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第2章 訓練の日々
訓練の日々 40
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「どうした? 二人とも?」
ノアが、口をあけたままポカンと見つめてくるレイとトーブに声をかける。
レイはノアに、いきさつを簡単に話してやった。
ノアがくわえたカツレツを皿の上にポタッと落とした。
「す、すまない。ちょ、ちょっと待て」
と言って、ノアが口に入ったカツレツまで吐き出そうとするのを、レイとトーブが「やめろ!!」と急いでとめる。
「あーもう。ほんとにお前らは!」
トーブはそう言うと、ノアの皿に落ちた残りのカツレツを口に放り込んだ。
そして「うまっ」と呟いた。
「さっき、レイが、迷いは、食って、寝て、忘れろって言ったけど、これは忘れられねえな……」
「……」
「忘れられねえよ。ここでの事は……」
そう言ってトーブは、残りのカツレツも猛然と食い始めた。
「うめえ!!」
× × ×
ノアが、口をあけたままポカンと見つめてくるレイとトーブに声をかける。
レイはノアに、いきさつを簡単に話してやった。
ノアがくわえたカツレツを皿の上にポタッと落とした。
「す、すまない。ちょ、ちょっと待て」
と言って、ノアが口に入ったカツレツまで吐き出そうとするのを、レイとトーブが「やめろ!!」と急いでとめる。
「あーもう。ほんとにお前らは!」
トーブはそう言うと、ノアの皿に落ちた残りのカツレツを口に放り込んだ。
そして「うまっ」と呟いた。
「さっき、レイが、迷いは、食って、寝て、忘れろって言ったけど、これは忘れられねえな……」
「……」
「忘れられねえよ。ここでの事は……」
そう言ってトーブは、残りのカツレツも猛然と食い始めた。
「うめえ!!」
× × ×
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