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寝坊はいけません
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「おはようございますお妾様本日の朝食をお持ち致しました。」
ドアを開く音がする、侍女さんがどうやら朝食を運んでくれたらしい。この時間まで寝入ってしまったなんて慌てて飛び起きれば、ベットリと私を抱き抱える金髪美青年が横で眠りこけていた。りっちゃんいつの間に私の客間に来てたの?それもベッドの中まで入り込んで、侍女さんに驚かれしまうまた嫌味言われちゃうかも一人慌ててりっちゃんを揺さぶり起こすがムニャムニャ言って起きない
「お妾様まだ寝室にいらっしゃるのですか?さすがお妾様この時間でも起床する必要がないとのご様子で、ふてぶてしい対応である意味尊敬致しますわ」
いつもにもまして侍女さんの嫌味が刺々しい会いたくないなぁ~
「すみません…起きました。ご迷惑おかけして申し訳ございません一人で食事出来ますので、退出して貰えませんか…」
ここにりっちゃんが居るのがバレたくないし、侍女さんから言われている嫌味をりっちゃんにも聞かせたくない。寝惚けているりっちゃんのお耳を優しくふさいであるから聞こえないとは思うけど…
「そんなわけにはまいりません!私は元竜王様にご指示でお妾様のお世話を申し使っておりますのでお顔をお見せください!」
ズカズカと足音が寝室に向かってやってきて問答無用で寝室の扉を開かれてしまった。
もぉ~私の事が嫌いなのはわかるけど少しは言うこと聞いてくれればいいのに、私にベットリくっつき寝ころんでいるりっちゃんを完全に見られてしまった…。
「元竜王様…な…なぜこちらに昨夜は王妃様と過ごされると連絡が…なぜこのような場所に」
目をまん丸と開き侍女さんは驚いている、まるで幽霊をみてしまったかのように私達を凝視した。
私は必死にりっちゃんの耳をふさいでたのに優しくほどかれ、りっちゃんがやっと起き上がった。
「色々と言いたい事はあるが…侍女よ、お前の上司にあたる侍女長はたしかカエラだったな。お前達の教育方針について話し合わなければならないようだ、我の客人への対応の酷さを目の当たりにさせてもらった…」
「ヒィィィ…お許し下さい元竜王様」
「つまりお前は許しこうような対応をしてたと?」
「お許しください申し訳ございません、まさかお妾様の所にいらっしゃるなんて…」
「妾だと…ユイカをお前達はつねにそう呼んでいたのか!!?」
「りっちゃん落ち着いて、私は大丈夫だからお願いだから怒らないで…しょうがないよ…」
「何がしょうがないだ!!ユイカは悔しくないのか」
悔しいよ…
なんでそんな言われ方されなきゃいけないんだって怒りたいよ。でも現実問題は貴方の元奥様はご健在なのだ、この城の使用人達いや役人も国民も全ての竜人は私のことを元竜王が連れてきた愛人だと認識してるんだろうしするのだろう。
「だって…りっちゃんの奥様はご健在でしょ…」
「ユイカたん…」
なんとも言いがたい空気が流れる、本当は二人の時にちゃんと聞かなければならないと思っていた、まさかこの様な形でこの話題に触れなければならないとは…いや本音は怖くて聞けなかったかもしれない
「昨晩は…奥様との逢瀬じゃなかったの…?」
「ユイカたん信じて僕は会ってないし、この部屋で一晩過ごしたユイカたんは疲れて寝てしまっててだからこっそり一緒に寝たんだ…彼女とは二度と逢うつもりもない」
浮気がばれた旦那のように慌てなくても言い訳しなくても、どっちかというと私がここではこの国の中では悪者なんだよお妾様で悪女…
元竜王をたぶらかす不埒者
「本当に申し訳ございません…二度とこの様な対応をしませんのでお許し下さい…」
侍女さんがプルプル震え泣きそうだ…
「お前はもぉ~よい!!ユイカへの世話役は替える…なにやら食事にもよからぬ物を混入していた様だな…後程尋問を行う下がれ!!!」
「ヒィィィ!!失礼しました」
逃げるように侍女さんは客間から退出していった。あ~あ~ついに知られてしまった、本当は知られたくなかったんだけどな、そろそろ腹をわって話し合わなければならないみたい。やっとりっちゃんに会えた喜びと感動でここまで過ごしてきてしまったけど現実問題は山積みで遠回しにしていてもお互いにとってよくない…
「りっちゃん…」
「わかってる…ちゃんと話そうユイカたん、でも今からやらなけばならない執務があるから…夜にでも…」
「うん…待ってる…」
「あとクロードが来ても会わないで!給餌なんてされたら…今度は僕何するかわからないよ!」
「給餌…?」
「餌をとることのできない雛や子どもに対しては親が餌を与える行為の事なんだけど、竜人は愛する者を世話するのが愛情表現の一つなんだ。クロードはユイカたんをペット感覚で給餌した事はわかってる…でも僕は嫌なんだ、ユイカたんに肩身を狭い想いさせてるのは今日でよくわかったし自覚した…ちゃんと話そう…そして一緒に帰ろう…ごめんねユイカたん…」
「りっちゃん…」
給餌とはあ~んてご飯食べさせて貰うことなんだ知らなかった。りっちゃんが嫌なら二度とさせないし、そもそもやりたくてやったわけではなかったんだけど真剣な眼差しで懇願されれば言い訳も言えるはずもなくただ頷くだけだった。
りっちゃんそれは独占欲なのかな…?
まだ私は貴方の隣に居ても大丈夫…?
ドアを開く音がする、侍女さんがどうやら朝食を運んでくれたらしい。この時間まで寝入ってしまったなんて慌てて飛び起きれば、ベットリと私を抱き抱える金髪美青年が横で眠りこけていた。りっちゃんいつの間に私の客間に来てたの?それもベッドの中まで入り込んで、侍女さんに驚かれしまうまた嫌味言われちゃうかも一人慌ててりっちゃんを揺さぶり起こすがムニャムニャ言って起きない
「お妾様まだ寝室にいらっしゃるのですか?さすがお妾様この時間でも起床する必要がないとのご様子で、ふてぶてしい対応である意味尊敬致しますわ」
いつもにもまして侍女さんの嫌味が刺々しい会いたくないなぁ~
「すみません…起きました。ご迷惑おかけして申し訳ございません一人で食事出来ますので、退出して貰えませんか…」
ここにりっちゃんが居るのがバレたくないし、侍女さんから言われている嫌味をりっちゃんにも聞かせたくない。寝惚けているりっちゃんのお耳を優しくふさいであるから聞こえないとは思うけど…
「そんなわけにはまいりません!私は元竜王様にご指示でお妾様のお世話を申し使っておりますのでお顔をお見せください!」
ズカズカと足音が寝室に向かってやってきて問答無用で寝室の扉を開かれてしまった。
もぉ~私の事が嫌いなのはわかるけど少しは言うこと聞いてくれればいいのに、私にベットリくっつき寝ころんでいるりっちゃんを完全に見られてしまった…。
「元竜王様…な…なぜこちらに昨夜は王妃様と過ごされると連絡が…なぜこのような場所に」
目をまん丸と開き侍女さんは驚いている、まるで幽霊をみてしまったかのように私達を凝視した。
私は必死にりっちゃんの耳をふさいでたのに優しくほどかれ、りっちゃんがやっと起き上がった。
「色々と言いたい事はあるが…侍女よ、お前の上司にあたる侍女長はたしかカエラだったな。お前達の教育方針について話し合わなければならないようだ、我の客人への対応の酷さを目の当たりにさせてもらった…」
「ヒィィィ…お許し下さい元竜王様」
「つまりお前は許しこうような対応をしてたと?」
「お許しください申し訳ございません、まさかお妾様の所にいらっしゃるなんて…」
「妾だと…ユイカをお前達はつねにそう呼んでいたのか!!?」
「りっちゃん落ち着いて、私は大丈夫だからお願いだから怒らないで…しょうがないよ…」
「何がしょうがないだ!!ユイカは悔しくないのか」
悔しいよ…
なんでそんな言われ方されなきゃいけないんだって怒りたいよ。でも現実問題は貴方の元奥様はご健在なのだ、この城の使用人達いや役人も国民も全ての竜人は私のことを元竜王が連れてきた愛人だと認識してるんだろうしするのだろう。
「だって…りっちゃんの奥様はご健在でしょ…」
「ユイカたん…」
なんとも言いがたい空気が流れる、本当は二人の時にちゃんと聞かなければならないと思っていた、まさかこの様な形でこの話題に触れなければならないとは…いや本音は怖くて聞けなかったかもしれない
「昨晩は…奥様との逢瀬じゃなかったの…?」
「ユイカたん信じて僕は会ってないし、この部屋で一晩過ごしたユイカたんは疲れて寝てしまっててだからこっそり一緒に寝たんだ…彼女とは二度と逢うつもりもない」
浮気がばれた旦那のように慌てなくても言い訳しなくても、どっちかというと私がここではこの国の中では悪者なんだよお妾様で悪女…
元竜王をたぶらかす不埒者
「本当に申し訳ございません…二度とこの様な対応をしませんのでお許し下さい…」
侍女さんがプルプル震え泣きそうだ…
「お前はもぉ~よい!!ユイカへの世話役は替える…なにやら食事にもよからぬ物を混入していた様だな…後程尋問を行う下がれ!!!」
「ヒィィィ!!失礼しました」
逃げるように侍女さんは客間から退出していった。あ~あ~ついに知られてしまった、本当は知られたくなかったんだけどな、そろそろ腹をわって話し合わなければならないみたい。やっとりっちゃんに会えた喜びと感動でここまで過ごしてきてしまったけど現実問題は山積みで遠回しにしていてもお互いにとってよくない…
「りっちゃん…」
「わかってる…ちゃんと話そうユイカたん、でも今からやらなけばならない執務があるから…夜にでも…」
「うん…待ってる…」
「あとクロードが来ても会わないで!給餌なんてされたら…今度は僕何するかわからないよ!」
「給餌…?」
「餌をとることのできない雛や子どもに対しては親が餌を与える行為の事なんだけど、竜人は愛する者を世話するのが愛情表現の一つなんだ。クロードはユイカたんをペット感覚で給餌した事はわかってる…でも僕は嫌なんだ、ユイカたんに肩身を狭い想いさせてるのは今日でよくわかったし自覚した…ちゃんと話そう…そして一緒に帰ろう…ごめんねユイカたん…」
「りっちゃん…」
給餌とはあ~んてご飯食べさせて貰うことなんだ知らなかった。りっちゃんが嫌なら二度とさせないし、そもそもやりたくてやったわけではなかったんだけど真剣な眼差しで懇願されれば言い訳も言えるはずもなくただ頷くだけだった。
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