偽りの勇者

鷲野ユキ

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第一章

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その夜の夢に、姉が出てきたような気がした。ごめんね、と言いながら、その姉らしき女が慧の首を絞めてきた、気がする。
ふと目が醒めれば、いつものテレビが騒いでいた。六時半。起きる予定よりはちょっと早い。けれど二度寝する気分でもなかった。なんだか首のあたりが痛い気もする。
どこかで絞殺事件でもあったのだろうか。それとも、うっかりタオルを首に巻いたまま寝てしまったのが原因か。
どうやら姉は一度帰ってきたらしい。脱ぎ捨てられた服が、入れるだけ無駄な洗濯機の中に放りこまれていたからだ。
ああもう、またコインランドリー行かなくっちゃ。昨日行ったばかりなのに。慧は朝から大きくため息をつく。だから茜姉、洗濯機壊れてるんだってば。そう彼女に伝えなければ。
けれど姉の姿はもうなかった。夜遅くに帰ってきて、朝早く出たのだろう、たぶん。
大変だな。俺もバイトサボってる場合なんかじゃなかった。何度目かのため息をつきながら洗濯物をまとめ玄関をあければ、昨日より雨脚はかなり弱まっていた。傘を差そうか差すまいか悩むほどには。だが、お世辞にも洗濯日和ではなかった。それでも洗濯はせねばなるまい。じゃないと着る服がないと姉が騒ぎだしてうっとうしい。
昨日と同じ行為を繰り返し、一通りそれを終えてから制服へと着替える。気づけばテレビは勝手に消えていた。ある程度の時間放置しておくと、勝手に電源が切れるらしい。あれじゃあ今何時なんだろう、あわててテレビを付ければ、8時20分!そういつものキャラクターが騒いでいた。急がなきゃ。玄関に立てかけた長傘をつかむ。あれ、茜姉持ってかなかったのかな。そこに残されている女物の傘。きっと、折り畳みの方を持って行ったのだろう。
あわてて家を飛び出して、途中で彼は気が付いた。ああ、そういえばハンカチ。忘れてきちゃった。河野が貸してくれたハンカチ。せっかく洗濯して、アイロンまでわざわざかけたのに。
けれどまあ明日でいいか。急ぎで必要なものでもないだろう。そう思いながら彼はいつもと同じ日常を過ごす。学校へ行って、眠い目をこすりながら授業を受ける。どうせ明日も学校だ。その時にでも返せばいいだろう、ハンカチくらい。
この日もいつもと同じような一日だった。部活に拉致られた田中、委員会をサボった河野。おかげで一人ランチをしなくて済んだけど。
唯一いつもと違ったのは、バイト先で違算金が出たことぐらいか。
三千円。足りないんです。
レジを閉めていた鈴木がそう言っていた。けれどレジ打ちなどしない慧にとっては直接関係のないことだった。山郷が分けてくれたまかないを食べながら、そのやり取りを慧は聞いていた。
だって俺、レジ触ってないし。三千円足りないのは俺のせいじゃないもん。それに今、俺は勤務時間外ですから。
「なんだか菊川さんがいる日に多い気がするんですよね、しかも決まって不足金」
不満げに鈴木が言っている。私のせいじゃないですよ、レジが合わないのは。だってやたらとレジにいるのは菊川さんじゃないですか。あの子が悪いことしてるんじゃないんですか。そんな風に言っているようにも慧には聞こえた。
でも、そんなのたまたまなんじゃないかなぁ。モグモグと焼き魚を食べながら慧は思う。だってお嬢様がそんなはした金を盗む理由も見当たらないし。それは店主も同意だったようで、「なに打ち間違いでもしたんだろう」と気にも留めていない様子であった。
過金ならともかく、不足で損するのは店長なんですけど。そうも思ったが、慧は言わずにおくことにした。ここは彼の店だ。単なるバイトの俺には関係ない話だ。万一菊川がレジから金を盗んだのだとしても、それは俺とは関係ない話だ、店長がどうにかすべき問題だろう。幸い今日はさほど混まず、洗い物の山も出来ていない。無関係な俺はさっさと帰るに越したことはないだろう。
そう、どれもが慧とは無関係なはずであった。

けれどその日、彼がいつもより早くバイトを終えて家に帰ってみれば、自分の住むアパートがなにやら赤い光に照らされていた。チラチラと目障りな、自己主張の強いその光。乗り物好きの少年なら喜んだかもしれないが、一般市民はパトカーを見るとたとえ自分に非がなくとも、居心地の悪い思いをするものだ。
これはどうしたことだろう。消防車はいないようだから、ボヤ騒ぎというわけでもなさそうだ。
ならばどこかの部屋に空き巣でも入ったというのだろうか。こんなボロアパートに?俺だったら、もっと金を持ってそうな家を狙うけど。
にわかに集まってきた野次馬たちの間を器用にすり抜け、慧はアパートへと近づこうとする。すると警官に呼び止められた。ああ、やべ。傘差しながらチャリ漕いでたの、怒られるかな。
けれど警官は予想外の質問を慧に投げかけてきた。
「もしかして君、203号室の村上慧君?」
「え、ええ。そうですけど。ここでいったい何が……」
そう訝しげに返した矢先、慧は突然嫌な予感に襲われた。なぜこの警官は俺の名前を知っている?ほかの部屋でなにかが起こったというのなら、俺にまつわる情報など必要ないはずだ。それをなぜ?
それに。姉はどうしたのだろう。茜姉はどうしてる?まだ仕事?いや、もしや――。
「あ、ちょっと君!」
最悪の事態を想像し、止める警官を振り払い、自転車も傘もその場に投げ捨てて彼は階段をかけ上がる。ハハ、そんなバカなことあるわけない。そうに決まってる。
きっと彼女は玄関の扉を開けてこう言うだろう。「遅いよ慧。なんか空き巣に入られたらしくって、大変だったんだから」と。そうに違いない。そうであってほしい。
けれど彼を迎え入れたのは、非現実的な現実であった。
まるで昨日の夕方、公園で事件の情景をありありと思い浮かべたときのような、鮮烈な赤。
それが彼の日常のなかに撒き散らかされていた。
ああ、まるで枯れかけた赤い花みたいな色だ。その敷き詰められた花びらのなかに、姉が転がっていた。
美しく利発で、さばさばとして頼りになる姉が、仰向けに転がり、乱れた髪をそのままに、生白い瞳を虚空に向けて。
手足はそれぞれ思い思いの方向に飛び散っている。まるで分別のない子どもによって、ちぎられ投げ棄てられた裸体のマネキン人形のように。
裸の胸元には、誰かが掛けてくれたのだろうか。下腹部まで覆い隠すように見慣れたジャージが掛けられていた。もしかしたら警察が不憫に思ってかけてくれたのか。だがそんなことなど考える余裕は慧にはなかった。
「あ、茜姉……?」
もはやそれが生きている人間とは別のものであることは、火を見るより明らかだった。生気を失ったその顔色に、不自然な姿。本来あるべき場所にない身体の部位。
なにより、むせ返るようなこの臭い。鉄臭さと、生臭さをあわせたこの臭い。この間も嗅いだばかりじゃないか、あの公園で。死の匂いを。
彼は血で汚れるのも構わず、彼女の元に駆けて行った。「ああ君、駄目だよまだ現場検証が終わっていない」そんなの構うもんか。彼は血で汚れることなどまったく恐れずに、投げ捨てられた彼女の頭をかき抱いた。白濁した瞳は何も映していなかった。その身体は、今まで慧が触ったものの中で、一番に冷たかった。
「なんで、こんな……」
なぜこんなことが起こったのだろう。ついこないだまで、ここで姉はお菓子を食い散らかして、オッサンみたいに酔っぱらっていたのに。それがなんでこうなったんだ?思わず彼は部屋の隅へと目をやった。ああ、また捨てるの忘れてた。そこにはゴミ袋いっぱいに詰め込まれたアルコールの空容器がいくつか積み重ねられている。ほら、あれは夢じゃなかったのに。
理解の追い付かない彼の身体をつかむものがいた。先ほどの警察官だ。
「気持ちはわかるけど、まだ現場を荒らされると困るんだ」と。
現場検証?それならば、やはり姉は誰かに殺されたというのか。しかもこんなむごたらしい殺され方で。冷たい現実がひたひたと身体の中に染み込んでくる。だから言ったのに、ちゃんと鍵を閉めろよって。つい先日のことだったじゃないか!
後悔と悲しみが彼を襲う。なぜこんなことが起こってしまった?誰か止めることは出来なかったのか?たとえばそう、勇者は?未来を予知できる〈真の勇者〉に、俺はつい最近会ったばかりだというのに!
ああ、勇者様!!なぜ俺の姉を助けてくれなかったんですか。また会おうって言ったじゃないか!なんでこんな罪のない人間を、いたずらに殺すような悪を許してしまったんですか!?
この状況で悲しみに暮れるほか成す術のない慧は、いまだ見ぬ犯人と、勇者を心から呪った。そうでもなければ、気が触れてしまいそうだった。いや、もう触れてしまっていたのかもしれない。胃がムカムカする。視界がぼやけてくる。出来ることならこの惨状など見なかったことにして、この目の前に広がる居間の先にある自分の部屋で、いつもの布団で死んだように眠ってしまいたかった。
そうすれば、きっと夢だったと思えるだろうから。明日が来れば、またいつもの日常が待ってるんだよ。テレビに起こされれば、そこにはいつもの茜姉がいて、気まぐれで魚を焼いてくれるかもしれない。それに、明日は河野に文化祭の出し物一緒に考えてくれよ、と言われているのだ。
ちゃんとした明日を、俺は迎えなければならないのに。
力なく崩れ落ちる慧の身体を、先の警官とは違う、女の人がそっと床に座らせてくれた。茜姉とは違う女の人の匂い。刑事だろうか?
ベージュのコートに身を包み、黒のパンツ姿のその女性はいかにもそう見えた。茶色みがかったボブに、疲れた表情を浮かべるその女性はうなだれる慧の姿を見て、もうこれ以上現場を荒らす可能性はないと判断したのだろう。特に拘束するでもなく、ただ慧の横に佇んでいた。
しかし、うなだれた慧の目はとらえてしまった。鑑識だろうか、男が姉の胴に掛けられたジャージを恭しく外し、女の裸だったものが現れた。その姉の胴体の正面。胸から腹にかけて、まるで長い刃物で切られたかのような傷がつけられているのを。
強盗ごときがこんな切り方などするのだろうか。まして、その身体をわざわざ分断などするだろうか。
姉の殺され方を、この状況で冷静に分析しようとする自分に冷笑を向けながら、それでも慧は考えずにはいられなかった。
ふつう、刃物といったらナイフや包丁だ。それだって、切りつけるだけじゃ致命傷にならない。ましてこんな所業がそんな華奢な刃物で出来ると思えない。せいぜい深く突き刺すぐらいだろう。
それを、こんな、まるで袈裟斬りのような、まるで刀で切りつけたかのような――。
刀。
まさか。いや、そんなことあり得るはずなどない。
呆然とする慧をおいてけぼりに、現場検証は無事終わったらしく、鑑識やら刑事やらが淡々と去っていく。「本部へ報告。違法性なし。被疑者死亡にて書類送検」そう一人の刑事が誰かに電話をしていた気がする。
被疑者死亡?おかしいだろ、どう見たって姉は被害者じゃないか!
やがて遅れて救急車がやってきたらしい。救急隊員らが、ものものしい装備で彼女の遺体を運んで……いや、まるでこれでは『片付けて』いるようだった。つい先日、魔物の死骸を処理していたときのように。
「や、やめろよ茜姉のことそんなふうに扱うの!」
彼は思わず大声を出してしまっていた。けれど誰一人とて、耳を傾けることなどしない。自分の仕事は絶対に正しいことなのだ。早く彼の目の前から、コレを片してあげるべきだろう。そう信じて疑わない愚直さをもって。
一人残った先ほどの女の人が、わめく彼の肩をつかんだ。おもわずその手を彼は振り払おうとしたが、ここで彼女の手を振り払ったぐらいで何が変わるというのだろう。救急隊員らは、彼女の遺体を丁重に扱ってくれるようになるか?よけい状況は悪化するように思われた。
理由は全くもってわからない。誰か教えてほしいくらいだ。けれどなぜだか、姉はなんらかの罪人だと思われているようだった。そして、その悪を〈真の勇者〉がやっつけてくれた。あの恐ろしくよく切れる鋭い刀で。さあ、悪の残骸は早く片してしまいましょう。そういうことだろう?
だってあの殺され方!あんな切り方をするのは、勇者ぐらいのものではないか。
なぜ?その言葉だけが胸を去来する。いや、姉が勇者に粛清される理由なんてあってたまるか。なぜだ、なぜ姉が。そう思うと彼はおもわず叫び出したくなったが、一方心の隅でこうも思う。そこで俺が騒ぎ立ててみろ。ああ、犯罪者の弟ですって。カワイソウに。カワイソウで済めばまだいい方だ。疎まれ、忌み嫌われる可能性だってある。かつて姉と彼が受けた仕打ちのように。しかもあれは、彼らだって被害者だったのに。
なぜ俺たちばかり、こんな呪われた運命を背負わなければならないんだ。
抵抗する気力すら失った慧を、彼女がパトカーへと連れていく。やめてよ刑事さん。これじゃあまるで俺が犯人みたいじゃないですか。違うんだ、今回だって、俺も姉ちゃんも被害者なんです、なんでわかってくれないの……?

                     *

『……依然として〈自称勇者〉の手がかりはつかめておらず……』

相変わらず時を止めたままの時計。その下に置かれたテレビ。
事件現場となったこの家に戻れたのは、あれから一週間後のことであった。その間彼は病院に放り込まれていた。「精神的ショックによる体調不良の治療」などという理由をつけられて。
ああ、学校はどうしてるのかな。勇者様大活躍と盛り上がってるのだろうか。
粛清されたの、村上君のお姉さんらしいけど。ウソー、悪い人だったんだね、村上くんのお姉さん。村上くんもグルだったりしない?だってあの人なんかそっけなくて、怖い感じするし。
あるいはバイト先は?俺がいなくても回っているのだろうか。村上くんのお姉さん、勇者に粛清されたって。やっぱり。だって村上くんひどいんだもの。アタシのことキライって、面と向かっていうようなやつなのよ。そんなやつ、悪い目に遭って当然だ。こんなかわいい美姫ちゃんにそんなこと言うなんて。
『戻りづらいとは思うけれど、あなたにはあなたの人生があるのだから』
あなたの人生?俺の何を知っているっていうんだ。そう同情とも、放置とも思われる発言をした女性刑事に車に乗せられて、彼は久しぶりに帰ってきた。帰ったところでどうすればいいんですか?そう彼女に問いたかったが、きっとそれはいたずらに彼女を困らせるだけだろう。だから慧は彼女とは何も話さなかった。無駄だと知っていたから。
主のいない間も、律儀にこのテレビは言いつけを守っていたらしい。いつもの時間。勝手に電源を入れたその機械は、望まれていない騒音を日々生み出す。
『先週、東京都立川市のアパートに、弟と一緒に住んでいた会社員、村上……』
プツン。
嘘だ。
リモコンを片手に、彼は立ち尽くすことしかできなかった。
嘘だ嘘だ!これは夢なんだ、早く覚めてくれよ、こんな悪い夢なんて。
けれどこの部屋の、古いリノリウムの床にはところどころ不自然にくすんだ箇所が見受けられるし、少し黄ばんだ壁もきれいにはしきれなかったらしい。黒ずんだ彼女の痕跡が残っていた。それを見つける度、現実をまざまざと見せつけられているようで、苦しい。
テレビのなかでどんな悲惨な事件が起ころうとも、それは夢の中で起こっていることと同じだったのに。それがまさか、自分の身に降りかかるだなんて。
慧は急に自分の身体が無くなっていくかのような気がした。実際無くなってしまえばよかったのに。けれど依然として身体はそこに在った。血の気が無くなるほど手を握りしめれば、痛い。痛みを感じる。それがなんだか悲しかった。姉の死による心の痛みより、握りしめた手の痛みの方が身近に感じる。
それに、なぜ姉は勇者に殺されたのか?その疑惑で胸がいっぱいで、純粋に彼女の死を悼むことが出来ない。ああ、身内の死に対して涙を流すことすら許されないとは!
メディアは気軽に粛清などと言う言葉を使っていた。粛清?モンスターじゃあるまいし。彼女はれっきとした、人間だったじゃないか。その彼女をなぜ?勇者がすることは、何もかも正しいというのだろうか。まるで神のように振る舞うことを、なぜこの国は勇者に許しているのだろうか。
やがて彼の漠然とした悲しみは、明確な怒りへと変わっていった。
俺を知っているという勇者。その勇者によって、姉を殺された。理由は説明されなかった。
テレビも詳しいことは言っていないようだった。勇者に聞けば答えてくれるのだろうか。
『ああ、あれは悪そのものものだったから滅ぼした』
そうとでも言うのだろうか。根拠も証拠もなかろうとも、ただ正義の執行者たる俺がそう判断したのだから間違いない、とでも。
――何が勇者だ、あれじゃあただの独裁者だ。暴力を振るい、罪のない者を貶める――冷酷で、残虐な。それのどこが勇者だ。あんなの、勇者などと名乗る狂人にすぎないのではないか。
ならば。
彼は強く心に誓った。俺こそが〈真の勇者〉となって、あの偽物の勇者を――自身を〈真の勇者〉などとうそぶく偽りの勇者を、必ず倒してやるのだ、と。 
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