異世界転移したらフェロモン系男子でした

七嶋璃

文字の大きさ
17 / 42
1

二度目の*

しおりを挟む
グリノルフはそう言うと比呂人に口付た。グリノルフに抱きしめられ、舌で口内をまさぐられ体の力が抜ける。
自分で誘うようなことを言っていながら、心臓が早鐘のようになってグリノルフの顔が見られない。
耳に、首筋に、グリノルフの唇がだんだん下りてくる。その唇が首元のところでふと止まる。
「確率は低いが獣に襲われる可能性がある」
「え」
「嫌ならやめておくが」
「だって、グリノルフは俺の香りを取り込まなきゃいけないだろ。それに可能性は低いって」
「つまりやめたくないと」
楽しそうな笑みを見せるグリノルフに比呂人が言い返す。
「グリノルフ、俺で遊んでるだろ」
グリノルフは何も言わず背嚢から取り出したパムクの葉を口に含んだ。グリノルフが噛み砕くたびに柑橘の香りが立つ。
どうしてもパムクの香りを嗅ぐと一昨日のことを思い出し体が熱くなる。
グリノルフは比呂人のズボンと下履きを脱がせ、既に頭をもたげつつある比呂人の陽物に触れ軽く扱く。
「あ」
いきなり触れられて比呂人の体がびくりと震える。
グリノルフは噛み砕いたパムクの葉を比呂人の陽物と後孔あなに擦りつけた。
グリノルフの指がぬるりと抵抗なく比呂人の内壁なかに侵入する。グリノルフはしばらくゆっくりと内壁を解すように指を動かしていたがコリコリとした部分に触れると、ぐっと押し上げて小刻みに刺激した。
「ん、あぁ」
突然いい所を刺激され、比呂人は鈴口から先走りを涎のように垂らしながら甘い声を漏らす。
口を塞ぐようにグリノルフが口付ける。口内をまさぐられ、陽物を扱かれ、内壁を刺激され、比呂人はただグリノルフの腕の中で快楽に喘ぐことしかできなかった。
比呂人の締め付けがきつくなり、陽物もはちきれんばかりに膨張している。そこでグリノルフは体を離すと、比呂人の銀のローブの裾をたくし上げ腰のところでひとつに結んだ。
「念のために上はそのままにしておく。悪いな」
グリノルフはじらしているつもりはないのだろうが、結果的にじらされたようになって比呂人はグリノルフの肩に腕をまわしぎゅっと抱きついた。
「も、いいから……欲しい」
比呂人は恥ずかしげもなくグリノルフの耳元でねだる。グリノルフは両手で比呂人の腰を抱えると自分の陽物を後孔に押し当てた。そのままゆっくりと腰を進めていく。
比呂人の内壁がグリノルフの陽物をぬるりぬるりとに飲み込んでいき、根元まで咥えこんだ。
「んん」
最奥を刺激され比呂人の声が漏れる。
グリノルフはゆっくり腰を引くと一気に腰を打ち付けた。そこからとんとん、と一定の間隔で最奥を叩くように腰を叩きつける。
「んん……あぁ、ん」
グリノルフの陽物でゴリゴリと突き上げられるたび、比呂人は甘い声を漏らし、グリノルフをきつく締め付けた。比呂人に締め付けられ、グリノルフの腰の速度があがる。
グリノルフは物欲しげに震えている比呂人の陽物に手を触れるときつく扱き上げた。
「今触られたら……出る……」
いい所を押しつぶすように奥まで突き上げられ、陽物を扱かれ比呂人の身体がびくりとはねる。と同時に内壁は強く収縮し、比呂人の陽物からは精が迸った。
グリノルフも比呂人にきつく締め付けられたまらず内壁に精を放つ。グリノルフは脈動する陽物を比呂人の最奥にぐっと押し付け、比呂人に口付けると舌を絡めとった。
グリノルフは脈動が収まるまで比呂人に口付けていたが、やがて体を起こし陽物を引き抜いた。比呂人の後孔からとろりとグリノルフの放った精が零れる。
グリノルフは比呂人の髪を撫でると再び後孔へと指を差し入れた。そのまま自分の精を掻き出すように指を動かし始める。
比呂人はあわてて半身を起こすとグリノルフを詰った。
「ちょっとなにしてんだよ」
「中をきれいにしている」
「いや、自分でやるから」
「お前の世話も俺の仕事だ」
グリノルフは比呂人の言うことは聞かず長い指を動かし続ける。
初めてのときのことは放心していてあまりよく覚えていないのだが、グリノルフも体調が万全ではなかっただろうに、後始末をやってもらった気がする。おぼろげな記憶だが今のように内壁を掻き出され服を着せてもらった、のだと思う。
だが、今は一昨日より大分はっきりしているしこどものように全部グリノルフにやってもらうのはいたたまれない。
「自分でやるから、やめっ」
グリノルフを制しようとしたが指がいい所に当たり、思わず体が跳ねる。比呂人は達したばかりなのに自分の陽物が熱を持ち始めるのがありありとわかった。
「嫌か、嫌ならやめるが」
グリノルフは指を休めることなく比呂人にたずねる。
「嫌っていうか、恥ずかしいだろ、こんなの」
「ここには俺とお前しかいない。恥ずかしがることなどなにもない」
「そういう、こと、じゃ、なくて……あぁ」
グリノルフに攻められ、言葉の端が甘い喘ぎに変わる。
「だめか」
緑色の瞳と目が合う。そので求められると拒絶することは難しい。
「……もう、好きにしろよ」
比呂人の言葉を聞くとグリノルフは比呂人の陽物を一息に飲み込んだ。グリノルフの口内は熱く、腰が蕩けてしまいそうだ。
「グリノルフ、やめ……あぁ」
抗議の声は内壁のいいところを押しつぶすように摺られ、途中で甘い声に変った。
舌で転がされ、吸い上げられ、あっという間に射精感が膨れ上がる。
「グリノルフ、離せ、も、出る、んん」
グリノルフの頭を掴んで離そうとしたが、より強く吸い上げられ、口内で果ててしまう。じわじわと漏れ出るそばからグリノルフに吸いとられ、がくがくと足が震える。
グリノルフは比呂人の精を吸い尽くすと唇を離した。比呂人は恥ずかしさと快楽が綯い交ぜになってグリノルフの顔が見られない。顔を隠すようにグリノルフの胸にすがりつく。
グリノルフは比呂人の顔をのぞき込むように柔らかく輪郭を撫でた。
比呂人はなぜだか涙が出そうになり誤魔化すように自分からグリノルフに口付けた。
グリノルフは比呂人をぐっと抱きしめるとより深く応えた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。

ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。 異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。 二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。 しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。 再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。

花屋の息子

きの
BL
ひょんなことから異世界転移してしまった、至って普通の男子高校生、橘伊織。 森の中を一人彷徨っていると運良く優しい夫婦に出会い、ひとまずその世界で過ごしていくことにするが___? 瞳を見て相手の感情がわかる能力を持つ、普段は冷静沈着無愛想だけど受けにだけ甘くて溺愛な攻め×至って普通の男子高校生な受け の、お話です。 不定期更新。大体一週間間隔のつもりです。 攻めが出てくるまでちょっとかかります。

ブラッドフォード卿のお気に召すままに

ゆうきぼし/優輝星
BL
第二章スタート!:イブキと婚約をして溺愛の日々を送ろうとしていたブラッドフォード。だが、国の情勢は彼の平穏を許さず、王の花嫁選びが始まる。候補者が集まる中、偽の花嫁(♂)が紛れ込む。花嫁の狙いはイブキの聖獣使いの力で。眠りについた竜を復活させようとしていた。先の戦においての密約に陰謀。どうやらイブキの瞳の色にも謎があるようで……。旅路にて、彼の頭脳と策略が繰り広げられる。 第一章:異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。 *マークはR回。(後半になります) ・ご都合主義のなーろっぱです。 ・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。 腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手) ・イラストは青城硝子先生です。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件

白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。 最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。 いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。

触手生物に溺愛されていたら、氷の騎士様(天然)の心を掴んでしまいました?

雪 いつき
BL
 仕事帰りにマンホールに落ちた森川 碧葉(もりかわ あおば)は、気付けばヌメヌメの触手生物に宙吊りにされていた。 「ちょっとそこのお兄さん! 助けて!」  通りすがりの銀髪美青年に助けを求めたことから、回らなくてもいい運命の歯車が回り始めてしまう。  異世界からきた聖女……ではなく聖者として、神聖力を目覚めさせるためにドラゴン討伐へと向かうことに。王様は胡散臭い。討伐仲間の騎士様たちはいい奴。そして触手生物には、愛されすぎて喘がされる日々。  どうしてこんなに触手生物に愛されるのか。ピィピィ鳴いて懐く触手が、ちょっと可愛い……?  更には国家的に深刻な問題まで起こってしまって……。異世界に来たなら悠々自適に過ごしたかったのに!  異色の触手と氷の(天然)騎士様に溺愛されすぎる生活が、今、始まる――― ※昔書いていたものを加筆修正して、小説家になろうサイト様にも上げているお話です。

【完結】あなたのいない、この異世界で。

Mhiro
BL
「……僕、大人になったよ。だから……もう、───いいよね?」 最愛の人に先立たれて3年。今だ悲しみから立ち直れず、耐えられなくなった結(ゆい)はその生涯を終えようとする。しかし、次に目が覚めたのは、生命を見守る大樹がそびえ立つ異世界だった。 そこで亡き恋人の面影を持つ青年・ルークと出会う。 亡き恋人への想いを抱えながらも、優しく寄り添ってくれるルークに少しずつ惹かれていく結。そんなある日、ある出来事をきっかけに、彼から想いを告げられる。 「忘れる必要なんてない。誰かを想うユイを、俺はまるごと受け止めたい」 ルークの告白を受け入れ、幸せな日々を送る結だったが、それは突然終わりを迎える。 彼が成人を迎えたら一緒に村を出ようと約束を交わし、旅立つ準備を進めていた矢先、結は別の女性と口づけを交わすルークの姿を目撃してしまう。 悲しみの中で立ち止まっていた心が、異世界での出会いをきっかけに再び動き出す、救済の物語。 ※センシティブな表現のある回は「*」が付いてますので、閲覧にはご注意ください。   ストーリーはゆっくり展開していきます。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...