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道のりが遠い。。。
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「えーっと。次は身分証だったか?それだけ魔力高ければ今までいたところでも重宝されてそうだけどな。
身分証がないとか信じられん」
「身分証です!ないと不便そうなのでよろしくお願いします」
ラダさんのところから出て店先で目的を確認される。・・・・・ついでに何となく過去を詮索される。
も~聞こえないふりだ、うん。それが一番いい。
しかし、薬草売るだけでも一苦労だな。異世界大変。
いや、自分のステータス大変。あー早く引きこもれるようにならないかな。
ジンさんは少し真面目なままの表情で考えている。
「身分証作るならギルドだな。冒険者用と商人用とかあるけどアヤは・・・・冒険者用でいいな」
「え、ちょちょっとジンさん。なんで断言なんですか!肉とか薬草とか売ってるのに!?なんで冒険者一択なんですか!」
「なんでも何も、世界樹に住もうなんて考えられる力の持ち主が、商人レベルの力ですじゃ誰も納得しないと思うぞ?」
「ええ~。ちなみに聞きますが、冒険者ってスキルとかレベルとかって見られちゃうんですよね?」
「?ああ。スキルは特に見られないが、レベルと職業、あとHP・MPくらいは表示されるな。あと犯罪歴とかも」
「商人の場合は・・・?」
「レベルと職業・犯罪歴くらいかな」
「・・・・・・・商人用がいいです。」
「や、所在地の問題的にも冒険者の登録をしておいたほうがいいと思うぞ?
後々、商人にも住めるならっていろんな輩がウロウロしそうだ。そのうち無理して特攻してけが人が出るかもしれないし。」
「・・・・・・・・・・」
人がけがするのは困るし、森の入り口に人が増えるのはもっと困る。
出られなくなるし住みにくくもなりそうだ。
「冒険者登録してたらその問題は解決するんでしょうか?」
「ある程度はな。実力至上主義みたいな世界だし、アヤの言ってる実力なら最初の判定で高レベルまで行くんじゃないか?
そしたらまあ、住処とか冷やかす奴は少なくなるだろう。」
だいぶ私を高く評価しているようだ。まだ、何も実力は見せていないのに・・・世界樹の森の中心に行けることは割とすごいらしい。
「・・・・・・・確かに一理ある。」
一理あるが、やだなぁ戦うの。
もともと戦闘なんてしたことないし攻撃されるの怖いし・・・・
そんなことを考えていると不安が顔に出ていたのかジンさんが付け足してくる。
「あ、戦闘といってもアヤは魔術師だろう?防御魔法が使えるのなら攻撃は通らないよ。
世界樹に住もうと思えるアヤの防御に攻撃通せる奴なんかそうそういないさ。」
「え、何でですか?」
「さっき話してたじゃないか。魔力の集まる場所なんだって。集まりすぎて近寄れないんだって。
だからそんなところに近づけるのなら魔力はものすごく高くないと近寄れない。よってアヤの魔力で防御魔法を展開されたら誰も近づけないと思ったんだけど」
「ああ、なるほど」
それならば攻撃を凌げばいいだけだし、防御を範囲展開広くすれば攻撃を間近で受ける必要もない。
よって、怖くもない。
「ジンさん。ナイスアドバイスです。
ちょっと展開してみるので見ててくれますか?」
「ちょ、ちょっと待って。ここで!?ていうか使ったことなかったの!?
せめて広いとこに行こう」
ちょっとジンさんを慌てさせつつ、ギルドに行く前に広場へと向かう。
広場の端にて防御魔法について聞いてみる。
この世界の常識のない私が勝手に展開するとよくわからないということになりかねないのだ。
「さて、ジンさん。防御魔法って属性何になるんですか?どんなふうに皆さん使っているんですか?」
「属性?んー俺は魔法は初歩的なものしか使えないからそんなに詳しくはないんだよな
あ、でも属性は無属性って聞いたよ。透明な魔力の膜って知り合いは表現していたかな。」
(なるほど。何かをイメージして使うわけではなく、魔力自体を膜にする感じかなぁ)
「・・・ありがとうございます。ちょっとやってみますね」
「おう」
自分の中に流れる魔力を知るところから始めなければならないが
何分、今までイメージしたら思い通りのものができたから魔力とは。というのがいまいち不明だ・・・・
きっと体内に流れる何かなんだろうけど・・・・・先に何か目に見えるもの作って、その流れがあるかどうかを確認するか?
氷が一番やりやすいかな、最近やったし
考えながら小さい氷を出現させる。体内の魔力の動きがわかるかと思ったが・・・・そう上手くはいかないらしい
(うん。わかんないな
も~今までイメージで出てたんだし。過去読んだ本でそれっぽいのイメージしたらできるんじゃないの)
早々に考えるのを放棄した。
呪文を必要とせずに必要なのがイメージであるというなら過去の知識からでもいけるのではないかと
目を閉じ考え始める。
(いや、あれは体に纏う感じだから怖いし。あれは盾みたいだから私には向かない。んーいいの・・・・・こうドーム状の
あーそうそう半円の感じの攻撃受け流すなら柔らかめのほうがいいのかな)
自分の周りに半円のドームができる感じにイメージする。
「おっ!そうそうそんな感じの奴だ。なんだ使えるんじゃないか。ビックリさせないでくれ」
目の前で見覚えのある感じで魔法が展開されるのを見たジンさんが
ホッとしている。はて、なぜだろう。
まあ、いっか。気にしたらいけない。
「うん。無事できました。じゃあ、ジンさんちょっと軽くでいいので攻撃してみてくれません?」
「は?なんで」
「だってこのままだと機能しているかわからないんですもん。私今まで攻撃受けたことないですし」
「どんな平和な暮らししてたんだ・・・・」
「ほら、そこの木でいいですから」
「ハイハイ。」
生返事で木を拾って攻撃をしてくれるジンさん。とてもいい人だ。
振りかぶってーーーーーさあ、防御に当たりましたどうなるか。
「うわっ」
木は入らないけどふにょんと何かがぶつかる感じがしてそこから先に棒が近寄ってこない。
防御は成功してるようだ。良かった良かった。
「よかった。成功したみたいです
これができればとりあえず登録できますかね」
「そりゃできるだろうが・・・・なに?今の」
「え?防御ですよ。こんな感じって言ったじゃないですか」
「形はそうだが、俺の知っているやつはあんなふにゃふにゃじゃなかったぞ?
なんかこう、硬い感じではじくみたいな・・・」
「え、だって受け流すなら柔らかい素材のほうがいいんじゃないですか?
まあ、素材じゃなくて魔力ですが。硬くもできるんですがヒビ入りそうで怖かったというか・・・」
何かが違ったらしい。
まあ、問題なく登録に進めるならもうこれでいいやと思ってしまう。
「まあ、アヤのことはきっと考えても無駄だな!
じゃあ、行こうか」
「はい、よろしくお願いします」
なんか、ものすごく流された気がするが気のせいと思っておこう。うん。
私はもう疲れたから身分証を手にいれて用事を済ませたら帰りたい。
買い物だけなのに長いよぉ
肉屋で注意を受け、薬草を売るのに問答し、身分証を得るのにまた問答して魔法を身に着け
現在てくてくとギルドへの道のりを案内してもらい中。
ジンさんは薬屋でのラダさんの反応と私が世界樹に住むつもりということと先ほどの防御魔法でもうすでに考えることをやめたらしい。
潔いのか考えることはそんなに得意ではないのか・・・まあ、私にとっては都合がいいから放置だが
とにかく、現在はすっきりした表情で街を案内してくれている。
「あっちが飯屋、宿屋だなこの辺りはめったに来るやつはいないから宿屋はあそこだけだ。」
宿屋は覚えてて損はないかもしれない。この村一番近いし
ほかにも食材を売る場所、木工、鉄鋼などの工場もギルドに行く途中にあった。
どうやら旅人に必要なものの売り買いはギルドへの道すがらですべてできるようである。ギルドは果たして儲かっているのか・・・
そうこうしているうちにギルドへとたどり着いた。
冒険者登録できるかな。できないなら商人でいいんだけどなぁ。
ジンさんは迷いなく扉をくぐっていく。道すがら聞いた話によると、門番や衛兵といった職でも冒険者の登録が必須らしい。
どうやら身分証というよりも戦える資格として作られている思ったほうがいいのかもしれない。
「アニカ~客だぞ」
「ジン、いつも言うがここは飲み屋じゃないんだ。もう少し入り方を考え直せ」
「あ~もうわかったわかった。今度な。先にほら登録者だ仕事しろ」
「うるさい。お前に言われたくないわっ」
慣れた様子でジンさんが呼んで出てきた人は赤髪ストレートロングの思わずお姉さまと呼びたくなるような美女だった。
ただ口調がやけに男勝りだが・・・・
「あ、初めまして。アヤ・ムカイといいます。身分証が欲しくてジンさんに案内してもらったんですが・・・」
「ああ、はじめまして。アニカ・ガーネットだ基本ここの受付をしている。よろしくな
アヤが登録するのか。商人でいいんだよな?」
(ここでうなずいてしまえば登録できるのでは・・・・・)
一瞬悩んでうなずこうとアニカさんと目を合わせた瞬間にジンさんが口を挟む。
「アヤは冒険者登録だよアニカ。な?アヤ」
「このお嬢さんが冒険者登録!?ジン馬鹿言ってんじゃないよ。登録の条件知っているだろう?」
(も~ジンさん余計なことを!)
「ああ、知ってる。だからこそ冒険者なんだ。世界樹にこれから住もうと考えるアヤには適切だと考えるね」
「世界樹!?私でも入れないあの森にアヤ、お前が住むのか!?」
登録者本人を置いてけぼりにしてジンさんがポンポン事情を話していく。
そしてアニカさんも・・・みんなと同じところで引っかかったみたいだ
「ええ、世界樹の根本にちょうどいい空洞があったのでそこに住もうかと。
部屋の加工はしたんですが、いろいろ物資が足らなくて。お金と買い物ついでに今まで身分証がなかったものですから作ろうと思って
商人の資格のほうが簡単に作れると聞いたのですがジンさんが冒険者の登録でないと周りが納得しないというものですから・・・」
「そりゃそうだ。なんたってあの森は、(はいさっきジンさんに説明を受けました)周りの影響のためにもそりゃ冒険者だろうが・・・
私でも入れないのにこんな戦闘力皆無そうなアヤが?・・・・・ちょっとアヤこっち来てこれに手を当ててみろ」
「はい?」
アニカに呼ばれて、カウンターの端に取り付けられている白い石の台のようなものに手を当てた。
すると、石板が白く発光した。
それを一緒に見ていたアニカが、石板の上の私の手を取り満面の笑みで話しかけてきた。
「アヤ!私と勝負しよう!」
・・・・・・・・誰か説明をください。
身分証がないとか信じられん」
「身分証です!ないと不便そうなのでよろしくお願いします」
ラダさんのところから出て店先で目的を確認される。・・・・・ついでに何となく過去を詮索される。
も~聞こえないふりだ、うん。それが一番いい。
しかし、薬草売るだけでも一苦労だな。異世界大変。
いや、自分のステータス大変。あー早く引きこもれるようにならないかな。
ジンさんは少し真面目なままの表情で考えている。
「身分証作るならギルドだな。冒険者用と商人用とかあるけどアヤは・・・・冒険者用でいいな」
「え、ちょちょっとジンさん。なんで断言なんですか!肉とか薬草とか売ってるのに!?なんで冒険者一択なんですか!」
「なんでも何も、世界樹に住もうなんて考えられる力の持ち主が、商人レベルの力ですじゃ誰も納得しないと思うぞ?」
「ええ~。ちなみに聞きますが、冒険者ってスキルとかレベルとかって見られちゃうんですよね?」
「?ああ。スキルは特に見られないが、レベルと職業、あとHP・MPくらいは表示されるな。あと犯罪歴とかも」
「商人の場合は・・・?」
「レベルと職業・犯罪歴くらいかな」
「・・・・・・・商人用がいいです。」
「や、所在地の問題的にも冒険者の登録をしておいたほうがいいと思うぞ?
後々、商人にも住めるならっていろんな輩がウロウロしそうだ。そのうち無理して特攻してけが人が出るかもしれないし。」
「・・・・・・・・・・」
人がけがするのは困るし、森の入り口に人が増えるのはもっと困る。
出られなくなるし住みにくくもなりそうだ。
「冒険者登録してたらその問題は解決するんでしょうか?」
「ある程度はな。実力至上主義みたいな世界だし、アヤの言ってる実力なら最初の判定で高レベルまで行くんじゃないか?
そしたらまあ、住処とか冷やかす奴は少なくなるだろう。」
だいぶ私を高く評価しているようだ。まだ、何も実力は見せていないのに・・・世界樹の森の中心に行けることは割とすごいらしい。
「・・・・・・・確かに一理ある。」
一理あるが、やだなぁ戦うの。
もともと戦闘なんてしたことないし攻撃されるの怖いし・・・・
そんなことを考えていると不安が顔に出ていたのかジンさんが付け足してくる。
「あ、戦闘といってもアヤは魔術師だろう?防御魔法が使えるのなら攻撃は通らないよ。
世界樹に住もうと思えるアヤの防御に攻撃通せる奴なんかそうそういないさ。」
「え、何でですか?」
「さっき話してたじゃないか。魔力の集まる場所なんだって。集まりすぎて近寄れないんだって。
だからそんなところに近づけるのなら魔力はものすごく高くないと近寄れない。よってアヤの魔力で防御魔法を展開されたら誰も近づけないと思ったんだけど」
「ああ、なるほど」
それならば攻撃を凌げばいいだけだし、防御を範囲展開広くすれば攻撃を間近で受ける必要もない。
よって、怖くもない。
「ジンさん。ナイスアドバイスです。
ちょっと展開してみるので見ててくれますか?」
「ちょ、ちょっと待って。ここで!?ていうか使ったことなかったの!?
せめて広いとこに行こう」
ちょっとジンさんを慌てさせつつ、ギルドに行く前に広場へと向かう。
広場の端にて防御魔法について聞いてみる。
この世界の常識のない私が勝手に展開するとよくわからないということになりかねないのだ。
「さて、ジンさん。防御魔法って属性何になるんですか?どんなふうに皆さん使っているんですか?」
「属性?んー俺は魔法は初歩的なものしか使えないからそんなに詳しくはないんだよな
あ、でも属性は無属性って聞いたよ。透明な魔力の膜って知り合いは表現していたかな。」
(なるほど。何かをイメージして使うわけではなく、魔力自体を膜にする感じかなぁ)
「・・・ありがとうございます。ちょっとやってみますね」
「おう」
自分の中に流れる魔力を知るところから始めなければならないが
何分、今までイメージしたら思い通りのものができたから魔力とは。というのがいまいち不明だ・・・・
きっと体内に流れる何かなんだろうけど・・・・・先に何か目に見えるもの作って、その流れがあるかどうかを確認するか?
氷が一番やりやすいかな、最近やったし
考えながら小さい氷を出現させる。体内の魔力の動きがわかるかと思ったが・・・・そう上手くはいかないらしい
(うん。わかんないな
も~今までイメージで出てたんだし。過去読んだ本でそれっぽいのイメージしたらできるんじゃないの)
早々に考えるのを放棄した。
呪文を必要とせずに必要なのがイメージであるというなら過去の知識からでもいけるのではないかと
目を閉じ考え始める。
(いや、あれは体に纏う感じだから怖いし。あれは盾みたいだから私には向かない。んーいいの・・・・・こうドーム状の
あーそうそう半円の感じの攻撃受け流すなら柔らかめのほうがいいのかな)
自分の周りに半円のドームができる感じにイメージする。
「おっ!そうそうそんな感じの奴だ。なんだ使えるんじゃないか。ビックリさせないでくれ」
目の前で見覚えのある感じで魔法が展開されるのを見たジンさんが
ホッとしている。はて、なぜだろう。
まあ、いっか。気にしたらいけない。
「うん。無事できました。じゃあ、ジンさんちょっと軽くでいいので攻撃してみてくれません?」
「は?なんで」
「だってこのままだと機能しているかわからないんですもん。私今まで攻撃受けたことないですし」
「どんな平和な暮らししてたんだ・・・・」
「ほら、そこの木でいいですから」
「ハイハイ。」
生返事で木を拾って攻撃をしてくれるジンさん。とてもいい人だ。
振りかぶってーーーーーさあ、防御に当たりましたどうなるか。
「うわっ」
木は入らないけどふにょんと何かがぶつかる感じがしてそこから先に棒が近寄ってこない。
防御は成功してるようだ。良かった良かった。
「よかった。成功したみたいです
これができればとりあえず登録できますかね」
「そりゃできるだろうが・・・・なに?今の」
「え?防御ですよ。こんな感じって言ったじゃないですか」
「形はそうだが、俺の知っているやつはあんなふにゃふにゃじゃなかったぞ?
なんかこう、硬い感じではじくみたいな・・・」
「え、だって受け流すなら柔らかい素材のほうがいいんじゃないですか?
まあ、素材じゃなくて魔力ですが。硬くもできるんですがヒビ入りそうで怖かったというか・・・」
何かが違ったらしい。
まあ、問題なく登録に進めるならもうこれでいいやと思ってしまう。
「まあ、アヤのことはきっと考えても無駄だな!
じゃあ、行こうか」
「はい、よろしくお願いします」
なんか、ものすごく流された気がするが気のせいと思っておこう。うん。
私はもう疲れたから身分証を手にいれて用事を済ませたら帰りたい。
買い物だけなのに長いよぉ
肉屋で注意を受け、薬草を売るのに問答し、身分証を得るのにまた問答して魔法を身に着け
現在てくてくとギルドへの道のりを案内してもらい中。
ジンさんは薬屋でのラダさんの反応と私が世界樹に住むつもりということと先ほどの防御魔法でもうすでに考えることをやめたらしい。
潔いのか考えることはそんなに得意ではないのか・・・まあ、私にとっては都合がいいから放置だが
とにかく、現在はすっきりした表情で街を案内してくれている。
「あっちが飯屋、宿屋だなこの辺りはめったに来るやつはいないから宿屋はあそこだけだ。」
宿屋は覚えてて損はないかもしれない。この村一番近いし
ほかにも食材を売る場所、木工、鉄鋼などの工場もギルドに行く途中にあった。
どうやら旅人に必要なものの売り買いはギルドへの道すがらですべてできるようである。ギルドは果たして儲かっているのか・・・
そうこうしているうちにギルドへとたどり着いた。
冒険者登録できるかな。できないなら商人でいいんだけどなぁ。
ジンさんは迷いなく扉をくぐっていく。道すがら聞いた話によると、門番や衛兵といった職でも冒険者の登録が必須らしい。
どうやら身分証というよりも戦える資格として作られている思ったほうがいいのかもしれない。
「アニカ~客だぞ」
「ジン、いつも言うがここは飲み屋じゃないんだ。もう少し入り方を考え直せ」
「あ~もうわかったわかった。今度な。先にほら登録者だ仕事しろ」
「うるさい。お前に言われたくないわっ」
慣れた様子でジンさんが呼んで出てきた人は赤髪ストレートロングの思わずお姉さまと呼びたくなるような美女だった。
ただ口調がやけに男勝りだが・・・・
「あ、初めまして。アヤ・ムカイといいます。身分証が欲しくてジンさんに案内してもらったんですが・・・」
「ああ、はじめまして。アニカ・ガーネットだ基本ここの受付をしている。よろしくな
アヤが登録するのか。商人でいいんだよな?」
(ここでうなずいてしまえば登録できるのでは・・・・・)
一瞬悩んでうなずこうとアニカさんと目を合わせた瞬間にジンさんが口を挟む。
「アヤは冒険者登録だよアニカ。な?アヤ」
「このお嬢さんが冒険者登録!?ジン馬鹿言ってんじゃないよ。登録の条件知っているだろう?」
(も~ジンさん余計なことを!)
「ああ、知ってる。だからこそ冒険者なんだ。世界樹にこれから住もうと考えるアヤには適切だと考えるね」
「世界樹!?私でも入れないあの森にアヤ、お前が住むのか!?」
登録者本人を置いてけぼりにしてジンさんがポンポン事情を話していく。
そしてアニカさんも・・・みんなと同じところで引っかかったみたいだ
「ええ、世界樹の根本にちょうどいい空洞があったのでそこに住もうかと。
部屋の加工はしたんですが、いろいろ物資が足らなくて。お金と買い物ついでに今まで身分証がなかったものですから作ろうと思って
商人の資格のほうが簡単に作れると聞いたのですがジンさんが冒険者の登録でないと周りが納得しないというものですから・・・」
「そりゃそうだ。なんたってあの森は、(はいさっきジンさんに説明を受けました)周りの影響のためにもそりゃ冒険者だろうが・・・
私でも入れないのにこんな戦闘力皆無そうなアヤが?・・・・・ちょっとアヤこっち来てこれに手を当ててみろ」
「はい?」
アニカに呼ばれて、カウンターの端に取り付けられている白い石の台のようなものに手を当てた。
すると、石板が白く発光した。
それを一緒に見ていたアニカが、石板の上の私の手を取り満面の笑みで話しかけてきた。
「アヤ!私と勝負しよう!」
・・・・・・・・誰か説明をください。
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