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鉄の門
抗う影からはじまる
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「クロニスさんは、何か持病でもあるのですか?」
フィノアは小さな声で、セウラザにたずねた。
遠くで、ラトスが頭を抱えてうずくまっている。そんな彼を、メリーとペルゥが心配そうにして寄り添っていた。
会話をしながら走っている途中、ラトスは突然倒れた。
倒れる直前、ラトスは顔をひどくゆがめていた。疲れているのだろうかとフィノアが思った矢先、崩れるようにしてラトスは倒れた。フィノアはあわてて駆け寄ったが、すでに意識はなかった。
手慣れたように、メリーはラトスを看た。
しばらくすると、ラトスは目を覚ました。倒れる前と同じように、顔をゆがませている。ただ気を失ったというより、何かに抗って、意識を奪われたようにも見えた。
持病があるのかというフィノアの問いに、セウラザは頭を横にふった。
「でも、時々、とても苦しそうです」
「そうだな」
「セウラザは、その、原因は、分かっているのですね?」
「分かっている」
セウラザは小さな声で言うと、ラトスのほうを一度見た。
苦しさが落ち着いてきたのか、顔をあげて宙を見ている。その様子を見て、メリーが心配そうに声をかけていた。
「ラトスは、フィノア、以前の君と同じ状態なのだ」
「それは……どういう意味ですか?」
フィノアは怪訝な顔をして、セウラザの顔をのぞきこんだ。
セウラザはすぐに返答せず、しばらくラトスのほうを見ていた。無視しているわけではない。返答を考えているのだろう。フィノアもセウラザと同じようにラトスのほうを見て、静かに待った。
長い沈黙ののち、セウラザは小さく息をついた。
「フィノア。君の頭の中には、夢魔が宿っていた」
小さな声で、セウラザは言った。
その顔は無表情だったが、無関心ではないように見えた。
「そうですか……やはり、あれは夢魔だったのですね」
フィノアはそう言うと、自身の両手のひらをじっと見た。
自分の夢の世界で、身体からあふれでたものを思い出す。あの奇妙なものに意識を奪われる前から、いくつも異変はあった。なにかが、身体の中で暴れはじめている気がしていたのだ。フィノアのセウラザは、あまり詳しく教えてはくれなかった。だが、必ず何とかすると言って傍にいてくれていた。実際その身を挺して、夢魔の暴走を止めてくれた。
「気付いていたのか」
「夢魔だとは、知りませんでしたが」
フィノアは、頭を横にふる。
ラトスと、その世話を焼くメリーの様子を見た。苦しそうな表情は、もうしていない。少し安心したが、根本的な問題は解決していない。
ラトスの中にも、夢魔がいるのだ。
まだ、自分と同じようにあふれでてくる様子はないが、時間の問題だろう。
またしばらく、沈黙がつづいた。
メリーの世話焼きに対して、ラトスが面倒な顔をして両手をあげている。それを受けて、メリーは少し怒ったようだ。黄色い声をあげて、ラトスの顔に指を突き立てている。
「納得しました」
「そうか」
「ええ」
フィノアはそう言うと、静かに目を閉じた。
ラトスは、以前の自分に似ていると思っていたのだ。
フィノアから見て、ラトスは時折思考が弱くなっていることがある。思慮深い時との差が大きいので、思考力が落ちている時のラトスの反応は多少目立っていた。
かつてのフィノアも、そうだった。父のことを考えると、思考力が弱くなっていた。この方法しかないと決めつけて、行動していたのだ。周囲が諫めようとしていたことは、気付いていた。だが、聞き取ろうとは思えなかった。
思考力が元に戻ったのは、夢の世界でもう一度目覚めた時だ。
メリーと再会した時、驚くほど、頭の中が明るくなっていた。その時になってやっと、今までの自分がおかしかったことにフィノアは気付くことができた。
「ですが、私はクロニスさんのように、苦しんだりした経験がないです」
首をかしげながら、フィノアは言った。
思考力が弱くなったり、ぼうっとするようなことは、フィノアにもあった。しかし、苦痛で顔をゆがめたり、何度も意識を失ったりはしていない。自分のときよりも、明らかにラトスのほうがひどく見える。
「抗っているのだ」
「……抗う?」
「そうだ。そのために、苦しんでいる」
セウラザはうなずくと、ラトスの姿をじっと見た。
「ラトスは、ずっと、諦めていない。自棄的に見えることもあるが、諦めないように生かされているのだ」
「……それは、どういう?」
フィノアがたずねようとすると、遠くからメリーの声が聞こえた。
見ると、メリーが立ちあがって、こちらに手をふっていた。隣には、少し顔色が良くなったラトスがいる。複雑そうな表情で、フィノアを見ていた。会話の途中で倒れたことを気にしているのかもしれない。
「回復したようだな」
そう言いながら、セウラザは、ラトスたちの方へ歩きだした。
あわてて、フィノアも追いかける。
「すまないな」
歩いてきたセウラザとフィノアに向かって、ラトスは小さく頭を下げた。
あれほど苦痛に顔をゆがませていたのに、何事もなかったようだと、フィノアは思った。ラトスの隣で、メリーは心配そうにしている。何度も倒れていたようだから、当然だろう。
「もう、動けるのですか?」
「ああ。問題ない」
ラトスはうなずくと、片腕を何度か回してみせた。
倒れた時に豪快に転んだらしく、手足は多少痛んでいた。しかし、走る分にも戦う分にも問題は無さそうだった。
「今、テトたちから連絡があった」
ラトスは、手首にはめている銀の腕輪を見せる。
三匹の夢魔としゃべるための腕輪は、ラトスが持っておくことになっていた。
「何かあったのですか? まだ喋れることなどないと思いますが」
「ああ。何やら、この先に巨大な夢魔がいるらしい」
「巨大な?」
ラトスの言葉に、フィノアは首をかしげる。
巨大と言われても想像ができないのだ。とにかく強い夢魔がいるのですねと問うと、ラトスは困った顔をしてうなずいた。
「また、≪悪徳≫じゃないだろうな」
「どうだろうねー。普通は、いないんだけどね」
ペルゥも困った顔をして、前足をだらりと垂らす。
話に付いていけないフィノアを見かねて、メリーは悪徳の夢魔について説明をした。メリーの瞳は、曇っていた。それだけで、あまり遭遇したくない夢魔だということは分かった。
「妙なことだ。二度は無いと、思っていたのだが」
腕を組みながら、セウラザが言った。
メリーとペルゥが、大きくうなずく。
「悪夢の回廊自体に、異変が起こってるのかも……」
ペルゥはそう言うと、高く飛びあがった。
高い位置から、走ってきた方向を見ている。黒い鉄の門はさすがにもう見えない。なにかあったとすれば、悪夢の回廊の最奥から変化が起こっているのだろうか。
なにかが起こって、テラズの宝石が奪われたのか。
ラトスも、走ってきた方向に目を向けた。肌が、ちりちりと痛む。見ると、鳥肌が立っていた。考えも及ばないところで、なにか大きなことが動いている。それが何なのかは分からないが、勘のようなものが、そう告げていた。
「だが、進むしかない」
静かに、ラトスは言った。
異変が起きているだけではない。
もう、巻き込まれている。
もしかすると、巻き込むように、何かが動いているのではないか。
傷のある頬が、大きく引きつった。
フィノアは小さな声で、セウラザにたずねた。
遠くで、ラトスが頭を抱えてうずくまっている。そんな彼を、メリーとペルゥが心配そうにして寄り添っていた。
会話をしながら走っている途中、ラトスは突然倒れた。
倒れる直前、ラトスは顔をひどくゆがめていた。疲れているのだろうかとフィノアが思った矢先、崩れるようにしてラトスは倒れた。フィノアはあわてて駆け寄ったが、すでに意識はなかった。
手慣れたように、メリーはラトスを看た。
しばらくすると、ラトスは目を覚ました。倒れる前と同じように、顔をゆがませている。ただ気を失ったというより、何かに抗って、意識を奪われたようにも見えた。
持病があるのかというフィノアの問いに、セウラザは頭を横にふった。
「でも、時々、とても苦しそうです」
「そうだな」
「セウラザは、その、原因は、分かっているのですね?」
「分かっている」
セウラザは小さな声で言うと、ラトスのほうを一度見た。
苦しさが落ち着いてきたのか、顔をあげて宙を見ている。その様子を見て、メリーが心配そうに声をかけていた。
「ラトスは、フィノア、以前の君と同じ状態なのだ」
「それは……どういう意味ですか?」
フィノアは怪訝な顔をして、セウラザの顔をのぞきこんだ。
セウラザはすぐに返答せず、しばらくラトスのほうを見ていた。無視しているわけではない。返答を考えているのだろう。フィノアもセウラザと同じようにラトスのほうを見て、静かに待った。
長い沈黙ののち、セウラザは小さく息をついた。
「フィノア。君の頭の中には、夢魔が宿っていた」
小さな声で、セウラザは言った。
その顔は無表情だったが、無関心ではないように見えた。
「そうですか……やはり、あれは夢魔だったのですね」
フィノアはそう言うと、自身の両手のひらをじっと見た。
自分の夢の世界で、身体からあふれでたものを思い出す。あの奇妙なものに意識を奪われる前から、いくつも異変はあった。なにかが、身体の中で暴れはじめている気がしていたのだ。フィノアのセウラザは、あまり詳しく教えてはくれなかった。だが、必ず何とかすると言って傍にいてくれていた。実際その身を挺して、夢魔の暴走を止めてくれた。
「気付いていたのか」
「夢魔だとは、知りませんでしたが」
フィノアは、頭を横にふる。
ラトスと、その世話を焼くメリーの様子を見た。苦しそうな表情は、もうしていない。少し安心したが、根本的な問題は解決していない。
ラトスの中にも、夢魔がいるのだ。
まだ、自分と同じようにあふれでてくる様子はないが、時間の問題だろう。
またしばらく、沈黙がつづいた。
メリーの世話焼きに対して、ラトスが面倒な顔をして両手をあげている。それを受けて、メリーは少し怒ったようだ。黄色い声をあげて、ラトスの顔に指を突き立てている。
「納得しました」
「そうか」
「ええ」
フィノアはそう言うと、静かに目を閉じた。
ラトスは、以前の自分に似ていると思っていたのだ。
フィノアから見て、ラトスは時折思考が弱くなっていることがある。思慮深い時との差が大きいので、思考力が落ちている時のラトスの反応は多少目立っていた。
かつてのフィノアも、そうだった。父のことを考えると、思考力が弱くなっていた。この方法しかないと決めつけて、行動していたのだ。周囲が諫めようとしていたことは、気付いていた。だが、聞き取ろうとは思えなかった。
思考力が元に戻ったのは、夢の世界でもう一度目覚めた時だ。
メリーと再会した時、驚くほど、頭の中が明るくなっていた。その時になってやっと、今までの自分がおかしかったことにフィノアは気付くことができた。
「ですが、私はクロニスさんのように、苦しんだりした経験がないです」
首をかしげながら、フィノアは言った。
思考力が弱くなったり、ぼうっとするようなことは、フィノアにもあった。しかし、苦痛で顔をゆがめたり、何度も意識を失ったりはしていない。自分のときよりも、明らかにラトスのほうがひどく見える。
「抗っているのだ」
「……抗う?」
「そうだ。そのために、苦しんでいる」
セウラザはうなずくと、ラトスの姿をじっと見た。
「ラトスは、ずっと、諦めていない。自棄的に見えることもあるが、諦めないように生かされているのだ」
「……それは、どういう?」
フィノアがたずねようとすると、遠くからメリーの声が聞こえた。
見ると、メリーが立ちあがって、こちらに手をふっていた。隣には、少し顔色が良くなったラトスがいる。複雑そうな表情で、フィノアを見ていた。会話の途中で倒れたことを気にしているのかもしれない。
「回復したようだな」
そう言いながら、セウラザは、ラトスたちの方へ歩きだした。
あわてて、フィノアも追いかける。
「すまないな」
歩いてきたセウラザとフィノアに向かって、ラトスは小さく頭を下げた。
あれほど苦痛に顔をゆがませていたのに、何事もなかったようだと、フィノアは思った。ラトスの隣で、メリーは心配そうにしている。何度も倒れていたようだから、当然だろう。
「もう、動けるのですか?」
「ああ。問題ない」
ラトスはうなずくと、片腕を何度か回してみせた。
倒れた時に豪快に転んだらしく、手足は多少痛んでいた。しかし、走る分にも戦う分にも問題は無さそうだった。
「今、テトたちから連絡があった」
ラトスは、手首にはめている銀の腕輪を見せる。
三匹の夢魔としゃべるための腕輪は、ラトスが持っておくことになっていた。
「何かあったのですか? まだ喋れることなどないと思いますが」
「ああ。何やら、この先に巨大な夢魔がいるらしい」
「巨大な?」
ラトスの言葉に、フィノアは首をかしげる。
巨大と言われても想像ができないのだ。とにかく強い夢魔がいるのですねと問うと、ラトスは困った顔をしてうなずいた。
「また、≪悪徳≫じゃないだろうな」
「どうだろうねー。普通は、いないんだけどね」
ペルゥも困った顔をして、前足をだらりと垂らす。
話に付いていけないフィノアを見かねて、メリーは悪徳の夢魔について説明をした。メリーの瞳は、曇っていた。それだけで、あまり遭遇したくない夢魔だということは分かった。
「妙なことだ。二度は無いと、思っていたのだが」
腕を組みながら、セウラザが言った。
メリーとペルゥが、大きくうなずく。
「悪夢の回廊自体に、異変が起こってるのかも……」
ペルゥはそう言うと、高く飛びあがった。
高い位置から、走ってきた方向を見ている。黒い鉄の門はさすがにもう見えない。なにかあったとすれば、悪夢の回廊の最奥から変化が起こっているのだろうか。
なにかが起こって、テラズの宝石が奪われたのか。
ラトスも、走ってきた方向に目を向けた。肌が、ちりちりと痛む。見ると、鳥肌が立っていた。考えも及ばないところで、なにか大きなことが動いている。それが何なのかは分からないが、勘のようなものが、そう告げていた。
「だが、進むしかない」
静かに、ラトスは言った。
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傷のある頬が、大きく引きつった。
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