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第一章 異世界で生き抜くチュートリアル
10 異世界旅行のお値段「How much?」
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朝だー!!バッチリ稼いで1WGO貯めるぞー!今日の私は昨日までの私とは違うんだから!なんといっても水と食料問題が解決したし、川で身体も洗って気持ちが清々しいです!今ならなんでもできちゃう気がする!
そんなわけで、朝からテンション高くテントの前で両手の拳を突き上げた。
「がんばるぞー、えいえいおー!」
さて、昨日ナビ助にもナンシーにも鑑定アプリ使うように言われたっけ。まずは確認してっと
虫眼鏡のマーク「見えてます」
鑑定アプリ…100GO
ダウンロードするのに100GOかかる昨日11GO稼いだから残り89GO…これならすぐ稼げそうだし、ナンシーには申し訳ないけど、ちょっと働いてもらおう。
ちょうどテントの周りを綺麗にしたかったしね。
ただの雑草(魔素含む)100g×10…10GO
ただの石(魔素含む)大小合わせて×46…56GO
ただの砂(魔素含む)100g×30…30GO
合計96GO
これで、総合計が11+96=107GO
早速ダウンロード。(∞)
(虫眼鏡)ポチっ
「見えてます」の使い方について…
対象物に合わせて「すま~ほ」のカメラを向けてシャッターを押してください。対象物の鑑定が画像に合わせて写し出されます。一度鑑定したものは登録されて2回目以降は画像に写すだけで鑑定内容が出るようになります。
かんたーん!って、「すま~ほ」カメラ機能あったんだ……まぁ、いいや使ってみよ。
さっき送った砂に向けてみる。
カシャッ!カメラの音は普通だった。
神島の砂(魔素豊富)…。へー、ただの砂からちょっと名前付きになった!
これを、タイGOにも連携して…っと
もう1回砂送ってみよ!
神島の砂(魔素豊富)100g×1
「すま~ほ」が激しく振動している。
タイGOからなにかあるようだ。(T)ポチっ
『アイリ様ー!わたくし、アイリ様はすごい方なんだって信じていました!例えゴミみたいな物を送られていても耐えて頑張れば報われる!って』
ナンシーしょっぱなからハイテンションだな~、今まで送っていたものゴミと思われてたか…
『アイリ様がまさか、神島に関係されている方なんて思いもしませんでした!どおりで、ただの砂や石にしては魔素豊富で売れるな。と思っていました。ほほほ』
「私がどこにいるかとかは、そっちではわかってなかったんだ?」
『近頃個人情報には利用者の皆様敏感でいらっしゃっいまして匿名希望や、住所を知られたくない!という方がほとんどでございます。ですので最初に登録頂いたお客様情報にも住所は頂いておりません』
タイGO、意外と色々考えられてるんだな。
「鑑定もしないで色々送っててごめんねナンシー」
『気になさらないで下さい。もう全てがチャラですわ!神島の物はほとんど流通がございませんの、砂だろうが石だろうが神島のものなら通常の金額よりも高値で売れます!ドンドン送って来てくださいませ!』
ナンシーのメガネが久しぶりにキラーン!と光った。
「オッケー、頑張るね。これからもよろしくナンシー」
ナンシーは、出会ってから初めてではないかと思われるほどの、もふもふな満面の笑みを見せて手をふりながら、去っていった…
「すごいよ、ナンシーGOが儲かるってわかって態度が急変した」
ブレないナンシーちょっと好き。油断はできないけど
神島の砂(魔素豊富)100g×1
なんと10GOで売れた。
!!!?すごい10倍だよ、信じられない。これなら1WGOまで早いかもしれない。
よ~し!色々売ってみよう!
神島の石・大小(魔素豊富)×10…100GO
神島の貝殻・桃色(魔素豊富)×2…200GO
神島の貝殻・乳白色(魔素豊富)×10…1000GO
神島の果物(魔素豊富)×1…5000GO
神島の光苔(魔素豊富)10g×5…1000GO
神島の水(魔素豊富)500g×1…5000GO
合計12,300GO
あ、お試しの神島の砂が10GOとさっきの残りが7GOだから
総合計が12,317GOか
おおお~すごいー!!あっという間に稼いだ!
これでハイパートラベルがダウンロードできる!
一一一一一一一
深呼吸して、スーハー、スーハー。よし!
(∞)ポチっ
(HTB)…ハイパートラベル。1WGO…ポチっ
心臓がドキドキする、これで私が家に帰れるかどうか決まる、お願い神様!サンタ様!私を家に帰して!!
『ようこそ!ハイパートラベルへ。ハイパートラベルでは世界のどこへでも、ご希望のプランでのご旅行をご提供しています!現在のプランにない旅行先もご相談に乗ることができますので、お気軽にお問い合わせください!』
うんうん。それで、それで!?先が気になりすぎて「すま~ほ」を覗き込んでしまう。
『それでは行き先を選択ください。行き先によってGOが変動いたします』
画面が選択画面になった…「異世界旅行」…検索!
パッ!と検索され画面に出てきた異世界旅行は
行き先「異世界惑星地球」
旅行先「応相談」
こちらの、旅行は異世界日時の設定をしてその時期への旅行となります。各地のイベントなどに合わせたご旅行が可能です。なお行き先は今後増える予定です。
旅行GO…10.000.000.000GO(100WWGO)
地球…
地球って書いてある。地球だよ、見つけた…帰るための方法!
あきらめない。と決めたけど、夜になると不安でもうダメなんじゃないか…この島でずっと暮らすんじゃないかって、考えては泣いたりした日もあったけど、本当に良かった…じんわり涙がにじんだけど、感傷に浸ってる場合じゃない!内容をしっかり確認しなくちゃ!!ごしごしと目元をこする。
旅行先は相談できるとなっている。それなら地球の日本とかにしたらいいのかな?異世界日時に合わせて行けるとなっているから、これは私がトリップした日に合わせることができるんじゃないかな。行方不明とかになるかと思ったけど、これならその心配はクリアできる。
家に帰れる!!良かった、あともう少しここで頑張ればいいんだ、鑑定もできるようになって神島のものは高く売れるし、意外と早く帰れちゃうんじゃない!
100万GOくらいかな?なんか0いっぱいあるけど?
0が123456…7…8……9…………10?
えっ、まって、123456789…10?
いちじゅうひゃくせんまん…指をおりながら計算する、え…億?
「おっ、億!!ひゃっ100億ーーー!!!!?」
浮かれた気分だったのが、その場で膝から崩れ落ちた。とんでもなく高かったー。
噓でしょ…
一一一一一一一
崩れ落ちた姿勢から…
「あははははは!しんじらんなーい、めちゃ高いじゃん」
その場で笑い転げた、現実味が無さすぎて逆に爆笑だった、笑いすぎて涙が出てきたのを指でぬぐいながら
「はぁ~あ、笑ったわ…100億か、100億ね…」
「上等よ!このヤロー!帰れないって聞いた時の絶望思い出せば100億あれば帰れるんだって思えばなんてことないわよ!稼げばいいんでしょ稼げば!私にはナンシーっていう師匠もいるんだから!」
この時から、私の異世界旅行を目指して100億GO貯める長い戦いが始まった。
朝とは違った意味で気合いを入れて、両手を拳にして天高く突き上げた。
「コンチクショー!!負けないんだからー!!」
一一一一一一一
妙な気合いが入り鼻息荒く、やってやるー!となったが…
残金2317GO、すっかりナンシーに支払う月々の10%の手数料を忘れており一悶着あったりした。
『忘れてた、では済まされません!分割してでも払っていただきます!』
「………頑張って稼ぎまーす」
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ここまで、読んでくださりありがとうございました。これにて第一章完結です。
そんなわけで、朝からテンション高くテントの前で両手の拳を突き上げた。
「がんばるぞー、えいえいおー!」
さて、昨日ナビ助にもナンシーにも鑑定アプリ使うように言われたっけ。まずは確認してっと
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鑑定アプリ…100GO
ダウンロードするのに100GOかかる昨日11GO稼いだから残り89GO…これならすぐ稼げそうだし、ナンシーには申し訳ないけど、ちょっと働いてもらおう。
ちょうどテントの周りを綺麗にしたかったしね。
ただの雑草(魔素含む)100g×10…10GO
ただの石(魔素含む)大小合わせて×46…56GO
ただの砂(魔素含む)100g×30…30GO
合計96GO
これで、総合計が11+96=107GO
早速ダウンロード。(∞)
(虫眼鏡)ポチっ
「見えてます」の使い方について…
対象物に合わせて「すま~ほ」のカメラを向けてシャッターを押してください。対象物の鑑定が画像に合わせて写し出されます。一度鑑定したものは登録されて2回目以降は画像に写すだけで鑑定内容が出るようになります。
かんたーん!って、「すま~ほ」カメラ機能あったんだ……まぁ、いいや使ってみよ。
さっき送った砂に向けてみる。
カシャッ!カメラの音は普通だった。
神島の砂(魔素豊富)…。へー、ただの砂からちょっと名前付きになった!
これを、タイGOにも連携して…っと
もう1回砂送ってみよ!
神島の砂(魔素豊富)100g×1
「すま~ほ」が激しく振動している。
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『アイリ様ー!わたくし、アイリ様はすごい方なんだって信じていました!例えゴミみたいな物を送られていても耐えて頑張れば報われる!って』
ナンシーしょっぱなからハイテンションだな~、今まで送っていたものゴミと思われてたか…
『アイリ様がまさか、神島に関係されている方なんて思いもしませんでした!どおりで、ただの砂や石にしては魔素豊富で売れるな。と思っていました。ほほほ』
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タイGO、意外と色々考えられてるんだな。
「鑑定もしないで色々送っててごめんねナンシー」
『気になさらないで下さい。もう全てがチャラですわ!神島の物はほとんど流通がございませんの、砂だろうが石だろうが神島のものなら通常の金額よりも高値で売れます!ドンドン送って来てくださいませ!』
ナンシーのメガネが久しぶりにキラーン!と光った。
「オッケー、頑張るね。これからもよろしくナンシー」
ナンシーは、出会ってから初めてではないかと思われるほどの、もふもふな満面の笑みを見せて手をふりながら、去っていった…
「すごいよ、ナンシーGOが儲かるってわかって態度が急変した」
ブレないナンシーちょっと好き。油断はできないけど
神島の砂(魔素豊富)100g×1
なんと10GOで売れた。
!!!?すごい10倍だよ、信じられない。これなら1WGOまで早いかもしれない。
よ~し!色々売ってみよう!
神島の石・大小(魔素豊富)×10…100GO
神島の貝殻・桃色(魔素豊富)×2…200GO
神島の貝殻・乳白色(魔素豊富)×10…1000GO
神島の果物(魔素豊富)×1…5000GO
神島の光苔(魔素豊富)10g×5…1000GO
神島の水(魔素豊富)500g×1…5000GO
合計12,300GO
あ、お試しの神島の砂が10GOとさっきの残りが7GOだから
総合計が12,317GOか
おおお~すごいー!!あっという間に稼いだ!
これでハイパートラベルがダウンロードできる!
一一一一一一一
深呼吸して、スーハー、スーハー。よし!
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パッ!と検索され画面に出てきた異世界旅行は
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旅行先「応相談」
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地球…
地球って書いてある。地球だよ、見つけた…帰るための方法!
あきらめない。と決めたけど、夜になると不安でもうダメなんじゃないか…この島でずっと暮らすんじゃないかって、考えては泣いたりした日もあったけど、本当に良かった…じんわり涙がにじんだけど、感傷に浸ってる場合じゃない!内容をしっかり確認しなくちゃ!!ごしごしと目元をこする。
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0が123456…7…8……9…………10?
えっ、まって、123456789…10?
いちじゅうひゃくせんまん…指をおりながら計算する、え…億?
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浮かれた気分だったのが、その場で膝から崩れ落ちた。とんでもなく高かったー。
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一一一一一一一
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「あははははは!しんじらんなーい、めちゃ高いじゃん」
その場で笑い転げた、現実味が無さすぎて逆に爆笑だった、笑いすぎて涙が出てきたのを指でぬぐいながら
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朝とは違った意味で気合いを入れて、両手を拳にして天高く突き上げた。
「コンチクショー!!負けないんだからー!!」
一一一一一一一
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残金2317GO、すっかりナンシーに支払う月々の10%の手数料を忘れており一悶着あったりした。
『忘れてた、では済まされません!分割してでも払っていただきます!』
「………頑張って稼ぎまーす」
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ここまで、読んでくださりありがとうございました。これにて第一章完結です。
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