アレハタレドキ [彼は誰時]

えだまめ

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復讐編

ep15 黄色と青色

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もの静かな場所で私は目を覚ました



見渡すと周りは建物が崩れていて
瓦礫や鉄柱などが山のように折り重なり
怖い印象を覚えた


「ここは、、?」


全く心当たりがなくて
それ以上に


「私は… 誰?、、」



思い出そうとしても思い出せない
記憶を無くしているらしい


( 周りに何があるのか確かめるために
あそこに登ってみよう )


そうして私は瓦礫の山を登り始めた
結構大変そうに見えたが案外楽だった
頂上に着いたので辺りを見回す


「これが、、
私がずっと見たかった外なの? 
植物の緑も澄み渡った海の青もない… 」


気づけばそう言っていた
自然と口が開き言葉を発していたのだ……


「さっきのは
記憶がある頃の私の言葉なの?…」


驚きそう声に出して考えていると
足元に鏡がありそれを拾って覗き込むと


「これが… 私?、、」



色白な肌に整った顔をしている
黄金に輝く長い髪が風で靡いていた
そして目は左右の色が違っていた
いわゆるオッドアイと言われるものだ
ヘテロクロミアとも言われるらしいが…………


(移動しよう… ここに居ても始まらない)


そう決心し歩き出した
歩いていると前に人が現れ


「よぉ…嬢ちゃん! 
何か食いもん持ってねえか?……」


ヒゲが濃く生えた大柄な男から声をかけられる
不快に思い無視していると


「シカトしてんじゃねえよボケェ……!!」 


そう怒鳴られて
私は手を掴まれ凄い勢いで引っ張られる


「放してっ! 」


そう叫んで私は手に噛み付いた
それが咄嗟にできた最大の抵抗だった


ガチィッ……!


「なんだお前? 甘噛みしてんのか?w」


2、3日何も飲まず食わずだったのだろうか?
何故か力が入らないのである


「大人しくしてろよっ!…… 」



ドガッ!!、、



そのまま私は顔面を殴られ気を失った
空腹と激痛に苛まれるなかで視界が暗転した


~~~~~~~~~~~


「ん……ここは?……」


目を覚ますと暗いところにいた


「!?…
動けない、、そうか私はあの時… 」


ようやく状況を思い出した
あれからどのくらい経ったのだろうか?


「おーい そろそろ目覚ましたかー?
俺の新しいペットちゃんよぉー!」


その声を聞き
反射的に身体が震えてしまう


( あの男だ、、 )


すぐに目を閉じて寝たフリをする



ドンドンドンドン、、



足音が近づいてきた


「なーんだぁ
まだかよー? つまんねえのっ……!!」



ドスッ!!、、



私の腹部に蹴りが入る
踏みつけられる様に蹴られたからか
かなり重くて痛い…


「がはっっ、、」


「なーんだぁ! 起きてんじゃんかよ!!」 


そう言って 男は舌を出し上唇を舐めたあと
私の耳に顔を近づけてこう言った


「逃 げ ら れ る と思うなよ?
お前で7人目なんだからよww」


私の思考回路はその言葉を聞いて
完全に停止してしまった


~ ep15完 ~
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