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虹垣飛彩という男
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その日、4月1日、東京。虹顔市の輝桜市に、2通の不思議な手紙が届いた。片方は一般家庭のマンション。もう片方は大きな豪邸。そして、2つの家は近所にあった…………!
時は流れ、16年後の3月27日
虹髪の男「うーん……………」
東京のど真ん中、豪邸の中で一人の青年が寝ていた。髪の毛は白をベースに様々な色の髪が入り交じっている。
時計『ジリジリジリジリジリジリジリ!!!』
虹髪の男「!!!!」
ベッドの横の出窓においてあった藍色の時計が勢いよく鳴り響く。虹髪の男はそれまた勢いよく時計をチョップし止める。
虹髪の男「…………………」
虹髪の男はしょぼつく目を凝らして時計の針を見つめる。針は8時ちょうどを指していた。
虹髪の男「あっれ…………目覚まし時計セットしてたっけ………」
虹髪の男はスマホを操作し、時計アプリを開く。彼の名は、『虹垣飛彩』。虹垣家の大事な一人息子だ。飛彩は3階にある自室から1階のリビングへと階段で降りる。壁には多数の絵が飾られている。飛彩は床暖房のついた暖かい床をペタペタと歩く。
サングラスをつけた男「お!飛彩君!おはようございます!」
飛彩「おはよ。」
リビングでは虹垣家に働き込みで家事をしている『阿島鷹爪』がローストビーフと卵のスープと無花果をご飯用のテーブルに置いていた。
阿島「この時間に降りてくると思っていましたよ!」
飛彩「いただきます。」
飛彩はホログラムのテレビをつける。テレビではヒーローが敵を捕獲したニュースがやっていた。
阿島「すごいですねぇ!飛彩君も将来こんなヒーローになれるんですよ!なんせ『宝生学園』からの入学届が届きましたからね!」
飛彩「…………………」
その通り、飛彩が0歳、生まれてから1ヶ月程度しか経っていなかった時、彼宛に日本最大のヒーロー養成学校、宝生学園からの入学届が届いた。その入学届が届くものはヒーローになる事が事実上約束される。
阿島「あっ!お父さんはもう家を出られましたよ!カクテルパーティーです!」
飛彩「ああ、あの父さんが大嫌いな?」
阿島「あの世間嫌いはどうにかして欲しいんですけどね……………」
飛彩はあっという間に朝ごはんをたいらげ、ごちそうさまを言ったあと、また自室に戻る。
飛彩「………………」
飛彩は自分のスマホを見る。表示されている日にちは3月27日。入学式は4月1日なので、あと4日で入学だ。学園は完全寮制なので、この家に来れる日も少なくなる。
飛彩「……………まあ、会いに行くか………!」
飛彩は限りなく黒に近い紺色のジャンパーを羽織り、それに似た色の手袋をつける。
飛彩(手袋ちっちゃ……)
幸い手袋はスマホ対応していたので、つけたままスマホを操作する。しばらくポチポチしたあと飛彩はスマホをジャンパーのポケットの中に入れる。そしてまた階段を駆け下りる。
阿島「あっ、いってらっしゃーい!」
飛彩「ってきまーす。」
飛彩は玄関から外へ出て左に曲がる。朝早くだが、町はすでに活気だっていた。暫く歩いていると道の左側に大きな公園が見える。都立輝桜公園だ。
飛彩「さっむ………」
飛彩はサイクルストッパーをくぐり、公園内に立ち入る。彼は更に歩く。
飛彩「さっむ……………いいや……人居ないし……」
飛彩へ辺りに誰にも居ないことを確認し、右手の手袋を外し、手をスナップさせ、グーパーグーパーさせる。
ボウッ!
すると、手から幼稚園児がクレヨンで描いたような画風の炎が出る。
飛彩「あったけ~。」
飛彩は公園の中心部に進む。と、誰かが先で座っているのが見えた。
赤髪の男「おっ!飛色!いた!」
飛彩「ああ。」
赤髪の男は飛彩に近づく。彼の名は、『黒矢樹陽真』
飛彩「もういたのかよ。」
陽真「LINE見て1秒で飛んで行ったぜ!お前も情に厚いなあ!入学前に友達と会いたいなんてよ!」
陽真は飛彩の肩を組む。
飛彩「別に……ていうか入学校同じだし…」
その通り。陽真は、飛彩と同じく宝生学園からの入学届が届いたのだ。これは非常に珍しいことである。
陽真「お前と幼稚園で初めて会った時、宝生学園に入学すんだぜ!って自慢しようとしたら、お前も貰ってたってお前に言われてビックリしたぜ!」
飛飛彩そりゃどうも。いい刺激になった?」
陽真「ああ!」
2人は遊具広場の方に移動する。
陽真「そうだ!まだ誰も居ないし、このわんぱく山の頂上に先に着いたほうがアイスを奢るってのはどうだ!?」
飛彩「こんなん秒で登れるぞ?」
陽真「言ったな?じゃあ開始!」
陽真は個性で両腕を黒い炎にし、頂上の柵を掴む。
飛彩「!」
飛彩も大きく踏み込みまたクレヨンで描いたような緑色の風の様なエネルギーを"描画"する。先に頂上に着いたのは…………
陽真「よっしゃ!俺の勝ち!」
飛彩「あーくそ……」
先に着いたのは陽真だった。
陽真「アイス奢れよ!」
飛彩「分かってるって。」
2人は滑り台から一気に下に降りる。
陽真「にしても興奮するよなー!あんな凄い学校に入学出来るんだぜ!ほぼ城だろ!城!あれ!」
飛彩「まあ、確かに。」
飛彩はブランコに座り、陽真もその隣に座る。
陽真「ていうか、さっきので思い出したけど、ホント幼稚園の頃懐かしいよな~~。」
飛彩「もう11年ぐらい?」
陽真「飛彩が個性の『描画』でつみきを燃やしたのは今でも思い出せるなー。お前昔から無口気味でおとなしめなのにクレイジーだよな~。」
飛彩「そのつみき燃やしたの見てお前も燃やそうとして、個性の『黒炎』、初めて発動させたんだよな。まあ燃えずに凍ったけど。」
陽真「変だよな俺のこれ!炎なのに冷たいって!」
陽真はどんどんブランコの揺れの勢いを強める。
陽真「にしても、お前ってなんで俺と親しくしようとしたの?互いに入学届来たって知る前に仲良くなったよな。」
飛彩「………覚えてねーや。」
陽真「なんだよ~~。」
飛彩は本当は覚えていた。
飛彩(なんか面白そうだったから仲良くしてみようと思っただけだけど………)
陽真はブランコから跳ね跳んで降りる。
陽真「さっ!アイス買いに行こうぜ!」
飛彩「よくこの寒い時にアイス食う気になんだよ…」
陽真「お前寒がりだよな。」
飛彩「急にスンってなるな。」
飛彩もブランコから降りる。
陽真「あっちにもアイスあるといーなー。」
飛彩「未開の地じゃないんだぞ。あるに決まってる。」
宝生学園は日本の領地内にある人工島、『ジリオン』の中にある。
陽真「人工島といえど日本だもんなー。」
飛彩「…………」
2人はセブンティーンアイスの自販機の前に立つ。
陽真「そのぶどうのやつ。」
飛彩「はいはい。」
飛彩はお金を入れ、ボタンを押す。
飛彩「押してからのラグの時間がやや長いんだよな、あ出た。」
ダン、という音が響いてアイスが出てくる。
陽真「助かるわ~。」
飛彩「……………」
飛彩は陽真がアイスをペロペロするのを見る。
飛彩(その急にスンってなるのが俺の原点なんかも……そんなわけないか。)
陽真「ひとくち食べるー?」
To Be Continued
時は流れ、16年後の3月27日
虹髪の男「うーん……………」
東京のど真ん中、豪邸の中で一人の青年が寝ていた。髪の毛は白をベースに様々な色の髪が入り交じっている。
時計『ジリジリジリジリジリジリジリ!!!』
虹髪の男「!!!!」
ベッドの横の出窓においてあった藍色の時計が勢いよく鳴り響く。虹髪の男はそれまた勢いよく時計をチョップし止める。
虹髪の男「…………………」
虹髪の男はしょぼつく目を凝らして時計の針を見つめる。針は8時ちょうどを指していた。
虹髪の男「あっれ…………目覚まし時計セットしてたっけ………」
虹髪の男はスマホを操作し、時計アプリを開く。彼の名は、『虹垣飛彩』。虹垣家の大事な一人息子だ。飛彩は3階にある自室から1階のリビングへと階段で降りる。壁には多数の絵が飾られている。飛彩は床暖房のついた暖かい床をペタペタと歩く。
サングラスをつけた男「お!飛彩君!おはようございます!」
飛彩「おはよ。」
リビングでは虹垣家に働き込みで家事をしている『阿島鷹爪』がローストビーフと卵のスープと無花果をご飯用のテーブルに置いていた。
阿島「この時間に降りてくると思っていましたよ!」
飛彩「いただきます。」
飛彩はホログラムのテレビをつける。テレビではヒーローが敵を捕獲したニュースがやっていた。
阿島「すごいですねぇ!飛彩君も将来こんなヒーローになれるんですよ!なんせ『宝生学園』からの入学届が届きましたからね!」
飛彩「…………………」
その通り、飛彩が0歳、生まれてから1ヶ月程度しか経っていなかった時、彼宛に日本最大のヒーロー養成学校、宝生学園からの入学届が届いた。その入学届が届くものはヒーローになる事が事実上約束される。
阿島「あっ!お父さんはもう家を出られましたよ!カクテルパーティーです!」
飛彩「ああ、あの父さんが大嫌いな?」
阿島「あの世間嫌いはどうにかして欲しいんですけどね……………」
飛彩はあっという間に朝ごはんをたいらげ、ごちそうさまを言ったあと、また自室に戻る。
飛彩「………………」
飛彩は自分のスマホを見る。表示されている日にちは3月27日。入学式は4月1日なので、あと4日で入学だ。学園は完全寮制なので、この家に来れる日も少なくなる。
飛彩「……………まあ、会いに行くか………!」
飛彩は限りなく黒に近い紺色のジャンパーを羽織り、それに似た色の手袋をつける。
飛彩(手袋ちっちゃ……)
幸い手袋はスマホ対応していたので、つけたままスマホを操作する。しばらくポチポチしたあと飛彩はスマホをジャンパーのポケットの中に入れる。そしてまた階段を駆け下りる。
阿島「あっ、いってらっしゃーい!」
飛彩「ってきまーす。」
飛彩は玄関から外へ出て左に曲がる。朝早くだが、町はすでに活気だっていた。暫く歩いていると道の左側に大きな公園が見える。都立輝桜公園だ。
飛彩「さっむ………」
飛彩はサイクルストッパーをくぐり、公園内に立ち入る。彼は更に歩く。
飛彩「さっむ……………いいや……人居ないし……」
飛彩へ辺りに誰にも居ないことを確認し、右手の手袋を外し、手をスナップさせ、グーパーグーパーさせる。
ボウッ!
すると、手から幼稚園児がクレヨンで描いたような画風の炎が出る。
飛彩「あったけ~。」
飛彩は公園の中心部に進む。と、誰かが先で座っているのが見えた。
赤髪の男「おっ!飛色!いた!」
飛彩「ああ。」
赤髪の男は飛彩に近づく。彼の名は、『黒矢樹陽真』
飛彩「もういたのかよ。」
陽真「LINE見て1秒で飛んで行ったぜ!お前も情に厚いなあ!入学前に友達と会いたいなんてよ!」
陽真は飛彩の肩を組む。
飛彩「別に……ていうか入学校同じだし…」
その通り。陽真は、飛彩と同じく宝生学園からの入学届が届いたのだ。これは非常に珍しいことである。
陽真「お前と幼稚園で初めて会った時、宝生学園に入学すんだぜ!って自慢しようとしたら、お前も貰ってたってお前に言われてビックリしたぜ!」
飛飛彩そりゃどうも。いい刺激になった?」
陽真「ああ!」
2人は遊具広場の方に移動する。
陽真「そうだ!まだ誰も居ないし、このわんぱく山の頂上に先に着いたほうがアイスを奢るってのはどうだ!?」
飛彩「こんなん秒で登れるぞ?」
陽真「言ったな?じゃあ開始!」
陽真は個性で両腕を黒い炎にし、頂上の柵を掴む。
飛彩「!」
飛彩も大きく踏み込みまたクレヨンで描いたような緑色の風の様なエネルギーを"描画"する。先に頂上に着いたのは…………
陽真「よっしゃ!俺の勝ち!」
飛彩「あーくそ……」
先に着いたのは陽真だった。
陽真「アイス奢れよ!」
飛彩「分かってるって。」
2人は滑り台から一気に下に降りる。
陽真「にしても興奮するよなー!あんな凄い学校に入学出来るんだぜ!ほぼ城だろ!城!あれ!」
飛彩「まあ、確かに。」
飛彩はブランコに座り、陽真もその隣に座る。
陽真「ていうか、さっきので思い出したけど、ホント幼稚園の頃懐かしいよな~~。」
飛彩「もう11年ぐらい?」
陽真「飛彩が個性の『描画』でつみきを燃やしたのは今でも思い出せるなー。お前昔から無口気味でおとなしめなのにクレイジーだよな~。」
飛彩「そのつみき燃やしたの見てお前も燃やそうとして、個性の『黒炎』、初めて発動させたんだよな。まあ燃えずに凍ったけど。」
陽真「変だよな俺のこれ!炎なのに冷たいって!」
陽真はどんどんブランコの揺れの勢いを強める。
陽真「にしても、お前ってなんで俺と親しくしようとしたの?互いに入学届来たって知る前に仲良くなったよな。」
飛彩「………覚えてねーや。」
陽真「なんだよ~~。」
飛彩は本当は覚えていた。
飛彩(なんか面白そうだったから仲良くしてみようと思っただけだけど………)
陽真はブランコから跳ね跳んで降りる。
陽真「さっ!アイス買いに行こうぜ!」
飛彩「よくこの寒い時にアイス食う気になんだよ…」
陽真「お前寒がりだよな。」
飛彩「急にスンってなるな。」
飛彩もブランコから降りる。
陽真「あっちにもアイスあるといーなー。」
飛彩「未開の地じゃないんだぞ。あるに決まってる。」
宝生学園は日本の領地内にある人工島、『ジリオン』の中にある。
陽真「人工島といえど日本だもんなー。」
飛彩「…………」
2人はセブンティーンアイスの自販機の前に立つ。
陽真「そのぶどうのやつ。」
飛彩「はいはい。」
飛彩はお金を入れ、ボタンを押す。
飛彩「押してからのラグの時間がやや長いんだよな、あ出た。」
ダン、という音が響いてアイスが出てくる。
陽真「助かるわ~。」
飛彩「……………」
飛彩は陽真がアイスをペロペロするのを見る。
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