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第一章 異世界で生き抜くチュートリアル
7 人の話しは最後までちゃんと聞くこと
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目が覚めて「すま~ほ」を確認すると朝の7:00だった
「目覚ましかけてもいないのに、こんな時間に起きるとか今までだったらありえないな」
今まではギリギリまで寝ていたくて、起きてこない私を毎日のようにママが起こしに来てくれていたけど、今は自分で起きて全て準備する。
世話をしてくれる人がいない事が寂しかった…。
「はぁ~、起きよ!」
寝袋を簡単に丸めて、テントの外に出ようとしたら、出られない…!!?入口のジッパーが開かない!
「ええっ!不良品!?」
そんなバカな、昨日開けたばかりの新品なのにーやっぱり試作品だから壊れやすいのかな…ジッパーの根元をよく見て慎重に下ろしてみる事にした。
動いた!!
「なんだ、引っかかっていただけか~」
ジー…。ジッパーをゆっくり下ろし始めると、急にテントが揺れだした!
「えっええ!な、なに!?」
急な揺れに驚いていると、下ろしていたジッパーのすき間から、外が見えて
ものすごい嵐だった!
「まじでー!!?」
ジ!急いでジッパーを閉めると、テントの揺れが収まった、あれか完全防御空間!この性能がなかったら今頃ずぶ濡れ?いや遭難!?
テスターになってテントを選んで本当に良かった!ヌルゾン本当にありがとう!
それにしても、昨日全部テントの中にしまっておいたのはラッキーだった、焚き火しなかったから道具開封してないままだったし。
この様子だと、今日は外に出られないかな~食料も水も少なくなってきているけど…仕方ない。まずは昨日の予定通り(T)…タイム イズ GO。を使えるようにナンシーと相談してみよう。
(T)ポチっ
『いらっしゃいませ!タイム イズ GO。をご利用頂きありがとうございます!』
「おはよう、ナンシー」
『アイリ様~!良かったですわ~。もしかしたらもう、お会いできないかもしれないと思っておりました。先日は大変失礼致しました。わたくし、お得に利用していただきたい!その一心で、アイリ様の意思をないがしろにしてしまっていたと後から反省いたしました。本当に申し訳ありませんでした。』
今日もゆさゆさ、フルフルともふもふボディが揺れている。ナンシーはそんな風に思ってくれてたんだ…胸が温かい気持ちになった。
「いいの!気にしないで。ちょっとびっくりしちゃっただけだから、それとゴロミとGO機関を決めたよ!これで、タイGO。始められるよね。」
『ありがとうございますアイリ様!モチロンですタイムGOGOをお使い頂けないのは残念ですが、あくまでもサービスのいっかんですので、選ばれるのはアイリ様の自由です』
ナンシー!やっぱり可愛いいー。あのメガネキラリン腹黒ナンシーは、たまたまだったんだよね。
『それでは、早速アプリ内にて連結させて頂こうと思います。コチラで進めてしまってよろしいでしょうか?』
「はい。進めてしまってください。あ…手数料とかかかりますか?」
『まさか~、こんな事では手数料なんて頂きませんわ~』メガネを蹄でカチャカチャしている。
「良かった。ではよろしくお願いします」
画面の中のナンシーの横に大きめな砂時計が現れた。砂時計が落ちるのを2人で見ながら待つ。
長い・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・沈黙が辛くなってきた。
『そういえば、アイリ様はオーソドックスなGO機関を選ばれましたね、勝手ながらもっと新しい所を用意されていらっしゃるかと、思っていました。』
「新しい所?」
新しい所ってなんだろ?GOBank 以外なんかあるのかな。
『先日のお話の中で、手数料など気にされるようでしたので、GO機関の中にはそういったものがない所もございましょ』
なんだって…
一一一一一一一
メガネがキラッと光った。
『あら?どうされました?10年ほど前に出来ましたゴロミとGOBankですが、ゴロミはそれに代わる代用品はございませんが、GOBankに代わる機関はこの10年で発展しまして、GOBank以外にもいくつか機関が増えているではありませんか』
「そ、そうだっけ?」
『GOBankはもっともベーシックなGO機関でして、ゴロミからの入金には手数料がかかりませんが、GOBankからゴロミへの振込は手数料で毎回100GO、その都度かかります。そしていくら入金をして貯めても利子がついたりすることはありません』
「利子!?」
『はい、預けたらやはり少しは利子がついた方がいいと思いませんか?GO機関によっては月々利子がもらえたり、年間での利子だったり、振込手数料が無料だったり色々なサービスがございます。』
ナビ助、そんな事言ってなかったじゃん!!ナンシーから聞くのは知らない情報ばかりだった。
『あらあら、もしかして、やっぱり?ご存じない?なんて嫌ですわ~そんな事ありませんわよね。おほほほ、アイリ様に限ってそんな世間知らずだなんて~無知は損するばかりですもの~、おほほほ』
口に蹄をあてて、高笑いしている…メガネがずれ落ちそうだ。ナンシー…悔しい!
「あ、あったりまえじゃない!私はそんな利子とか関係なくGOBankが良かったんだから!」
そんな強がりを言うのが精一杯だった。まだ砂時計は半分残っている。
「ナンシー、時間もう少しかかりそうだしまた後で、きてもいい?」
『はい、大丈夫です。後程のご利用お待ちしています』
ナンシーと別れを告げ、(代神)を呼び出す。ポチっ
「ナビ助ー!!」
『はーい』
「ちょっとナビ助!GO機関って、GOBankだけじゃないんじゃん!なんでちゃんと教えてくれなかったの!?」
勢いのまま、ナビ助に文句を投げつける。
『・・・・キミあの時、ボクがまだ話そうとしているのに、途中でアプリ切ったよね。』
・・・・・
そういえば…あの時、ナビ助はまだ何か話したそうにしていた気がする。
ナビ助の雰囲気がいつもと違う…
『ボクは、ちゃんと教えようとしていたよ。キミが聞かなかっただけで…それで文句言ってくるとかどうなのかな?』
う…言い返せない。
「それは…私が悪いかも、ごめんナビ助」
『悪いかも、じゃなくて悪いよ。だいたい人の話を最後まで聞くのと、契約書は最後までしっかり読むのが基本でしょ、自分が悪いのに人のせいにしないでよね』
ナビ助が怒っている…。
確かに私がいけなかった、あの時はスタートアップセットで頭がいっぱいになっていてナビ助をないがしろにしたんだ。どこかでアプリだし雑に扱っても別に平気って思っていたんだと思う。
でも、ナビ助はただのアプリじゃなくて意思を持って私に答えてくれている。だいたい普通のアプリなら寝たりもしないし…この異世界で私を一番最初に助けてくれたのに、応えてくれるのは当たり前って思っていた。
「ナビ助、本当にごめん。ナビ助はちゃんと私の疑問に答えをくれていたのに、応えてくれるのが当たり前だって思っていて自分の聞きたい所だけしか聞いていなかった。これからは、ちゃんとナビ助の話を聞く、向き合う!だから許してください。」
テントの中で、地面に額がつきそうなくらい頭を下げた。
・・・・・・・
『もー。別にそこまで怒ってないよ、ちゃんと聞いてねってだけだよ、大げさだな~』
許してくれたみたい…口調がいつものものに直っている。安心したら涙がでてきた。
「え~ん、ごめんねーナビ助~、これからもよろしくー!!」
『えっ、キミ泣いてるの!?ちょっとやめてよ』
「だって~ナビ助に嫌われたら私、この世界に友達いなくなる~」
『友達!?キミボクの事友達だって思っていたの?』
言葉にならず、ウンウン。と首を上下に振り肯定する。
『ふ~ん…友達かぁ・・・・代理とはいえ神様にたいして友達ってキミって、大胆だね~。まぁ、悪くないけど…ボクもちょっと言い過ぎちゃった、ごめんね。これからもよろしくね。』
ケンカして今までよりも、ちょっと仲良くなれたような気がした。
「うん、よろしく」
『ところで、話はGO機関の事でよかったの?他の種類も説明する?』
「ううん、もういい、GOBankあるから大丈夫。それで、タイGO。に登録してくれるようナンシーに頼んだ」
『ふーん。・・・・担当者に丸投げしてきたの?変な連結されてないか、後でちゃんと確認しなよね、手数料高いプレミア会員とかさ』
少し考えたのか、間を置いて言ってきたナビ助の話に驚愕した…ぷ、プレミア会員!?ナンシー!?
「あーーー!!ごめん、ナビ助また後でー!!」
『ちょ!』またもや、ナビ助の話をさえぎってアプリを切った。
「ナンシー!!ちょっとまってー!!」
その後ギリギリセーフでプレミア会員登録を回避した!
『チッ』
ナンシーのメガネをカチャッと直した。
本日の教訓
人の話は最後まで聞く。契約は人任せにせず最後まできちんと自分で確認する。
ナンシー…本当に油断ならない。
「目覚ましかけてもいないのに、こんな時間に起きるとか今までだったらありえないな」
今まではギリギリまで寝ていたくて、起きてこない私を毎日のようにママが起こしに来てくれていたけど、今は自分で起きて全て準備する。
世話をしてくれる人がいない事が寂しかった…。
「はぁ~、起きよ!」
寝袋を簡単に丸めて、テントの外に出ようとしたら、出られない…!!?入口のジッパーが開かない!
「ええっ!不良品!?」
そんなバカな、昨日開けたばかりの新品なのにーやっぱり試作品だから壊れやすいのかな…ジッパーの根元をよく見て慎重に下ろしてみる事にした。
動いた!!
「なんだ、引っかかっていただけか~」
ジー…。ジッパーをゆっくり下ろし始めると、急にテントが揺れだした!
「えっええ!な、なに!?」
急な揺れに驚いていると、下ろしていたジッパーのすき間から、外が見えて
ものすごい嵐だった!
「まじでー!!?」
ジ!急いでジッパーを閉めると、テントの揺れが収まった、あれか完全防御空間!この性能がなかったら今頃ずぶ濡れ?いや遭難!?
テスターになってテントを選んで本当に良かった!ヌルゾン本当にありがとう!
それにしても、昨日全部テントの中にしまっておいたのはラッキーだった、焚き火しなかったから道具開封してないままだったし。
この様子だと、今日は外に出られないかな~食料も水も少なくなってきているけど…仕方ない。まずは昨日の予定通り(T)…タイム イズ GO。を使えるようにナンシーと相談してみよう。
(T)ポチっ
『いらっしゃいませ!タイム イズ GO。をご利用頂きありがとうございます!』
「おはよう、ナンシー」
『アイリ様~!良かったですわ~。もしかしたらもう、お会いできないかもしれないと思っておりました。先日は大変失礼致しました。わたくし、お得に利用していただきたい!その一心で、アイリ様の意思をないがしろにしてしまっていたと後から反省いたしました。本当に申し訳ありませんでした。』
今日もゆさゆさ、フルフルともふもふボディが揺れている。ナンシーはそんな風に思ってくれてたんだ…胸が温かい気持ちになった。
「いいの!気にしないで。ちょっとびっくりしちゃっただけだから、それとゴロミとGO機関を決めたよ!これで、タイGO。始められるよね。」
『ありがとうございますアイリ様!モチロンですタイムGOGOをお使い頂けないのは残念ですが、あくまでもサービスのいっかんですので、選ばれるのはアイリ様の自由です』
ナンシー!やっぱり可愛いいー。あのメガネキラリン腹黒ナンシーは、たまたまだったんだよね。
『それでは、早速アプリ内にて連結させて頂こうと思います。コチラで進めてしまってよろしいでしょうか?』
「はい。進めてしまってください。あ…手数料とかかかりますか?」
『まさか~、こんな事では手数料なんて頂きませんわ~』メガネを蹄でカチャカチャしている。
「良かった。ではよろしくお願いします」
画面の中のナンシーの横に大きめな砂時計が現れた。砂時計が落ちるのを2人で見ながら待つ。
長い・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・沈黙が辛くなってきた。
『そういえば、アイリ様はオーソドックスなGO機関を選ばれましたね、勝手ながらもっと新しい所を用意されていらっしゃるかと、思っていました。』
「新しい所?」
新しい所ってなんだろ?GOBank 以外なんかあるのかな。
『先日のお話の中で、手数料など気にされるようでしたので、GO機関の中にはそういったものがない所もございましょ』
なんだって…
一一一一一一一
メガネがキラッと光った。
『あら?どうされました?10年ほど前に出来ましたゴロミとGOBankですが、ゴロミはそれに代わる代用品はございませんが、GOBankに代わる機関はこの10年で発展しまして、GOBank以外にもいくつか機関が増えているではありませんか』
「そ、そうだっけ?」
『GOBankはもっともベーシックなGO機関でして、ゴロミからの入金には手数料がかかりませんが、GOBankからゴロミへの振込は手数料で毎回100GO、その都度かかります。そしていくら入金をして貯めても利子がついたりすることはありません』
「利子!?」
『はい、預けたらやはり少しは利子がついた方がいいと思いませんか?GO機関によっては月々利子がもらえたり、年間での利子だったり、振込手数料が無料だったり色々なサービスがございます。』
ナビ助、そんな事言ってなかったじゃん!!ナンシーから聞くのは知らない情報ばかりだった。
『あらあら、もしかして、やっぱり?ご存じない?なんて嫌ですわ~そんな事ありませんわよね。おほほほ、アイリ様に限ってそんな世間知らずだなんて~無知は損するばかりですもの~、おほほほ』
口に蹄をあてて、高笑いしている…メガネがずれ落ちそうだ。ナンシー…悔しい!
「あ、あったりまえじゃない!私はそんな利子とか関係なくGOBankが良かったんだから!」
そんな強がりを言うのが精一杯だった。まだ砂時計は半分残っている。
「ナンシー、時間もう少しかかりそうだしまた後で、きてもいい?」
『はい、大丈夫です。後程のご利用お待ちしています』
ナンシーと別れを告げ、(代神)を呼び出す。ポチっ
「ナビ助ー!!」
『はーい』
「ちょっとナビ助!GO機関って、GOBankだけじゃないんじゃん!なんでちゃんと教えてくれなかったの!?」
勢いのまま、ナビ助に文句を投げつける。
『・・・・キミあの時、ボクがまだ話そうとしているのに、途中でアプリ切ったよね。』
・・・・・
そういえば…あの時、ナビ助はまだ何か話したそうにしていた気がする。
ナビ助の雰囲気がいつもと違う…
『ボクは、ちゃんと教えようとしていたよ。キミが聞かなかっただけで…それで文句言ってくるとかどうなのかな?』
う…言い返せない。
「それは…私が悪いかも、ごめんナビ助」
『悪いかも、じゃなくて悪いよ。だいたい人の話を最後まで聞くのと、契約書は最後までしっかり読むのが基本でしょ、自分が悪いのに人のせいにしないでよね』
ナビ助が怒っている…。
確かに私がいけなかった、あの時はスタートアップセットで頭がいっぱいになっていてナビ助をないがしろにしたんだ。どこかでアプリだし雑に扱っても別に平気って思っていたんだと思う。
でも、ナビ助はただのアプリじゃなくて意思を持って私に答えてくれている。だいたい普通のアプリなら寝たりもしないし…この異世界で私を一番最初に助けてくれたのに、応えてくれるのは当たり前って思っていた。
「ナビ助、本当にごめん。ナビ助はちゃんと私の疑問に答えをくれていたのに、応えてくれるのが当たり前だって思っていて自分の聞きたい所だけしか聞いていなかった。これからは、ちゃんとナビ助の話を聞く、向き合う!だから許してください。」
テントの中で、地面に額がつきそうなくらい頭を下げた。
・・・・・・・
『もー。別にそこまで怒ってないよ、ちゃんと聞いてねってだけだよ、大げさだな~』
許してくれたみたい…口調がいつものものに直っている。安心したら涙がでてきた。
「え~ん、ごめんねーナビ助~、これからもよろしくー!!」
『えっ、キミ泣いてるの!?ちょっとやめてよ』
「だって~ナビ助に嫌われたら私、この世界に友達いなくなる~」
『友達!?キミボクの事友達だって思っていたの?』
言葉にならず、ウンウン。と首を上下に振り肯定する。
『ふ~ん…友達かぁ・・・・代理とはいえ神様にたいして友達ってキミって、大胆だね~。まぁ、悪くないけど…ボクもちょっと言い過ぎちゃった、ごめんね。これからもよろしくね。』
ケンカして今までよりも、ちょっと仲良くなれたような気がした。
「うん、よろしく」
『ところで、話はGO機関の事でよかったの?他の種類も説明する?』
「ううん、もういい、GOBankあるから大丈夫。それで、タイGO。に登録してくれるようナンシーに頼んだ」
『ふーん。・・・・担当者に丸投げしてきたの?変な連結されてないか、後でちゃんと確認しなよね、手数料高いプレミア会員とかさ』
少し考えたのか、間を置いて言ってきたナビ助の話に驚愕した…ぷ、プレミア会員!?ナンシー!?
「あーーー!!ごめん、ナビ助また後でー!!」
『ちょ!』またもや、ナビ助の話をさえぎってアプリを切った。
「ナンシー!!ちょっとまってー!!」
その後ギリギリセーフでプレミア会員登録を回避した!
『チッ』
ナンシーのメガネをカチャッと直した。
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