38 / 42
天災は神の怒り?
しおりを挟む
「お客様申し訳ございません、この悪天候では船を出す事は出来ません…」
またか…
今日でこの町に滞在するのも三日目だ、クロさんと共に竜人国から出国して運搬用ドラゴンでこの町までたどり着くまでは順調だったのだが、私の村に帰るには渡し船に乗らなければ帰れない。だがここ3日間台風の様な嵐が続き、頻繁に地震まで起き天災続きなのだ。
出国時は録にお世話になった方々に挨拶も出来ず、唯一挨拶出来たアイシャ様には必死に止められたが帰る意思の強かった私は強行した。逃げるように急いで出国したのに、まさかの天災で足止め…
トボトボと連泊している宿屋に戻る…
「困ったな…」
「お客さんついてないね~でもこんなに天災が続くとまるで神がお怒りになってるみたいだ。今日も宿屋うちに泊まるんだろ、連泊だし安くしとくよ!」
さすがに三日目になると宿屋のおじちゃんとも顔見知りになってしまった。
「助かります…」
「お連れの猫は恋人なんだろ?一緒の部屋にすれば出費も抑えられるじゃねぇか?」
「違います!!」
「まぁ~野暮な事は聞かないが羨ましい限りだぜ!ケッケッケッ」
さすが下町なかなかに野暮なおじちゃんだ、恋仲でも夫婦でもないのに同部屋など間違いがあったらどうしてくれるんだ!
それにしてもクロさんにはお世話になりっぱなしで頭が上がらない、アイシャ様の影武者なのにアイシャ様の意思に背いて私を村に帰してくれようとしてるのだから感謝しっぱなしで頭が上がらない、いつかマタタビを大量にプレゼントしなければ…
「僕としては同部屋でも良いですけどね…」
「クロさん冗談はよしてください!」
「残念です」
この黒猫は冗談なのか本音なのかよくわからない、猫って表情を読みにくいって聞いた事があるが本当にそうだな
「はぁ~付け入る隙もなかったか、もうちょっと時間があれば無念だな…ユイカさん今晩ぐらいそろそろですねお気をつけ下さいね。さすがに猫の僕には止められそうに無いですし…」
「どういう意味ですか…?」
「神のお怒りをどうぞ静めて下さいね」
今晩気をつけるってどういう意味だろう…?
雷が落ちたり大地震でも起きるって事なのかな、やっぱり同部屋にすればよかったのかしら
クロさんの言った意味もよく理解出来ずに宿屋で夕飯を済ませ、クロさんとはお互いの部屋へと別れた。
・
・
・
・
窓に打ち付けるような大雨と強風、いったいいつ止むのかわからない、ベッドに横なってもなかなかに寝付けないし寝るのを諦めた。
本を開いて読書でも始めようと鞄をあさっていたら、部屋の明かりが消える魔法石なる石が光って明かりとなっていたのだが、いきなり消え部屋が暗闇に包まれ窓の外で稲妻が走った、慌てて窓を見れば10秒もかからずドーーンと凄い音とビリビリした振動が部屋を揺らす
「うっぎゃーーーーー!!」
と女性らしからね悲鳴を上げて毛布を被って、ベッドの上で耳を抑える。
昔から雷が苦手、まだ異世界転移する前の思い出…
私が小学生で両親は共働きだった必然的に私は鍵っ子。夕方親の帰りを1人で家で待っていた時にふいに雷が鳴った、窓を見れば空は厚い雲に覆われ暗い夜空に閃光がピカピカと走る、小さいながら必死に雷が落ちないように部屋中の電気を消した。
テレビの音も消えシーンと静まりかえる部屋、その上真っ暗で1人ポツネンとそこに居れば心細く寂しくなり泣きながら親を待っていたあの時…
だから雷は苦手て…
怖い…
怖い…
怖い…
悲鳴を上げられる時はまだ人間には余裕がある時なのだそうだ、本当の恐怖の時人は声を上げる事も出来ないらしい…
「大丈夫…まだ平気…怖くない…怖くない」
自分自身を鼓舞するように声を出してみる…
しかし毛布を被ったまま目を力一杯瞑っている
「全然平気じゃない…」
「うっぎゃーーーーー声が聞こえるぅぅぅ!空耳だ、だって私1人だもん声なんて聞こえないぃぃ!!」
ヒタヒタとベッドに近付いてくる音も勘違い、絶対勘違いなんだから!!
なんでぇぇぇ~毛布ごしに私の腕掴まれてる気がするんですけど、雷の中部屋に現れるっていえば…仮面を被ってチェーンソーを持った
殺人鬼しかいないよぉぉぉぉ!!!
またか…
今日でこの町に滞在するのも三日目だ、クロさんと共に竜人国から出国して運搬用ドラゴンでこの町までたどり着くまでは順調だったのだが、私の村に帰るには渡し船に乗らなければ帰れない。だがここ3日間台風の様な嵐が続き、頻繁に地震まで起き天災続きなのだ。
出国時は録にお世話になった方々に挨拶も出来ず、唯一挨拶出来たアイシャ様には必死に止められたが帰る意思の強かった私は強行した。逃げるように急いで出国したのに、まさかの天災で足止め…
トボトボと連泊している宿屋に戻る…
「困ったな…」
「お客さんついてないね~でもこんなに天災が続くとまるで神がお怒りになってるみたいだ。今日も宿屋うちに泊まるんだろ、連泊だし安くしとくよ!」
さすがに三日目になると宿屋のおじちゃんとも顔見知りになってしまった。
「助かります…」
「お連れの猫は恋人なんだろ?一緒の部屋にすれば出費も抑えられるじゃねぇか?」
「違います!!」
「まぁ~野暮な事は聞かないが羨ましい限りだぜ!ケッケッケッ」
さすが下町なかなかに野暮なおじちゃんだ、恋仲でも夫婦でもないのに同部屋など間違いがあったらどうしてくれるんだ!
それにしてもクロさんにはお世話になりっぱなしで頭が上がらない、アイシャ様の影武者なのにアイシャ様の意思に背いて私を村に帰してくれようとしてるのだから感謝しっぱなしで頭が上がらない、いつかマタタビを大量にプレゼントしなければ…
「僕としては同部屋でも良いですけどね…」
「クロさん冗談はよしてください!」
「残念です」
この黒猫は冗談なのか本音なのかよくわからない、猫って表情を読みにくいって聞いた事があるが本当にそうだな
「はぁ~付け入る隙もなかったか、もうちょっと時間があれば無念だな…ユイカさん今晩ぐらいそろそろですねお気をつけ下さいね。さすがに猫の僕には止められそうに無いですし…」
「どういう意味ですか…?」
「神のお怒りをどうぞ静めて下さいね」
今晩気をつけるってどういう意味だろう…?
雷が落ちたり大地震でも起きるって事なのかな、やっぱり同部屋にすればよかったのかしら
クロさんの言った意味もよく理解出来ずに宿屋で夕飯を済ませ、クロさんとはお互いの部屋へと別れた。
・
・
・
・
窓に打ち付けるような大雨と強風、いったいいつ止むのかわからない、ベッドに横なってもなかなかに寝付けないし寝るのを諦めた。
本を開いて読書でも始めようと鞄をあさっていたら、部屋の明かりが消える魔法石なる石が光って明かりとなっていたのだが、いきなり消え部屋が暗闇に包まれ窓の外で稲妻が走った、慌てて窓を見れば10秒もかからずドーーンと凄い音とビリビリした振動が部屋を揺らす
「うっぎゃーーーーー!!」
と女性らしからね悲鳴を上げて毛布を被って、ベッドの上で耳を抑える。
昔から雷が苦手、まだ異世界転移する前の思い出…
私が小学生で両親は共働きだった必然的に私は鍵っ子。夕方親の帰りを1人で家で待っていた時にふいに雷が鳴った、窓を見れば空は厚い雲に覆われ暗い夜空に閃光がピカピカと走る、小さいながら必死に雷が落ちないように部屋中の電気を消した。
テレビの音も消えシーンと静まりかえる部屋、その上真っ暗で1人ポツネンとそこに居れば心細く寂しくなり泣きながら親を待っていたあの時…
だから雷は苦手て…
怖い…
怖い…
怖い…
悲鳴を上げられる時はまだ人間には余裕がある時なのだそうだ、本当の恐怖の時人は声を上げる事も出来ないらしい…
「大丈夫…まだ平気…怖くない…怖くない」
自分自身を鼓舞するように声を出してみる…
しかし毛布を被ったまま目を力一杯瞑っている
「全然平気じゃない…」
「うっぎゃーーーーー声が聞こえるぅぅぅ!空耳だ、だって私1人だもん声なんて聞こえないぃぃ!!」
ヒタヒタとベッドに近付いてくる音も勘違い、絶対勘違いなんだから!!
なんでぇぇぇ~毛布ごしに私の腕掴まれてる気がするんですけど、雷の中部屋に現れるっていえば…仮面を被ってチェーンソーを持った
殺人鬼しかいないよぉぉぉぉ!!!
0
あなたにおすすめの小説
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!
ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。
前世では犬の獣人だった私。
私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。
そんな時、とある出来事で命を落とした私。
彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。
竜帝と番ではない妃
ひとみん
恋愛
水野江里は異世界の二柱の神様に魂を創られた、神の愛し子だった。
別の世界に産まれ、死ぬはずだった江里は本来生まれる世界へ転移される。
そこで出会う獣人や竜人達との縁を結びながらも、スローライフを満喫する予定が・・・
ほのぼの日常系なお話です。設定ゆるゆるですので、許せる方のみどうぞ!
【完結】召喚された2人〜大聖女様はどっち?
咲雪
恋愛
日本の大学生、神代清良(かみしろきよら)は異世界に召喚された。同時に後輩と思われる黒髪黒目の美少女の高校生津島花恋(つしまかれん)も召喚された。花恋が大聖女として扱われた。放置された清良を見放せなかった聖騎士クリスフォード・ランディックは、清良を保護することにした。
※番外編(後日談)含め、全23話完結、予約投稿済みです。
※ヒロインとヒーローは純然たる善人ではないです。
※騎士の上位が聖騎士という設定です。
※下品かも知れません。
※甘々(当社比)
※ご都合展開あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる