私の片思いの相手は不思議な喫茶店で働いている猫さんでした。

*花*

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1日目(月) 帰ってきた、私の実家

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―着いたー…… というか、疲れたぁー……

今は、三月一日の夜明け頃。私はここまで車で来た。実家までは長い道のりだ。けれど、私はしっかり安全運転を心がけてここまで来れた。眠くなったら、パーキングエリアに車を止めて、車の中で寝た。毛布を二枚かけて寝たけど、少し肌寒いなと感じた。きっと風邪は引いてないだろう。咳とか鼻水とか出てないし、大丈夫……かなぁ??

車は実家の車庫に止めた。
それはいいんだけど……親起きてるかな?私は腕につけている腕時計に目をやった。午前五時くらいか…… 起きてそうな気もするけどなぁ…… まず、インターホン鳴らしてみようかな。

私は家のインターホンをポチッと押した。ピンポーン、ピンポーンという明るい音が響いていた。けど、なかなか出てこない。やっぱりまだ寝てたかと思い、ドアに背を向け、どうしようか考えようとしていた。その時だった。

「どなたでしょうかー……」

という、もごもごとした声が中から聞こえてきた。声的に多分、母だろう。それから、ガチャっとドアを開けた。

「久しぶり、元気にしてた?」
「……あら、瀬良じゃない。おはよう…… 随分早く来たわねぇ…… さぁ、入って入って。寒かったでしょう。今、居間にストーブ付けてくるから……」
「まさか、こんなに早く着くって思ってなかったからさ。あ、まだ寝ててもいいよ。ていうか、起こしちゃったよね……」

一応、親には行くことを伝えていたが、予定よりも早く来すぎてしまった。しかも、まだ親も寝ていたし。母もまだ眠そうだ。

私はただいま と今度は父を起こさないように小声で呟いてから、靴を脱いで、家に上がった。

「あっ、瀬良。昨日、近所の人からみかん貰ったの。食べる?」
「うん、食べるー」
「じゃあ、準備するからちょっと待ってて」
「はーい」

そんな会話のやり取りをしながら、私は居間に行った。
ストーブは付けていたもののまだ少し寒かった。にしても……懐かしいなぁ。そんなに広くはない居間だが、私は好きだ。私は居間をきょろきょろと見回した。うん、やっぱり変わってないところが多い。変わったとしても、家具が新しくなっているだけだった。見回した後、私は居間に入って、すぐ右隣にある仏壇を拝むことにした。

「おばあちゃん……おじいちゃん……」

私が小中高と大変お世話になったなぁ……
二人とも身体的衰弱死だった。私は最後に二人の顔を見たけど、どことなく穏やかな顔に見えた。
私は仏壇の前に紫色の座布団に座り、拝んだ。ただいまから始まって、自分の仕事の状態や体調について伝えた。そして、最後は感謝の気持ちを伝えた。

「瀬良ー、みかん持ってきたよー」

と母の声が聞こえてきた。
母は器にみかんを五個盛りつけて持ってきた。

「わぁ、美味しそうだねぇ」
「さ、食べて食べて」

とテーブルの上に置いていき、母は台所の方へ行った。少し小腹が空いていたので、荷物を片付けるのは後にして、先にこの美味しそうなみかんを食べてから片付けることにした。






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