卵を拾ってみたが食べられないので捨ててみようと思います

おんちゃん

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運命の魂の片割れ

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一目会った瞬間に身体の奥底から震えがわき目が離せなくなる、地位・容姿・人柄・体格などの理由はまったく関係なく只惹かれやっと出会えたと喜びで心が歓喜し押さえられない衝動が走る

お互いが出会った瞬間に、運命の魂の片割れに会えた事を確信し、互いに感動で涙があふれ止まらない…同時に相手に狂おしいほどの愛情がわきあがり離れなくなると…

番つがいに出会えるという事は、理性ではなく本能が叫ぶのだそうだ、結して二度と離れてはいけないと…



『ユイカもいつかそんな運命の相手に会えるわよ』



優しい瞳で私をみつめて頭を撫でてくれる、そうこの人は私のおばあちゃん。この異世界での犬獣人のおばあちゃん優しくて暖かくて、この世界に迷い込み右も左もわからない私を優しく育ててくれたおばあちゃん




『番に出会うって素敵ね…まるで人間でいえば一目惚れみたい』


『うふふふ、人間のユイカにはわからないかもしれないわね。私達獣人には一目会った瞬間に純粋にやっと会えたと狂おしいほどの恋に堕ちるのよ』



『でも…おばあちゃんしょっちゅうおじいちゃんに無口でガサツで何考えてるかわかりにくいって怒ってたわよね?』



『あらユイカってば変なとこばっか聞いちゃって恥ずかしいわ。長年夫婦やってるとねなんでこんなにもこの人に惹かれるのかしらって喧嘩した時は思うのよ、でも本能がこの人としか幸せも愛情も感じられないと囁くの困るわよね…』



『凄くロマンチックで素敵』



『番に出会えるのは奇跡のような確率なのよ、出会えなくても夫婦になり子をなすご夫婦もいるわ、それも一つの幸せなんでしょうね。そう考えると私達はすごく幸運に恵まれた夫婦だったのねカイザーも生まれ立派に成長して、そして長年望んでいた娘が異世界からやってきたんですもの、ユイカ私の愛しい娘』



ベッドで横たわるおばあちゃんに嬉しくて抱き付いてしまう、おばあちゃんが大好き血は繋がってなくても私の本当のおばあちゃんで母親。貴方が居なければ私はこの世界で野垂れ死にしててもおかしくない命の恩人、でも今はこんなに痩せてしまっておもわず抱き締める力を弱めた。



『こらユイカ…おばあちゃんはゆっくり休まないとなんだ。お喋りはそこまでにしろ。お前も安静にしないと治るものも治らないぞ…』




おばあちゃんは流行り病にかかって寝込んでいた、今日はだいぶん体調が良く私におじいちゃんとの出合いを教えてくれた。

おばあちゃんが恋する少女の様に若々しく愛らしい表情に、私まで甘い雰囲気に飲み込まれ甘いエピソードに夢中になっていた



『ごめんなさいね寝込んでしまって…早く元気になるからね…』



寝込むおばあちゃんの横でおじいちゃんが腰掛け優しく手を握る



『謝らなくていいから早く元気になれ…また町まで一緒に散歩に行こう』


『ええ…本当に…』



おじいちゃんとおばあちゃんが見つめ合う、互いが互いに想い合い愛し合っているのがよくわかる。



『私もいつかおじいちゃんとおばあちゃん二人みたいに運命の相手に会えるかな、二人みたいな素敵な夫婦になりたい』



『『なれるさ なれるわよ』』




すごく懐かしい思い出、暖かくて幸せだった記憶おじいちゃんとおばあちゃん私の家族




魂の片割れ…



運命の番…




もし魂の片割れでもなく運命の番じゃない人と恋に落ちたら永遠に幸せになれるのかな?

相手が運命の番に出会ってしまったら二人で築いた絆も時間もなかった事になりあっさり捨てられてしまうの?

だって番同士は出合った瞬間に狂おしいほどの愛情がわきあがるんでしょ…


おばあちゃん私ね息子が出来たのおばあちゃんにも会わせたかったな…


おばあちゃん私ねそんな息子と恋に堕ちてしまったの…



私達は永遠に結ばれる事は可能かな、私達はね番同士じゃないの運命の魂の片割れなんかじゃないのそれでもずっと一緒にいられるのかな

ねぇおばあちゃん教えて欲しいの、生きているうちに聞き忘れてしまった…






「ユイカたん…ユイカたん…魘されてるよ、起きて…」



寝惚けながらゆっくり目を開ければ心配そうに私を覗いている金髪美青年、月の光に照らされてより一層金髪の髪が輝いている。優しく頬を撫でられ自然に唇が落ちてくる、柔らかくて優しい口付けをされる。




「りっちゃん…?」


「うん…僕じゃなきゃダメでしょ…誰にでもこんな甘い口付けを許すの?」


「誰にでもなんて許さない…ごめん寝惚けてて」




いつの間にか寝てしまったのか、りっちゃんが当たり前の様に、私の横にいて優しく包み込んでくれる。暖かくて気持ち良くて癒されるのに、夢見が悪かったのか心が落ち着かず不安にかられる。



「怖い夢でも見たの…?」


「う~んなんだか懐かしい人と話してて、すごく嬉しかったはずなのに、なのにすごく不安になって…」


「嬉しかったのに不安なの…?」


「よく思いだせない…でも…運命の魂片割れの話をしてたの」




一瞬りっちゃんが驚いたように目を開き息を飲み込む




「ふっ…ふし…不思議な夢を見ていたんだねユイカたん。」


「私は人間でなんにも察する事が出来ないし、魔力も魔法も使えない腕力だって弱いしないない尽くしで…貴方にとって私はお荷物ではないの?」


「そんな事ないぷっぎゃ~誰にそんな事言われたの!?ユイカたんが隣居てくれるだけで僕は癒されやっと寝れる様になった…君は僕のかけがえのない人なんだよ」


「りっちゃん嬉しい…」


「ユイカたん♪」




優しく抱き締められて愛されいると感じるし幸福なはずなのに不安なの…




「りっちゃん…私は貴方にとって魂の片割れですか…?私にはわからないのおばあちゃんは一目会った時に感じるって…もぉ二度と離れてはいけないと本能が叫ぶんだって…」


「ユ…ユイカたん…落ち着いて…」


「ごめんなさい…なんかまだ夢心地で、もしかしたら明日には忘れてしまってるかも…でも今はすごく怖いの不安なの…」


「なにがそんなに不安なの…?」


「りっちゃん離れていかないで全てをなかった事にしないで…捨てないで…」



瞼に優しい口付けが落ちてくる



「寝惚けてるユイカたんは年下の女の子みたいに甘えん坊だね。僕が君を捨てるわけが無いじゃないか、逆にいつも僕からユイカたんにお願いしてるじゃないか捨てないでくれって…大好きだよユイカ」



優しいりっちゃんに甘えるように胸にしがみつき、りっちゃんの匂いを一生懸命嗅ぐ私。

少し落ち着きを取り戻せばだんだん意識が遠退いていきまた眠りにゆっくり堕ちていく





「ごめんね…ユイカたん…」




遠退く意識の中でりっちゃんの声が微かに聞こえた…


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