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インタビュー二周目
103号Dへのインタビュー②
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「御苦労様です。何度でもいらして頂いて構いませんよ。ニイサカさんとお話するの楽しいですからね。」
「これ?ウチの法人のキーホルダーです。耳に当てると、ほら?なんか聞こえるでしょ?聞こえなくても落ち着いて来ませんか?」
「本来は信者にしか売らないんですけどね、ニイサカさんなら特別に販売しますよ。25,000円です。マスコットキャラクターの人形もあるので是非興味があれば言って下さいね。」
「儲かりませんよ。世間の目というものがありますからね。我々のようなちゃんとした法人も何かと色眼鏡で見られてしまいます。前に居た事務所も追い出されましたしね。」
「え?ココは…そうですね。公営なので…住居としてお借りしているので、まぁ問題無いと言うかなんというか」
「イヤ、まぁ確かに厳密に言うとね…販売したり、信者連れてくるのは、良くは無いのかなと思いますけどね。」
「でも仕方ないでしょ?ニイサカさんだって人に疎まれる職業。私の気持ちわかってくれるでしょう?ねぇ?」
「ありがとうございます。ニイサカさんならわかってくれると思っていました。あ、この部屋ですか?管理人さんの紹介ですよ。」
「ここなら面倒な審査無く貸してくれるって。推薦してくれるって言うからさ。少し家賃に色つけて管理人さんに渡してはいますけどね。」
「とは言え元々の家賃が安いから、実際助かっていますよ。自由に活動させてくれるし。でも最近元気なかったなぁ。あの死んだ人が引っ越してくる少し前くらいからですかね。」
「はいはい。203の若者と死んだチンピラさんはよくお話しているのを見ましたよ。あー、あとチンピラさんと隣の女性もたまに話してました。」
「隣の女が笑っているところはじめて見ましたもん。やっぱり俗世では女は男次第。男は女次第なんですね。いやだいやだ。」
「あっ。お香買ってくれるんですか?ありがとうございます。8000円にしときますね。ちなみに2階の婆さん、生活保護ですよ。」
「ね?おかしいでしょ?生活保護であの成金具合。こっそり息子から援助受けてるみたい。結局不正受給ですよ。でも生活保護は家賃に上限あるから、ここに住んでるんだろうね。」
「まぁその辺りも管理人が絡んでいるんでしょうけどね。うん。また来てね、ニイサカさん。じゃあね。」
「これ?ウチの法人のキーホルダーです。耳に当てると、ほら?なんか聞こえるでしょ?聞こえなくても落ち着いて来ませんか?」
「本来は信者にしか売らないんですけどね、ニイサカさんなら特別に販売しますよ。25,000円です。マスコットキャラクターの人形もあるので是非興味があれば言って下さいね。」
「儲かりませんよ。世間の目というものがありますからね。我々のようなちゃんとした法人も何かと色眼鏡で見られてしまいます。前に居た事務所も追い出されましたしね。」
「え?ココは…そうですね。公営なので…住居としてお借りしているので、まぁ問題無いと言うかなんというか」
「イヤ、まぁ確かに厳密に言うとね…販売したり、信者連れてくるのは、良くは無いのかなと思いますけどね。」
「でも仕方ないでしょ?ニイサカさんだって人に疎まれる職業。私の気持ちわかってくれるでしょう?ねぇ?」
「ありがとうございます。ニイサカさんならわかってくれると思っていました。あ、この部屋ですか?管理人さんの紹介ですよ。」
「ここなら面倒な審査無く貸してくれるって。推薦してくれるって言うからさ。少し家賃に色つけて管理人さんに渡してはいますけどね。」
「とは言え元々の家賃が安いから、実際助かっていますよ。自由に活動させてくれるし。でも最近元気なかったなぁ。あの死んだ人が引っ越してくる少し前くらいからですかね。」
「はいはい。203の若者と死んだチンピラさんはよくお話しているのを見ましたよ。あー、あとチンピラさんと隣の女性もたまに話してました。」
「隣の女が笑っているところはじめて見ましたもん。やっぱり俗世では女は男次第。男は女次第なんですね。いやだいやだ。」
「あっ。お香買ってくれるんですか?ありがとうございます。8000円にしときますね。ちなみに2階の婆さん、生活保護ですよ。」
「ね?おかしいでしょ?生活保護であの成金具合。こっそり息子から援助受けてるみたい。結局不正受給ですよ。でも生活保護は家賃に上限あるから、ここに住んでるんだろうね。」
「まぁその辺りも管理人が絡んでいるんでしょうけどね。うん。また来てね、ニイサカさん。じゃあね。」
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