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第2章 王都
第21話 冒険者ギルド
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暗殺者となった経緯をカラティア王女から聞いた翌日、王城から目立たない格好をして、冒険者ギルドに向かっていた。
俺自信格好は、王城で着ていた軍服ではなく、厚めの長ズボンと丈夫い生地で作られた半袖の上に魔物の革を使った黒いレーザーアーマに肘や膝に金属製のパットを着けている。
流石に街中では目立つので、いつものような小銃は装備していない。
その代わりに腰のベルトの右側にM1895、腰から左側に別のベルトに吊り下げたロングソードとナイフ、ベルトの後ろ側に投げナイフ、右側に陛下に貰ったアイテムポーチ、ベルト後方の内側に小型ナイフ、左右の太ももにコルトM1911カバメント、両手首に布製の手甲に棒手裏剣を装備した。
カラティア王女は、魔法と格闘戦が主な戦い方のようで、ホットパンツ、お腹が見えるほど短目の半袖とジャケット、グローブ、腰のベルトにナイフと俺と同じようにアイテムポーチを着けている。角は目立たないように額宛を着けて隠している。
冒険者ギルドは王城から街の中心部に向かってしばらく歩くとギルドに着いた。
冒険者ギルドは、中心の街中では特に目を引く大きさをしている。町の建物は、大きくても二階建てなのだが冒険者ギルドは、四階建てと特に大きく、入り口には分かり易いように(冒険者ギルド)と看板が掛けられている。
中央の扉を開け中に入ると奥に受付があり、その右側にあまり大きくないが酒場となっており、昼間っから飲んでいる冒険者も何人かいた。
そのまま、受付に向かおうとしたら、酔っているのか、少し顔を赤くした冒険者が3人、目の前に出てきた。
その三人組の中で坊主で大柄の奴が前に出てきた。
「よー、坊主、かわいい子を連れてるじゃないか、ちょっと俺らに貸してくれよ~。」
カラティア王女をこちらに渡せと言っているようだ。
「彼女をお前らのような屑に渡すつもりはない。分かったならさっさと視界から消えろ。」
彼らは俺の言葉が頭に来たのか、額に青筋を浮かべ、怒りをあらわにした。
よほど怒れたのか、俺に向かって怒鳴りこんで来た。
「このガキが!なめてんじゃねーぞ、俺らはCランクパーティー、ファイヤーボアだぞ。俺らを相手にしたことを後悔するといい。」
Cランクは全体の4割しかいない高ランクだ。
だから彼らは、ここまで威張れるのだろう。
そう考えている間に、真ん中にいた坊主頭が拳を振り上げて来た。
殴りかかって来た坊主頭の拳を右側に避け、殴りかかって来た坊主頭の手首と腕を掴み、勢いを使い床に背負い投げの要領で背中を床に叩き付けた。
「ゴハッ」と声を上げ失神した。
それを見ていた坊主頭の仲間二人が突っ込んで来た。
「テメー、よくもゴルスをぶっ殺してやる!」
右側にいた短髪の少し体系が丸い奴がボクシングのようなホォームでパンチを放ってきた。
右ほほを狙って放ってきたが、体を左に反らして交わし、カウンターを相手の右ほほに右ストレートを食らわした。
ぽっちゃりな男はそのまま吹き飛び、伸びた。
「ガラド! この野郎、覚悟しやがれ!」
最後に残った細目のシーフの男がナイフを抜いて斬りかかってきた。
そのナイフを手首に着けた手甲で弾き、蹴りを腹に食らわせてたら酒場のカウンターまで吹き飛んで失神した。
それを見ていた他の冒険者から拍手や歓声が上がった。
「よくやった!にーちゃん。」「ゴルスめざまー見ろ!」「これに懲りたら二度とやんな!」
中には奴らを倒した俺に歓喜の声を掛けてくるもいた。
そんな騒ぎが始まろうとした時、
「五月蝿い!なんの騒ぎだ。」
奥の階段から褐色の肌を惜しみ無く晒すような際どい格好した。
赤みがかった茶髪の女性が降りてきた。
「これは、何が有ったんだ!お前ら説明しろ。」
すると冒険者達の目線が一斉に此方に向いてきた。
「あんたらか、この騒ぎを起こしたのわ、ちょっと着いてきてもらえるか?」
顎で、行き先を指しながら言われた。
言われるがまま、階段を登りながら付いていくと最上階にあるギルドマスターの部屋の前に着いた。女性はノックすることもなく部屋に入って行った。部屋にある机の椅子に座った。
「自己紹介がまだだったな、あたしが王都冒険者ギルドのギルドマスター、サラフィーユ・ミネヌクだ。」
「初めまして、ミネヌクギルドマスター、Dランク冒険者のマンシュ・ナガンと申します。」
「お前、Dランクだったのか?ゴルスのパーティーを全員一撃で倒したもんだからCランクかBランクだと思っていたが。」
「はい。生まれ育った町にギルドは有ったのですが辺境の町だったので、Cランクに上がるための昇格試験は、もっと大きな街でしか受けれないと言われたので、ランクはそのままです。」
「なるほど、そういうことか、実力から見れば Cランク以上、だが、ランクはDランクか、ハハハ、おもしろい。」
そう言うとミネヌクさんは、机の引き出しから一枚の羊皮紙を取り出しサインした。
「私の権限で君をDランクからCランクにした。あとで、受け付けにガードを渡して、書き換えて貰え。」
「分かりました。ありがとうございます。そう言えばギルドマスター、彼女の入会試験はどうしますか?」
そう言うとギルドマスターはカラティア王女の方を向いた。
「お前が今回ギルドに来たのは、そこの彼女を冒険者登録するためか、よし、分かった。あたしが直々に試験をしてやるよ! 着いてきな。」
そう言うとマスターは、俺らを連れて、階段を降りて一階に着くと酒場の横の扉にまっしぐら向かっていた。
「こっちだついてこい。」
そう言われ付いていくと扉に向こうには階段があり地下に繋がっていた。そのまま階段を降りて行くと広い空間が広がっていた。形としては、円状の闘技場のようになっていた。そのまま中心に向かって歩いていく。
「よし、それじゃー始めるか!」
ギルドマスターのミネヌクさんは、腰のベルトのアイテムポーチから黒いククリナイフを二本取り出した。
「さー、どこからでも掛かってこい。」
そういう言いながら構えをとった。
「では、ギルドマスター、お相手、よろしくお願いします。」
カラティア王女も数メートルの距離まで移動して、構えをとった。
「おい! マンシュ、合図を出してくれ。」
「ハー、分かりました。」
そのまま二人の中心近くに移動して、合図を出した。
二人とも実力をまったく知らないので、どれ程の戦いになるのか少し気になるところではある。
俺自信格好は、王城で着ていた軍服ではなく、厚めの長ズボンと丈夫い生地で作られた半袖の上に魔物の革を使った黒いレーザーアーマに肘や膝に金属製のパットを着けている。
流石に街中では目立つので、いつものような小銃は装備していない。
その代わりに腰のベルトの右側にM1895、腰から左側に別のベルトに吊り下げたロングソードとナイフ、ベルトの後ろ側に投げナイフ、右側に陛下に貰ったアイテムポーチ、ベルト後方の内側に小型ナイフ、左右の太ももにコルトM1911カバメント、両手首に布製の手甲に棒手裏剣を装備した。
カラティア王女は、魔法と格闘戦が主な戦い方のようで、ホットパンツ、お腹が見えるほど短目の半袖とジャケット、グローブ、腰のベルトにナイフと俺と同じようにアイテムポーチを着けている。角は目立たないように額宛を着けて隠している。
冒険者ギルドは王城から街の中心部に向かってしばらく歩くとギルドに着いた。
冒険者ギルドは、中心の街中では特に目を引く大きさをしている。町の建物は、大きくても二階建てなのだが冒険者ギルドは、四階建てと特に大きく、入り口には分かり易いように(冒険者ギルド)と看板が掛けられている。
中央の扉を開け中に入ると奥に受付があり、その右側にあまり大きくないが酒場となっており、昼間っから飲んでいる冒険者も何人かいた。
そのまま、受付に向かおうとしたら、酔っているのか、少し顔を赤くした冒険者が3人、目の前に出てきた。
その三人組の中で坊主で大柄の奴が前に出てきた。
「よー、坊主、かわいい子を連れてるじゃないか、ちょっと俺らに貸してくれよ~。」
カラティア王女をこちらに渡せと言っているようだ。
「彼女をお前らのような屑に渡すつもりはない。分かったならさっさと視界から消えろ。」
彼らは俺の言葉が頭に来たのか、額に青筋を浮かべ、怒りをあらわにした。
よほど怒れたのか、俺に向かって怒鳴りこんで来た。
「このガキが!なめてんじゃねーぞ、俺らはCランクパーティー、ファイヤーボアだぞ。俺らを相手にしたことを後悔するといい。」
Cランクは全体の4割しかいない高ランクだ。
だから彼らは、ここまで威張れるのだろう。
そう考えている間に、真ん中にいた坊主頭が拳を振り上げて来た。
殴りかかって来た坊主頭の拳を右側に避け、殴りかかって来た坊主頭の手首と腕を掴み、勢いを使い床に背負い投げの要領で背中を床に叩き付けた。
「ゴハッ」と声を上げ失神した。
それを見ていた坊主頭の仲間二人が突っ込んで来た。
「テメー、よくもゴルスをぶっ殺してやる!」
右側にいた短髪の少し体系が丸い奴がボクシングのようなホォームでパンチを放ってきた。
右ほほを狙って放ってきたが、体を左に反らして交わし、カウンターを相手の右ほほに右ストレートを食らわした。
ぽっちゃりな男はそのまま吹き飛び、伸びた。
「ガラド! この野郎、覚悟しやがれ!」
最後に残った細目のシーフの男がナイフを抜いて斬りかかってきた。
そのナイフを手首に着けた手甲で弾き、蹴りを腹に食らわせてたら酒場のカウンターまで吹き飛んで失神した。
それを見ていた他の冒険者から拍手や歓声が上がった。
「よくやった!にーちゃん。」「ゴルスめざまー見ろ!」「これに懲りたら二度とやんな!」
中には奴らを倒した俺に歓喜の声を掛けてくるもいた。
そんな騒ぎが始まろうとした時、
「五月蝿い!なんの騒ぎだ。」
奥の階段から褐色の肌を惜しみ無く晒すような際どい格好した。
赤みがかった茶髪の女性が降りてきた。
「これは、何が有ったんだ!お前ら説明しろ。」
すると冒険者達の目線が一斉に此方に向いてきた。
「あんたらか、この騒ぎを起こしたのわ、ちょっと着いてきてもらえるか?」
顎で、行き先を指しながら言われた。
言われるがまま、階段を登りながら付いていくと最上階にあるギルドマスターの部屋の前に着いた。女性はノックすることもなく部屋に入って行った。部屋にある机の椅子に座った。
「自己紹介がまだだったな、あたしが王都冒険者ギルドのギルドマスター、サラフィーユ・ミネヌクだ。」
「初めまして、ミネヌクギルドマスター、Dランク冒険者のマンシュ・ナガンと申します。」
「お前、Dランクだったのか?ゴルスのパーティーを全員一撃で倒したもんだからCランクかBランクだと思っていたが。」
「はい。生まれ育った町にギルドは有ったのですが辺境の町だったので、Cランクに上がるための昇格試験は、もっと大きな街でしか受けれないと言われたので、ランクはそのままです。」
「なるほど、そういうことか、実力から見れば Cランク以上、だが、ランクはDランクか、ハハハ、おもしろい。」
そう言うとミネヌクさんは、机の引き出しから一枚の羊皮紙を取り出しサインした。
「私の権限で君をDランクからCランクにした。あとで、受け付けにガードを渡して、書き換えて貰え。」
「分かりました。ありがとうございます。そう言えばギルドマスター、彼女の入会試験はどうしますか?」
そう言うとギルドマスターはカラティア王女の方を向いた。
「お前が今回ギルドに来たのは、そこの彼女を冒険者登録するためか、よし、分かった。あたしが直々に試験をしてやるよ! 着いてきな。」
そう言うとマスターは、俺らを連れて、階段を降りて一階に着くと酒場の横の扉にまっしぐら向かっていた。
「こっちだついてこい。」
そう言われ付いていくと扉に向こうには階段があり地下に繋がっていた。そのまま階段を降りて行くと広い空間が広がっていた。形としては、円状の闘技場のようになっていた。そのまま中心に向かって歩いていく。
「よし、それじゃー始めるか!」
ギルドマスターのミネヌクさんは、腰のベルトのアイテムポーチから黒いククリナイフを二本取り出した。
「さー、どこからでも掛かってこい。」
そういう言いながら構えをとった。
「では、ギルドマスター、お相手、よろしくお願いします。」
カラティア王女も数メートルの距離まで移動して、構えをとった。
「おい! マンシュ、合図を出してくれ。」
「ハー、分かりました。」
そのまま二人の中心近くに移動して、合図を出した。
二人とも実力をまったく知らないので、どれ程の戦いになるのか少し気になるところではある。
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