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鉄の門
お喋りからはじまる
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「うーん。ダメだねー」
ペルゥが、がっかりするようなそぶりを見せて言った。
黒い鉄の門を調べていたペルゥとセウラザは、特に成果がなかったようだ。セウラザは無表情だったが、ラトスと目が合うと、小さく頭を横にふった。
「どうやら、あの門自体が封印のようだ」
「……そうなのか」
門の形をしているのに開かないとは思わず、ラトスは落胆した。無駄な期待をさせる封印だ。
「壊すことも出来ないですか?」
「こればかりは、さすがのメリーもダメだよ。魔法の次元が違うんだ」
ペルゥは大きく首をふる。
確信を持って駄目だと言うのなら、そうなのだろう。余計なことをすれば、浴びなくてもいい火の粉を浴びることにもなりかねない。
「≪悪徳≫の夢魔でも、この封印は破れないよ」
ペルゥは、念を押すように言った。それならば、どうしようもない。ラトスは両手を上げてみせた。銀色の細剣に手をかけてていたメリーも、諦めて手をはなす。壊せる可能性にかけようとしていたのだろう。
「他を、探しますか?」
「まあ。それしかないねー」
フィノアの提案に、ペルゥがうなずく。
「ところで」
うなずいた直後、ペルゥは片眼を閉じながら、低い声をこぼした。
「そこにいる夢魔は、何かな?」
「……なに?」
ペルゥの視線の先に、ラトスは顔を向ける。この辺りにはずっと、夢魔などいなかったはずだ。どこにひそんでいるのだろうかと、ラトスは目をほそめて探す。
「あの、柱の向こうだな」
ラトスの隣にセウラザが来て、指を差した。
黒い石畳の道沿いにならんでいる柱の一つに、その指は向いていた。じっと見ていると、確かに柱の陰に何かがいた。
ラトスは、腰の短剣に手をかける。
まさかこんなに近距離までせまられて、気付かないとは。舌打ちしながら、短剣をぬいた。
「まあ。なんか弱そうだけどね。小さいし」
ペルゥは、嘲笑うように言う。
冷たい声だと、ラトスは思った。これが、ペルゥの素顔なのだ。事務的で、客観的で、どこか、見下しているような声だった。
「祓っておくか?」
「そうだねー」
ペルゥの同意と同時に、ラトスは短剣をにぎりなおす。
「……マ、マ、マ、マってェェェ!」
夢魔がひそんでいる柱の方から、大きな声が聞こえた。
ラトスは驚いて、左右を見る。フィノアとメリーも、目を見開いて柱に顔を向けている。セウラザは背の大剣に手をかけて、飛び出す準備をしていた。
全員、ここにいる。では、誰が人の言葉をしゃべったのだろうか。
「ナニもしない! タタカわない! マってマってェェェ!」
再び、柱の方から大きな声がひびく。小さな男の子の声に聞こえた。
ラトスは短剣をかまえたまま、半歩、柱に寄った。すると、柱の裏で小さな影が動いた。それは、ひとつではなく、ふたつ。いや、三匹いる。それぞれ、ゆっくりと柱の裏から出てくると、両手を大きくあげた。
「子供……か?」
現れた三つの影があまりに小さいので、ラトスはわずかに緊張を解く。しかしすぐにペルゥが、ラトスの顔の横に寄ってきた。間違いなくあれは夢魔だよと、静かに言う。その言葉に、ラトスは伸びる短剣の剣先を三匹の影に向けた。
「ちょっと! キきなさいよ! タタカわないってば!」
最初とは違う声が聞こえた。
多少たどたどしいが、小さな女の子の声に聞こえる。
「そこで止まれ!」
じっとしている三匹の影に向かって、ラトスは大声で言った。
「トまってるよ!?」
小さな男の子の声が、あわてるように返してきた。
どうやら、意思疎通ができるらしい。姿はよく見えないが、冷静に話せる力もあるようだった。
「わかった。ゆっくり、前に来い」
「イくよ! イくから!」
「余計な動きをしたら、斬るぞ」
「ヤめて! しないよ! ホントウにヤめて!」
しっかりとした返答をしてくることに、ラトスは驚いた。
そっと、目だけ横に向ける。ラトスのすぐそばにいたペルゥも驚いているようだった。目と口を大きく開けて、呆けている。
「本当に、夢魔か?」
「いや……。夢魔だよ? いやー。ボクもビックリだよ?」
ペルゥは以前に、会話ができる夢魔は強いと言っていた。しかし、ゆっくりと前進してくる三つの影は、ずいぶんと小さく、弱そうに見える。もしかすると、知能に特化してるのかもと、ペルゥは訝し気に言った。
やがて姿を現した三匹の影は、間違いなく人ではなかった。
先頭にいる夢魔は、少年のようだった。しかし、目が三つあり、口は犬のように大きかった。
もう一匹の夢魔は、少女のようだった。しかし、瞳は猫の目のようで、耳は兎のように長かった。
少年の夢魔の後ろに隠れている三匹目の夢魔は、小さな少年のようだった。しかし、犬のような耳が、頭に生えていた。目元は、仮面のようなもので隠れていた。
「ワシらは、タタカわない! ホントウだ!」
少年の夢魔が、おびえるように言った。
そばにいる二匹の夢魔も、おびえるようにして何度もうなずく。
「なら、何故近付いた。消されるかもしれないだろう」
「キョウミが……アるのだわ!」
ラトスの問いに、少女の夢魔が応えた。
それに対して、そばにいる二匹の夢魔は、おびえるようにして頭を横にふった。どうやら、そこらにいる夢魔と違って、しっかりとした自我と知能があるらしい。ラトスが短剣を納めると、三匹の夢魔は大きく息を吐いて、両手を下ろした。
「アンタら、セウラザじゃ、ねーだろう?」
少年の夢魔が、ラトスの顔をのぞきこむようにして言う。
三つの目がぎょろぎょろと動いて、少し気味が悪い。少しはなれたところにいたメリーが、あからさまにおびえた声をあげた。
「そうだ。セウラザは、一人だけだ」
「だろう? ミたことが、ねーからな。アンタらみてーなヤツ」
「……そうか」
「それで! ワタシが、キョウミをモったんだわ!」
間に入るようにして、少女の夢魔が言った。
少女の目は、猫のように綺麗な目だった。夢魔だと思わなければ、可愛らしく見えなくもない。
「それで? お前たちは、どうしたいんだ」
「……シャベりたいのだわ!」
「……なに?」
「シャベりたいのだわ!」
少女の夢魔は、必死な顔で言う。
同調するように、傍にいる二匹の夢魔も頭を何度も縦にふった。
三匹の夢魔の表情に、ラトスは他意を感じ取れなかった。
本当に、純粋にしゃべりたいのだろうか?
「……≪おしゃべり≫の……負の感情で出来た、夢魔ではないですか?」
ラトスのすぐ後ろで、フィノアの声がした。
ふり返ると、フィノアが無表情な顔で三匹の夢魔を見ていた。しかし、警戒心は解いていないようで、しっかりとラトスの後ろに隠れている。
「そんなことあるのか……」
「ない、とは言い切れないのでは?」
確かに、おしゃべりは、良い意味も、悪い意味もある。
悪い意味としては、陰口のおしゃべりだろうか。他人の噂を好んでする者は、嫌われることもある。そう思えば、このような夢魔がいてもおかしくはない。
三匹の夢魔を、ラトスはじっと見た。
彼らと楽しくおしゃべりしようとは、思わない。しかし、会話ができる夢魔を探していたのも事実だった。知能があって力が強い夢魔から、情報を引き出すのは困難だ。それならば、都合よく現れた彼らと、関係を持った方が良いのではないか。
「ペルゥ。メリーさんが持っている銀の腕輪は、もう無いのか?」
「腕輪? 喋るやつの? え。まさかホントに、この夢魔たちと喋るの?」
「そうだ」
驚くペルゥに、ラトスは即答する。
テラズの宝石を追うなら、この三匹の夢魔は適役だ。知能はあるが、力はない。上手く従わせることができれば、捜索の手間を大幅に減らせる。
「よし。お前たち」
「ナンだ?」
「取引を、しよう。お喋りの、取引だ」
ラトスは目をぎらつかせる。その目を見て、少年の夢魔は半歩後退した。しかし、少女の夢魔が間に入ってきて、ラトスの提案に大きくうなずいた。この三匹は、この少女の夢魔を中心に、動いているらしい。
「おマエは、イいオトコなのだわ!」
猫のような目を輝かせて、少女の夢魔は明るく言う。
面白い奴だと、ラトスは内心にやりとした。この好奇心の強さは、十二分に利用できる。むろん彼らも、こちらを利用する気があるだろう。
「はは。そうか。じゃあ、お喋りをはじめよう」
ペルゥが、がっかりするようなそぶりを見せて言った。
黒い鉄の門を調べていたペルゥとセウラザは、特に成果がなかったようだ。セウラザは無表情だったが、ラトスと目が合うと、小さく頭を横にふった。
「どうやら、あの門自体が封印のようだ」
「……そうなのか」
門の形をしているのに開かないとは思わず、ラトスは落胆した。無駄な期待をさせる封印だ。
「壊すことも出来ないですか?」
「こればかりは、さすがのメリーもダメだよ。魔法の次元が違うんだ」
ペルゥは大きく首をふる。
確信を持って駄目だと言うのなら、そうなのだろう。余計なことをすれば、浴びなくてもいい火の粉を浴びることにもなりかねない。
「≪悪徳≫の夢魔でも、この封印は破れないよ」
ペルゥは、念を押すように言った。それならば、どうしようもない。ラトスは両手を上げてみせた。銀色の細剣に手をかけてていたメリーも、諦めて手をはなす。壊せる可能性にかけようとしていたのだろう。
「他を、探しますか?」
「まあ。それしかないねー」
フィノアの提案に、ペルゥがうなずく。
「ところで」
うなずいた直後、ペルゥは片眼を閉じながら、低い声をこぼした。
「そこにいる夢魔は、何かな?」
「……なに?」
ペルゥの視線の先に、ラトスは顔を向ける。この辺りにはずっと、夢魔などいなかったはずだ。どこにひそんでいるのだろうかと、ラトスは目をほそめて探す。
「あの、柱の向こうだな」
ラトスの隣にセウラザが来て、指を差した。
黒い石畳の道沿いにならんでいる柱の一つに、その指は向いていた。じっと見ていると、確かに柱の陰に何かがいた。
ラトスは、腰の短剣に手をかける。
まさかこんなに近距離までせまられて、気付かないとは。舌打ちしながら、短剣をぬいた。
「まあ。なんか弱そうだけどね。小さいし」
ペルゥは、嘲笑うように言う。
冷たい声だと、ラトスは思った。これが、ペルゥの素顔なのだ。事務的で、客観的で、どこか、見下しているような声だった。
「祓っておくか?」
「そうだねー」
ペルゥの同意と同時に、ラトスは短剣をにぎりなおす。
「……マ、マ、マ、マってェェェ!」
夢魔がひそんでいる柱の方から、大きな声が聞こえた。
ラトスは驚いて、左右を見る。フィノアとメリーも、目を見開いて柱に顔を向けている。セウラザは背の大剣に手をかけて、飛び出す準備をしていた。
全員、ここにいる。では、誰が人の言葉をしゃべったのだろうか。
「ナニもしない! タタカわない! マってマってェェェ!」
再び、柱の方から大きな声がひびく。小さな男の子の声に聞こえた。
ラトスは短剣をかまえたまま、半歩、柱に寄った。すると、柱の裏で小さな影が動いた。それは、ひとつではなく、ふたつ。いや、三匹いる。それぞれ、ゆっくりと柱の裏から出てくると、両手を大きくあげた。
「子供……か?」
現れた三つの影があまりに小さいので、ラトスはわずかに緊張を解く。しかしすぐにペルゥが、ラトスの顔の横に寄ってきた。間違いなくあれは夢魔だよと、静かに言う。その言葉に、ラトスは伸びる短剣の剣先を三匹の影に向けた。
「ちょっと! キきなさいよ! タタカわないってば!」
最初とは違う声が聞こえた。
多少たどたどしいが、小さな女の子の声に聞こえる。
「そこで止まれ!」
じっとしている三匹の影に向かって、ラトスは大声で言った。
「トまってるよ!?」
小さな男の子の声が、あわてるように返してきた。
どうやら、意思疎通ができるらしい。姿はよく見えないが、冷静に話せる力もあるようだった。
「わかった。ゆっくり、前に来い」
「イくよ! イくから!」
「余計な動きをしたら、斬るぞ」
「ヤめて! しないよ! ホントウにヤめて!」
しっかりとした返答をしてくることに、ラトスは驚いた。
そっと、目だけ横に向ける。ラトスのすぐそばにいたペルゥも驚いているようだった。目と口を大きく開けて、呆けている。
「本当に、夢魔か?」
「いや……。夢魔だよ? いやー。ボクもビックリだよ?」
ペルゥは以前に、会話ができる夢魔は強いと言っていた。しかし、ゆっくりと前進してくる三つの影は、ずいぶんと小さく、弱そうに見える。もしかすると、知能に特化してるのかもと、ペルゥは訝し気に言った。
やがて姿を現した三匹の影は、間違いなく人ではなかった。
先頭にいる夢魔は、少年のようだった。しかし、目が三つあり、口は犬のように大きかった。
もう一匹の夢魔は、少女のようだった。しかし、瞳は猫の目のようで、耳は兎のように長かった。
少年の夢魔の後ろに隠れている三匹目の夢魔は、小さな少年のようだった。しかし、犬のような耳が、頭に生えていた。目元は、仮面のようなもので隠れていた。
「ワシらは、タタカわない! ホントウだ!」
少年の夢魔が、おびえるように言った。
そばにいる二匹の夢魔も、おびえるようにして何度もうなずく。
「なら、何故近付いた。消されるかもしれないだろう」
「キョウミが……アるのだわ!」
ラトスの問いに、少女の夢魔が応えた。
それに対して、そばにいる二匹の夢魔は、おびえるようにして頭を横にふった。どうやら、そこらにいる夢魔と違って、しっかりとした自我と知能があるらしい。ラトスが短剣を納めると、三匹の夢魔は大きく息を吐いて、両手を下ろした。
「アンタら、セウラザじゃ、ねーだろう?」
少年の夢魔が、ラトスの顔をのぞきこむようにして言う。
三つの目がぎょろぎょろと動いて、少し気味が悪い。少しはなれたところにいたメリーが、あからさまにおびえた声をあげた。
「そうだ。セウラザは、一人だけだ」
「だろう? ミたことが、ねーからな。アンタらみてーなヤツ」
「……そうか」
「それで! ワタシが、キョウミをモったんだわ!」
間に入るようにして、少女の夢魔が言った。
少女の目は、猫のように綺麗な目だった。夢魔だと思わなければ、可愛らしく見えなくもない。
「それで? お前たちは、どうしたいんだ」
「……シャベりたいのだわ!」
「……なに?」
「シャベりたいのだわ!」
少女の夢魔は、必死な顔で言う。
同調するように、傍にいる二匹の夢魔も頭を何度も縦にふった。
三匹の夢魔の表情に、ラトスは他意を感じ取れなかった。
本当に、純粋にしゃべりたいのだろうか?
「……≪おしゃべり≫の……負の感情で出来た、夢魔ではないですか?」
ラトスのすぐ後ろで、フィノアの声がした。
ふり返ると、フィノアが無表情な顔で三匹の夢魔を見ていた。しかし、警戒心は解いていないようで、しっかりとラトスの後ろに隠れている。
「そんなことあるのか……」
「ない、とは言い切れないのでは?」
確かに、おしゃべりは、良い意味も、悪い意味もある。
悪い意味としては、陰口のおしゃべりだろうか。他人の噂を好んでする者は、嫌われることもある。そう思えば、このような夢魔がいてもおかしくはない。
三匹の夢魔を、ラトスはじっと見た。
彼らと楽しくおしゃべりしようとは、思わない。しかし、会話ができる夢魔を探していたのも事実だった。知能があって力が強い夢魔から、情報を引き出すのは困難だ。それならば、都合よく現れた彼らと、関係を持った方が良いのではないか。
「ペルゥ。メリーさんが持っている銀の腕輪は、もう無いのか?」
「腕輪? 喋るやつの? え。まさかホントに、この夢魔たちと喋るの?」
「そうだ」
驚くペルゥに、ラトスは即答する。
テラズの宝石を追うなら、この三匹の夢魔は適役だ。知能はあるが、力はない。上手く従わせることができれば、捜索の手間を大幅に減らせる。
「よし。お前たち」
「ナンだ?」
「取引を、しよう。お喋りの、取引だ」
ラトスは目をぎらつかせる。その目を見て、少年の夢魔は半歩後退した。しかし、少女の夢魔が間に入ってきて、ラトスの提案に大きくうなずいた。この三匹は、この少女の夢魔を中心に、動いているらしい。
「おマエは、イいオトコなのだわ!」
猫のような目を輝かせて、少女の夢魔は明るく言う。
面白い奴だと、ラトスは内心にやりとした。この好奇心の強さは、十二分に利用できる。むろん彼らも、こちらを利用する気があるだろう。
「はは。そうか。じゃあ、お喋りをはじめよう」
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