28 / 28
第6章 久遠
風雷と口伝の男
「よくイチャつけるね、この状況でさ」
背後で声がして葵が慌てて振り返ると、少女が真後ろに浮遊していた。
彼女を取り巻く空気の流れが見えるようだ。
空気、大気、そう言ったものを操り風を生み出しているのだろうか。
小柄な体にセーラー服、ショートボブの髪と丸い大きな瞳が快活さを印象付ける。
「女片手に戦えんの?」
近くで見ると、驚くくらいにあどけない。
だけれどその瞳には好奇心に混じり、しっかりとした敵意があった。
少女と詠一に挟まれる態勢となり、葵は焦りを感じた。
更に詠一の隣に大きな体が落ちてきて、ゆらりと立ち上がる。
「腹立つくらいに手強いな、兄ちゃん」
初めてまともに顔を見た男は、その身体に見合うような厳つい顔立ちで、左眼を跨ぐように大きな傷痕があった。
水を操る要には雷撃は不利だ。
「能力なしの肉弾戦にしては手こずってるじゃないか」
「まあな、のらりくらりと躱しやがるのさ」
楽しげに言葉を交わす二人に葵は激しい不快感を覚える。
彼等は何が目的にせよ、現状を楽しんでいるのだ。
追い詰めて、傷を負わせて、戦いに興じる神経がわからない。
わからないだけに、とても怖い。
要は右側に少女、左側に男達になるように立ち位置を変えると、その腕の中に抱え込む様に葵を抱き寄せた。
葵の頭に口付けをするかのように顔を寄せ、髪を撫ぜる。
大丈夫だと、言うかのように。
そして一呼吸置くと、鋭く視線を上げた。
真っ直ぐ正面を見据え、視界の端で両者の動きを見る。
「………獅琅」
ぽつり、と独り言のように要がその名を口にした。
詠一が不快感を隠そうともせずに片目を細める。
「口伝の中にあった墓守の名だ」
構わず要は続けた。
「自分からあの村から消えたのではない。一族を追放された」
脳裏に架南の記憶に残る、あの廃屋が浮かんだ。
たくさんの鳥達のさえずりと共に、一瞬だけ垣間見たあの顔が過ぎる。
刀を手に廃屋を後にする時の、あの横顔。
まるでこの世に一人、取り残されたような淋しげで絶望に囚われた眼差し。
「良く分かったな」
詠一は一瞬の動揺をなかったかの様に、繋がりかけている右手首の具合いを見ながら、唇の端に笑みを乗せる。
「知る者もそうはいないはずなんだけどな」
葵は要がすでに詠一が墓守であると知っていたことに驚いた。
自分以外に墓守がいることを、詠一が現れる前から知っていたのだろうか。
「こちらには情報通がいますので」
「ああ、あの男か……正体不明の、篠宮とか言ったかな」
意外な名前が詠一の口から出る。
(正体不明?)
篠宮が前世で誰だったか、葵は知らない。
正体不明とかそういう意味だろうか。
その他のメンバーは聞かずとも前世の名を教えてくれていたけれど、篠宮はあえて伏せられているようで葵から知ろうとしたこともない。
「あの時、殺しときゃ良かった…」
低くか細い呟きが、詠一から放たれる。
「暁華が憑依できるだけ血が薄い、能力もないし、眼中になかったな」
暁華の名を聞き、葵はやっとそこで気づいた。
(あの時から、なの……)
元聖域とスローネで起きた死闘。
堂形深鈴の一件どころじゃない。
その前から、橘 詠一が背後にいたのだ。
「驚いた?」
青ざめる葵に詠一が眼を向ける。
「悪いけどね、そこにいる、その自分の所有物みたいに君を抱えている男なんかより、ずっと前から、俺は君を見ていたんだよ」
詠一は悠然と歩み寄ってきた。
要が片腕を持ち上げ、詠一に向けて手のひらを構える。
詠一がその手のひらが胸部に触れるギリギリで立ち止まった。
「咲絵が君を身籠った時からね」
「………え?今、なんて」
葵は耳を疑う。
なぜ、詠一の口から母の名前が出るのか、その親しげな呼び方も、声音も。
「君、咲絵に似てるよ」
昔を懐かしむように微笑む詠一に、ぞっとした。
自分の体のあちこちに、知らないうちに操り糸がつけられていたような不気味さ。
「ああ、唇の感触とか体つきも似てるかな」
詠一が左手で揉むような仕草を見せた。
葵は胸を揉みしだかれた事を思い出し、ぎょっとする。
何より母の体を知っているかのような口調にも、思い出してしまった荒々しい口付けと口内に広がった血の鉄臭さにも吐き気がした。
要はどんな顔をしているのだろうか…
詠一にされたことを要に知られた。
知られたくなかった。
怖くて顔を見上げられない。
ぐいっと背中に回された要の腕に力がこもる。
「貴様が何を言おうと、葵は渡さない」
普段の声よりは熱を持ち断言する声と、背中に感じる腕の逞しさに、葵の不安が掻き消されるようだった。
「なあ、レオ」
詠一の背後で屈強な男が痺れを切らしたように口を開く。
「お喋りはもういいんじゃねえか」
レオとは、詠一のことなのか、詠一が肩越しに振り返った。
「まあ、待てよ」
「待っただろ、無駄話に充分付き合ったぜ」
「見ろよ…いつ心臓吹き飛ばされてもおかしくない状態だ」
詠一が自分の胸元を指差す。
「何言ってる。死なないだろ」
ふん、と男は厳つい顔を緩め鼻で笑った。
「ひどいな、死ななくても死ぬほど痛いんだぞ。心臓やられると回復も遅いしな」
詠一と男が話し始めると、要がトントンと指先で体を叩いて合図をしてきた。
「1で右、2で左に壁を…」
髪に顔を埋めるように軽くかがみ、とても小さく囁く。
僅かな振動のように聞こえた要の声に葵は頷いた。
要の右手には少女、左手には詠一と男がいる。
きっと一瞬で決まるだろう。
葵は固唾を飲み、そっと深呼吸をすると、握った右手に意識を集中する。
「ねーねー、今、何言われたの?」
とても近くから少女に声をかけられ、一瞬集中が途切れた。
「今さ、何か言ったでしょう?」
少女に顔を向けると、大きな瞳で瞬いて身を乗り出している。
要の心音が微かに早くなるのを感じた。
(能力を使ってるんだ…)
そう思った直後、要の鼓動が大きく跳ねる。
少女が何かを察知し下を見やった時には、足首までが大きな水蛇の口の中に呑まれていた。
「しまった!」
少女が叫び、水蛇の口に手を当て抵抗するも、その手さえ水蛇の体に取り込まれる。
男が詠一の体を後方に引っ張り、屈強な拳を握って突き出した。
(左に壁っ!)
葵は両手を男に向け、感覚を研ぎ澄ます。
「防ぐだけの大きなものを」
要の声が頭の上から降り注ぎ、葵の腕に手が置かれた。
要の指先から、温かい何かが流れ込む。
「させるか!!」
男の拳から稲妻が生まれ、放たれた。
至近距離、要は水を操っている。
防がなければ、感電してしまう。
刹那、葵の手のひらから空間を引き裂いて結界が広がった。
氷が張るかのようにビキビキと音を立て、橋の袂に届く勢いで壁が現れる。
それを確認してから要が葵を抱え上げ、欄干に飛び乗った。
上流から地響きに似た暴音が近づいてくる。
「しっかり掴まって」
要が何をするのか葵は気づき、首筋へと腕を回し抱きついた。
そして黒く煌めく川面へ。
迫る濁流が見えた。
川面に着水するタイミングで追いつくような速さ。
怖くない、共に落ちるなら。
葵は深く息を吸い込み目を閉じた。
川面へ落ちる直前、上流から押し寄せた濁流が二人を飲み込んだ。
水蛇がそれと共に形を無くし、濁流の中へと消える。
「逃がさないよっ」
少女は舌打ちをして体を反転させた。
「燕、追わなくていい」
その少女を詠一が制する。
「……え?!なんでさ」
不満そうに少女が振り返った。
そんな少女を詠一は手招く。
結界は日向 葵が消えても尚、そこに在り続け揺るがない。
「これは凄いな」
詠一は結界に掌を当て、感嘆の声を上げた。
見上げると優に10Mほどの高さがあり、両端は袂まで伸びている、そして厚さも数センチありそうな強固な壁だ。
「こんなもんあったら即座には追えないよな」
「追う気なんかねぇじゃねえか」
男が呆れたような声を出す。
「ああ、目的は果たしたしな」
詠一は目を細め、遠く下流に向け流れて行く濁流を見送った。
「雷斬、次のステージだ」
詠一は男を見る事なく言い放つ。
背後で声がして葵が慌てて振り返ると、少女が真後ろに浮遊していた。
彼女を取り巻く空気の流れが見えるようだ。
空気、大気、そう言ったものを操り風を生み出しているのだろうか。
小柄な体にセーラー服、ショートボブの髪と丸い大きな瞳が快活さを印象付ける。
「女片手に戦えんの?」
近くで見ると、驚くくらいにあどけない。
だけれどその瞳には好奇心に混じり、しっかりとした敵意があった。
少女と詠一に挟まれる態勢となり、葵は焦りを感じた。
更に詠一の隣に大きな体が落ちてきて、ゆらりと立ち上がる。
「腹立つくらいに手強いな、兄ちゃん」
初めてまともに顔を見た男は、その身体に見合うような厳つい顔立ちで、左眼を跨ぐように大きな傷痕があった。
水を操る要には雷撃は不利だ。
「能力なしの肉弾戦にしては手こずってるじゃないか」
「まあな、のらりくらりと躱しやがるのさ」
楽しげに言葉を交わす二人に葵は激しい不快感を覚える。
彼等は何が目的にせよ、現状を楽しんでいるのだ。
追い詰めて、傷を負わせて、戦いに興じる神経がわからない。
わからないだけに、とても怖い。
要は右側に少女、左側に男達になるように立ち位置を変えると、その腕の中に抱え込む様に葵を抱き寄せた。
葵の頭に口付けをするかのように顔を寄せ、髪を撫ぜる。
大丈夫だと、言うかのように。
そして一呼吸置くと、鋭く視線を上げた。
真っ直ぐ正面を見据え、視界の端で両者の動きを見る。
「………獅琅」
ぽつり、と独り言のように要がその名を口にした。
詠一が不快感を隠そうともせずに片目を細める。
「口伝の中にあった墓守の名だ」
構わず要は続けた。
「自分からあの村から消えたのではない。一族を追放された」
脳裏に架南の記憶に残る、あの廃屋が浮かんだ。
たくさんの鳥達のさえずりと共に、一瞬だけ垣間見たあの顔が過ぎる。
刀を手に廃屋を後にする時の、あの横顔。
まるでこの世に一人、取り残されたような淋しげで絶望に囚われた眼差し。
「良く分かったな」
詠一は一瞬の動揺をなかったかの様に、繋がりかけている右手首の具合いを見ながら、唇の端に笑みを乗せる。
「知る者もそうはいないはずなんだけどな」
葵は要がすでに詠一が墓守であると知っていたことに驚いた。
自分以外に墓守がいることを、詠一が現れる前から知っていたのだろうか。
「こちらには情報通がいますので」
「ああ、あの男か……正体不明の、篠宮とか言ったかな」
意外な名前が詠一の口から出る。
(正体不明?)
篠宮が前世で誰だったか、葵は知らない。
正体不明とかそういう意味だろうか。
その他のメンバーは聞かずとも前世の名を教えてくれていたけれど、篠宮はあえて伏せられているようで葵から知ろうとしたこともない。
「あの時、殺しときゃ良かった…」
低くか細い呟きが、詠一から放たれる。
「暁華が憑依できるだけ血が薄い、能力もないし、眼中になかったな」
暁華の名を聞き、葵はやっとそこで気づいた。
(あの時から、なの……)
元聖域とスローネで起きた死闘。
堂形深鈴の一件どころじゃない。
その前から、橘 詠一が背後にいたのだ。
「驚いた?」
青ざめる葵に詠一が眼を向ける。
「悪いけどね、そこにいる、その自分の所有物みたいに君を抱えている男なんかより、ずっと前から、俺は君を見ていたんだよ」
詠一は悠然と歩み寄ってきた。
要が片腕を持ち上げ、詠一に向けて手のひらを構える。
詠一がその手のひらが胸部に触れるギリギリで立ち止まった。
「咲絵が君を身籠った時からね」
「………え?今、なんて」
葵は耳を疑う。
なぜ、詠一の口から母の名前が出るのか、その親しげな呼び方も、声音も。
「君、咲絵に似てるよ」
昔を懐かしむように微笑む詠一に、ぞっとした。
自分の体のあちこちに、知らないうちに操り糸がつけられていたような不気味さ。
「ああ、唇の感触とか体つきも似てるかな」
詠一が左手で揉むような仕草を見せた。
葵は胸を揉みしだかれた事を思い出し、ぎょっとする。
何より母の体を知っているかのような口調にも、思い出してしまった荒々しい口付けと口内に広がった血の鉄臭さにも吐き気がした。
要はどんな顔をしているのだろうか…
詠一にされたことを要に知られた。
知られたくなかった。
怖くて顔を見上げられない。
ぐいっと背中に回された要の腕に力がこもる。
「貴様が何を言おうと、葵は渡さない」
普段の声よりは熱を持ち断言する声と、背中に感じる腕の逞しさに、葵の不安が掻き消されるようだった。
「なあ、レオ」
詠一の背後で屈強な男が痺れを切らしたように口を開く。
「お喋りはもういいんじゃねえか」
レオとは、詠一のことなのか、詠一が肩越しに振り返った。
「まあ、待てよ」
「待っただろ、無駄話に充分付き合ったぜ」
「見ろよ…いつ心臓吹き飛ばされてもおかしくない状態だ」
詠一が自分の胸元を指差す。
「何言ってる。死なないだろ」
ふん、と男は厳つい顔を緩め鼻で笑った。
「ひどいな、死ななくても死ぬほど痛いんだぞ。心臓やられると回復も遅いしな」
詠一と男が話し始めると、要がトントンと指先で体を叩いて合図をしてきた。
「1で右、2で左に壁を…」
髪に顔を埋めるように軽くかがみ、とても小さく囁く。
僅かな振動のように聞こえた要の声に葵は頷いた。
要の右手には少女、左手には詠一と男がいる。
きっと一瞬で決まるだろう。
葵は固唾を飲み、そっと深呼吸をすると、握った右手に意識を集中する。
「ねーねー、今、何言われたの?」
とても近くから少女に声をかけられ、一瞬集中が途切れた。
「今さ、何か言ったでしょう?」
少女に顔を向けると、大きな瞳で瞬いて身を乗り出している。
要の心音が微かに早くなるのを感じた。
(能力を使ってるんだ…)
そう思った直後、要の鼓動が大きく跳ねる。
少女が何かを察知し下を見やった時には、足首までが大きな水蛇の口の中に呑まれていた。
「しまった!」
少女が叫び、水蛇の口に手を当て抵抗するも、その手さえ水蛇の体に取り込まれる。
男が詠一の体を後方に引っ張り、屈強な拳を握って突き出した。
(左に壁っ!)
葵は両手を男に向け、感覚を研ぎ澄ます。
「防ぐだけの大きなものを」
要の声が頭の上から降り注ぎ、葵の腕に手が置かれた。
要の指先から、温かい何かが流れ込む。
「させるか!!」
男の拳から稲妻が生まれ、放たれた。
至近距離、要は水を操っている。
防がなければ、感電してしまう。
刹那、葵の手のひらから空間を引き裂いて結界が広がった。
氷が張るかのようにビキビキと音を立て、橋の袂に届く勢いで壁が現れる。
それを確認してから要が葵を抱え上げ、欄干に飛び乗った。
上流から地響きに似た暴音が近づいてくる。
「しっかり掴まって」
要が何をするのか葵は気づき、首筋へと腕を回し抱きついた。
そして黒く煌めく川面へ。
迫る濁流が見えた。
川面に着水するタイミングで追いつくような速さ。
怖くない、共に落ちるなら。
葵は深く息を吸い込み目を閉じた。
川面へ落ちる直前、上流から押し寄せた濁流が二人を飲み込んだ。
水蛇がそれと共に形を無くし、濁流の中へと消える。
「逃がさないよっ」
少女は舌打ちをして体を反転させた。
「燕、追わなくていい」
その少女を詠一が制する。
「……え?!なんでさ」
不満そうに少女が振り返った。
そんな少女を詠一は手招く。
結界は日向 葵が消えても尚、そこに在り続け揺るがない。
「これは凄いな」
詠一は結界に掌を当て、感嘆の声を上げた。
見上げると優に10Mほどの高さがあり、両端は袂まで伸びている、そして厚さも数センチありそうな強固な壁だ。
「こんなもんあったら即座には追えないよな」
「追う気なんかねぇじゃねえか」
男が呆れたような声を出す。
「ああ、目的は果たしたしな」
詠一は目を細め、遠く下流に向け流れて行く濁流を見送った。
「雷斬、次のステージだ」
詠一は男を見る事なく言い放つ。
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
『床下に札束を隠す金髪悪女は、毎朝赤いマットの上で黒の下着姿で股を開く』〜ストレッチが、私の金脈〜
まさき
恋愛
毎朝六時。
黒の下着姿で、赤いヨガマットの上に脚を開く。
それが橘麗奈、二十八歳の朝の儀式。
ストレッチが終わったら、絨毯をめくる。
床下収納を開けて、封筒の束を確認する。
まだある。今日も、負けていない。
儚く見える目と、計算された貧しさで男の「守りたい」を引き出し、感情を売らずに金だけを回収してきた。
愛は演技。体は商売道具。金は成果。
ブリーチで傷んだ金髪も、柔らかく整えた体も、全部武器だ。
完璧だったはずの計算が、同じマンションに住む地味な男——青木奏の登場で、狂い始める。
奢らない。
触れない。
欲しがらない。
それでも、去らない。
武器が全部外れる相手に、麗奈は初めて「演じない自分」を見られてしまう。
赤いマットの上で、もう脚を開けなくなる朝が来るまでの話。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。