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運送屋を脅す
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「ユイカさ~ん!週一回のお届け物ですよぉ~♪」
「は~い毎度お世話様ですクロさん♪」
りっちゃんが居なくなったのに、週一回食材と養育費なるお金が届く。当初はりっちゃんの親族から育てられない替わりの支援金みたいな物だと考えていたが、りっちゃん本人が居ないのになぜまだ届けられ続けるのか?今後二度とりっちゃんと関わるなという牽制する手切れ金なのか・・?
黒猫の獣人クロさんは見た目細みスラリとしたイケ猫さんで顔は猫さんだが、身体は人型の8頭身黒猫尻尾がキュートな黒猫獣人さんだ。細腕で大きな箱を軽々と持ち上げ運んでくれる姿はまさに細マッチョな素敵な配達員さん。すごく愛想が良く感じが良い上、毎回我が家まで笑顔で届けてくれ重い時は台所まで運んでくれる親切な人?猫さんだ。お礼にお茶やお菓子をご馳走してすっかり顔馴染みになった最近では世間話が出来るぐらいまで仲良しさん
「クロさんこの荷物を贈ってくれる依頼主さんと会った事ありますか?」
「え~と依頼主さんですか、最初の時に荷物の中身の説明と週一回の契約でお会いしました。あとは使いのメイドさんが箱に詰めてこれをお願いしますって感じで送料を支払ってくれます。」
「ふむふむ!送り状もないしお礼の手紙や御返しも出来ない、成人した大人がただ貰ってるだけの現状をクロさんはどう思いますか?」
「へ・・・・?どうと言われてましても」
「いい大人が貰いっぱなしっておかしいですよね!?」
「ええ・・そう言われればそんな気も・・」
よしよし!!あともう一押しだ
「クロさん依頼主さんにお礼を直接言いに行きたいです」
「えっ!?えっえっ!?依頼主って、まさか竜人国にですか・・・・」
「やっぱり竜人国か・・はいこの一年貰いっぱなしでお礼もせず恥ずかしい限り!!クロさん交通費はちゃんとお支払します、依頼主様に会わせて貰えませんでしょうか?」
クロさんの猫顔はあまり表情がわかりずらい、でも確実に驚いて口がポカーンと開いてビックリしてるのが手に取るようにわかる。
「えっえええええ!?依頼主様は見返りを望んでないので、ユイカさんわざわざそこまでしなくても」
拒否されるのは想定内なので、第一段のお願いから第二段脅しにシフトチェンジする
「そうですか・・・・ならこの荷物受け取り拒否します。今や我が子りっちゃんも巣立ってしまい受けとる事など出来ません・・・・」
「うっ・・うけ・・・・受け取り拒否ですってぇぇ!!困ります、それは大変困ります・・その依頼主様に俺が怒られてしまいます・・・・」
慌てふためくクロさん、綺麗なつり目がこれでもかってぐらい大きく開かれ動揺している。親切なクロさんに申し訳ない気持ちがわくがここで退くわけには行かない、今すぐにでも彼が居る国に行くには知識が無く無力な自分巻き込んでる自覚もあるし申し訳ない気持ちもある。
「クロさんが怒られてしまうのは本当に申し訳ないとは思います・・・・」
「ならいつも通り受け取りサインを・・・・」
「しません・・・・」
「ええええええ!!ユイカさん」
「クロさんもご存知だとは思いますが、この荷物には毎度金銭が入っているのですよ。私は子供でも無く成人した大人。僅かですがお金を稼ぎ自活しております。りっちゃんが居た時ならまだしも、1人身なら贅沢しなければ生活出来ます」
「そ・・そう・・・・そうですが、確かに最近ユイカさんが作成したドクダミ化粧水は大好評とは聞きましたが、この荷物受け取る受け取らないとは関係なくは・・・・」
「関係なくありません!!お世話になる義理も恩も理由もないのにのうのう貰い続けるなんて、人として大人としておかしいです!それもお礼も直接出来ないなんて・・・・恩知らずな自分自身、恥ずかしくて恥ずかしく受け取れません・・」
ガクリと膝を曲げ近くの壁に寄りかかりシクシク泣き真似する。第三段は泣き落とし
「ウッニャ!?」
クロさんは困ったな~と、額をポリポリ欠いている。
「クロさん・・・・先程も貴方も言っておりました、ドクダミ化粧水大好評で隣の王都に卸して欲しいと依頼もあるですが・・・・その再にクロさんの運送屋に運送依頼にお願いしたいと考えておりまして」
ここは一気に餌で釣るしかない!!
ほ~ら目の前に猫ジャラシをプラプラさせてみようじゃないか!!
「なんですってぇぇぇ!!確かに高等魔法の転移魔法が使えるのはごく一部の者だけ、その為わが運送屋が役立つのですが・・・・これからヒットしそうな商品の搬送依頼を受注出来るなら、竜人国にユイカさんを・・・・いやでも依頼主様はそんな事望んでないような・・ぼそぼそ・・・・」
「ちゃんと竜人国に連れて行って頂ければ帰りは自分1人で帰ります。お礼金も払います、どうかお願いします私を竜人国へ連れて行って下さい」
はい!!ジャパニーズ土下座、床に額をすりつけてこれでもかってぐらい身を低くして懇願する。
困ったなって顔でクロさんは苦笑いするが渋々了承してくれた。旅立ちは三日後、この辺鄙な場所から竜人国に行くには馬に乗り1日、途中渡し船そして山高い竜人国は運搬用のドラゴンに乗るらしい。
「竜人国に入るには入国証が必要なんですが、ふむ・・・・運送屋の新人って事で研修の為の簡易入国証を発行して貰いましょう、この入国証では竜人国に滞在出来るのは1日限り、それ以上滞在すれば不法滞在者として罰せられます。絶対お礼だけしたら俺と一緒に帰りましょうね!」
滞在1日か・・・・それでりっちゃんに会えるのは無理そうだな、ひとまずりっちゃんに会える距離に行く事が先決だ。それからの行動はその時に考えるしかない・・・・
そうと決まれば当分この家を開ける報告を、カイザー兄さんとクッキーさんにしなければ!
待っててりっちゃん!!
今会いに行くからね!
もし・・・・貴方がその国で幸せそうなら、その姿をこの胸に刻みつけ潔く身を退く。でも貴方が辛く寂しそうなら立場も身分も全部捨て去って貴方を拐いに行くわ!!
「は~い毎度お世話様ですクロさん♪」
りっちゃんが居なくなったのに、週一回食材と養育費なるお金が届く。当初はりっちゃんの親族から育てられない替わりの支援金みたいな物だと考えていたが、りっちゃん本人が居ないのになぜまだ届けられ続けるのか?今後二度とりっちゃんと関わるなという牽制する手切れ金なのか・・?
黒猫の獣人クロさんは見た目細みスラリとしたイケ猫さんで顔は猫さんだが、身体は人型の8頭身黒猫尻尾がキュートな黒猫獣人さんだ。細腕で大きな箱を軽々と持ち上げ運んでくれる姿はまさに細マッチョな素敵な配達員さん。すごく愛想が良く感じが良い上、毎回我が家まで笑顔で届けてくれ重い時は台所まで運んでくれる親切な人?猫さんだ。お礼にお茶やお菓子をご馳走してすっかり顔馴染みになった最近では世間話が出来るぐらいまで仲良しさん
「クロさんこの荷物を贈ってくれる依頼主さんと会った事ありますか?」
「え~と依頼主さんですか、最初の時に荷物の中身の説明と週一回の契約でお会いしました。あとは使いのメイドさんが箱に詰めてこれをお願いしますって感じで送料を支払ってくれます。」
「ふむふむ!送り状もないしお礼の手紙や御返しも出来ない、成人した大人がただ貰ってるだけの現状をクロさんはどう思いますか?」
「へ・・・・?どうと言われてましても」
「いい大人が貰いっぱなしっておかしいですよね!?」
「ええ・・そう言われればそんな気も・・」
よしよし!!あともう一押しだ
「クロさん依頼主さんにお礼を直接言いに行きたいです」
「えっ!?えっえっ!?依頼主って、まさか竜人国にですか・・・・」
「やっぱり竜人国か・・はいこの一年貰いっぱなしでお礼もせず恥ずかしい限り!!クロさん交通費はちゃんとお支払します、依頼主様に会わせて貰えませんでしょうか?」
クロさんの猫顔はあまり表情がわかりずらい、でも確実に驚いて口がポカーンと開いてビックリしてるのが手に取るようにわかる。
「えっえええええ!?依頼主様は見返りを望んでないので、ユイカさんわざわざそこまでしなくても」
拒否されるのは想定内なので、第一段のお願いから第二段脅しにシフトチェンジする
「そうですか・・・・ならこの荷物受け取り拒否します。今や我が子りっちゃんも巣立ってしまい受けとる事など出来ません・・・・」
「うっ・・うけ・・・・受け取り拒否ですってぇぇ!!困ります、それは大変困ります・・その依頼主様に俺が怒られてしまいます・・・・」
慌てふためくクロさん、綺麗なつり目がこれでもかってぐらい大きく開かれ動揺している。親切なクロさんに申し訳ない気持ちがわくがここで退くわけには行かない、今すぐにでも彼が居る国に行くには知識が無く無力な自分巻き込んでる自覚もあるし申し訳ない気持ちもある。
「クロさんが怒られてしまうのは本当に申し訳ないとは思います・・・・」
「ならいつも通り受け取りサインを・・・・」
「しません・・・・」
「ええええええ!!ユイカさん」
「クロさんもご存知だとは思いますが、この荷物には毎度金銭が入っているのですよ。私は子供でも無く成人した大人。僅かですがお金を稼ぎ自活しております。りっちゃんが居た時ならまだしも、1人身なら贅沢しなければ生活出来ます」
「そ・・そう・・・・そうですが、確かに最近ユイカさんが作成したドクダミ化粧水は大好評とは聞きましたが、この荷物受け取る受け取らないとは関係なくは・・・・」
「関係なくありません!!お世話になる義理も恩も理由もないのにのうのう貰い続けるなんて、人として大人としておかしいです!それもお礼も直接出来ないなんて・・・・恩知らずな自分自身、恥ずかしくて恥ずかしく受け取れません・・」
ガクリと膝を曲げ近くの壁に寄りかかりシクシク泣き真似する。第三段は泣き落とし
「ウッニャ!?」
クロさんは困ったな~と、額をポリポリ欠いている。
「クロさん・・・・先程も貴方も言っておりました、ドクダミ化粧水大好評で隣の王都に卸して欲しいと依頼もあるですが・・・・その再にクロさんの運送屋に運送依頼にお願いしたいと考えておりまして」
ここは一気に餌で釣るしかない!!
ほ~ら目の前に猫ジャラシをプラプラさせてみようじゃないか!!
「なんですってぇぇぇ!!確かに高等魔法の転移魔法が使えるのはごく一部の者だけ、その為わが運送屋が役立つのですが・・・・これからヒットしそうな商品の搬送依頼を受注出来るなら、竜人国にユイカさんを・・・・いやでも依頼主様はそんな事望んでないような・・ぼそぼそ・・・・」
「ちゃんと竜人国に連れて行って頂ければ帰りは自分1人で帰ります。お礼金も払います、どうかお願いします私を竜人国へ連れて行って下さい」
はい!!ジャパニーズ土下座、床に額をすりつけてこれでもかってぐらい身を低くして懇願する。
困ったなって顔でクロさんは苦笑いするが渋々了承してくれた。旅立ちは三日後、この辺鄙な場所から竜人国に行くには馬に乗り1日、途中渡し船そして山高い竜人国は運搬用のドラゴンに乗るらしい。
「竜人国に入るには入国証が必要なんですが、ふむ・・・・運送屋の新人って事で研修の為の簡易入国証を発行して貰いましょう、この入国証では竜人国に滞在出来るのは1日限り、それ以上滞在すれば不法滞在者として罰せられます。絶対お礼だけしたら俺と一緒に帰りましょうね!」
滞在1日か・・・・それでりっちゃんに会えるのは無理そうだな、ひとまずりっちゃんに会える距離に行く事が先決だ。それからの行動はその時に考えるしかない・・・・
そうと決まれば当分この家を開ける報告を、カイザー兄さんとクッキーさんにしなければ!
待っててりっちゃん!!
今会いに行くからね!
もし・・・・貴方がその国で幸せそうなら、その姿をこの胸に刻みつけ潔く身を退く。でも貴方が辛く寂しそうなら立場も身分も全部捨て去って貴方を拐いに行くわ!!
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