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第5話 〜学院長〜
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学院長室に入って、10分程が経過した。
「なぁリーヤ、学院長はまだ来ないのか…?」
そうハルキが聞くと、リーヤは苦笑しながら答えた。
「え、ええ、もうすぐ来るはずなんですけど」
メイはというと、学院長を探すため学院内を走り回っているらしい。
すると、ソファでうとうとしていた二人の神姫が、眠そうにあくびをしながら、机を眺めていた。
「主様、眠く…なってきたのじゃ…」
「私もです…ふぁあ」
「そうだね、今日はたくさん動き回ったからね、二人は剣に戻って、休んでいていいよ」
「ありがとうございます」
「ああ、おやすみ」
「おやすみなさい、主様」
「おやすみなさい、主様」
そうして、二人の神姫は剣に戻り、ハルキの腰の鞘に収められた。
その時、机の下からゴトッと物音がし、そこから金髪の女性がのろりと出てきた。
すると、リーヤは驚いた顔でその女性に指を指した。
「が、学院長です!」
「……………………え?」
ハルキは思わず絶句し、そのまま固まってしまった。
「ふぁあ、おはよー、ってリーヤちゃん!?なんでいるの!?メイちゃんは一緒じゃないの?そして誰?その男の子、もしかしてボーイフレンド??」
学院長と呼ばれる女性は、あくびを一つついた後、そう立て続けにリーヤに質問した。
「ち、違います!学院長、それより質問は一つずつにしてください!でないと困ります!」
「あー、ごめんごめん」
そう言って、女性はひょうひょうとした態度で謝った。
「あー、もしかして君がこの子たちの言っていた領主候補の男の子?」
「はい、そうだと思います」
「なら、自己紹介だね!私はこの学院の学院長をやってるエルシエル・ルシウス、君には特別にエル姉さんと呼ぶ権利をあげよう!」
「僕の名前は、ハルキです…それ、呼ばなきゃダメですか…?」
「うん、ダメだね~、これは学院長命令だよー!」
(寝起きだっていうのに、元気な人だなぁ…)
そう思いながら、これから学院の生徒になるのだから、学院長の言うことは聞いといたほうがいいと思い、抵抗するのをやめることにした。
「わかりました…」
「渋々って感じだね~、あ、あと、君は私が引き取るね、私の家で今日から暮らすんだよ?」
「え…?それ初耳なんですけど…」
そう、リーヤに聞くと、リーヤも初耳だったらしく、驚いた顔をしていた。
その時、学院長室の扉が開き、学院内を走り回ってた少女が帰ってきた。
「はぁ、はぁ、それ、私も初耳ですよ!」
メイにつづき、リーヤも口を開く。
「が、学院長、それはどういう…」
「どうもこうもないよ?だってこの子は異世界から来たんだよ?リーヤちゃん達は寮暮らしだし、ここ女子寮しかないし、一人にしておくのもかわいそうじゃない?」
「そ、それはまぁ、そうなんですけど…」
「これは学院長命令だよ?この子の面倒は私が見る」
エルが急に真剣な顔をし、場の空気が静まりかえった。
「だって、私も一人で暮らすの寂しかったし」
「わ、わかりました…それも承諾します…」
「よろしい!」
「それじゃあ、早速行こっか!はーい、今日は解散!リーヤちゃん、メイちゃん、また明日ね!」
そう言ってエルはハルキを連れて行ってしまった。
「私、すごく無駄なことしてた…」
「そうですね…さ、私達も寮に帰りましょうか」
to be continue…
「なぁリーヤ、学院長はまだ来ないのか…?」
そうハルキが聞くと、リーヤは苦笑しながら答えた。
「え、ええ、もうすぐ来るはずなんですけど」
メイはというと、学院長を探すため学院内を走り回っているらしい。
すると、ソファでうとうとしていた二人の神姫が、眠そうにあくびをしながら、机を眺めていた。
「主様、眠く…なってきたのじゃ…」
「私もです…ふぁあ」
「そうだね、今日はたくさん動き回ったからね、二人は剣に戻って、休んでいていいよ」
「ありがとうございます」
「ああ、おやすみ」
「おやすみなさい、主様」
「おやすみなさい、主様」
そうして、二人の神姫は剣に戻り、ハルキの腰の鞘に収められた。
その時、机の下からゴトッと物音がし、そこから金髪の女性がのろりと出てきた。
すると、リーヤは驚いた顔でその女性に指を指した。
「が、学院長です!」
「……………………え?」
ハルキは思わず絶句し、そのまま固まってしまった。
「ふぁあ、おはよー、ってリーヤちゃん!?なんでいるの!?メイちゃんは一緒じゃないの?そして誰?その男の子、もしかしてボーイフレンド??」
学院長と呼ばれる女性は、あくびを一つついた後、そう立て続けにリーヤに質問した。
「ち、違います!学院長、それより質問は一つずつにしてください!でないと困ります!」
「あー、ごめんごめん」
そう言って、女性はひょうひょうとした態度で謝った。
「あー、もしかして君がこの子たちの言っていた領主候補の男の子?」
「はい、そうだと思います」
「なら、自己紹介だね!私はこの学院の学院長をやってるエルシエル・ルシウス、君には特別にエル姉さんと呼ぶ権利をあげよう!」
「僕の名前は、ハルキです…それ、呼ばなきゃダメですか…?」
「うん、ダメだね~、これは学院長命令だよー!」
(寝起きだっていうのに、元気な人だなぁ…)
そう思いながら、これから学院の生徒になるのだから、学院長の言うことは聞いといたほうがいいと思い、抵抗するのをやめることにした。
「わかりました…」
「渋々って感じだね~、あ、あと、君は私が引き取るね、私の家で今日から暮らすんだよ?」
「え…?それ初耳なんですけど…」
そう、リーヤに聞くと、リーヤも初耳だったらしく、驚いた顔をしていた。
その時、学院長室の扉が開き、学院内を走り回ってた少女が帰ってきた。
「はぁ、はぁ、それ、私も初耳ですよ!」
メイにつづき、リーヤも口を開く。
「が、学院長、それはどういう…」
「どうもこうもないよ?だってこの子は異世界から来たんだよ?リーヤちゃん達は寮暮らしだし、ここ女子寮しかないし、一人にしておくのもかわいそうじゃない?」
「そ、それはまぁ、そうなんですけど…」
「これは学院長命令だよ?この子の面倒は私が見る」
エルが急に真剣な顔をし、場の空気が静まりかえった。
「だって、私も一人で暮らすの寂しかったし」
「わ、わかりました…それも承諾します…」
「よろしい!」
「それじゃあ、早速行こっか!はーい、今日は解散!リーヤちゃん、メイちゃん、また明日ね!」
そう言ってエルはハルキを連れて行ってしまった。
「私、すごく無駄なことしてた…」
「そうですね…さ、私達も寮に帰りましょうか」
to be continue…
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