異世界ダメ営業マン城之内ケンタの奮闘日記

第七話 ケンタ 新規契約を取る特殊能力を獲得する？！

「🤏小耳に挟んだんだけど」
ケンタが低い声のした方を振り向くと、
「特殊案件処理能力、お授けしましょうか？」
　背の低い小太りのテンガロンハットを被った醜男がニッタリと微笑んでそう囁いた。
「その代わりあなたは大切な何かを失うかもしれませんが、それでもよろしいですか？！」
「あのねッ、アンタ！」
レイジが素早く立ち上がって、ブ男の肩を押した。
「なにを、さっきからワケのわからないことを言ってるの？？！」
レイジが文句をつけると、ブ男はまたニッタリと微笑んで、説明を続けた。
「報酬はいっさいいただきません」
「そんなこと本当に出来るんですか？！」
シズカが恐る恐るというふう😮‍💨😮‍💨にたずねる。
「ハイ」
ブ男は自身ありげに何度も頷いた。