友人が吸血鬼になっていた時のリアル

はか博士

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(男女ver.※男が吸血鬼)

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【登場人物】
吸血鬼(男):名前自由 後輩
女:名前自由 先輩
※セリフは適宜改変してください。

吸血鬼「ちょ、ちょっと、勘弁してください……」
女「えぇえ? 何でぇ? いいじゃん、ちょっとくらい」
吸血鬼「いやいや、流石に長いですって……! 全然ちょっとじゃない!」
女「ふむふむ、いやぁ、なに? このめっちゃリアルな質感。ホントにコウモリの羽根みたい……いや、でも本物よりはツルツルしてるかな……?」
吸血鬼「も、もういいでしょう……?」
女「ね。これ飛べたりするの?」
吸血鬼「え、と、飛ぶ!?」
女「いwやw 驚くようなこっちゃないでしょー、吸血鬼と言えば月夜を颯爽と飛んで狡猾にも一人でいる無抵抗な女の人を襲う化け物なんじゃないの」
吸血鬼「悪口だ! しれっと悪口だ! よくもまあそんなスラスラと……」
女「で、飛べるの?」
吸血鬼「さ、さあ……飛ぼうと思ったこともないんで……」
女「ふうぅん」
吸血鬼「でも、厳しそうですけどね、現実的に考えて、この大きさで人体を飛ばせるとは思えませんし」
女「えぇ! そうなのぉ、なーんだ!」
吸血鬼「いや、そこで失望されるとなんか癪に障るなぁ」
女「まあ確かになぁ……こんなふうに目の前に獲物がいるのに何もしてこないヘタレ吸血鬼だもんなー」
吸血鬼「へ、ヘタレ!?」
女「え、そうでしょうよ、それとも何、私不味そうとか、そういう話?」
吸血鬼「いや、んなわけないでしょう!」
女「あ、一応美味しそうではあるんだ」
吸血鬼「こ、言葉の綾です!!」
女「ハハッ、ウケる」
吸血鬼「何もウケねぇですよ……!」
女「あーあ、可哀想に。飛べないならこの羽根ちゃんたちはなんのために生えてきたの」
吸血鬼「んなこと言われましても」
女「無責任だねー! 今頃あんたの牙もお腹も泣いてるよ! ……ってことで、ほれ」
吸血鬼「……ん? なんですか、コレ」
女「いや、お腹すいてるかなーって」
吸血鬼「え? こわ! こわこわこっっわ! 何、そっちから差し出してくることあんの!? この状況で!?」
女「う、うるさいなぁそんな言う?」
吸血鬼「言うでしょアンタ馬鹿ですか!?」
女「後輩がお腹空かせてたらそりゃ血の一つや二つくれてやるでしょうよ」
吸血鬼「そんな奢るみたいな感覚なの!?」
女「HAHAHA、カッコ笑い。」
吸血鬼「カッコ笑いを全部口で言うやつ初めて見ましたよ……」
女「えぇ!? でも、雑誌とかのインタビューでみんなカッコ笑いって……!」
吸血鬼「あれホントに言ってると思ってたのかよ!? 馬鹿通り越して感心しますよ!?」
女「ふふっ……、ハハ」
吸血鬼「ふ、マジで、ほんとにもう……w」
女「くぁああーー! っえい! さてぇ、ぼちぼち日ぃ昇ってきそーだし、そろそろ解散しますか!」
吸血鬼「ああ、ホントだ、もうあっちの方、だいぶ眩しくなってきましたね」
女「……あー、そう、アレで眩しんだ」(小声)
吸血鬼「……、?」
女「まあ、次会う時にゃ輸血パックでも持ってきますかねー」
吸血鬼「え、じゃあO型を……っていやいや、いらないっすよそんなん!」
女「……そう?」
吸血鬼「はい! 先輩の気持ちだけで十分です、こんなことんなっても変わらず接してくれるだけで、すげぇ助かってるんすから」
女「なんじゃそりゃ」
吸血鬼「……あ。やっべ、ホントすんません、俺そろそろヤバいんで! ここで失礼します! それじゃまた!」
女「あっ……!」
女「……あいつ、こういうときこそ飛んでけばいいのに……」

女「……ふふ、ダッセー。」
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