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第5章 刻印
決意と愛情のジレンマ
「全く…どう言う神経しているのかしら」
切れ長の目を更に細め、満琉が眉をしかめた。
「交代して、一目だけでも楓にって思ってきてみたら…店で、何してくれてるのよ!」
返す言葉もなく、葵はウェアの胸元を握り締める。
テーブルに腰掛けた状態の葵に向き合い、要がジッパーを上げてくれた。
もう穴があったら逃げ込みたい。
キスに夢中で店の扉が開いたことさえ気づいてなかった。
多分ブラも見られたし、お腹辺りも見られたし…もしかすると『証』も。
「仲直りしまくったみたいで良かった良かった」
満琉だけなら未だしも祥吾にまで見られた…
葵は顔を真っ赤に染めて顔を伏せた。
「良くないわよっ、至る所で発情されてたらこっちが困るのよ」
怒り心頭の満琉に対し、祥吾は軽薄な笑みを浮かべている。
「別にここで最後までしようなんて思ってませんよ」
要は顔色一つ変えずにしれっと言い退けた。
「思ってたら困るわよ」
(それは私も困る)
葵は満琉に激しく同意しつつ大きく頷く。
「とにかく、葵ちゃんのことは任せて、楓が病院にいるうちに行ってくるといいわ。葬儀には多分参列させてもらえないから」
満琉の視線が葵の胸元へと流れた。
「……って言うつもりで来たんだけど」
満琉はソファに腰掛け腕を組む。
「葵ちゃんの胸にあるのって、例の証よね。その話はしてくれないのかしら?」
葵が青ざめて要を見上げると、要は葵の視線を受け止め口元に笑みを乗せた。
もっと困った顔をすると思ったら、かなり余裕のある表情である。
「バレては仕方ないですね」
葵をテーブルから降ろしながら、要は息を吐いた。
「嘘だろっ!海斗じゃ出なかったのに、要で出たのか?!」
祥吾が大袈裟な声を上げ、頭を抱える。
『証』が出たイコール性交渉、の図式がダイレクト過ぎて、葵は体中が熱を持つほど恥ずかしくなった。
「そ、それに、いつの間にロストバージン!!」
「祥吾うるさいわよ」
よろめきながらカウンターのイスに座る祥吾に満琉が冷ややかな一瞥を投げた。
「架南は、蒼麻でも出ませんでしたよ。葵さんだから出たのかもしれません」
もう身の置き場もなくオロオロしていると、要が肩を抱きソファへと誘導してくれる。
「……じゃあ、相手が俺でも出たかもな」
「論外です」
ぽつりと呟く祥吾を要が殺気を孕んだ目で睨みつけた。
「ほんと、なぜ架南には出なかったのかしら」
満琉が首を傾げる。
本当にそれは最大の謎だ。
能力の覚醒すらせず、前世の記憶だって見る回数が少ないし、これと言って秀でたものなどない自分に、要に一度抱かれただけで出たのだから。
「恐らく、生娘であるかどうか、かと。これは確実になかった話ですが、もし架南が生娘のまま海斗との初夜を迎えていたら、『証』は現れたかもしれません」
「まぁ、言われてみるとあの時代に初夜の前に処女喪失って珍しいわよね。総帥継承の必要条件にわざわざ組込まれなかったのかもしれないわ」
生娘とか、処女喪失とか、当たり前に飛び交う言葉に葵の脳内は激しく動揺した。
この手の話題は苦手である。
(和希くんだと構えずに話せるのに…)
和希を思い出し葵はハッとする。
「あ、あの!和希くん、和希くんは?!」
身を乗り出し葵は声を上げた。
「あ、そうそう、彼ね、持ち直したわ…まだ油断はできないけど。それも伝えに来たのよ」
まるでついでの用件を伝えるように満琉が微笑む。
その顔は緊迫感がなく、和希に命の危険はないのだと安心した。
それに、楓の件があったわりに満琉は元気である。
祥吾と篠宮が行方をくらませた時、満琉の取り乱した様を見ていたせいか、満琉が気掛かりだった。
だけれど、楓の件は宿命として割り切れているのかもしれない。
「今は相良さんがついているわ」
「和翔さんが?」
「葵ちゃんにも会いたがっていたわよ」
そういえば、あれから相良 和翔には会えていない。
和希に至っては喧嘩別れである。
「要、心配はわかるけど、葵ちゃんを病院には行かせられないの?」
俯いた葵の顔を眺めていた満琉が要に声をかけた。
「甘いですよ、満琉さん」
それを要があっさりと跳ね除ける。
あまりの即答ぶりに満琉は苛立ったように眉をしかめた。
「現状はわからないでもないのよ?だけど、今の状態はほんとに軟禁状態だわ。せっかく『証』が出たんだし、結界を使えれば何とかなるじゃない」
「継承はしません」
「継承の儀を済ませたって、何も今更総帥になれとは言われないわよ」
「では、なぜ執拗に葵さんは命を狙われると思いますか?」
要が口調を強め、満琉が言葉を詰まらせる。
「墓守は言わば、種馬です。より多くの相手を孕ませ、その血族を増やす為の。種馬が特定にしか目もくれない状況が好ましくないんですよ」
不老不死の墓守、一族の血を受け継ぐ者を、より多く残す為に死なない体にされるのだと、蒼麻が言っていた。
「一族再興を願う者達は、そんな考え方の輩です。総帥が現れたと知れば、一族再興に拍車をかけようとするでしょう。しかもそれは再興反対派にとっても多大な影響を与える存在となる。今は思いを同じくする者達も、ベクトルが変わる可能性があります。危険過ぎる…」
敵は牙を剥き、仲間が敵になるかもしれない、と言うことなのか。
「………そうね」
満琉の顔が深刻そうに青ざめる。
「私もさっき、結界使いたいって言って怒られたんです……」
要も満琉も、自分を思ってのことだとわかるから、少し切ない。
葵は満琉に向けて情けなく笑った。
満琉の気遣いが申し訳なく思えた。
「その件は先程やっと説き伏せたところなので」
「説き伏せた?組み敷いたの間違いだろ」
要の言葉にニヤニヤといやらしく笑い祥吾が茶々を入れる。
「目に焼き付いちゃったよ」
「目玉をくりぬかれたいですか?」
黙れと言わんばかりに要は祥吾を一瞥した。
凍りつくような冷たい視線を向けられながらも、祥吾は嬉しそうに笑っている。
「とりあえず、継承の儀も、結界の件も、当分は忘れてください。『証』の件も内密に」
「わかったわ…」
納得し切ってはいない面持ちではあるが、満琉が頷いた。
「だけどね、このまま誤魔化し続けられる事でもないわ。何より要がそれを一番わかってるんだろうけど…生涯ずっと葵ちゃんを閉じ込めてはいられないんだから」
満琉の言葉はいつもの柔らかさがなく淡々としたものだった。
安易だったと言われれば、全てがそうである。
側にいたい、共に生きたいと言う思いを貫くことばかり考えて、この世界に飛び込んだ。
要がずっとずっと前から存在を明かさず見守っていてくれた理由がよくわかる。
それを知らず、接触を望んだのは自分だ。
今更、自由が欲しいわけではない。
ただこのまま閉じこもっていてはいけない気がするのは確かで、非力で無力な守られるだけの自分が心底嫌になる。
「私………」
葵は耐え切れず口を開く。
「能力を使えるようになりたい」
話の流れが流れだっただけに、満琉も祥吾も唖然とし、要については隣で深く息を吐いた。
「葵さん、能力は……」
優しく諭すような要の声を遮るように、葵は要に向き直り腕を掴む。
「わかってるっ、だからね、要くんが教えて」
「…………?」
要が困惑の色を浮かべ瞳を細めた。
「使えるようになった時の為に少しずつでいいから準備したい」
「準備?」
「能力はあるから使うってだけじゃダメだって、要くん、前に言ってたじゃない?能力は制御してこそ意味があるって」
「言いましたが、それは無闇矢鱈に能力を使い過ぎる和希に言ったのであって、まぐれで使えたレベルの葵さんはまた別の話ですよ」
黒曜石のような暗灰色の瞳は、牽制するかのように黒く鋭い光を宿していて、負けそうになる。
「…ま、まぐれだけど使えたなら治癒能力はあるってことだしっ」
「治癒能力があることは認めます」
「それなら、制御の仕方を教えてよっ、私に仕込んで!」
ぶっ、と祥吾が吹き出して笑い出した。
「仕込んで、はいいね」
膝を叩いて大爆笑の祥吾がその場の緊張感を見事に打ち砕く。
「要が仕込みたいのはそっちじゃないよな」
「祥吾さん、黙ってて貰えますか」
要は忌々しげな表情で殺意にも似た視線を祥吾にぶつけた。
「まぁまぁ、仕込んでやればいいだろ」
「簡単に言わないでください」
「他の男に仕込まれるよりマシだろ?あ、葵ちゃん、なんならオレが」
ニヤニヤと笑う祥吾に葵が首を横に振ろうとすると、祥吾は何やら意味ありげなウィンクをする。
「……あっ、じゃあ、祥吾さんに」
「アレもコレも色々と仕込んであげるよ」
それは絶対に嫌だと思いながらも、葵は誤魔化すように笑って見せた。
「………わかりました」
仕方無さそうに要が呟いて、ゆっくりと葵へと向き直る。
「制御の仕方を教えます。ですが、実践で使うのは別問題ですよ」
不安そうに要は表情を曇らせた。
祥吾と結託して無理矢理承知させる形になってしまい、少し後ろめたくなる。
だけれど、治癒能力が使えるようになれば、きっと色々と貢献できるし、和希のことも治せるはず。
切れ長の目を更に細め、満琉が眉をしかめた。
「交代して、一目だけでも楓にって思ってきてみたら…店で、何してくれてるのよ!」
返す言葉もなく、葵はウェアの胸元を握り締める。
テーブルに腰掛けた状態の葵に向き合い、要がジッパーを上げてくれた。
もう穴があったら逃げ込みたい。
キスに夢中で店の扉が開いたことさえ気づいてなかった。
多分ブラも見られたし、お腹辺りも見られたし…もしかすると『証』も。
「仲直りしまくったみたいで良かった良かった」
満琉だけなら未だしも祥吾にまで見られた…
葵は顔を真っ赤に染めて顔を伏せた。
「良くないわよっ、至る所で発情されてたらこっちが困るのよ」
怒り心頭の満琉に対し、祥吾は軽薄な笑みを浮かべている。
「別にここで最後までしようなんて思ってませんよ」
要は顔色一つ変えずにしれっと言い退けた。
「思ってたら困るわよ」
(それは私も困る)
葵は満琉に激しく同意しつつ大きく頷く。
「とにかく、葵ちゃんのことは任せて、楓が病院にいるうちに行ってくるといいわ。葬儀には多分参列させてもらえないから」
満琉の視線が葵の胸元へと流れた。
「……って言うつもりで来たんだけど」
満琉はソファに腰掛け腕を組む。
「葵ちゃんの胸にあるのって、例の証よね。その話はしてくれないのかしら?」
葵が青ざめて要を見上げると、要は葵の視線を受け止め口元に笑みを乗せた。
もっと困った顔をすると思ったら、かなり余裕のある表情である。
「バレては仕方ないですね」
葵をテーブルから降ろしながら、要は息を吐いた。
「嘘だろっ!海斗じゃ出なかったのに、要で出たのか?!」
祥吾が大袈裟な声を上げ、頭を抱える。
『証』が出たイコール性交渉、の図式がダイレクト過ぎて、葵は体中が熱を持つほど恥ずかしくなった。
「そ、それに、いつの間にロストバージン!!」
「祥吾うるさいわよ」
よろめきながらカウンターのイスに座る祥吾に満琉が冷ややかな一瞥を投げた。
「架南は、蒼麻でも出ませんでしたよ。葵さんだから出たのかもしれません」
もう身の置き場もなくオロオロしていると、要が肩を抱きソファへと誘導してくれる。
「……じゃあ、相手が俺でも出たかもな」
「論外です」
ぽつりと呟く祥吾を要が殺気を孕んだ目で睨みつけた。
「ほんと、なぜ架南には出なかったのかしら」
満琉が首を傾げる。
本当にそれは最大の謎だ。
能力の覚醒すらせず、前世の記憶だって見る回数が少ないし、これと言って秀でたものなどない自分に、要に一度抱かれただけで出たのだから。
「恐らく、生娘であるかどうか、かと。これは確実になかった話ですが、もし架南が生娘のまま海斗との初夜を迎えていたら、『証』は現れたかもしれません」
「まぁ、言われてみるとあの時代に初夜の前に処女喪失って珍しいわよね。総帥継承の必要条件にわざわざ組込まれなかったのかもしれないわ」
生娘とか、処女喪失とか、当たり前に飛び交う言葉に葵の脳内は激しく動揺した。
この手の話題は苦手である。
(和希くんだと構えずに話せるのに…)
和希を思い出し葵はハッとする。
「あ、あの!和希くん、和希くんは?!」
身を乗り出し葵は声を上げた。
「あ、そうそう、彼ね、持ち直したわ…まだ油断はできないけど。それも伝えに来たのよ」
まるでついでの用件を伝えるように満琉が微笑む。
その顔は緊迫感がなく、和希に命の危険はないのだと安心した。
それに、楓の件があったわりに満琉は元気である。
祥吾と篠宮が行方をくらませた時、満琉の取り乱した様を見ていたせいか、満琉が気掛かりだった。
だけれど、楓の件は宿命として割り切れているのかもしれない。
「今は相良さんがついているわ」
「和翔さんが?」
「葵ちゃんにも会いたがっていたわよ」
そういえば、あれから相良 和翔には会えていない。
和希に至っては喧嘩別れである。
「要、心配はわかるけど、葵ちゃんを病院には行かせられないの?」
俯いた葵の顔を眺めていた満琉が要に声をかけた。
「甘いですよ、満琉さん」
それを要があっさりと跳ね除ける。
あまりの即答ぶりに満琉は苛立ったように眉をしかめた。
「現状はわからないでもないのよ?だけど、今の状態はほんとに軟禁状態だわ。せっかく『証』が出たんだし、結界を使えれば何とかなるじゃない」
「継承はしません」
「継承の儀を済ませたって、何も今更総帥になれとは言われないわよ」
「では、なぜ執拗に葵さんは命を狙われると思いますか?」
要が口調を強め、満琉が言葉を詰まらせる。
「墓守は言わば、種馬です。より多くの相手を孕ませ、その血族を増やす為の。種馬が特定にしか目もくれない状況が好ましくないんですよ」
不老不死の墓守、一族の血を受け継ぐ者を、より多く残す為に死なない体にされるのだと、蒼麻が言っていた。
「一族再興を願う者達は、そんな考え方の輩です。総帥が現れたと知れば、一族再興に拍車をかけようとするでしょう。しかもそれは再興反対派にとっても多大な影響を与える存在となる。今は思いを同じくする者達も、ベクトルが変わる可能性があります。危険過ぎる…」
敵は牙を剥き、仲間が敵になるかもしれない、と言うことなのか。
「………そうね」
満琉の顔が深刻そうに青ざめる。
「私もさっき、結界使いたいって言って怒られたんです……」
要も満琉も、自分を思ってのことだとわかるから、少し切ない。
葵は満琉に向けて情けなく笑った。
満琉の気遣いが申し訳なく思えた。
「その件は先程やっと説き伏せたところなので」
「説き伏せた?組み敷いたの間違いだろ」
要の言葉にニヤニヤといやらしく笑い祥吾が茶々を入れる。
「目に焼き付いちゃったよ」
「目玉をくりぬかれたいですか?」
黙れと言わんばかりに要は祥吾を一瞥した。
凍りつくような冷たい視線を向けられながらも、祥吾は嬉しそうに笑っている。
「とりあえず、継承の儀も、結界の件も、当分は忘れてください。『証』の件も内密に」
「わかったわ…」
納得し切ってはいない面持ちではあるが、満琉が頷いた。
「だけどね、このまま誤魔化し続けられる事でもないわ。何より要がそれを一番わかってるんだろうけど…生涯ずっと葵ちゃんを閉じ込めてはいられないんだから」
満琉の言葉はいつもの柔らかさがなく淡々としたものだった。
安易だったと言われれば、全てがそうである。
側にいたい、共に生きたいと言う思いを貫くことばかり考えて、この世界に飛び込んだ。
要がずっとずっと前から存在を明かさず見守っていてくれた理由がよくわかる。
それを知らず、接触を望んだのは自分だ。
今更、自由が欲しいわけではない。
ただこのまま閉じこもっていてはいけない気がするのは確かで、非力で無力な守られるだけの自分が心底嫌になる。
「私………」
葵は耐え切れず口を開く。
「能力を使えるようになりたい」
話の流れが流れだっただけに、満琉も祥吾も唖然とし、要については隣で深く息を吐いた。
「葵さん、能力は……」
優しく諭すような要の声を遮るように、葵は要に向き直り腕を掴む。
「わかってるっ、だからね、要くんが教えて」
「…………?」
要が困惑の色を浮かべ瞳を細めた。
「使えるようになった時の為に少しずつでいいから準備したい」
「準備?」
「能力はあるから使うってだけじゃダメだって、要くん、前に言ってたじゃない?能力は制御してこそ意味があるって」
「言いましたが、それは無闇矢鱈に能力を使い過ぎる和希に言ったのであって、まぐれで使えたレベルの葵さんはまた別の話ですよ」
黒曜石のような暗灰色の瞳は、牽制するかのように黒く鋭い光を宿していて、負けそうになる。
「…ま、まぐれだけど使えたなら治癒能力はあるってことだしっ」
「治癒能力があることは認めます」
「それなら、制御の仕方を教えてよっ、私に仕込んで!」
ぶっ、と祥吾が吹き出して笑い出した。
「仕込んで、はいいね」
膝を叩いて大爆笑の祥吾がその場の緊張感を見事に打ち砕く。
「要が仕込みたいのはそっちじゃないよな」
「祥吾さん、黙ってて貰えますか」
要は忌々しげな表情で殺意にも似た視線を祥吾にぶつけた。
「まぁまぁ、仕込んでやればいいだろ」
「簡単に言わないでください」
「他の男に仕込まれるよりマシだろ?あ、葵ちゃん、なんならオレが」
ニヤニヤと笑う祥吾に葵が首を横に振ろうとすると、祥吾は何やら意味ありげなウィンクをする。
「……あっ、じゃあ、祥吾さんに」
「アレもコレも色々と仕込んであげるよ」
それは絶対に嫌だと思いながらも、葵は誤魔化すように笑って見せた。
「………わかりました」
仕方無さそうに要が呟いて、ゆっくりと葵へと向き直る。
「制御の仕方を教えます。ですが、実践で使うのは別問題ですよ」
不安そうに要は表情を曇らせた。
祥吾と結託して無理矢理承知させる形になってしまい、少し後ろめたくなる。
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