畑の勇者「タウンゼント」

初書 ミタ

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ひと時の安息 そして準備

null 5 2人で1つの身体

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「ねえ、リム。はやく新しい身体見つけてよ。」


ぼくはリムがどういう状態かも分からず話しかけていた。



「ちょっと、シャワー浴びてる時に出てこないでくれる。」


「視覚や触覚は遮断してるけど。」


「そうだよ、音しか聞こえないから。ストレスがたまるんだ。

我慢できないよ。」



「いったいどういう意味。」



「棺おけに閉じ込められてるみたいだよ。」


ぼくは半泣きになって、訴えた。



「あぁ、そういう意味。別のかと思った。」



でも人間の脳みそみたいな形で


おなかや背中に出てくると


人面相みたいで気持ち悪いのよ。



「いま、どのあたり」


「香港 中国はカオスだからね。」


「トイレにシャワーって、すごく嫌だけど。」


「宿泊も食事も、証明なしで、現金払いでいけるからね。」


「別に食べる必要ってないんじゃあ。」


「私は元々人間だったの、水だけ飲んで生活する精神はもってないわ。」


「おいしぃ♪」とか感じたいの。



「はやく、マテ貝のニンニク蒸しが食べたいわ。」


あと、ブルーボーイ。


「きみ未成年じゃなかったの?」



失礼ね、あなたより年上よ、たぶん。


レディーに年齢聞くのはマナー違反よ。


外見は 14歳くらいだけどね。



どこ行くの?


クーロン、地下鉄よ。


幸い私は、外見自由に変えられるから、


監視カメラとかで監視するのは無理ね。


むかしのきみは美人だったの?


それも聞くべきことじゃないわね。


そう言うとリムはむっとした。


「ボク、ずっと病院にいて、学校とか行ってないから。」


「ごめん。」



「わ、悪かったわね。」


視覚情報渡すから、香港観光でもいっしょにしましょ。

そう言うと共有化してくれた。


綺麗だなー。


とても 人工AIに支配されているとは思えなかった。


「香港はアングラ多いし、中華政府は、インフィーに敵対的だしね。」


まあ、楽しみましょ。


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