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第一章
18 襲撃
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『バリ~~~ン!』
けたたましい音と共に窓ガラスが粉々に砕け散り、
3人の魔法使いが応接室に乱入する!
意外な場所からの突然の乱入に、応接室内はパニック状態に!
――― という筋書きだったんですよね?
お生憎様、愚か者たちよ。
まず、窓ガラスを割らせはしない。
応接室の窓ガラスは淡い色ガラスを組み合わせて花々を描き出した芸術作品。
見ているだけで心が豊かになる、素晴らしい窓ガラスなのだ。
デネブ様、それを割ろうという不届き者達、やっちゃって下さい!
「ウオッ!?」
「ウエッ!?」
「ウヒィッ!?」
窓ガラスをぶち破ろうと、隣の建物の屋根から思いっきりジャンプした悪党3人。
デネブ様が張ったバリアにはじかれ、落ちて行きます。
それを、一見優しそうにも見える笑顔を湛えたデネブ様が追って行きます。
窓からヒラリと飛び降り追いかけるさまは‥‥‥
くぅッ、メチャメチャ、カッコイイ!!
悪党どもよ‥‥‥
ザ・外柔内剛、デネブ様は恐いですよ。
意外と再起不能にされると思います。
ご愁傷様です‥‥‥
‥‥あれ? ドアから来るはずの2人が来ない?
窓からの3人と同時にこの部屋へ突撃する予定じゃなかったのかな?
窓からとドアからで挟み撃ちにする気なのかと思っていたんだけど‥‥
不思議に思い、意識をドア、その先へと集中させると‥‥
‥‥はっ‥‥!!
さっきまで受付カウンターにいたはずのベテルとギウスが‥‥‥
悪党2人と一緒にいる!?
ドルチェは入り口から事務所へ入ると、右手に受付カウンター。
正面に階段があり、階段を上るとすぐに第一応接室となっています。
悪党2人は階段の途中にいて…
ベテルとギウスは階段の上り口にいる様なのです。
「あぁ‥‥!」
僕を抑えている伯爵様の手をすり抜け、ドア方向へ駆け出します。
あの、バカ双子!!
いつも言っているのに!
有事には自分の身を守る事を第一に行動するようにって!
なのにあの2人は今、多分、侵入者を止めようとしている!
馬鹿ッ!
恐がりなクセにッ!
「‥‥アルッ!?」
背後から聞こえる伯爵様の声に懇願します。
「助けて下さいっ!!
ベテルとギウスが危ないっ!!」
同時にドアをバンッと開けると ―――
やはり階段の中頃に侵入者2人が!
階段の上り口にベテルとギウスが!
あぁ‥‥ッ
今、まさに‥‥
ベテルとギウスに向けて
ナゼか頭部から血を流した侵入者達が
超強力な ――― 死に至る程の攻撃魔法を
ブワチィッッ
「「ギャアァァァァァ――――ッッッ」」
強力魔法が放たれた衝撃で、僕は床に倒れ込みます。
あぁ、ベテル! ギウス!
どうした!?
大丈夫なのかッ!?
けたたましい音と共に窓ガラスが粉々に砕け散り、
3人の魔法使いが応接室に乱入する!
意外な場所からの突然の乱入に、応接室内はパニック状態に!
――― という筋書きだったんですよね?
お生憎様、愚か者たちよ。
まず、窓ガラスを割らせはしない。
応接室の窓ガラスは淡い色ガラスを組み合わせて花々を描き出した芸術作品。
見ているだけで心が豊かになる、素晴らしい窓ガラスなのだ。
デネブ様、それを割ろうという不届き者達、やっちゃって下さい!
「ウオッ!?」
「ウエッ!?」
「ウヒィッ!?」
窓ガラスをぶち破ろうと、隣の建物の屋根から思いっきりジャンプした悪党3人。
デネブ様が張ったバリアにはじかれ、落ちて行きます。
それを、一見優しそうにも見える笑顔を湛えたデネブ様が追って行きます。
窓からヒラリと飛び降り追いかけるさまは‥‥‥
くぅッ、メチャメチャ、カッコイイ!!
悪党どもよ‥‥‥
ザ・外柔内剛、デネブ様は恐いですよ。
意外と再起不能にされると思います。
ご愁傷様です‥‥‥
‥‥あれ? ドアから来るはずの2人が来ない?
窓からの3人と同時にこの部屋へ突撃する予定じゃなかったのかな?
窓からとドアからで挟み撃ちにする気なのかと思っていたんだけど‥‥
不思議に思い、意識をドア、その先へと集中させると‥‥
‥‥はっ‥‥!!
さっきまで受付カウンターにいたはずのベテルとギウスが‥‥‥
悪党2人と一緒にいる!?
ドルチェは入り口から事務所へ入ると、右手に受付カウンター。
正面に階段があり、階段を上るとすぐに第一応接室となっています。
悪党2人は階段の途中にいて…
ベテルとギウスは階段の上り口にいる様なのです。
「あぁ‥‥!」
僕を抑えている伯爵様の手をすり抜け、ドア方向へ駆け出します。
あの、バカ双子!!
いつも言っているのに!
有事には自分の身を守る事を第一に行動するようにって!
なのにあの2人は今、多分、侵入者を止めようとしている!
馬鹿ッ!
恐がりなクセにッ!
「‥‥アルッ!?」
背後から聞こえる伯爵様の声に懇願します。
「助けて下さいっ!!
ベテルとギウスが危ないっ!!」
同時にドアをバンッと開けると ―――
やはり階段の中頃に侵入者2人が!
階段の上り口にベテルとギウスが!
あぁ‥‥ッ
今、まさに‥‥
ベテルとギウスに向けて
ナゼか頭部から血を流した侵入者達が
超強力な ――― 死に至る程の攻撃魔法を
ブワチィッッ
「「ギャアァァァァァ――――ッッッ」」
強力魔法が放たれた衝撃で、僕は床に倒れ込みます。
あぁ、ベテル! ギウス!
どうした!?
大丈夫なのかッ!?
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