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少年マイン、スキルを授かる。
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遂に僕も12才。スキルを授かる歳になった。
スキルを授かるには神殿に行き、神水晶に触れ、神と対話する必要があるけど、対話する神は授かるスキルによって違うらしい。
複数のスキルを授かる場合は別々の神様が一緒に出てくるらしい。僕も今神殿に向かっているところなんだ。あ、神殿が見えてきた。もうすぐ着くみたいだ。
???「お、マインじゃないか。お前もスキルを授かりに来たのか。後で見せてくれよ。さぁ通ってくれ。」
マイン「ありがとう。フランツおじさん。1番に見せに行くね。」
フランツ「おう。また後でな。」
あ、あそこが入り口か。
早く来たからそんなに並んでないな。よかった。
???「おお、マイン君じゃないか。君もスキルを授かりにかい?」
マイン「はい。そうです。クレイン様。」
クレイン「そんなに畏まらなくてもいいんだよ。マイン君。」
クレイン「それより、マイン君。儀式今からやるかい?」
マイン「いいんですか?」
クレイン「あぁ。もう準備は整ってるんだがね。時間まで余裕があるものでね。退屈なんだよ。それに、君はいつも神殿の掃除をしてくれているしね。そのお礼だと思っておくれ。」
マイン「ありがとうございます。けどいいんでしょうか。」
クレイン「あぁ。儀式は日付は決まっているが時間は決まってないからね。」
マイン「そうですか。それならばお願いします。」
クレイン「それでは神殿の中に入りたまえ。」
マイン「失礼します。」
やっぱりすごい....聞いた事しか無かったけど...
神水晶ってすごい綺麗だ...
クレイン「それでは。水晶に触れてみなさい。」
マイン「分かりました。」
僕が水晶を触った瞬間世界が真っ白になった。
そして周りには3つの人影が...いやこれは神様だ!
しかも3人も!僕には3つもスキルが!
???「君がマイン君かい?」
マイン「はい!」
アルタ「そうか。私の名前はアルタ。心の神だ。」
???「それじゃあ次はワシじゃな!」
ゼファイ「ワシの名前はゼファイ!力の神じゃ!」
???「ゼファイ。うるさい。」
ゼファイ「おっとすまんな。」
???「次はあたし。」
ミネン「あたしはミネン。記憶の神。」
マイン「貴女方が僕にスキルを授けてくれるのですか?」
アルタ「えぇ。そうです。」
アルタ「まずは私から。」
アルタ「貴方に読心を授けましょう。」
アルタ「スキルの詳細はステータスで見れますよ。」
僕の体の中に暖かな光が入ってきた。
ステータスと心の中で唱えてみると、確かに読心とスキル欄にある。
ゼファイ「次はワシじゃな!」
ゼファイ「ワシからは格闘術を授ける!」
赤く力強い光が僕の体に入ってきた。
ミネン「あたしからはこれ。」
灰色の光が僕の体に入ってきた。
ステータスを表示させスキル欄を確認すると、読心、格闘術の他に憶読というスキルがあった。
マイン「ありがとうございます。」
アルタ「もう時間がありませんが、また今度ゆっくりとお話をしましょう。神殿へ来ればいつでも話せます。」
マイン「そうなのですか。では、また。」
徐々に視界が元に戻る。
クレイン「スキルはしっかり貰えたかい?」
マイン「はい。3つも頂きました。」
クレイン「おぉ、それは凄い。早くお母さんに見せてあげるといい。」
マイン「はい。ではまた。」
マイン「おーい。フランツさーん。」
フランツ「お、随分早かったな?」
マイン「神官様が早くやっても問題ないと仰ったから。」
フランツ「そうか。よかったな。」
フランツ「で、スキルは?」
マイン「しっかり授かったよ。3つも。」
フランツ「おぉ、そりゃ凄い。で?名前は?」
マイン「読心に格闘術に憶読。」
フランツ「読心と憶読っていやぁ結構なレアじゃないか。よかったな。」
マイン「ありがとう。フランツおじさん。」
こうして僕の初めての12歳の1日を終えた。
スキルを授かるには神殿に行き、神水晶に触れ、神と対話する必要があるけど、対話する神は授かるスキルによって違うらしい。
複数のスキルを授かる場合は別々の神様が一緒に出てくるらしい。僕も今神殿に向かっているところなんだ。あ、神殿が見えてきた。もうすぐ着くみたいだ。
???「お、マインじゃないか。お前もスキルを授かりに来たのか。後で見せてくれよ。さぁ通ってくれ。」
マイン「ありがとう。フランツおじさん。1番に見せに行くね。」
フランツ「おう。また後でな。」
あ、あそこが入り口か。
早く来たからそんなに並んでないな。よかった。
???「おお、マイン君じゃないか。君もスキルを授かりにかい?」
マイン「はい。そうです。クレイン様。」
クレイン「そんなに畏まらなくてもいいんだよ。マイン君。」
クレイン「それより、マイン君。儀式今からやるかい?」
マイン「いいんですか?」
クレイン「あぁ。もう準備は整ってるんだがね。時間まで余裕があるものでね。退屈なんだよ。それに、君はいつも神殿の掃除をしてくれているしね。そのお礼だと思っておくれ。」
マイン「ありがとうございます。けどいいんでしょうか。」
クレイン「あぁ。儀式は日付は決まっているが時間は決まってないからね。」
マイン「そうですか。それならばお願いします。」
クレイン「それでは神殿の中に入りたまえ。」
マイン「失礼します。」
やっぱりすごい....聞いた事しか無かったけど...
神水晶ってすごい綺麗だ...
クレイン「それでは。水晶に触れてみなさい。」
マイン「分かりました。」
僕が水晶を触った瞬間世界が真っ白になった。
そして周りには3つの人影が...いやこれは神様だ!
しかも3人も!僕には3つもスキルが!
???「君がマイン君かい?」
マイン「はい!」
アルタ「そうか。私の名前はアルタ。心の神だ。」
???「それじゃあ次はワシじゃな!」
ゼファイ「ワシの名前はゼファイ!力の神じゃ!」
???「ゼファイ。うるさい。」
ゼファイ「おっとすまんな。」
???「次はあたし。」
ミネン「あたしはミネン。記憶の神。」
マイン「貴女方が僕にスキルを授けてくれるのですか?」
アルタ「えぇ。そうです。」
アルタ「まずは私から。」
アルタ「貴方に読心を授けましょう。」
アルタ「スキルの詳細はステータスで見れますよ。」
僕の体の中に暖かな光が入ってきた。
ステータスと心の中で唱えてみると、確かに読心とスキル欄にある。
ゼファイ「次はワシじゃな!」
ゼファイ「ワシからは格闘術を授ける!」
赤く力強い光が僕の体に入ってきた。
ミネン「あたしからはこれ。」
灰色の光が僕の体に入ってきた。
ステータスを表示させスキル欄を確認すると、読心、格闘術の他に憶読というスキルがあった。
マイン「ありがとうございます。」
アルタ「もう時間がありませんが、また今度ゆっくりとお話をしましょう。神殿へ来ればいつでも話せます。」
マイン「そうなのですか。では、また。」
徐々に視界が元に戻る。
クレイン「スキルはしっかり貰えたかい?」
マイン「はい。3つも頂きました。」
クレイン「おぉ、それは凄い。早くお母さんに見せてあげるといい。」
マイン「はい。ではまた。」
マイン「おーい。フランツさーん。」
フランツ「お、随分早かったな?」
マイン「神官様が早くやっても問題ないと仰ったから。」
フランツ「そうか。よかったな。」
フランツ「で、スキルは?」
マイン「しっかり授かったよ。3つも。」
フランツ「おぉ、そりゃ凄い。で?名前は?」
マイン「読心に格闘術に憶読。」
フランツ「読心と憶読っていやぁ結構なレアじゃないか。よかったな。」
マイン「ありがとう。フランツおじさん。」
こうして僕の初めての12歳の1日を終えた。
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