40代IT社長の俺がギャルゲーの悪役に転生したけど、主人公が頼りないので「大人の包容力」と「経済力」でヒロイン全員幸せにします

ken

文字の大きさ
19 / 65

第19話 春キャベツの包容力と偽りの弟

しおりを挟む
 ゴールデンウィークを翌日に控えた桜花学園は、どこか浮足立った、祭りの前のような独特の高揚感に包まれていた。窓の外からは、初夏を思わせる力強い日差しが差し込み、校庭の砂埃を白く照らしている。



 2限目、英語。

 担当するのは、発音と文法解釈の厳格さで知られるベテランの中年女性教師、マーガレット佐藤だ。彼女は教壇から鋭い視線を飛ばし、連休ボケにはまだ早すぎる生徒たちを容赦なく萎縮させている。



「……Next. このパラグラフの構造を論理的に解析し、著者の真意を含めて正確に翻訳しなさい。西園寺!」



 不意に指名された俺)は、音もなく静かに席を立った。

 黒板に書き写されているのは、英国の経済誌『The Economist』からの最新抜粋記事だ。高校1年生のレベルを遥かに超えた、大学教養レベルの難解な構文が含まれている。



 クラスメイトたちが「うわ、厳しっ」「あんなの読めるわけないだろ」と小声で囁き合う中、俺は流暢なクイーンズ・イングリッシュでテキストを淀みなく読み上げ、一呼吸置いて日本語訳を述べた。



「『グローバリゼーションの激しい波は、国家という枠組みの垣根を低くし経済効率を飛躍的に高める一方で、文化的な摩擦を生み出す温床ともなり得る。著者は、経済的統合が急速に進む現代においてこそ、画一化の圧力に対抗するためのローカルなアイデンティティの再定義が必要であると警鐘を鳴らしています』……以上です」



 単なる直訳ではない。文脈の裏にある皮肉と将来への懸念までをも完璧に汲み取った、極めて知的な意訳だ。

 佐藤先生は目を見開き、数秒間の沈黙の後、満足げに、そして少しばかり悔しそうに頷いた。



「……Perfect. 文句のつけようがないわ。発音もネイティブ並みね」

「恐縮です。母の影響もありまして」



 俺は短く答え、姿勢を崩さずに着席した。

 周囲からの視線には、驚きと羨望、そして得体の知れない「畏怖」が混じっている。

 41年分の人生経験と、前世での海外ビジネスの修羅場を潜り抜けた場数がモノを言っているだけだ。だが、この圧倒的な「実力」を学園側に示し続けておくことは、今後の自由な活動のための強力な防波堤となる。



 休み時間。

 移動教室のため渡り廊下を歩いていると、向こうからふわふわとした、重力を感じさせないような軽やかな足取りで歩いてくる女子生徒とすれ違った。

 花村結衣先輩だ。



 あどけなさと健康的な色気が同居した圧倒的な美貌。艶やかな黒髪を春風に揺らし、少しサイズの合っていない――というより、発育が良すぎて窮屈そうなブラウスのボタンが弾けそうなほどの存在感を放っている。

 彼女は俺を見つけると、パァッと花が咲くような満面の笑顔で手を振ってきた。



「あ! 西園寺くんだぁ! ヤッホー!」

「こんにちは、花村先輩。……随分とご機嫌ですね」

「うん! だって明日からお休みだもん。ねえねえ、西園寺くんはGWどこか行くの? やっぱり海外とか?」



 彼女は無邪気にパーソナルスペースを飛び越えて距離を詰めてくる。

 ふわりと、甘いバニラのような少女特有の香りが鼻孔をくすぐる。この無防備すぎる距離感は、思春期の男子生徒を勘違いさせるには十分すぎる破壊力を持っているが、彼女自身にその自覚は皆無だ。



「仕事と勉強、あとは家の用事で予定が埋まっています。残念ながら遠出はできませんね」

「え~、真面目だなぁ。せっかくのお休みなのにぃ。王子様なんだから、白馬に乗ってどこか遠くに行っちゃえばいいのに」



 結衣先輩は可愛らしく頬を膨らませた。その仕草が計算を感じさせず、ただただ愛らしいのが彼女の類まれなる才能だ。



「先輩は、どちらかへ?」

「私はね~、セイラちゃんとお出かけする約束をしたの! すっごく楽しみ~!」

「それは何よりです。……霧島先輩によろしくお伝えください」

「うん! わかったぁ。……あ、予鈴が鳴っちゃう! またね、王子様!」



 彼女は「王子様」という、今の俺にとっては少し気恥ずかしい呼び名を残し、小走りで去っていった。

 その無垢な背中を見送りながら、俺は苦笑した。彼女のような純真な存在が、学園の殺伐とした空気を無自覚に浄化してくれている。



 放課後。

 俺はハイヤーを降り、渋谷の『TSUTAYA』に立ち寄った。

 先日借りた『レオン』と『ショーシャンクの空に』を返却するためだ。どちらも心に残る名作だった。



 返却ポストにDVDを投函し、俺は新たな刺激を求めて棚を巡った。

 連休中にじっくりと観るための2本を厳選する。

 手に取ったのは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』。天才的な頭脳を持ちながらトラウマに苦しむ青年と、彼を導く心理学者の交流を描いた感動のヒューマンドラマ。

 そしてもう一本は『トゥルーマン・ショー』。自分の人生が実は全て巨大なテレビ番組のセットであり、周囲の人間が全て仕組まれた役者だったことに気づく男の物語。



「才能と孤独」「虚構と現実」。

 どちらも、今の俺が抱えるテーマに通じるものがある。

 会計を済ませ、店を出る。渋谷の街は、連休前の開放感でいつも以上に賑わい、世紀末独特の焦燥感を含んだ熱気で溢れかえっていた。



 センター街を抜け、駅の方へ向かおうとした時だった。

 人通りの多い路上で、見覚えのある女性の姿を見つけた。

 柚木沙耶さんだ。



 今日の彼女は、黒のタイトなライダースジャケットに、チェックのロングスカートという、19歳にしては少しロックテイストを取り入れた攻めた装いだ。アンニュイな美貌と、口元にある小さなホクロ。

 彼女も俺に気づいたようで、小さく手を振って近づいてきた。



「あら。西園寺くんじゃない。奇遇ね」

「こんにちは、柚木さん。お買い物ですか?」

「ええ。ちょうどよかったわ。君、少し時間ある?」



 彼女は有無を言わせぬ笑顔で、俺の腕を引いた。



「付き合ってよ。今日はね、君をプロデュースしてあげるって決めたの」



 連れて行かれたのは、表参道の裏通りにある、感度の高い若者に人気のセレクトショップだった。

 店内には最新のトレンドを押さえた服が並んでいる。



「ほら、これ着てみて! あとこれも! 絶対似合うから!」



 沙耶さんは楽しそうに、次々と服を選んでくる。

 ヴィンテージの色落ちしたデニム、派手なプリントTシャツ、少し奇抜な配色の開襟シャツ。

 俺の趣味ではないものばかりだが、彼女の勢いに押されて試着室へ入る。



 着替えて出てくるたびに、彼女は「うーん、悪くないけど……優等生感が抜けないわね」「あ、これ可愛い! 15歳にしては地味すぎるのよ、君の普段着は!」と容赦なく品評する。

 完全に着せ替え人形だ。

 だが、鏡に映る自分は、普段の「若社長」という重い鎧を脱ぎ捨てた、年相応の15歳の少年に見えなくもなかった。



「……ふふ、満足したわ。これ、私からのプレゼントよ」



 最終的に選ばれたのは、上質な素材のシンプルな白のニットと、少しルーズなシルエットのカーゴパンツだった。彼女がレジで会計を済ませようとするのを、俺は制した。



「いえ、自分で払います」

「ダメ。今日は私がスポンサー。年上としての威厳を見せさせてよ」

「では……交換条件です」



 俺は店内を見渡し、一着のワンピースを手に取った。

 淡いブルーグレーの、繊細なシフォン素材のワンピース。

 清楚で、上品で、普段の尖った沙耶さんが絶対に自分では選ばないようなデザインだ。



「……は? 何それ。私の趣味じゃないわよ、そんなお嬢様みたいなの」

「知っています。ですが、柚木さんには絶対に似合います。……僕のプロデュースも受けていただけますか?」



 俺は挑発的に微笑んだ。

 沙耶さんは渋面を作ったが、結局「……着るだけなら」と、渋々試着室に入った。



 数分後。

 カーテンが開いた瞬間、俺は息を呑んだ。

 そこにいたのは、いつもの「尖ったお姉さん」ではなく、儚げで透明感のある「深窓の令嬢」のような女性だった。

 シャギーの入ったショートカットと、淡い色のワンピースの対比が、彼女の本来持っている素材の良さと、隠された可憐さを極限まで引き立てている。



「……どう? 変でしょ? なんかスースーするし……」



 沙耶さんは恥ずかしそうに身を縮こまらせている。その仕草すら、計算ではない愛らしさに満ちていた。



「いいえ。……とても美しいです。見惚れてしまいました」

「っ……! バカ言わないでよ」



 彼女の頬が、さっと赤く染まる。

 俺は店員に合図し、そのワンピースを購入した。



「僕からのプレゼントです。……たまには、そういう柚木さんも見せてください」

「……調子狂うなぁ。どっちが年上かわかんないじゃん」



 彼女は紙袋を受け取り、ボソリと呟いた。

 その耳まで赤くなっているのを見て、俺は密かな勝利感に浸った。



 買い物の後、「少し遊んでいきましょう」と俺たちは近くのゲームセンターに入った。

 エアホッケーの台の前に立つ。



「これならハンデなしで勝負できるわね。私、結構自信あるのよ」

「望むところです。負けた方がジュース奢り、でどうですか?」



 コインを投入し、高圧空気が吹き出してパックが浮き上がる。

 ゲームスタート。

 沙耶さんのプレイスタイルは、普段のアンニュイな雰囲気からは想像もつかないほど攻撃的だった。

 カンッ、カンッ! と鋭い金属音を立てて、高速のパックを俺のゴールへ打ち込んでくる。



「ほらほら! 防戦一方よ、社長さん!」

「……観察しているんですよ。貴女の思考の癖を」



 俺は冷静にパックを打ち返す。

 心理学専攻の彼女だが、フィジカルな反射神経と動体視力の勝負では、41歳の経験値と15歳の動体視力を併せ持つ俺に分がある。



 カンッ!



 俺の放った正確な一撃が、彼女のガードを鮮やかにすり抜け、ゴールへと吸い込まれた。



「あーっ! もう、本当に可愛げがないんだから!」

「勝負において、年齢や立場は関係ありませんから」



 結局、俺の勝利で終わった。

 沙耶さんは「次は絶対に負けないから」と悔しがりながらも、その表情は憑き物が落ちたようにスッキリとしていた。



「……楽しかったわ。ありがとね、西園寺くん」

「こちらこそ。良い気分転換になりました」



 駅前で別れ、彼女の颯爽とした後ろ姿を見送りながら、俺は次のミッションへと瞬時に思考を切り替えた。

 今夜の夕食の、完璧な下準備だ。



 帰路、俺はいつものように高級スーパー『紀ノ国屋』へ向かった。

 今夜のメニューは、餃子だ。

 だが、ただの餃子ではない。今が旬の『春キャベツ』を贅沢に使用した、瑞々しい焼き餃子だ。



 青果コーナーで、巻きが緩く、葉が柔らかい鮮やかな緑色の春キャベツを厳選する。水分が多く、加熱することで驚くほどの甘みが増すのが最大の特徴だ。

 肉は、鹿児島県産の黒豚ひき肉。脂身の甘みが、キャベツの繊細な風味と最高の相性を見せる。

 ニラ、生姜、ニンニクは、香りの強い有機栽培のものを。

 餃子の皮は、大判で厚みのある、モチモチとした食感を楽しめる特製のものを選んだ。



 副菜には、もやしのナムルと、素材の味を活かした中華スープ。

 もやしは、一本ずつ根切りされた最高級の『大鰐温泉もやし』を確保した。このシャキシャキとした食感は、他の追随を許さない。

 そして、飲み物は。

『ヱビスビール』の瓶を購入した。濃厚なコクとキレのある苦味が、餃子の芳醇な脂を鮮やかに流してくれるはずだ。



 帰宅後、俺はリネンのエプロンを締め、キッチンに立った。

 春キャベツはあえて少し粗みじんに切り、塩を振って軽く揉む。水分を絞りすぎないのが、ジューシーに仕上げるための最大のコツだ。

 ボウルに黒豚ひき肉を入れ、塩胡椒、紹興酒、特級醤油、ごま油、そしてオイスターソースを加え、粘りが出るまで一定の速度で練り上げる。

 そこに野菜を投入し、粘りを殺さないようさっくりと混ぜ合わせる。



 ここからが職人としての正念場だ。包む作業。

 皮の縁に水をつけ、黄金比の餡を乗せる。

 1つずつ丁寧にヒダを作りながら、内部の空気を完全に抜き、美しく封じる。

 均一な形状の三日月型が、整然と並べられていく。この単調な繰り返し作業は、思考のノイズを消し去るための、俺にとっての瞑想に近い。



 フライパンを高温に熱し、香りの良い油を引く。

 餃子を円形に、花びらのように並べ、底に香ばしい焼き色がつくまで見守る。

 完璧なタイミングで熱湯を注ぎ、蓋をして一気に蒸し焼きにする。

 水気が飛び、皮が透明感を帯びたところで、最後にごま油を一回し。強火で一気にパリッと仕上げる。



 ――ジュワアアァァッ……!



 キッチンに、香ばしい音と暴力的なまでの食欲をそそる香りが充満する。

 皿を被せ、一気にひっくり返すと、完璧な黄金色の羽根を纏った餃子がその姿を現した。



 ダイニングテーブルに料理を美しく並べる。

 ナムルはごま油と塩、鶏ガラスープの素で和え、粗挽きの黒胡椒をピリリと効かせた。中華スープは、溶き卵とワカメのシンプルな構成だ。

 そして、キンキンに冷えたヱビスビールを、専用の薄いグラスにゆっくりと注ぐ。



「いただきます」



 まずはビールを一口。

 喉を駆け抜ける重厚な苦味と深いコク。一日の緊張が溶けていく感覚。

 そして、熱々の餃子を特製のタレにつけ、一気に口に運ぶ。



 カリッ。ジュワッ。



 極薄の羽根の香ばしさの後、春キャベツの圧倒的な甘みと、黒豚の濃厚な肉汁が口内いっぱいに爆発した。春キャベツ特有の柔らかさが、ひき肉と見事に一体化し、溶けるような食感を生んでいる。

 そこにビールを再び流し込む。



 まさに、至福の方程式だ。

 もやしナムルのシャープなシャキシャキ感も、絶好の箸休めとなっていた。

 一人での晩酌だが、これ以上の贅沢は、今の俺には必要ない。



 食後、俺はリビングの照明を少し落とし、1000ピースのパズルを広げた。

 先日からの作りかけ。無心でピースを埋めていく時間は、脳を完璧にリセットするための瞑想だ。

 最後の数ピースを埋めようとした、その時だった。



 手元にある携帯電話が、静かに震えた。

 母、ソフィアからだ。



『Leo? こんばんは。……今、大丈夫かしら?』



 母の声は、いつものような圧倒的なハイテンションではなく、どこか静かで、微かに甘えるような響きを含んでいた。



「ええ。ちょうど食後の休憩を終えたところですよ。どうかしましたか?」

『あのね……少しだけ、夜風に当たりたい気分なの。……レオ、付き合ってくれないかしら』



「……母さん。一昨日は誕生会をしたばかりでしょう? 今日は何ですか」

『夜のドライブがしたいの。東京の夜景を、貴方の運転で見たいわ』

「僕はまだ免許を持っていませんよ。15歳です」

『あら、そうだったわね。……じゃあ、舞ちゃんに運転してもらって、貴方は私の隣に座ってて。それだけでいいの』



 無茶苦茶な理屈だ。

 だが、その声のトーンが、いつもより少し寂しげなのが気になった。

 異国での滞在も長くなり、ホームシックならぬ「息子シック」にかかっているのかもしれない。

 世界的な大女優の孤独を癒せるのは、世界でただ一人、息子の俺だけなのだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます

内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」  ――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。  カクヨムにて先行連載中です! (https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)  異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。  残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。  一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。  そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。  そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。  異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。  やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。  さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。  そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜

mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】 異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。 『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。 しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。 そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。

悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~

蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。 情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。 アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。 物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。 それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。 その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。 そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。 それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。 これが、悪役転生ってことか。 特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。 あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。 これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは? そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。 偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。 一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。 そう思っていたんだけど、俺、弱くない? 希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。 剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。 おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!? 俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。 ※カクヨム、なろうでも掲載しています。

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」  ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。

アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚… スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。 いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて… 気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。 愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。 生きていればいつかは幼馴染達とまた会える! 愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」 幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。 愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。 はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

処理中です...