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外伝ー1
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しおりを挟む「ソバ というものを食べに行きませんか。」
そういうと、ブランデンブルグ公の従者ザロモン・シフ
は、フェイゴに手を差し伸べた。
それを聞き、すぐにユダヤ人だとわかったが、フェイゴは
それで、軽蔑できるほど腐った精神の持ち主ではなかった。
「あなたは、ユダヤ人なのか。」
フェイゴは言った。
「なぜわかりました。ああ、そうですね。
スペイン語を流暢に話すイスラム商人など珍しいですからね。」
シフは気にしない様子で、ソバ屋まで案内してくれた。
「私はザロモン・シフ、おっしゃるとおりユダヤ人です。
あなたは、わたしを裏切り者、敵だと思われますか。」
シフはそういうとやさしく微笑んだ。
「いや私も、イエズス会、テンプル騎士の一人だ。
ユダヤ人に罪がないことは知っている。それに
白人系のユダヤ人は、イスラエルと何の関係もない
難民だ。非難するいわれなどない。」
そういうと、フェイゴはシフにソバを奢らせてもらった。
「私はこれから、越後から入荷する女奴隷を
50人ほど仕入れなければならないので、失礼いたします。」
シフはそういうと、小さな友情の証だと言い、
宝石の指輪を置いて行った。
フェイゴは、急いで追いかけると、自分も何か渡そうと思い
日本で手に入れた、高価な数珠を差し出した。
「これはブレスレットらしい、受け取ってくれ。」
遥か東の国で芽生えた、
ユダヤ人とイエズス会士の友情であった?
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