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探偵王は密室がお好き6
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「そうねえ、こういう可能性は?」
同じく頭を抱えて考え込んでいた、メープルがふと顔を上げた。
「あの足跡なんだけど」
彼女は食い入るように足跡を見つめ、ややかすれた声で言う。
「あれは実は、事件とは別につけられたものだったとしたら」
「誰が一体、あんなivresse furieuseなことをするんだい」
リキュールの問いに、
「シャンロックが、偽の足跡を付けたとしたら?」けれどその声は、いつもの自信満々の声に比べると弱々しい。
「何のために?」
「それは、カーガック達を試そうと」
「Elle sait quelque chose」
リキュールは肩をすくめた。
「一体どこに、この靴があるんだい?」
そして散らかった部屋を見回すと、
「確かにこの部屋はやたらと物が多いけれど、Malheureusement靴は一足しかないようだ。それも、被害者が履いているものだけ。それだってこんな足跡になんかなりそうにないし、靴底の模様だって全然違う。一体、何で彼は足跡を付けたっていうんだい?」
と一蹴。
「でも、そうねえ。……そうよ、合い鍵がある以上、この足跡が付けられたのはずっともっと前なんじゃないかしら!」
メープルが甲高い声で叫んだ。どうやらなにかを閃いたらしい。
「そうよ、先に仕掛けておけば済む話じゃない。なにも今日じゃなくたっていいじゃない。昨日とか、それ以前にこの足跡は付けられていた。それで、あたかも謎の犯人がどこかに消えたように見せかけて、今日になってシャンロックのおでこにバツ印を」
「あのねえ、君」
興奮したメープルをなだめるように、リキュールは言う。
「いくらなんでもシャンロックだって、jeneme souviens pas足跡が堂々と自分の研究室に残されていたら不審に思うんじゃないかね?」
思わず黙るメープルに気分を良くしたのか、さらに彼はまくし立てる。そういうところが、彼の良くない点でもある。
「そんなものがあったら、不思議に思って部屋を一度出るんじゃないかな?だって、気味が悪いったらないじゃないか。だというのに、彼は外から扉が開けられるまでこの部屋を出なかった。その理由はどう説明するんだい?あんな、faire pipiまでして、部屋から出なかった説明を!」
ぷぷぷ、と笑みをかみ殺しきれないリキュール。彼は高名な探偵の汚点を知って、得意満面のようだった。
「そうですよ、そもそもです。あの部屋には、シャンロック殿しか入るのを見ていないと皆一様に申しているのです」
自分が疑われてはたまったものではないと、カーガックが声を荒げて反論する。変な男二人に詰め寄られては、さすがのメープルの声も弱くなってしまう。
「それは」
「Apres reflexion、これは犯人が付けたものということになる」
メープルから会話の主導権を奪うと、彼はなぜか部屋をうろうろと歩き始めた。リキュールの靴音が、嫌みたらしくあたりに響く。
「でもそうなると、やっぱりこの問題にぶち当たる。『犯人はどうやってこの部屋に入ったのか?』けれどその答えはもう、Moiにはもうわかっている」
そして、彼は足を止めると一息ついて、
「犯人は、この建物内にいるやつら全員だ!」
とあたり一面を指差した。
「全員で口裏を合わせてるんだ。なに、最初から難しく考えすぎなんだ。すべては簡潔に考えるのがintelligentだ。ここの研究員と、講演を聞きに来たとか言うやつら全員が共謀してたら?」
彼の言葉に、言葉を失う探偵ら。それを称賛と見てとって、得意げにリキュールは続けた。
「なにしろ得られる賞金は金貨千枚。百人で割っても十枚。本当のrecompensede meurtreとしては少ないが、ゲームで得られる小遣いだとすれば十分じゃないか?」
確かに、彼の言うことは理にかなってはいる。けれど。
「なるほど。……それよりリキュール、アナタも目撃者の一人なんじゃなくて?」
メープルがおずおずと口を開いた。
「ここには研究員の方々と他に、講演を聞きに来ていた人々もいた。その人たちも口裏を合わせてたっていうなら、同じく講演を聞きに来ていたアナタだって犯人の一人なんじゃなくて?」
彼女の言葉に、得意げだったリキュールの顔が凍りつく。
「そんな、馬鹿な。僕はそんなこと聞いてないぞ」
「それとも、仲間外れにされたのかしら?」
「嘘だろ、そんなの。ひどい!僕も仲間に入れてくれよ!」
顔を青くしてカーガックに詰め寄るリキュール。動揺のあまり、お得意のフランス語も忘れてしまったようだった。白衣の襟元を掴まれて、カーガックは首を絞められたアヒルみたいな声を上げた。
「し、知りませんよそんなこと!それに言ったでしょう、この講演は無料で、誰だって参加が出来たのです。誰が来るのかも、こちらはわからなかったのですよ!」
そう言えば、確かに彼はそんなことを言っていた。なるほどそれでは、全員が共犯者とは考えにくいのでは。
「なんてこった、いかにもあり得そうだと思ったんだけどな」
落ち込むリキュールの横で、小男を蹴落とさんばかりにメープルが勢いよく手を挙げる。
「うむ、メープル君」
ダーニット三世に指名され、彼女は意気揚々と語り始める。「それじゃあこういうのは?」
探偵というのは、とりあえず思いついたら自論を語りたいものらしい。白けた様子のカーガックに気づかずに、彼女は鼻息も荒く、やみくもな推理を披露した。
「部屋に入る前からシャンロックの額にはバツ印が描かれていた。それでどう?」
「なるほど、それに気づかずに彼は……」
なるほどと手を打つリキュール。それなら密室の謎はクリアできそうではある。けれど。
「まさか。それはありませんよ」
あっけなくカーガックが却下してしまった。
「講演が終わって、すぐに彼は部屋に引きこもっているんです。それはもう目にも止まらない速さで部屋へと戻っていきました。その間に印をつけるのはまず不可能。仮にそれ以前に付けられたものだとしても、まさか講演中ずっと額にマーダーサインが描かれていたら、誰だって気づくでしょう」
「うーん、なるほど。しかし……」
ここで、いよいよもって口を固く閉ざしてしまう探偵ら。
ただ、一人を除いて。
「そのマーダーサインというの、いいな。バツ印と言うのをやめよう、うん」
呑気ににこにことうなずくのは現国王。まったく、目の前の謎も解けないのに何が探偵王よ!
「ちょっと探偵王、真面目に考えてらして?」
苛立ちも顕なメープルの言葉に、ダーニット三世はただ鷹揚にうなずくだけだった。確かにわからないことだらけの事件であった。けれどこうして一つ一つ可能性を潰していけば、後には真実が残るはず。
「もちろん。あと一つだけ教えてもらえば、私はすべてを説明できるよ」
あっさりと言い放つ国王に、彼らは絶句した。本当に、国王は謎が解けたのか?
「ええと、それはcest vraiですか?」
怪訝そうに問うリキュールをまじまじと見つめて、ダーニット三世はゆっくりと、けれどすべてを見通した者だけが持つ余裕をたたえて口を開く。
「最後に一つ。覚えている者がいたら教えてくれ」
そう言って、彼は物が散らかる床に目を向けると、
「シャンロック殿の持つあの筆は、どのタイミングで部屋に持ち込まれましたかな?」
と問うた。
「そんなの、最初からこの部屋にあったに」
頭から決めつけかかるリキュールを制して、口を開いたのはカーガックだった。
「いいえ、彼は講演の間もずっとあの筆を握っておりました」
「え?そうだったっけ?」
「もう、アンタなにも覚えてないのね!どうせ講演の間中寝てただけなんでしょう!」
「ギクゥっ!」
露骨に慌てるリキュールを冷ややかな目で見下ろししながら、カーガックは続けた。
「講演中も持っていたのは確かです。とはいえ、お客様方はまさか筆と思わなかったかもしれませんが」
「それは、どういう?」
「なんでも、説明する時の棒(指示棒というらしい)をどこかに無くしてしまったようで」
やれやれと床を見下ろして、カーガックは肩をすくめてみせた。どうやら犯人が捕まったら、シャンロックは部屋の片づけから始めたほうがよさそうだ。
「なるほど。一点だけ引っかかる点はあるけれども」
最後に聞きたかった情報を手に入れて、ダーニット三世は自慢の口ひげを引っ張りながら言い切った。
「残念ながら、もう謎が解けてしまったよ」
それはそれは、残念そうな声色で。
同じく頭を抱えて考え込んでいた、メープルがふと顔を上げた。
「あの足跡なんだけど」
彼女は食い入るように足跡を見つめ、ややかすれた声で言う。
「あれは実は、事件とは別につけられたものだったとしたら」
「誰が一体、あんなivresse furieuseなことをするんだい」
リキュールの問いに、
「シャンロックが、偽の足跡を付けたとしたら?」けれどその声は、いつもの自信満々の声に比べると弱々しい。
「何のために?」
「それは、カーガック達を試そうと」
「Elle sait quelque chose」
リキュールは肩をすくめた。
「一体どこに、この靴があるんだい?」
そして散らかった部屋を見回すと、
「確かにこの部屋はやたらと物が多いけれど、Malheureusement靴は一足しかないようだ。それも、被害者が履いているものだけ。それだってこんな足跡になんかなりそうにないし、靴底の模様だって全然違う。一体、何で彼は足跡を付けたっていうんだい?」
と一蹴。
「でも、そうねえ。……そうよ、合い鍵がある以上、この足跡が付けられたのはずっともっと前なんじゃないかしら!」
メープルが甲高い声で叫んだ。どうやらなにかを閃いたらしい。
「そうよ、先に仕掛けておけば済む話じゃない。なにも今日じゃなくたっていいじゃない。昨日とか、それ以前にこの足跡は付けられていた。それで、あたかも謎の犯人がどこかに消えたように見せかけて、今日になってシャンロックのおでこにバツ印を」
「あのねえ、君」
興奮したメープルをなだめるように、リキュールは言う。
「いくらなんでもシャンロックだって、jeneme souviens pas足跡が堂々と自分の研究室に残されていたら不審に思うんじゃないかね?」
思わず黙るメープルに気分を良くしたのか、さらに彼はまくし立てる。そういうところが、彼の良くない点でもある。
「そんなものがあったら、不思議に思って部屋を一度出るんじゃないかな?だって、気味が悪いったらないじゃないか。だというのに、彼は外から扉が開けられるまでこの部屋を出なかった。その理由はどう説明するんだい?あんな、faire pipiまでして、部屋から出なかった説明を!」
ぷぷぷ、と笑みをかみ殺しきれないリキュール。彼は高名な探偵の汚点を知って、得意満面のようだった。
「そうですよ、そもそもです。あの部屋には、シャンロック殿しか入るのを見ていないと皆一様に申しているのです」
自分が疑われてはたまったものではないと、カーガックが声を荒げて反論する。変な男二人に詰め寄られては、さすがのメープルの声も弱くなってしまう。
「それは」
「Apres reflexion、これは犯人が付けたものということになる」
メープルから会話の主導権を奪うと、彼はなぜか部屋をうろうろと歩き始めた。リキュールの靴音が、嫌みたらしくあたりに響く。
「でもそうなると、やっぱりこの問題にぶち当たる。『犯人はどうやってこの部屋に入ったのか?』けれどその答えはもう、Moiにはもうわかっている」
そして、彼は足を止めると一息ついて、
「犯人は、この建物内にいるやつら全員だ!」
とあたり一面を指差した。
「全員で口裏を合わせてるんだ。なに、最初から難しく考えすぎなんだ。すべては簡潔に考えるのがintelligentだ。ここの研究員と、講演を聞きに来たとか言うやつら全員が共謀してたら?」
彼の言葉に、言葉を失う探偵ら。それを称賛と見てとって、得意げにリキュールは続けた。
「なにしろ得られる賞金は金貨千枚。百人で割っても十枚。本当のrecompensede meurtreとしては少ないが、ゲームで得られる小遣いだとすれば十分じゃないか?」
確かに、彼の言うことは理にかなってはいる。けれど。
「なるほど。……それよりリキュール、アナタも目撃者の一人なんじゃなくて?」
メープルがおずおずと口を開いた。
「ここには研究員の方々と他に、講演を聞きに来ていた人々もいた。その人たちも口裏を合わせてたっていうなら、同じく講演を聞きに来ていたアナタだって犯人の一人なんじゃなくて?」
彼女の言葉に、得意げだったリキュールの顔が凍りつく。
「そんな、馬鹿な。僕はそんなこと聞いてないぞ」
「それとも、仲間外れにされたのかしら?」
「嘘だろ、そんなの。ひどい!僕も仲間に入れてくれよ!」
顔を青くしてカーガックに詰め寄るリキュール。動揺のあまり、お得意のフランス語も忘れてしまったようだった。白衣の襟元を掴まれて、カーガックは首を絞められたアヒルみたいな声を上げた。
「し、知りませんよそんなこと!それに言ったでしょう、この講演は無料で、誰だって参加が出来たのです。誰が来るのかも、こちらはわからなかったのですよ!」
そう言えば、確かに彼はそんなことを言っていた。なるほどそれでは、全員が共犯者とは考えにくいのでは。
「なんてこった、いかにもあり得そうだと思ったんだけどな」
落ち込むリキュールの横で、小男を蹴落とさんばかりにメープルが勢いよく手を挙げる。
「うむ、メープル君」
ダーニット三世に指名され、彼女は意気揚々と語り始める。「それじゃあこういうのは?」
探偵というのは、とりあえず思いついたら自論を語りたいものらしい。白けた様子のカーガックに気づかずに、彼女は鼻息も荒く、やみくもな推理を披露した。
「部屋に入る前からシャンロックの額にはバツ印が描かれていた。それでどう?」
「なるほど、それに気づかずに彼は……」
なるほどと手を打つリキュール。それなら密室の謎はクリアできそうではある。けれど。
「まさか。それはありませんよ」
あっけなくカーガックが却下してしまった。
「講演が終わって、すぐに彼は部屋に引きこもっているんです。それはもう目にも止まらない速さで部屋へと戻っていきました。その間に印をつけるのはまず不可能。仮にそれ以前に付けられたものだとしても、まさか講演中ずっと額にマーダーサインが描かれていたら、誰だって気づくでしょう」
「うーん、なるほど。しかし……」
ここで、いよいよもって口を固く閉ざしてしまう探偵ら。
ただ、一人を除いて。
「そのマーダーサインというの、いいな。バツ印と言うのをやめよう、うん」
呑気ににこにことうなずくのは現国王。まったく、目の前の謎も解けないのに何が探偵王よ!
「ちょっと探偵王、真面目に考えてらして?」
苛立ちも顕なメープルの言葉に、ダーニット三世はただ鷹揚にうなずくだけだった。確かにわからないことだらけの事件であった。けれどこうして一つ一つ可能性を潰していけば、後には真実が残るはず。
「もちろん。あと一つだけ教えてもらえば、私はすべてを説明できるよ」
あっさりと言い放つ国王に、彼らは絶句した。本当に、国王は謎が解けたのか?
「ええと、それはcest vraiですか?」
怪訝そうに問うリキュールをまじまじと見つめて、ダーニット三世はゆっくりと、けれどすべてを見通した者だけが持つ余裕をたたえて口を開く。
「最後に一つ。覚えている者がいたら教えてくれ」
そう言って、彼は物が散らかる床に目を向けると、
「シャンロック殿の持つあの筆は、どのタイミングで部屋に持ち込まれましたかな?」
と問うた。
「そんなの、最初からこの部屋にあったに」
頭から決めつけかかるリキュールを制して、口を開いたのはカーガックだった。
「いいえ、彼は講演の間もずっとあの筆を握っておりました」
「え?そうだったっけ?」
「もう、アンタなにも覚えてないのね!どうせ講演の間中寝てただけなんでしょう!」
「ギクゥっ!」
露骨に慌てるリキュールを冷ややかな目で見下ろししながら、カーガックは続けた。
「講演中も持っていたのは確かです。とはいえ、お客様方はまさか筆と思わなかったかもしれませんが」
「それは、どういう?」
「なんでも、説明する時の棒(指示棒というらしい)をどこかに無くしてしまったようで」
やれやれと床を見下ろして、カーガックは肩をすくめてみせた。どうやら犯人が捕まったら、シャンロックは部屋の片づけから始めたほうがよさそうだ。
「なるほど。一点だけ引っかかる点はあるけれども」
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