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46.何一つ偶然ではなかった。
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『モルさんへ。 叔父さんから、モルさんが私の入院先と入院期間を知りたがっていたと聞いたので、手紙を。 今聞いたので、時間が無くて、汚い字でごめんなさい!
3年前のあの頃、私は体調が最悪で、ずっと家で寝たきりでした。
ある日、ふと目覚めると知らない部屋に寝てて、お父さんが『これから治療をするからね。 大丈夫、俺がずっと側に居るから、恐くないよ。 次に目が覚めたら、元気になってるからね。』って言ったんです。
お父さんは隠していたけれど、お母さんに言われて知っていました。 私は命星というのが悪くて、治療できずに死ぬしかないのだと。 だから治療なんて初めてだし、何となくもう死ぬのかなぁと思って、お父さんに頼んで一緒に写真を撮ってもらいました。 モルさんに見せた写真です。
その後はずっと眠っていて、起きたら本当に元気になっていました!!
その時はもうお父さんは出稼ぎに出てしまっていて、まだ元気な姿を見せられないでいます。 早く、早く見せたいです!
全てはあっという間で、私は何が何やら分からないまま気付いたら元気になって家に戻っていて、お母さんに聞いても入院に関して何も教えてくれませんでした。
なのでごめんなさい! 入院先も入院期間も分からないのです。
私に分かるのは、治療をした日だけです。 体に薄っすらと小さな跡が残っているので、多分、手術だったのだと思います。
私が治療・・手術したのは、3年前の○月△日です。 それだけは間違いありません・・・』
これが、列車の中で読んだ、ピコさんの手紙だ。
その、ピコさんが治療(手術)した日付。 3年前の○月△日。
フットさんが渡してくれたスーツの受取証の日付。 3年前の○月△日。
俺が移植手術を受けた日付。 3年前の○月△日。
それらの合致に気付いた時、ユニが消えた理由が分かってしまった・・・
「今夜の月は、特にキレイな気がします・・・」
輝くような笑顔のピコさんがそんな風に言う。
俺は微笑を返す。 跳ねる様に踊るピコさんは妖精の様だ・・・
カンデラ君にジュール嬢も楽しそうに踊っている。
今、丘の上で踊っている4人の共通点・・・それは、3年前の○月△日、同じ時間に、同じ場所でユニから命星の提供を受けたという事。
4人とも、飲み続けていた特効薬が効かなくなってきていて、危ない状態だった。
そして、俺が発作を起こした。
あと少しで完成するはずだった人工命星は間に合わず、ユニは密かに準備していた計画を実行に移してしまった。 それはもう、速やかに、鮮やかに。
俺とピコさんへの移植は最初から決めていた。 と言うか、スタートだった。
カンデラ君には研究を託した。
ジュール嬢の親はケルビン叔父と同じくらい財力があり、同様の医療研究センターも持っており、移植に当たって信頼できる優秀なスタッフと環境を提供出来た。 ジュール嬢は待機者リストの筆頭であったが、いつも提供者と型が合わず見送り続けて来た。 命星には型があって、マッチしないと移植できないのだ。
その点、ユニの命星は型を選ばない特殊な命星で、この提供を条件に4人の移植を秘密裏に完璧に執り行う、という取引にジュール嬢の親は当然飛びついた・・・
本来、提供者は死亡者だ。 死んでいない者からの提供は違法だ。 そうでなくとも、ユニの周りの人達はユニの命星提供に反対するだろう。 だから周りの誰にも気づかれずに移植できる環境を整え、実行してしまった。
ユニの生存データを消したのも、多分ユニ本人だったんだろう。 ・・ちなみにセルシウスに届いた“ ユニからのメッセージ ”は、やはり叔父の仕業だった。 ユニを捜そうとする動きを察知したら妨害する様にユニにメッセージを残されていたらしい。
移植を受けた4人が救われたのは、体だけではない様だ。
ピコさんは明るく前向きになり、カンデラ君は能力が爆上がりしたと感じており、手がつけられないワガママお嬢様と評されていたジュール嬢は最近優しくなったと評判で、俺も明らかに丸くなった・・・
だけど、それが何なんだ・・・俺も、カンデラ君も、何も知らないピコさんも、ユニに生きていて欲しかった・・・こんな事、望んでなかった・・・
カンデラ君は、託されたものがあるからいい。
ピコさんは、知らないからいい。
でも俺は? 俺はどうしたらいいか分からないよ・・・ユニ。
「ハッ・・・モルさん、感じます・・お父さん、ここにいるって・・一緒に踊ってくれてるって・・・」
夢見る様に、歌う様にピコさんが断言するのを聞きながら、俺はユニが俺に残してくれたメッセージを思い出している・・・
“ モルが気付いてしまった時にだけ渡して欲しい ”という注釈付きのメッセージ動画。 移植手術の翌日に特別便で叔父のもとに届けられたそうだ。
多分、移植手術の直前に撮ったであろう動画・・君は初めて会った時と変わらず魅力的で、朗らかに笑い、優しく俺に語りかけてくる。
『・・やぁ、モル。 これを見てるという事は、バレてしまったという事だね。 全く・・困ったモルだね。 そう、俺は今、君の体内に、君の命に組み込まれている。 勝手な事をしてしまったけど、君が怒らずに受け入れて・・欲を言えば喜んでくれると嬉しい。 あぁ、もう時間が無い・・最後に・・あの時の返事を、こんな形だけど言わせてほしい。 モル・・・これからの未来、一緒に行こう。 ・・・生こう。
・・・愛してる・・・』
俺は、本当にバカだな・・・
ずっと、君を失ったと思っていた。
ずっと、愛されていたんだ・・強く、深く、やさしく、抱き締める様に、ずっと・・
全ては偶然から始まった。
そう思っていたんだ。 1ヶ月前は。
多分、何一つ偶然ではなかったのだ、と今は思う。
あの時、このビット村で下車したのは偶然ではなく、俺の体内のユニの命星が懐かしさを覚えたからだったんだろう。
そしてピコさんに出会い、ユニの捜索を依頼され・・・今ここにユニから命を分け与えられた面々が集っている ―――
1か月前はまだ肌寒かったビット村も今や春真っ盛り。
柔らかく輝く月が照らす丘の上には色とりどりの花々を揺らすそよ風が芳醇な香りを届けている。
よい夜である。
今日はビット村で最近きれいになったと評判の娘さんのめでたい成人の日。
いまだに涙の止まらない彼女の叔父さんは、音楽隊の側でフルフルしている。
事の真相 ――― ユニの居場所を姉から聞いてしまったのかもしれない・・
叔父さんのさらに後方の茂みに隠れているのはその姉・・娘さんの母親だろう。
ひっそりと娘を祝っている様だ・・・
娘はかつて“ 成人のお祝いの日にここで一緒に踊ろう ”と父と約束した公園の丘の上でダンスを踊っている。 跳ねる様に、健やかに、輝いて。
柔らかな月光にとける様に踊る4人は、成人を迎えた娘とその父の3人の友人達?
いいや、そうではない。
月の下で踊っているのは、病気を乗り越え晴れて成人を迎えた娘と ―――
――― 愛する娘の成長を喜び祝う一人の男・・・一人の父の姿なのだ。
3年前のあの頃、私は体調が最悪で、ずっと家で寝たきりでした。
ある日、ふと目覚めると知らない部屋に寝てて、お父さんが『これから治療をするからね。 大丈夫、俺がずっと側に居るから、恐くないよ。 次に目が覚めたら、元気になってるからね。』って言ったんです。
お父さんは隠していたけれど、お母さんに言われて知っていました。 私は命星というのが悪くて、治療できずに死ぬしかないのだと。 だから治療なんて初めてだし、何となくもう死ぬのかなぁと思って、お父さんに頼んで一緒に写真を撮ってもらいました。 モルさんに見せた写真です。
その後はずっと眠っていて、起きたら本当に元気になっていました!!
その時はもうお父さんは出稼ぎに出てしまっていて、まだ元気な姿を見せられないでいます。 早く、早く見せたいです!
全てはあっという間で、私は何が何やら分からないまま気付いたら元気になって家に戻っていて、お母さんに聞いても入院に関して何も教えてくれませんでした。
なのでごめんなさい! 入院先も入院期間も分からないのです。
私に分かるのは、治療をした日だけです。 体に薄っすらと小さな跡が残っているので、多分、手術だったのだと思います。
私が治療・・手術したのは、3年前の○月△日です。 それだけは間違いありません・・・』
これが、列車の中で読んだ、ピコさんの手紙だ。
その、ピコさんが治療(手術)した日付。 3年前の○月△日。
フットさんが渡してくれたスーツの受取証の日付。 3年前の○月△日。
俺が移植手術を受けた日付。 3年前の○月△日。
それらの合致に気付いた時、ユニが消えた理由が分かってしまった・・・
「今夜の月は、特にキレイな気がします・・・」
輝くような笑顔のピコさんがそんな風に言う。
俺は微笑を返す。 跳ねる様に踊るピコさんは妖精の様だ・・・
カンデラ君にジュール嬢も楽しそうに踊っている。
今、丘の上で踊っている4人の共通点・・・それは、3年前の○月△日、同じ時間に、同じ場所でユニから命星の提供を受けたという事。
4人とも、飲み続けていた特効薬が効かなくなってきていて、危ない状態だった。
そして、俺が発作を起こした。
あと少しで完成するはずだった人工命星は間に合わず、ユニは密かに準備していた計画を実行に移してしまった。 それはもう、速やかに、鮮やかに。
俺とピコさんへの移植は最初から決めていた。 と言うか、スタートだった。
カンデラ君には研究を託した。
ジュール嬢の親はケルビン叔父と同じくらい財力があり、同様の医療研究センターも持っており、移植に当たって信頼できる優秀なスタッフと環境を提供出来た。 ジュール嬢は待機者リストの筆頭であったが、いつも提供者と型が合わず見送り続けて来た。 命星には型があって、マッチしないと移植できないのだ。
その点、ユニの命星は型を選ばない特殊な命星で、この提供を条件に4人の移植を秘密裏に完璧に執り行う、という取引にジュール嬢の親は当然飛びついた・・・
本来、提供者は死亡者だ。 死んでいない者からの提供は違法だ。 そうでなくとも、ユニの周りの人達はユニの命星提供に反対するだろう。 だから周りの誰にも気づかれずに移植できる環境を整え、実行してしまった。
ユニの生存データを消したのも、多分ユニ本人だったんだろう。 ・・ちなみにセルシウスに届いた“ ユニからのメッセージ ”は、やはり叔父の仕業だった。 ユニを捜そうとする動きを察知したら妨害する様にユニにメッセージを残されていたらしい。
移植を受けた4人が救われたのは、体だけではない様だ。
ピコさんは明るく前向きになり、カンデラ君は能力が爆上がりしたと感じており、手がつけられないワガママお嬢様と評されていたジュール嬢は最近優しくなったと評判で、俺も明らかに丸くなった・・・
だけど、それが何なんだ・・・俺も、カンデラ君も、何も知らないピコさんも、ユニに生きていて欲しかった・・・こんな事、望んでなかった・・・
カンデラ君は、託されたものがあるからいい。
ピコさんは、知らないからいい。
でも俺は? 俺はどうしたらいいか分からないよ・・・ユニ。
「ハッ・・・モルさん、感じます・・お父さん、ここにいるって・・一緒に踊ってくれてるって・・・」
夢見る様に、歌う様にピコさんが断言するのを聞きながら、俺はユニが俺に残してくれたメッセージを思い出している・・・
“ モルが気付いてしまった時にだけ渡して欲しい ”という注釈付きのメッセージ動画。 移植手術の翌日に特別便で叔父のもとに届けられたそうだ。
多分、移植手術の直前に撮ったであろう動画・・君は初めて会った時と変わらず魅力的で、朗らかに笑い、優しく俺に語りかけてくる。
『・・やぁ、モル。 これを見てるという事は、バレてしまったという事だね。 全く・・困ったモルだね。 そう、俺は今、君の体内に、君の命に組み込まれている。 勝手な事をしてしまったけど、君が怒らずに受け入れて・・欲を言えば喜んでくれると嬉しい。 あぁ、もう時間が無い・・最後に・・あの時の返事を、こんな形だけど言わせてほしい。 モル・・・これからの未来、一緒に行こう。 ・・・生こう。
・・・愛してる・・・』
俺は、本当にバカだな・・・
ずっと、君を失ったと思っていた。
ずっと、愛されていたんだ・・強く、深く、やさしく、抱き締める様に、ずっと・・
全ては偶然から始まった。
そう思っていたんだ。 1ヶ月前は。
多分、何一つ偶然ではなかったのだ、と今は思う。
あの時、このビット村で下車したのは偶然ではなく、俺の体内のユニの命星が懐かしさを覚えたからだったんだろう。
そしてピコさんに出会い、ユニの捜索を依頼され・・・今ここにユニから命を分け与えられた面々が集っている ―――
1か月前はまだ肌寒かったビット村も今や春真っ盛り。
柔らかく輝く月が照らす丘の上には色とりどりの花々を揺らすそよ風が芳醇な香りを届けている。
よい夜である。
今日はビット村で最近きれいになったと評判の娘さんのめでたい成人の日。
いまだに涙の止まらない彼女の叔父さんは、音楽隊の側でフルフルしている。
事の真相 ――― ユニの居場所を姉から聞いてしまったのかもしれない・・
叔父さんのさらに後方の茂みに隠れているのはその姉・・娘さんの母親だろう。
ひっそりと娘を祝っている様だ・・・
娘はかつて“ 成人のお祝いの日にここで一緒に踊ろう ”と父と約束した公園の丘の上でダンスを踊っている。 跳ねる様に、健やかに、輝いて。
柔らかな月光にとける様に踊る4人は、成人を迎えた娘とその父の3人の友人達?
いいや、そうではない。
月の下で踊っているのは、病気を乗り越え晴れて成人を迎えた娘と ―――
――― 愛する娘の成長を喜び祝う一人の男・・・一人の父の姿なのだ。
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