私の片思いの相手は不思議な喫茶店で働いている猫さんでした。

*花*

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4日目(木) 雨の日の再会、そして、波乱の予感2

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「…………あら……誰かいるのかしら」

あ、お母さんの声だ。

私は呑気に鼻歌を歌いながら作っていた。今は何時だろうか と時計を確認した。午前六時半。いつもならほぼこの時間に起きている。
私は自分の分のオムレツを皿に盛り付けた。

よし……!いつもよりも綺麗にできた……!
飾り付けも我ながらに完璧……!

私はちよっと誰かに自慢したいなと思っていた。……あ。ちょうどいいところに自慢できる相手がいるじゃないか。

「あら……!これ、瀬良が作ったの……?」
「あ、うん。自分なりに上手くいったと思うんだけど……どうかな?」
「うん、いいと思うよ。じゃ、お父さん起こしてくるね」

と笑顔で言った後、母は階段を駆けて行った。登っていく度にパタパタとスリッパの音が鳴り響いていた。
私は居間のテーブルに三人分のオムレツを用意した。そして、ご飯も盛り付けた。
ちょうど準備をし終わった後、母と父がやって来た。父は私の作ったオムレツを見るなり、「これ、瀬良が作ったのか」と私とオムレツを交互に見て言った。まるで、お前は料理が出来るのかと小馬鹿にするように。私は呆れたように「そうだよ」と言った。父の後ろにいた母は ふふ と笑っていた。

私達は三人向かい合って、「いただきます」と言い、初めにオムレツを食べた。結構評判はよかった。母や父は「美味しい」と口々に言いながら食べていた。私は食べながら よかった と心の中で思い、ほっ とした。また今度家に来た時に作ろう とオムレツを食べながら考えた。


「ごちそうさまでした」

と私達は声を揃えて言った。皿洗い、やっとくから と言うと、母は ありがとね、じゃ、頼んだよ と微笑んで言ってから、仕事へ行く準備を始めた。父も「よかったよー」と明るい声で言って、「次は何を作ってくれるんだろうなー」と期待されているように言った。それから、母と同じく仕事へ行く準備を始めた。
私は自分で食べた食器を台所へ持って行き、また呑気に鼻歌を歌いながら、皿洗いを始めた。


「じゃ、瀬良。行ってくるね」

と母は私に呼びかけた。父は母より先に家を出ていた。皿洗いも終わって、散歩に出かける準備をしていたときだった。私は「はーい、いってらっしゃーい」と二階から大声で呼びかけた。そして、玄関のドアはバタンと閉められた。
私はいつもの様にポンチョを着た。今日は雨が降ると困るから、傘を持って行くことにした。水玉模様の赤い傘で、可愛い。家の戸締りやストーブなどが付いていないかを確認してから家を出た。

「今は一応、雨上がってるけど、なんか降りそうなんだよなぁ……でもまぁ、降ったら降ったで傘さして歩けばいいし」

と なんとかなる と考え、私は今日も公園へと目指し、今にも雨が降りそうな真っ黒な雲に覆われた中、前向きに歩いて行った。



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