豪雨の中での秘密話

yagimina

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恋愛話

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愚痴が終わると恋話だ。
ここからが楽しみにしていた時間と言ってもいい。
私ともう一人はその為に来ているも同然だしね。
「さぁ、誰かいく?笑」
ニヤつきながら私は聞く。
「シーン……」
まぁ初めはそうだろうとは思っていたが
そんなに恥ずかしいことだろうか。
私はあっさり言う派だから、わからない。
みんな、あいつが先、こいつが先とか、自分がいけよ。って思う。
そして、コソコソっと言うのが落ちだ。
いや、言うんなら聞こえるようにいわんかーい。って思ったり思わなかったりする。
もぅこうなればジャンケンしかない。
「最初はグージャンケンポン!」
…あぁ、負けてしまった。
一番だった。
私は好きな人はいないが、気になる人はいる。
だが……目の前にいるのだ。
まぁ言うだけ言おうと思い言った。
でもその人は好きな人が他にいた。
でも、その人は私に、
「好きな人より相談相手だよね。」
って言ってくれた。
あぁ一気に悲しさが吹き飛ぶ。
でも私は好きな人の恋は応援してあげたい方だ。
だがそれは、相当な辛さを背負うことにもなる。
自分の好きな人が他の人を好きになって、その話をきく。
相当辛い。
だけどそれと同時に好きな人の恋を応援してあげたいとか、好きだから幸せになって欲しいとか思わないだろうか。
私は好きな人には笑顔でいてほしい。
自分の気持ちをしっかり伝えて、それから応援して上げるのが一番お互いが心地いい立場なのだと思う。
まぁこれはあくまで私の考えだ。
だから私は好きな人がたとえ目の前にいても気持ちを伝える。
それで無理でも私の心のこりはないからね。
そして、みんな言って恋話は幕を閉じた。
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