RPG009 ペットはボコってHP1割以下にしてテイムします 改良版

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第1章

20 にゃ と うさ

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『にゃ』と『うさ』の背乗り書類が完成したので、
どんな職業につきたいか聞いてみた。
現在魔法を使えるのは『英島とよ』『印旛ティア』『井伊リエル』
の3人だ。『古月220』はロボットだし論外。
なぜ俺や露原は全く魔法が使えないのだろうか。

ティアは元魔族だし、リエルも天使、生まれながらにして使えるのだろう。
なので英島に聞いてみた。
「あぁ、魔術師系になるには『マギア・コア』っていうのを
飲み込んで一体化しないといけない。黒魔術は黒い『マギアコア』
を飲み込まないといけない。」

すると、白魔法使いの大仏実が聞いてきた。
「私はマギアコアとかいうのを飲んでいないのですが?」

「白魔法はそこいら中にある草木や川や海などや
生命体から発生するマナを消費して使用するから
マギアコアは必要ない。薬草の力を借りて回復させるのだからな
白魔法使いではなく、『神官』と呼ぶべきだろう。」
リエルが話を聞いて参加してきた。
なんだか詳しそうだ。

「黒魔法は本来、悪魔の力だ。魔族の肉体の一部を吸収することで
カルマがマイナスの魔法を使えるようになる。攻撃魔法のほとんどは
カルマがマイナスの魔族の作り出したものだ。」

英島は「おぇ~~」などと言いながら気持ち悪そうに
している。

「え、えと にゃは魔法使いにはなりたくない、にゃ!」
「・・・うさも魔法使いにはなりたくない、うさ!!」

「うさは耳がいいから盗賊とかがいいと思うよ。」

「にゃ は何がいいですか?」

「にゃはすばしっこいから格闘家とかがいいと思うよ。」

冒険者ギルドで登録を済ませた『うさ』と『にゃ』はさっそく
クレインABとスライムABCと露原樹、英島豊と一緒に
ウルティメットドラゴンを乱獲しに行った。
以前と違いドラゴニア主星で製作した龍燐と龍皮を使用した
軽量アーマーなので防御は鉄壁だ。これでウルティメットドラゴンの
物理攻撃のダメージをゼロにできる。
頑張ってカンストしてくれ。半年はかかるだろう。

暇にしている俺に大仏実が話しかけてきた。

「あのぅ、私も強くなったので、祖国を奪還したいのです。」
と言い出した。

「あー、お前ってセレスティア王国の最後の王族だったな。
今思い出した。」
おれはすっかり忘れていた。

「私は 母も父も兄弟姉妹、親戚まで皆殺しにされました。
皆さんにご迷惑はかけません、再び国を取り戻しに行かせてください」

「復讐ではないのか?」
俺は問うた。

「エスタ帝国への憎しみはあります。今までは恐怖のほうが強く
戦う意志を持てませんでした。しかし、エスタ帝国は
セレスティア王国の国民を奴隷として扱っており
ひどい弾圧を受けているようです。」
将軍となったピレスの下に匿われている侍女セレナ経由の情報らしい。

「なるほど。しかしお前の力でエスタ帝国の臣民が同じ目に
合うというようなことはないだろうな」
俺は一つ疑問を投げかけた。

「元凶であるエスタ帝国皇帝キュクレインとその家族はどうするんだ?
殺してしまうのか?」

「それは・・・」
実は言葉に詰まった。

すると、リエルは何事かとこちらを窺っていたが、言葉をはさんできた。
「エスタ帝国の皇帝は人間ではない。魔族だ。」

「私の戦闘値では勝てない相手でしょうか?」
実は不安を口にした。

「確かに、魔族は私と同じラジエル界の住人だ。だがマナが枯渇し
かなり弱体化しているはずだ。もちろん普通の冒険者では無理だろう
だが総戦闘値20億近い、『みのり』ならまず大丈夫だ。」

「神官の白魔法の攻撃はカルマがプラスの存在には無害だ。
逆にカルマがマイナスなら大ダメージを与える。
露原も、家族親戚を皆殺しにした相手を許せとは言わないだろう。」

「なぁ?」

渋々、露原はうなづいた。

「おれとしては リエルとみのりに行ってほしい」

「軍隊を皆殺しにしてまた殺されてはかなわん。」
「俺はいかない、露原もだめだ」

俺はドラキチを貸しだそうと言ったが、あまりに目立つので
陸路で行くらしい。星の反対側だ、遠いだろうに。

金貨も260億枚から900億枚程度に増えている。
龍燐はすべてドラゴニア帝国に売っているので
ほとんどゼロだが、おれとしてはパーティーを
これ以上増やすつもりはないので装備はそろっている。

しかし魔法を使えないというのは不便だ。
誰か転移魔法とか覚えてくれないだろうか。
まあ、瞬間移動など物理法則を無視した空想の産物なので
無理だろうが。

ビギニングブルクからカリカブルグまで行き船に乗るのが速いだろう。

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