38 / 55
中庭でのひととき
しおりを挟む
王宮での散策など、飽きるほどしているだろう。セプトの手をひき、中庭を歩く。
穏やかな日差しの中、外を歩き回るのは、実に気持ちのいいものであった。
何も言わず、花を愛で、ぼんやりしている時間が、過ぎていく。
セプトも私に付き合い、何も言わない。
ふと振り返る。
そこには侍女がいるのだが、私の知る侍女が一人いなかった。
「アリエルはどうしたの?」
私の質問に、セプトは戸惑った顔をしたが、すぐに微笑みに変えてしまった。
「アリエルは、今日、休みを取ってもらった。ビアンカがいるときにいられると、どうも妙な緊張感がはしるから……」
「そう、じゃあ、私が鳥籠に帰れば、戻ってくるのね?」
「あぁ、話し合いの場をもうけてある。アリエルの今後については、俺では面倒が見れないから」
わからないようにしているが、寂しそうにしているセプト。
そんなに別れが辛いなら、私でなくアリエルを選べばよかったのだ。
貴族令嬢であるアリエルなら、セプトを支えることは可能であろう。
爵位は低いかもしれないが、きっちりお父様が後ろ盾になってくれるに違いない。私を側に置くより、ずっとかセプトのためになる。
「どうしてアリエルを選ばなかったの?」
「えっ?」
「アリエルを妃に選ぶという選択肢もあったはずだよね?って思って。仕草を見ればわかるけど、伯爵位以上の令嬢でしょ?」
「あぁ、そう言われればそうだな。選択肢として、アリエルを妃にと考えたことがなかった」
「それは、ひどい話ね?」
セプトの手を離し、私は歩き始める。
考え込んでいるのか止まったままのセプトは置いて、トコトコと一人歩いた。
動こうとしないセプトをチラチラとみながら、中庭をぐるっと一周回って、また、隣に立った。
「……ひどい話だな。あんなに献身的に支えてくれていたのに……全く、考えもしなかった」
セプトの顔を覗き込む。なんとも言えない顔をしていたので、何も言わず、抱きしめる。
「……今からでも、遅くはないよ?」
返事はなかったが、抱きついている私をぎゅっと抱きしめてくる。
「もう、遅い。今は、ビアンカがいる」
「私がいても、他に……」
「いらないんだ。ビアンカがいてくれれば」
少し体を離して顔を見上げると、泣きそうだった。何かこだわりがあるのだろうか?王子であれば、側妃は迎えられるのに、ずっと拒んでいた。
「お母様のこと?」
「えっ?」
「お母様のことがあるから、側妃は迎えないの?」
「……まぁ、そう言うことにしておいてくれ」
「わからないわ」
「ビアンカは、側妃を迎えてもいいと思っていないのだろ?なら、何故、アリエルを側妃にとこだわる?」
「こだわってはないし、アリエルと仲良くしてくれって、セプトに言われてもまっぴらごめんだけど……セプトがそんな辛そうな顔をするならと思っただけよ?」
両頬に手をあてがい、私を見るようにした。
泣き笑いのような顔をしているのが、わからないのだろうか?
「ここまでで、いいわ。あとは、一人で帰るから!」
スルッとセプトの腕の中から逃げるように背を向け歩き始めた。
すると、左手を掴まれる。驚いていたら、抱きしめられていた。
「どこにも行かないでくれ」
絞り出すような悲痛な声に胸が痛んだ。そっと、言葉をかける。
「どこにも行かないわ。セプトが用意した鳥籠で、あなたが来るのをずっと待っているから」
迎えにきてね?と声をかけると頷く。
「一緒に行く」
子どものように、甘えた声で言われれば、拒否はできない。
行きましょうかといい、左手を握ると今度は私が手を引かれて鳥籠まで歩いた。
無言のまま、手をひかれ、道が悪い中、私に気遣いながら歩いてくれる。
部屋に入れるのは、私、セプト、ニーア、カイン。扉を開いたとき、目の前にいる赤ちゃん言葉で植物に語りかけているミントだ。
何も思うところがなければ、侍女たちもミントのように入れるのだが、みな、もしものことを考えて外で待っていた。
「はぁ……安定な感じがして落ち着くわ!」
「むっ、それは私のことですか?」
「他に誰がいるの?」
キョロキョロと見渡すミントだが、その部屋にいたのは、自分だけであったことに気がついてくれたようでなによりだ。
「今日は早いお帰りなんですね?ビアンカ様」
「えぇ、元々、今日はこちらに戻ってくる予定だったから。やっぱり、ここは、落ち着くわね!」
「当たり前です!こんなに可愛らしい子たちがいるのに。私が、ここに住み着きたいくらいですよ!」
私はから笑いした。奇妙なミントさえいなければ、本当に完璧な空間なのにと。
「さすがに、それは許可しない!」
「何故ですか!この可愛いレディたちと一緒のひとときを!」
「ミントにとってのレディはそっちでも、ここは俺の婚約者の部屋だ!大体、何故、部屋に入り込んでいる?住人が出て行っているのに!」
セプトとミントが言い合いを始めたので、私とカインは我関せずと自分の好きな場所へと移動する。
「ニーア、お茶の用意をしてくれるかしら?」
かしこまりましたと用意を始める。ミントの分も合わせて4つ。
言い合いも終わったのか、セプトが少々荒い息を整えながらいつもの場所へと座った。
「適当にしていて!あの様子じゃ、ミントは、まだ、来ないでしょうし……ニーア、こちらにお茶をくれるかしら?」
「はい、ただいま!」
席は譲るわとカインに言い、私はいつもの窓際に座る。温かな日差しでのんびりとしたい。
「ビアンカ様は、そこがいいのですか?」
「えぇ、植物と同じで、ひだまりで過ごしやすいのよ」
「確かに……みな、すくすくと成長していますね!」
「ここらへんは、もう、収穫できるかしらね?」
花や葉を手に取り触って、ミントにいうと、明日入れ物を持ってきますと答えたくれた。これで、また、新しい薬を作れる。
ミントに今度はどんな薬を作るの?と聞くと、解毒剤が欲しいそうだ。
「解毒剤って何に使うの?」
「いえ、隣国に出たという魔獣が、毒を吐くものらしく……それならば、いつ、こちらに来るかわからないので、準備はしておきたいと思いまして!」
「そうなの?どんな毒なのかわかるかしら?」
「それが、よくわからないのです……文献を見ながら当たりを探しているのですが……ビアンカ様は何かご存じですか?」
「私も魔獣と対峙したことはないから……わからないけど……解毒剤なら、1つ作れるものがあるわ!それが、効果があるかどうかはわからないけど……」
「実験あるのみですね!」
「なんだか……嫌な予感がするわね?ミント、毒なんて、飲んじゃダメだからね!」
「わかっています。それより、明日、答え合わせをしたいので、その文献もお持ちしますね!」
「お願いね!あと、他に鎮痛剤を作りたいの」
「鎮痛剤ですか?」
「えぇ……ここの薬草にはないから、少しだけ回してもらうことはできないかしら?」
「構いませんよ!明日、一緒に持ってきます!」
ありがとうとミントと話をしていると、視線が痛い。セプトとカイン、ニーアがこちらを見ている。
「どうかして?」
私とミントが同じ方向に首を傾げると、笑いだしたのだった。
穏やかな日差しの中、外を歩き回るのは、実に気持ちのいいものであった。
何も言わず、花を愛で、ぼんやりしている時間が、過ぎていく。
セプトも私に付き合い、何も言わない。
ふと振り返る。
そこには侍女がいるのだが、私の知る侍女が一人いなかった。
「アリエルはどうしたの?」
私の質問に、セプトは戸惑った顔をしたが、すぐに微笑みに変えてしまった。
「アリエルは、今日、休みを取ってもらった。ビアンカがいるときにいられると、どうも妙な緊張感がはしるから……」
「そう、じゃあ、私が鳥籠に帰れば、戻ってくるのね?」
「あぁ、話し合いの場をもうけてある。アリエルの今後については、俺では面倒が見れないから」
わからないようにしているが、寂しそうにしているセプト。
そんなに別れが辛いなら、私でなくアリエルを選べばよかったのだ。
貴族令嬢であるアリエルなら、セプトを支えることは可能であろう。
爵位は低いかもしれないが、きっちりお父様が後ろ盾になってくれるに違いない。私を側に置くより、ずっとかセプトのためになる。
「どうしてアリエルを選ばなかったの?」
「えっ?」
「アリエルを妃に選ぶという選択肢もあったはずだよね?って思って。仕草を見ればわかるけど、伯爵位以上の令嬢でしょ?」
「あぁ、そう言われればそうだな。選択肢として、アリエルを妃にと考えたことがなかった」
「それは、ひどい話ね?」
セプトの手を離し、私は歩き始める。
考え込んでいるのか止まったままのセプトは置いて、トコトコと一人歩いた。
動こうとしないセプトをチラチラとみながら、中庭をぐるっと一周回って、また、隣に立った。
「……ひどい話だな。あんなに献身的に支えてくれていたのに……全く、考えもしなかった」
セプトの顔を覗き込む。なんとも言えない顔をしていたので、何も言わず、抱きしめる。
「……今からでも、遅くはないよ?」
返事はなかったが、抱きついている私をぎゅっと抱きしめてくる。
「もう、遅い。今は、ビアンカがいる」
「私がいても、他に……」
「いらないんだ。ビアンカがいてくれれば」
少し体を離して顔を見上げると、泣きそうだった。何かこだわりがあるのだろうか?王子であれば、側妃は迎えられるのに、ずっと拒んでいた。
「お母様のこと?」
「えっ?」
「お母様のことがあるから、側妃は迎えないの?」
「……まぁ、そう言うことにしておいてくれ」
「わからないわ」
「ビアンカは、側妃を迎えてもいいと思っていないのだろ?なら、何故、アリエルを側妃にとこだわる?」
「こだわってはないし、アリエルと仲良くしてくれって、セプトに言われてもまっぴらごめんだけど……セプトがそんな辛そうな顔をするならと思っただけよ?」
両頬に手をあてがい、私を見るようにした。
泣き笑いのような顔をしているのが、わからないのだろうか?
「ここまでで、いいわ。あとは、一人で帰るから!」
スルッとセプトの腕の中から逃げるように背を向け歩き始めた。
すると、左手を掴まれる。驚いていたら、抱きしめられていた。
「どこにも行かないでくれ」
絞り出すような悲痛な声に胸が痛んだ。そっと、言葉をかける。
「どこにも行かないわ。セプトが用意した鳥籠で、あなたが来るのをずっと待っているから」
迎えにきてね?と声をかけると頷く。
「一緒に行く」
子どものように、甘えた声で言われれば、拒否はできない。
行きましょうかといい、左手を握ると今度は私が手を引かれて鳥籠まで歩いた。
無言のまま、手をひかれ、道が悪い中、私に気遣いながら歩いてくれる。
部屋に入れるのは、私、セプト、ニーア、カイン。扉を開いたとき、目の前にいる赤ちゃん言葉で植物に語りかけているミントだ。
何も思うところがなければ、侍女たちもミントのように入れるのだが、みな、もしものことを考えて外で待っていた。
「はぁ……安定な感じがして落ち着くわ!」
「むっ、それは私のことですか?」
「他に誰がいるの?」
キョロキョロと見渡すミントだが、その部屋にいたのは、自分だけであったことに気がついてくれたようでなによりだ。
「今日は早いお帰りなんですね?ビアンカ様」
「えぇ、元々、今日はこちらに戻ってくる予定だったから。やっぱり、ここは、落ち着くわね!」
「当たり前です!こんなに可愛らしい子たちがいるのに。私が、ここに住み着きたいくらいですよ!」
私はから笑いした。奇妙なミントさえいなければ、本当に完璧な空間なのにと。
「さすがに、それは許可しない!」
「何故ですか!この可愛いレディたちと一緒のひとときを!」
「ミントにとってのレディはそっちでも、ここは俺の婚約者の部屋だ!大体、何故、部屋に入り込んでいる?住人が出て行っているのに!」
セプトとミントが言い合いを始めたので、私とカインは我関せずと自分の好きな場所へと移動する。
「ニーア、お茶の用意をしてくれるかしら?」
かしこまりましたと用意を始める。ミントの分も合わせて4つ。
言い合いも終わったのか、セプトが少々荒い息を整えながらいつもの場所へと座った。
「適当にしていて!あの様子じゃ、ミントは、まだ、来ないでしょうし……ニーア、こちらにお茶をくれるかしら?」
「はい、ただいま!」
席は譲るわとカインに言い、私はいつもの窓際に座る。温かな日差しでのんびりとしたい。
「ビアンカ様は、そこがいいのですか?」
「えぇ、植物と同じで、ひだまりで過ごしやすいのよ」
「確かに……みな、すくすくと成長していますね!」
「ここらへんは、もう、収穫できるかしらね?」
花や葉を手に取り触って、ミントにいうと、明日入れ物を持ってきますと答えたくれた。これで、また、新しい薬を作れる。
ミントに今度はどんな薬を作るの?と聞くと、解毒剤が欲しいそうだ。
「解毒剤って何に使うの?」
「いえ、隣国に出たという魔獣が、毒を吐くものらしく……それならば、いつ、こちらに来るかわからないので、準備はしておきたいと思いまして!」
「そうなの?どんな毒なのかわかるかしら?」
「それが、よくわからないのです……文献を見ながら当たりを探しているのですが……ビアンカ様は何かご存じですか?」
「私も魔獣と対峙したことはないから……わからないけど……解毒剤なら、1つ作れるものがあるわ!それが、効果があるかどうかはわからないけど……」
「実験あるのみですね!」
「なんだか……嫌な予感がするわね?ミント、毒なんて、飲んじゃダメだからね!」
「わかっています。それより、明日、答え合わせをしたいので、その文献もお持ちしますね!」
「お願いね!あと、他に鎮痛剤を作りたいの」
「鎮痛剤ですか?」
「えぇ……ここの薬草にはないから、少しだけ回してもらうことはできないかしら?」
「構いませんよ!明日、一緒に持ってきます!」
ありがとうとミントと話をしていると、視線が痛い。セプトとカイン、ニーアがこちらを見ている。
「どうかして?」
私とミントが同じ方向に首を傾げると、笑いだしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
俺の妻になれと言われたので秒でお断りしてみた
ましろ
恋愛
「俺の妻になれ」
「嫌ですけど」
何かしら、今の台詞は。
思わず脊髄反射的にお断りしてしまいました。
ちなみに『俺』とは皇太子殿下で私は伯爵令嬢。立派に不敬罪なのかもしれません。
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
✻R-15は保険です。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
望まぬ結婚をさせられた私のもとに、死んだはずの護衛騎士が帰ってきました~不遇令嬢が世界一幸せな花嫁になるまで
越智屋ノマ
恋愛
「君を愛することはない」で始まった不遇な結婚――。
国王の命令でクラーヴァル公爵家へと嫁いだ伯爵令嬢ヴィオラ。しかし夫のルシウスに愛されることはなく、毎日つらい仕打ちを受けていた。
孤独に耐えるヴィオラにとって唯一の救いは、護衛騎士エデン・アーヴィスと過ごした日々の思い出だった。エデンは強くて誠実で、いつもヴィオラを守ってくれた……でも、彼はもういない。この国を襲った『災禍の竜』と相打ちになって、3年前に戦死してしまったのだから。
ある日、参加した夜会の席でヴィオラは窮地に立たされる。その夜会は夫の愛人が主催するもので、夫と結託してヴィオラを陥れようとしていたのだ。誰に救いを求めることもできず、絶体絶命の彼女を救ったのは――?
(……私の体が、勝手に動いている!?)
「地獄で悔いろ、下郎が。このエデン・アーヴィスの目の黒いうちは、ヴィオラ様に指一本触れさせはしない!」
死んだはずのエデンの魂が、ヴィオラの体に乗り移っていた!?
――これは、望まぬ結婚をさせられた伯爵令嬢ヴィオラと、死んだはずの護衛騎士エデンのふしぎな恋の物語。理不尽な夫になんて、もう絶対に負けません!!
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる