で。何をしていたんだろうと気になって廃墟を覗くとマルスと目が合った。ヤバい。逃げなきy「お前、ちっちゃいんだな。可愛いな。」
言葉を遮りながら誉められて反応が遅れたが、足の先から耳の先まで真っ赤になる感覚に襲われた。事実耳が真っ赤で熱かった。するとマルスは「友達にならないk「もちろん！なるよ！友達！」
ついつい嬉しすぎて食いぎみに答えてしまった。そんな事から僕はマルスと友達になった。