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第1章 開眼編
第5話 中二、恐怖味わう
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家を出て俺の本来の目的地を目指して歩く。葉月さんと共に。
本来なら女性を前にして会話などまともに出ないいだろう・・・しかし先ほど体験した不思議なことについて俺の中二魂が駆り立てられる
色々聞いた。主に気の力のこと。
しかし、葉月も詳しくは知らないとのことだった。
葉月のことも聞いた。まぁ人見知りが災いしてあまり聞けなかったが、高校2年で俺より一つ年上ということ。
他県から引っ越してきたこと。おばあちゃんの事を気遣ってこちらに来たらしい。
優しいなこんちくしょー
「でもどうして道に迷ってたんですか?今の話からすると何度かこっちに来てたんじゃ?」
「私一人で来たのは初めてだったもので。いつも両親と一緒に来てましたから」
「そうなんですか・・・」
ヤバい・・・会話が続かない何か無いか?何か
一人でパニックになっていると丁度良く目印の看板が目に入った。
そこの看板を左に曲がり森林に入り、数十メートル歩いた先に目的地がある。しめた!
「こ、ここまでで大丈夫ですよ」
「え?私も行きますよ!」
「いや、でもここから先は・・・服とか汚れますよ?」
「大丈夫ですよ!それに、こういうの何か冒険してるみたいでワクワクします!」
・・・どうやら彼女の探求心に火をつけてしまったようだ
仕方ない・・・俺達は森の中に入り歩く。
少し歩くと木造の古い小屋に着いた。ここが目的地。
俺と信吾が小さい時から通っている秘密基地。思い出の場所だ。
「あの・・・この中すごい散らかって・・・」
「問題無いです!」
葉月さん・・・スゲーキラキラしてる・・・
中にはぼろぼろのソファーと机、ランタン、あとは漫画類などがある。はっきり言って女性はこんな小汚ない所は嫌うだろう。しかし、相変わらず葉月さんの眼はキラキラしている。
「すごい!すごいです!これが秘密基地ってやつですね!」
「いやいや、そんなことは・・・」
色々触ったり眺めたりしている葉月さんをよそに、俺はソファーに座り、持参したラノベを読み始める。
「雪路さん、雪路さん!こんなところに穴が空いてます!」
「それは俺と友達がヒーローごっこしてるときにできた穴ですね」
「雪路さん、雪路さん!これは何ですか?」
「それは手製の釣竿です。この近くの川でよく釣りしてましたから」
などというやり取りを俺はラノベを読みながら返していた
「雪路さん・・・あの・・・あれ・・・」
窓の外を指差し葉月さんがそう言った
しかし、ひどく怯えた顔をしている葉月さん
「熊ですか?大丈夫ですよ。たまにここに来たりしますけど、しばらく大人しくしてれば・・・」
「違います!・・・あれ!」
葉月の指差す方向を見ると、そこに居たのは・・・
「何だ・・・あれ」
見た途端、戦慄が走った。
数メートル先に居たのは下半身は普通に2本足。しかし、上半身は頭2つ、手が4本。どう見ても人間ではない。そして、明らかにこちらを睨み付けているのだ。
「そんな・・・どうして・・・御守りわ確かにここに・・・」
上着のポケットを探る葉月さん
「無い・・・あ!鞄の中に・・・」
化け物と言い表すにふさわしいそれは奇声を上げてこちらに向かって走ってくる。
咄嗟に俺は小屋の中にあるベニヤ板で窓を塞いだ。
しかし、入り口はがら空きだ。ヤバい!入られる!
そこで葉月さんが機転を利かせすぐさま入り口を閉め、
入り口の所にソファーを置きバリケードを作った。
ドン!と衝撃が走ったのは俺の塞いだ窓の方だった。
「ミツケタ!ミツケタ!ヤットミツケタ!」
と叫ぶ化け物。俺は恐怖でベニヤ板を体で押さえつけるのでやっとだった。
「ミコノタマシイクウ!!エイエン!!イキル!!クワセロ!!クワセロ!!」
葉月さんも同じだった。恐怖で動くことが出来なかった。
本来なら女性を前にして会話などまともに出ないいだろう・・・しかし先ほど体験した不思議なことについて俺の中二魂が駆り立てられる
色々聞いた。主に気の力のこと。
しかし、葉月も詳しくは知らないとのことだった。
葉月のことも聞いた。まぁ人見知りが災いしてあまり聞けなかったが、高校2年で俺より一つ年上ということ。
他県から引っ越してきたこと。おばあちゃんの事を気遣ってこちらに来たらしい。
優しいなこんちくしょー
「でもどうして道に迷ってたんですか?今の話からすると何度かこっちに来てたんじゃ?」
「私一人で来たのは初めてだったもので。いつも両親と一緒に来てましたから」
「そうなんですか・・・」
ヤバい・・・会話が続かない何か無いか?何か
一人でパニックになっていると丁度良く目印の看板が目に入った。
そこの看板を左に曲がり森林に入り、数十メートル歩いた先に目的地がある。しめた!
「こ、ここまでで大丈夫ですよ」
「え?私も行きますよ!」
「いや、でもここから先は・・・服とか汚れますよ?」
「大丈夫ですよ!それに、こういうの何か冒険してるみたいでワクワクします!」
・・・どうやら彼女の探求心に火をつけてしまったようだ
仕方ない・・・俺達は森の中に入り歩く。
少し歩くと木造の古い小屋に着いた。ここが目的地。
俺と信吾が小さい時から通っている秘密基地。思い出の場所だ。
「あの・・・この中すごい散らかって・・・」
「問題無いです!」
葉月さん・・・スゲーキラキラしてる・・・
中にはぼろぼろのソファーと机、ランタン、あとは漫画類などがある。はっきり言って女性はこんな小汚ない所は嫌うだろう。しかし、相変わらず葉月さんの眼はキラキラしている。
「すごい!すごいです!これが秘密基地ってやつですね!」
「いやいや、そんなことは・・・」
色々触ったり眺めたりしている葉月さんをよそに、俺はソファーに座り、持参したラノベを読み始める。
「雪路さん、雪路さん!こんなところに穴が空いてます!」
「それは俺と友達がヒーローごっこしてるときにできた穴ですね」
「雪路さん、雪路さん!これは何ですか?」
「それは手製の釣竿です。この近くの川でよく釣りしてましたから」
などというやり取りを俺はラノベを読みながら返していた
「雪路さん・・・あの・・・あれ・・・」
窓の外を指差し葉月さんがそう言った
しかし、ひどく怯えた顔をしている葉月さん
「熊ですか?大丈夫ですよ。たまにここに来たりしますけど、しばらく大人しくしてれば・・・」
「違います!・・・あれ!」
葉月の指差す方向を見ると、そこに居たのは・・・
「何だ・・・あれ」
見た途端、戦慄が走った。
数メートル先に居たのは下半身は普通に2本足。しかし、上半身は頭2つ、手が4本。どう見ても人間ではない。そして、明らかにこちらを睨み付けているのだ。
「そんな・・・どうして・・・御守りわ確かにここに・・・」
上着のポケットを探る葉月さん
「無い・・・あ!鞄の中に・・・」
化け物と言い表すにふさわしいそれは奇声を上げてこちらに向かって走ってくる。
咄嗟に俺は小屋の中にあるベニヤ板で窓を塞いだ。
しかし、入り口はがら空きだ。ヤバい!入られる!
そこで葉月さんが機転を利かせすぐさま入り口を閉め、
入り口の所にソファーを置きバリケードを作った。
ドン!と衝撃が走ったのは俺の塞いだ窓の方だった。
「ミツケタ!ミツケタ!ヤットミツケタ!」
と叫ぶ化け物。俺は恐怖でベニヤ板を体で押さえつけるのでやっとだった。
「ミコノタマシイクウ!!エイエン!!イキル!!クワセロ!!クワセロ!!」
葉月さんも同じだった。恐怖で動くことが出来なかった。
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