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第1章 温度
血を巡る恋の布石
要はいつも二つ、三つ先を読んでいる気がする。
深く深く霧を湛えた湖面のように、怜悧で研ぎ澄まされた鋭さを隠す、その瞳。
要が言うのなら、この来訪者は策謀の一端なのだろう。
「…差し金って、オレは」
詠一の狼狽え方は、図星を突かれてか、そうではないのか、いまいちわからない。
「ロゼックス社…」
要は詠一の制服の左胸に視線を流す。
「西園寺グループであれば大概取引をしている企業です。そう、例えば、堂形美容外科クリニック」
堂形の名を出されたとたん、詠一の顔に怯えのような影が走る。
「橘さん、貴方が担当者ですね」
満琉も和希も、詠一の背中に向ける視線には敵意が宿り、完全に警戒モードに入っている。
要に関しては、詠一の出方を伺いながらの対撃モードと言ったところか、肩に触れる要の手のひらが異常に冷たい。
詠一は冷や汗を浮かべ、要を凝視…
実際は数分の沈黙が、果てしなく長い時間に思える。
堂形美容外科クリニック院長、堂形昌也は天使えの一族再興を目論み、娘の深鈴と要の縁談を勧めた人物。
天使えの一族は、その血族にしか転生しない。
次第に血を薄め、転生者は減り、転生できても特殊能力の覚醒に至らないことが増えた。
堂形昌也は天使えの特殊能力が消え入る事を危惧し、血を深めようとしたらしい。
要は現存する天使えの血の深さでは群を抜く唯一無二の存在。
要の血を堂形に取り込む為、娘の顔を架南そっくりに作り変えると言う執着を見せた。
要は前回の一件以来、堂形を警戒している。
葵は沈黙が堪らず、要の顔を見上げる。
仮に詠一が堂形昌也の差し金だとしたら、要はどうするのだろうか。
葵の視線に気づき、要は容易に詠一から視線を外すと葵を見た。
この緊迫感の中、それが意外で葵は面食らう。
そのタイミングで携帯の着信音が詠一の胸ポケットから鳴り響いた。
詠一は驚きながら携帯を取り出し、画面を見てから情けない顔を要に向けた。
「…どうぞ、出てください」
要がそれに気づいて声をかける。
「…はぁ、どうも」
毒気を抜かれたような顔で詠一は背を向けると、数歩離れて携帯に出た。
会社からの連絡のようで、背を丸めてぺこぺこと頭を下げて話をしている。
「あ、…あ、はい、今から戻ります」
通話を切ると、深い溜め息。
「会社からですか?」
その背中に要が声をかける。
「……仕事中なもんで」
「では、お引き取りください」
バツが悪そうに振り返る詠一に、さらりと要は言い放った。
「…は?え?いいんですか…」
詠一がきょとんとする。
「ええ、どうぞ」
「…あ、じゃあ、これで」
歯切れの悪い言葉を残し、詠一が店を出る。
要が和希を見やり、和希は頷くとカウンターのイスを立った。
窓越しに詠一の姿を確認し、頃合いを見て和希も店を出る。
(橘くん、和希くんに見張られるんだ…)
詠一の後を追うように店の窓を横切る和希を見て、葵はぼんやりと思った。
「…要くん、なんかごめんね」
着替えを済ませ自室から出てきた要に、葵はリビングのソファの上から声をかける。
「………」
眉をしかめ、要は無言のまま葵の隣に横向きに座った。
背もたれに片腕を乗せ、表情を曇らせる。
「彼とやましい事でも?」
「そうじゃなくて…」
慌てて否定したものの、『やましい』と言うのが何のどこからどこまでを指すものなのか、わからなくなる。
(あれ?元カレってやましいのかな?)
第一、昨日の夜から不安に思っていた事って、要にある過去の女性の影で、つまり元カノがいたのかどうかで自分はモヤモヤしていた。
「…そうかも」
葵は膝を抱えて顔を伏せる。
「へぇ、元彼出現でやましい事があったんですね」
「出現でって言うか…ん?あれ??」
葵は顔を上げて要を見やる。
「…元カレって知ってた?」
「橘 詠一、現在28歳、大学一年の終わりから約一年間ほど交際、でしたよね」
「そうです…」
そう言えば、要は出会う前の自分のことを良く知っているんだった。
関係者の素性を知る、血筋を知る事は、もはや必須。
「調査書の上では顔はわかりませんでしたが、堂形の身辺を探った時に出入り業者の名簿に彼がいたので、妙な因果だと思ってはいました」
「そうだよね。こんな形で再会するなんて…だから、ごめんね」
「過去の関係を利用されたから?」
葵はゆっくり頷いた。
「利用するほうが絶対的に悪いんですよ。葵さんが謝ることではありません」
ふっと要は唇の端に笑みを乗せる。
悪戯を思いついたような、そんな笑み。
「それとも、他に後ろめたいことが?」
こう言う顔をする時の要にはドキッとする。
「彼との事を思い出した、とか」
要が身を乗り出し、端正な顔が近づいた。
思い出したことは思い出した…
(散々で中途半端な思い出を)
謎が深まっただけで、ときめくようなものではなかった。
黒曜石のように透明な深みのある要の瞳が、見透かすように見つめてくる。
服を剥ぎ取られていくような、そんな感覚に葵は頬を染める。
見つめられているだけの今、この瞬間のほうが過去よりときめいてしまう。
「…私、薄情なの」
呟くように葵は口を開いた。
「薄情?」
「彼との事、ほとんど覚えてなくて」
「じゃあ、初めてのデートは?」
「…映画館?」
首を傾げて答えると、要が吹き出した。
「なぜ疑問形なんですか?」
「途中まで彼の女友達がいたから、デートって言うのかな?って」
「言いませんね…デートだとしたら最悪ですね」
「そんなのばかりだったよ」
詠一には友達がたくさんいて、半分以上が女だった。
大学で二人で会うことは少なく、ランチは告白された時以外は常に誰かが一緒にいた。
だから、一度ランチを断ったあとは雪崩れ込むが如く接触は減り、自然消滅もスムーズだったんだと思う。
「キスも覚えていませんか?」
「…え?それは」
流石にそれを聞かれるとは思っておらず、葵は戸惑って目をそらす。
「どんなキスでした?」
要の手が伸ばされ、顎に指が触れる。
「ふ、ふつうの…」
あまり記憶にないけれど、心地良くはなかったのは覚えている。
「してみてください、その時のキス」
要が相手だと、その声でキスと言う言葉を聞くだけで胸がドクドクと波打つ。
そのキスの再現なんて、できっこない。
…温度が違う。
もう、熱いキスを知ってしまったから。
伝えたい、そのことを…
葵はソファの上に膝を立て、要の肩に手を置いた。
「彼とは温度のないキスだったの…私は要くんにそんなキスできないよ」
少し上から要を見下ろす。
動悸がすごくうるさい。
キスをされる時は待ち受けるだけで、目を閉じていたけれど、自分からキスをする場合はどのタイミングで目を閉じるべきなのか、迷った挙句、唇が触れる寸前まで近づく要の瞳をずっと見ていた。
葵は小さく震える唇で、触れるだけのキスをする。
恥ずかしくて要の顔を見ていられず、葵は要の首筋に腕を回し、体を寄せた。
「素敵なキスですね…」
葵の腰に手を回し、要が耳に触れるように囁いた。
多分、小学生や中学生レベルのキス。
だけど要となら、そんなキスでさえ凄くドキドキする。
深く深く霧を湛えた湖面のように、怜悧で研ぎ澄まされた鋭さを隠す、その瞳。
要が言うのなら、この来訪者は策謀の一端なのだろう。
「…差し金って、オレは」
詠一の狼狽え方は、図星を突かれてか、そうではないのか、いまいちわからない。
「ロゼックス社…」
要は詠一の制服の左胸に視線を流す。
「西園寺グループであれば大概取引をしている企業です。そう、例えば、堂形美容外科クリニック」
堂形の名を出されたとたん、詠一の顔に怯えのような影が走る。
「橘さん、貴方が担当者ですね」
満琉も和希も、詠一の背中に向ける視線には敵意が宿り、完全に警戒モードに入っている。
要に関しては、詠一の出方を伺いながらの対撃モードと言ったところか、肩に触れる要の手のひらが異常に冷たい。
詠一は冷や汗を浮かべ、要を凝視…
実際は数分の沈黙が、果てしなく長い時間に思える。
堂形美容外科クリニック院長、堂形昌也は天使えの一族再興を目論み、娘の深鈴と要の縁談を勧めた人物。
天使えの一族は、その血族にしか転生しない。
次第に血を薄め、転生者は減り、転生できても特殊能力の覚醒に至らないことが増えた。
堂形昌也は天使えの特殊能力が消え入る事を危惧し、血を深めようとしたらしい。
要は現存する天使えの血の深さでは群を抜く唯一無二の存在。
要の血を堂形に取り込む為、娘の顔を架南そっくりに作り変えると言う執着を見せた。
要は前回の一件以来、堂形を警戒している。
葵は沈黙が堪らず、要の顔を見上げる。
仮に詠一が堂形昌也の差し金だとしたら、要はどうするのだろうか。
葵の視線に気づき、要は容易に詠一から視線を外すと葵を見た。
この緊迫感の中、それが意外で葵は面食らう。
そのタイミングで携帯の着信音が詠一の胸ポケットから鳴り響いた。
詠一は驚きながら携帯を取り出し、画面を見てから情けない顔を要に向けた。
「…どうぞ、出てください」
要がそれに気づいて声をかける。
「…はぁ、どうも」
毒気を抜かれたような顔で詠一は背を向けると、数歩離れて携帯に出た。
会社からの連絡のようで、背を丸めてぺこぺこと頭を下げて話をしている。
「あ、…あ、はい、今から戻ります」
通話を切ると、深い溜め息。
「会社からですか?」
その背中に要が声をかける。
「……仕事中なもんで」
「では、お引き取りください」
バツが悪そうに振り返る詠一に、さらりと要は言い放った。
「…は?え?いいんですか…」
詠一がきょとんとする。
「ええ、どうぞ」
「…あ、じゃあ、これで」
歯切れの悪い言葉を残し、詠一が店を出る。
要が和希を見やり、和希は頷くとカウンターのイスを立った。
窓越しに詠一の姿を確認し、頃合いを見て和希も店を出る。
(橘くん、和希くんに見張られるんだ…)
詠一の後を追うように店の窓を横切る和希を見て、葵はぼんやりと思った。
「…要くん、なんかごめんね」
着替えを済ませ自室から出てきた要に、葵はリビングのソファの上から声をかける。
「………」
眉をしかめ、要は無言のまま葵の隣に横向きに座った。
背もたれに片腕を乗せ、表情を曇らせる。
「彼とやましい事でも?」
「そうじゃなくて…」
慌てて否定したものの、『やましい』と言うのが何のどこからどこまでを指すものなのか、わからなくなる。
(あれ?元カレってやましいのかな?)
第一、昨日の夜から不安に思っていた事って、要にある過去の女性の影で、つまり元カノがいたのかどうかで自分はモヤモヤしていた。
「…そうかも」
葵は膝を抱えて顔を伏せる。
「へぇ、元彼出現でやましい事があったんですね」
「出現でって言うか…ん?あれ??」
葵は顔を上げて要を見やる。
「…元カレって知ってた?」
「橘 詠一、現在28歳、大学一年の終わりから約一年間ほど交際、でしたよね」
「そうです…」
そう言えば、要は出会う前の自分のことを良く知っているんだった。
関係者の素性を知る、血筋を知る事は、もはや必須。
「調査書の上では顔はわかりませんでしたが、堂形の身辺を探った時に出入り業者の名簿に彼がいたので、妙な因果だと思ってはいました」
「そうだよね。こんな形で再会するなんて…だから、ごめんね」
「過去の関係を利用されたから?」
葵はゆっくり頷いた。
「利用するほうが絶対的に悪いんですよ。葵さんが謝ることではありません」
ふっと要は唇の端に笑みを乗せる。
悪戯を思いついたような、そんな笑み。
「それとも、他に後ろめたいことが?」
こう言う顔をする時の要にはドキッとする。
「彼との事を思い出した、とか」
要が身を乗り出し、端正な顔が近づいた。
思い出したことは思い出した…
(散々で中途半端な思い出を)
謎が深まっただけで、ときめくようなものではなかった。
黒曜石のように透明な深みのある要の瞳が、見透かすように見つめてくる。
服を剥ぎ取られていくような、そんな感覚に葵は頬を染める。
見つめられているだけの今、この瞬間のほうが過去よりときめいてしまう。
「…私、薄情なの」
呟くように葵は口を開いた。
「薄情?」
「彼との事、ほとんど覚えてなくて」
「じゃあ、初めてのデートは?」
「…映画館?」
首を傾げて答えると、要が吹き出した。
「なぜ疑問形なんですか?」
「途中まで彼の女友達がいたから、デートって言うのかな?って」
「言いませんね…デートだとしたら最悪ですね」
「そんなのばかりだったよ」
詠一には友達がたくさんいて、半分以上が女だった。
大学で二人で会うことは少なく、ランチは告白された時以外は常に誰かが一緒にいた。
だから、一度ランチを断ったあとは雪崩れ込むが如く接触は減り、自然消滅もスムーズだったんだと思う。
「キスも覚えていませんか?」
「…え?それは」
流石にそれを聞かれるとは思っておらず、葵は戸惑って目をそらす。
「どんなキスでした?」
要の手が伸ばされ、顎に指が触れる。
「ふ、ふつうの…」
あまり記憶にないけれど、心地良くはなかったのは覚えている。
「してみてください、その時のキス」
要が相手だと、その声でキスと言う言葉を聞くだけで胸がドクドクと波打つ。
そのキスの再現なんて、できっこない。
…温度が違う。
もう、熱いキスを知ってしまったから。
伝えたい、そのことを…
葵はソファの上に膝を立て、要の肩に手を置いた。
「彼とは温度のないキスだったの…私は要くんにそんなキスできないよ」
少し上から要を見下ろす。
動悸がすごくうるさい。
キスをされる時は待ち受けるだけで、目を閉じていたけれど、自分からキスをする場合はどのタイミングで目を閉じるべきなのか、迷った挙句、唇が触れる寸前まで近づく要の瞳をずっと見ていた。
葵は小さく震える唇で、触れるだけのキスをする。
恥ずかしくて要の顔を見ていられず、葵は要の首筋に腕を回し、体を寄せた。
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