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90話 第4のボス[5]
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「さぁて、そんじゃま…こっからはイフリート、お前が要だ。頑張ってくれ」
〖お?おう…って、まて、どういう事だ?〗
「3種の攻撃を同時に当てなければ判定にならず、無敵状態は続く…
つまり、お前が攻撃を収束させて当ててくれなきゃならん。
しかも、4体分な」
〖うげっ…マジかよ。あれちょっとキチィんだが…〗
そういうとすぐ、イフリートは力を収束させながら説明を始めた。
〖実際、この力は制限や制約無しに使える訳じゃねぇんだ。
味方ならそこまでねぇんだが…どうにも支配力っつうもんが必要なんだ〗
「支配力?なんだそれ」
〖まぁ、俺がこう呼んでるっつーだけなんだが…
収束させる時、その力を支配して収束させるんだが…
その支配は俺の精神がその力に勝った時のみ支配できるんだ。
んで、それを俺は支配力って呼んでんだが…
問題が1つ、数が増えるとこの支配力は分散されて支配しにくくなり、さらに敵の攻撃なんかだとそこに相手の抵抗力も加わってより支配がしにくくなるんだ〗
「ほへぇ…中々に厄介だな…だが、支配力か…俺も試してみても良いか?」
〖あ?ああ、良いぞ。んじゃ、俺は左2体を…〗
「俺は右二体だな。んじゃ…」
「〖〘霊魂共鳴〙!〗」
さて…支配力っていっていたな。要は、こいつらの力に呑み込まれるなってことだろ?
精神は言い換えれば俺自身…となると、俺が俺自身を演技しろ…!
「〘収束支配〙」
そういった瞬間、彼の雰囲気が突然変化し、その周辺は膨大な"権威"のようなもので満たされていた。
〖ゾクッ…!あ、相棒…!今すぐ止めてくれ!〗
「うん?…あ、すまん。どうした?」
〖支配は完璧なんだが…支配しすぎて攻撃を支配するというより使用者の方を支配しちまってんだ。
だから…そうだな。今だと王みたいになってるし…
んー、そう…将軍みたいな感じに、個々に支配して多数に変化させる…みたいな感じで頼む〗
「個々で支配してそれを多数に変化…おう、分かった。
次からはそれで試してみる」
〖おう…さて、第3ラウンド開始な訳だが…なぁんか、あいつら肉体にヒビが入ってねぇか?〗
「ん、ああ…5割から強化が入るからな。
攻撃のテンポとかが大分早くなるんだ」
〖そりゃまた厄介な…って、そんなに変わんねぇか…にしても、あの中央のやつ…うーん?〗
イフリートが中央の大蛇を見ると、何故か突然頭をひねり、悩み出した。
「どうした?」
〖この感じ…どっかで見たような感じがするんだが…
ああ!わかった!おい、ミロク!あいつ、太古の真獣だ!〗
「はぁ!?あれがか!?」
〖あの独特な漂わせてる威厳…あれは間違いねぇ。
前の水龍から感じられた気迫に似ているんだ〗
「ま、マジかよ…っつうことは、あいつも下手すりゃ龍魂に…」
〖龍の始祖で大蛇、んでもってあんだけの能力を持った上して緑…
ヨルムンガンド、か?いや、だがあいつははるか昔に死んだはず…〗
「…まぁ、取り敢えず倒してみりゃあ分かんだろ」
〖お?おう…って、まて、どういう事だ?〗
「3種の攻撃を同時に当てなければ判定にならず、無敵状態は続く…
つまり、お前が攻撃を収束させて当ててくれなきゃならん。
しかも、4体分な」
〖うげっ…マジかよ。あれちょっとキチィんだが…〗
そういうとすぐ、イフリートは力を収束させながら説明を始めた。
〖実際、この力は制限や制約無しに使える訳じゃねぇんだ。
味方ならそこまでねぇんだが…どうにも支配力っつうもんが必要なんだ〗
「支配力?なんだそれ」
〖まぁ、俺がこう呼んでるっつーだけなんだが…
収束させる時、その力を支配して収束させるんだが…
その支配は俺の精神がその力に勝った時のみ支配できるんだ。
んで、それを俺は支配力って呼んでんだが…
問題が1つ、数が増えるとこの支配力は分散されて支配しにくくなり、さらに敵の攻撃なんかだとそこに相手の抵抗力も加わってより支配がしにくくなるんだ〗
「ほへぇ…中々に厄介だな…だが、支配力か…俺も試してみても良いか?」
〖あ?ああ、良いぞ。んじゃ、俺は左2体を…〗
「俺は右二体だな。んじゃ…」
「〖〘霊魂共鳴〙!〗」
さて…支配力っていっていたな。要は、こいつらの力に呑み込まれるなってことだろ?
精神は言い換えれば俺自身…となると、俺が俺自身を演技しろ…!
「〘収束支配〙」
そういった瞬間、彼の雰囲気が突然変化し、その周辺は膨大な"権威"のようなもので満たされていた。
〖ゾクッ…!あ、相棒…!今すぐ止めてくれ!〗
「うん?…あ、すまん。どうした?」
〖支配は完璧なんだが…支配しすぎて攻撃を支配するというより使用者の方を支配しちまってんだ。
だから…そうだな。今だと王みたいになってるし…
んー、そう…将軍みたいな感じに、個々に支配して多数に変化させる…みたいな感じで頼む〗
「個々で支配してそれを多数に変化…おう、分かった。
次からはそれで試してみる」
〖おう…さて、第3ラウンド開始な訳だが…なぁんか、あいつら肉体にヒビが入ってねぇか?〗
「ん、ああ…5割から強化が入るからな。
攻撃のテンポとかが大分早くなるんだ」
〖そりゃまた厄介な…って、そんなに変わんねぇか…にしても、あの中央のやつ…うーん?〗
イフリートが中央の大蛇を見ると、何故か突然頭をひねり、悩み出した。
「どうした?」
〖この感じ…どっかで見たような感じがするんだが…
ああ!わかった!おい、ミロク!あいつ、太古の真獣だ!〗
「はぁ!?あれがか!?」
〖あの独特な漂わせてる威厳…あれは間違いねぇ。
前の水龍から感じられた気迫に似ているんだ〗
「ま、マジかよ…っつうことは、あいつも下手すりゃ龍魂に…」
〖龍の始祖で大蛇、んでもってあんだけの能力を持った上して緑…
ヨルムンガンド、か?いや、だがあいつははるか昔に死んだはず…〗
「…まぁ、取り敢えず倒してみりゃあ分かんだろ」
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