卵を拾ってみたが食べられないので捨ててみようと思います

おんちゃん

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金縛り

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ふっとユラユラしてた意識が覚醒し身体が重いと自覚する、胸の上に大きな重石でも置かれてるように息苦しく肩を揺らして重石を取り除こうとするが、まったく肩が動かない・・・・


いや肩だけではない身体全体が動かない、脳は必死に動けと命令しているはずなのに動かないのだ。現に閉ざされた瞼も開く事が出来ず、自信の身の状態を確認する事も出来ない。

そう私は寝ていたはず、深酒をして吐くほど飲み酔いつぶれカイザー兄さんに担がれ家まで運ばれた。ベッドに放り投げなれ痛みで文句をギャーギャー言ってた気もするが、いつものベッドに安堵しカイザー兄さんにお礼も言わずにそのまま眠りに堕ちたみたい・・



そして現在は金縛りの様に身体が動かず、あわてふためく。落ち着け自分、たしか金縛りって脳が起きたが、身体が睡眠状態から覚めておらずこんな現象が起きると聞いた。心霊現象とかではない・・はず・・心霊現象とかお化けとか幽霊とか無理だから、私の大嫌いな分野で極力避けて避けて生きてきたし、これからも避けて生きていく。

だからこの金縛りは、そう疲労で脳は覚醒したが身体が睡眠状態なだけ!そう絶対そう!


そのうち身体も睡眠から覚めて動くようになるはずだから・・・・緊張と恐怖で唇が乾く





しかし・・・・重石の動きに不信感を覚える・・



身体の重石が動き始め、モゾモゾ動いたと思えば私のパジャマ代わりのTシャツを捲り始めた素肌が外気に触れ少し寒い。確実に私の身体の上になにか生き者?生命体がいる様だ、本当に生命体なのか!?もしかしたらこの世とお別れしてしまった頭がパックリ割れ青白い顔した人が『うらめしや~』とか言ってきたら私もショック死して仲間入りしてしまいそう。




神様仏様助けてください・・・・



怖い・・


怖いよぉ・・・・



誰か助けてぇぇぇ・・・・




「いっっっやぁぁぁ・・・・」




抵抗しようと力を込めれば、どうやら口は動くみたいだ、さき程より瞼もピクピク動くようになってきた。あとちょっとで目を開けられそうだ、でも目を開い瞬間に、顔グチャグチャなゾンビとかだったらどうするの!?イヤァァァァァ~怖くて確認したくない、確認した事で恐怖がもっと増すかもしれないしこのまま意識を手放し気絶してしまいたい。

なんかクンクン首筋を嗅がれてるんですけど、ペロリと舐められたぁ~うっぎゃぁぁぁ~このまま首筋をガブリと噛まれたりして、すごい激痛が首筋にはしり大量の出血が溢れだす『うっぎゃぁぁぁ』と絶叫しおびただしい血液が部屋中を赤く染める・・・・






ことはなかった・・・・





ペロペロと首筋・鎖骨を生ぬるい物体が舐め回している?いつ間にか脱がされているTシャツ、まさかと思った時に、クッパァ~と大きな口が開く音がする。驚きで目をパチリと開ければ私のおっぱいにしゃぶりつく誰かがそこに居た・・・・



金髪の後頭部にはなにやら見覚えがある、幽霊の正体がわかった瞬間に激しい怒りが沸き上がり、拳を強く握りその後頭部に振り下ろす





バコーーーン!!





「うっぎゃぁ~!!痛いぷぎぁぁぁぁぁ~!」




強姦でも企んでいたのか、この変態め!!




「あう!!全然起きてくれないからせめて残り5分愛しのおっぱいを堪能しようと・・・・ユイカたん会いたかったぷっぎゃ~」




ニコリと変態蜥蜴が私をみつめ微笑めば、ぐぬぬぬぬぬぬ可愛い、いや騙されるな私どう考えてもこの状態は完全に意識を無くした私を犯す気だったんだろう、変態蜥蜴に組敷かれて上半身裸だし犯罪だからな強姦罪ってお前の辞書には載っていないのかぁぁぁぁ。いや今は強姦罪では無く強制性交等罪だったけな?ってそんな事どうでも良い怒鳴りつけ怒ろうとした時





「あぁぁぁぁ~もぉ~時間がない、色々話したかっけどユイカたん寂しいよぉぉ~寂しくて寂しくて頭がおかしくなる、助けてぇぇぇぇぇ~」







変態が叫んだと思った瞬間に、その姿が私の身体の上から消えた。深紅の瞳に沢山の涙を溢れさせ消えちゃった・・・・

確かに私の身体に乗った彼の体重がすっと消え触れあった部分の温かさが一瞬で無くなった。

りっちゃんの幻?私の願望が現象になって現れたのね。そこまで私は激しくりっちゃんを求めていたんだ、ついに幻まで見てしまうなんて自分が思うより私は重症なんだわ・・・・




でもおかしい・・・・



私の胸当てそうブラジャーが無くなって胸がスースーする。上半身裸っていくら幻でも服を脱がしてブラジャーを盗むわけないよね??酔っぱらって自ら脱いだ?いやそんな事ない金縛りだと感じた時には確かに服を着ていたはずだもの。







『仮転移とでも言いましょうか一時的に目的の場所に移動でき制限時間になると強制的に元の位置に戻ってしまう魔法です。それですと消費魔力も体力も少なく済みます』





ふっとエクリサー先生が教えてくれた魔法を思い出す。仮転移で変態蜥蜴が来たのか?でもなぜいまさら3ヶ月もほっといていまさら仮転移だと、それが出来るならもっと早く来れたんじゃないの?

『ユイカたん会いたかったぷっぎゃ~』その言葉は本心ですか?深紅の瞳の涙を信じて良いの?





うじうじするのは性に合わない、なら私が私自身があの子の現状を見に行こう。私との暮らしなど忘れ彼が別の生き方をみつけたのなら潔く諦めよう、でもまだ彼が私を求めてくれるなら会いたい話したい。待ってるだけなんて嫌だ!!!



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