32 / 43
第3章:S級昇格・ライバル対決編
第32話 決着、そしてパンツ
しおりを挟む
その瞬間、東京大迷宮・第3演習場を埋め尽くす5万人の観衆から、呼吸という生理現象が消失した。
アリーナの中央。
S級探索者、「雷帝」ジーク・ヴァイス。
最新鋭の魔導アーマーに身を包み、最強の剣士として君臨していた男の足元には、無惨に切り裂かれた革ベルトと、重力に従って滑り落ちたズボンが積み重なっている。
そして、白日の下に晒されたのは――。
ショッキングピンクの生地に、ファンシーな『クマさん』が楽しげに踊る、勝負パンツだった。
ジークの太腿は白く、寒風に震えている。
クマさんのつぶらな瞳が、中継カメラのレンズ越しに、全世界の視聴者と見つめ合っていた。
「…………」
静寂。
あまりにも予想外すぎる光景に、脳の処理が追いつかない。
最強の男が、クマさん。
雷帝が、ピンク。
そのギャップは、暴力的なまでの破壊力を持っていた。
最初に反応したのは、実況アナウンサーだった。
『あ……えっと……これは……?』
その震える声が、堰を切った。
「ぶふっ……!」
観客席のどこかから、こらえきれない噴飯音が漏れる。
それが連鎖し、波紋のように広がり、やがてドーム全体を揺るがす爆発となった。
「ギャハハハハハハハハハ!!」
「嘘だろオイ! クマさんかよ!」
「雷帝の趣味、ファンシーすぎんだろ!」
「腹痛い! 誰か救急車!」
「スクショ撮った! 拡散! 拡散!」
爆笑。哄笑。嘲笑。
5万人の笑い声が、物理的な衝撃波となってジークを襲う。
シャッター音が機関銃のように降り注ぎ、フラッシュが雷撃以上の眩しさで彼を灼いた。
「な、ななな……ッ!?」
ジークの思考が再起動する。
足元の寒さ。
観客の視線。
そして、巨大スクリーンに大写しにされている、自分の股間のクマさん。
瞬時にして、彼の顔はパンツと同じショッキングピンクに染め上がった。
羞恥で血管が切れそうだ。
彼は慌ててズボンを引き上げようとするが、焦りとパニックで足がもつれ、無様に踊るような動きになってしまう。
「み、見るな! 見るなぁぁぁぁっ!!」
絶叫するジーク。
だが、一度流出した「デジタルタトゥー」は消せない。
今日この瞬間、彼は「雷帝」から「クマさん」へとクラスチェンジを果たしたのだ。
俺、鈴木悠作は、そんな彼を数メートル後ろから冷ややかに見下ろしていた。
「……派手な趣味だな」
「き、貴様ぁぁぁ……ッ!!」
ジークが涙目で俺を睨む。
その瞳には、殺意よりも深い、絶望的な屈辱の色が浮かんでいた。
「俺に恥をかかせるために……あえて、こんな……!」
彼は勘違いしている。
俺が彼を転ばせ、肉を斬らずにベルトだけを斬るという、神業的な手加減をしたのだと。
戦士として敗北させるのではなく、男としての尊厳を破壊する。
それは、圧倒的な実力差を見せつけるための、最大の侮辱だと受け取ったのだ。
「(……いや、俺は普通に腰を狙っただけなんだが)」
俺は心の中で弁解したが、口には出さない。
彼のアーマーの継ぎ目がそこしかなかっただけだ。
勝手に転んだのは向こうだし、勝手にパンツを見せたのも向こうだ。俺のせいじゃない。
「殺せ……! いっそ殺せぇ!」
「殺さんよ。帰るのが遅くなる」
俺はナイフをポケットにしまい、審判の方を見た。
「……3分経ったろ? 俺の勝ちでいいな?」
審判の協会職員は、笑いを必死に堪えて肩を震わせていたが、俺の言葉にハッとしてマイクを握った。
「し、試合終了! 勝者、鈴木悠作!」
判定が下る。
その瞬間、会場の爆笑は割れんばかりの歓声へと変わった。
勝者への称賛と、敗者への生温かい拍手が入り混じる。
「くそおおおおおおお!! 覚えてろよぉぉぉぉ!!」
ジークはズボンを両手で押さえたまま、脱兎のごとく退場ゲートへと走り去っていった。
その背中には、哀愁とクマさんが漂っていた。
彼が再び表舞台に出てくるまでには、相当なリハビリ期間が必要になるだろう。
天井のキャットウォーク。
立ち入り禁止の暗がりで、山口純子はスコープ越しにその光景を見届けていた。
「……あらあら。随分と可愛らしい趣味をお持ちで」
純子は冷ややかに笑い、ライフルの安全装置をかけた。
彼女の計算通りだ。
ジークのプライドを粉砕し、かつ悠作の手を汚さずに勝利させる。
完璧な仕事だった。
「軸足を砕くのは簡単でしたが、それでは悠作さんの『不戦勝』になってしまいますからね。あくまで悠作さんの実力で勝ったように見せかけつつ、相手の心だけを折る……。我ながら良い狙撃でした」
彼女は空薬莢を拾い上げ、ポケットに入れた。
証拠は残さない。
「悠作さんにあんな汚いものを見せるなんて……目が腐ってしまいます。お詫びに、今夜はとびきり美味しいお夜食を作って差し上げないと」
純子は「任務完了♡」と小さくVサインを出し、愛銃『ブラック・ウィドウ』を分解してケースに収めた。
闇に溶けるように撤収を開始する。
誰にも知られることのない、守護天使の完全犯罪だった。
彼女のスマホの「駆除リスト」からは、『雷帝・ジーク』の名前が消され、『処理済み』のスタンプが押されていた。
アリーナは歓声に包まれていた。
「パジャマの英雄」コールが巻き起こっている。
俺は疲労感たっぷりにため息をついた。
「……帰りたい」
もう十分だろ。
これ以上目立ちたくない。
S級昇格は決まったが、これからの面倒事を考えると胃が痛くなる。
俺がそそくさと退場しようとすると、VIP席から女性陣がフェンスを乗り越えて駆け寄ってきた。
「悠作さーん! すごいです! カッコよかったです!」
高橋すずが目を潤ませて飛びついてくる。
「師匠! マジ神! クマさんウケる! 拡散決定!」
山本ゆき子がスマホで連写している。
「……効率的な勝利でした。精神的ダメージによる再起不能を狙うとは、策士ですね。あのベルト切断の技術、物理演算してみたいです」
中村瞳がブツブツと分析を始めている。
山田しずかも腕を組み、「見事な重心崩しだったわ。……やはり貴方は、私の見込んだ男ね」と勘違いしたまま感心している。
伊藤みのりは「あー、胃が痛い……でもこれで文句なしのS級ね。協会の面目も保てたわ」と座り込んでいた。
加藤茜は「あのパンツの柄、グッズ化できるかしら……『雷帝のクマさんボクサー』、売れそうですわね」と不穏なことを呟いている。
「……お前ら、声がでかい」
「いいじゃないですか! お祝いですよ!」
俺が顔をしかめていると、足元で「クゥン」と甘えるような声がした。
見下ろすと、そこにはポチがいた。
首から下げた「応援団長」のタスキが少しずれている。
ポチは俺の足に前足をかけ、つぶらな瞳でじっと見上げてきた。
「ワフゥ……(終わった?)」
上目遣い。
首を少し傾げ、耳をぺたんと伏せている。
そして、チラリと出口の方を見て、また俺を見る。
「ワフッ、ワフン(外、行きたい。歩きたい)」
尻尾をパタパタと振るその仕草は、「ずっと良い子にして座ってたんだから、ご褒美に散歩連れてってよ」と全身で訴えていた。
さっきまでの騒動など我関せず。
ただひたすらに、主人との散歩を求めている。
俺のズボンを、小さな前足でクイクイと引っ張る。
「ねえねえ、行こうよ」と言わんばかりの催促。
普段の暴れん坊将軍とは思えない、計算されたあざとさ。
誰に似たんだか。
「……はぁ。わかったよ」
俺はその可愛さに負け、しゃがんで頭を撫でた。
ふわふわの毛並み。温かい体温。
殺伐とした決闘の後には、この癒やしが必要だ。
「帰りは歩いて帰るか。天気もいいしな」
「ワオンッ!(やった!)」
ポチが嬉しそうに飛び跳ねる。
その質量でアリーナの床にヒビが入り、破片が飛び散ったが、今は気にしないことにしよう。
請求が来たら茜に回せばいい。
「じゃあな、お前ら。俺はポチの散歩があるから先帰るぞ」
俺が歩き出すと、背後から慌てた声が追いかけてくる。
「えっ、待ってくださいよ悠作さん!」
「祝勝会しましょうよ! アタシ、肉買ってく!」
「私のデータ整理も手伝ってください。本日の戦闘データは貴重です」
「今日の打ち上げは、私が奢るわよ! 経費で!」
女性陣が騒ぎ出す。
どうやら、今夜も俺のアパートは定員オーバーになりそうだ。
「……勝手にしろ」
俺はポチを連れて歩き出した。
背中には五右衛門、足元にはフェンリル。
そして背後からは、個性豊かな厄介者たちの追走。
S級になっても、俺の日常は変わらないらしい。
いや、むしろ加速していく予感がする。
まあ、それも悪くないか。
今夜の宴会のメニューを考えながら、俺は会場を後にした。
その夜。
アパート『ひまわり荘』に女性陣が集結し、深夜まで大騒ぎになったことは言うまでもない。
アリーナの中央。
S級探索者、「雷帝」ジーク・ヴァイス。
最新鋭の魔導アーマーに身を包み、最強の剣士として君臨していた男の足元には、無惨に切り裂かれた革ベルトと、重力に従って滑り落ちたズボンが積み重なっている。
そして、白日の下に晒されたのは――。
ショッキングピンクの生地に、ファンシーな『クマさん』が楽しげに踊る、勝負パンツだった。
ジークの太腿は白く、寒風に震えている。
クマさんのつぶらな瞳が、中継カメラのレンズ越しに、全世界の視聴者と見つめ合っていた。
「…………」
静寂。
あまりにも予想外すぎる光景に、脳の処理が追いつかない。
最強の男が、クマさん。
雷帝が、ピンク。
そのギャップは、暴力的なまでの破壊力を持っていた。
最初に反応したのは、実況アナウンサーだった。
『あ……えっと……これは……?』
その震える声が、堰を切った。
「ぶふっ……!」
観客席のどこかから、こらえきれない噴飯音が漏れる。
それが連鎖し、波紋のように広がり、やがてドーム全体を揺るがす爆発となった。
「ギャハハハハハハハハハ!!」
「嘘だろオイ! クマさんかよ!」
「雷帝の趣味、ファンシーすぎんだろ!」
「腹痛い! 誰か救急車!」
「スクショ撮った! 拡散! 拡散!」
爆笑。哄笑。嘲笑。
5万人の笑い声が、物理的な衝撃波となってジークを襲う。
シャッター音が機関銃のように降り注ぎ、フラッシュが雷撃以上の眩しさで彼を灼いた。
「な、ななな……ッ!?」
ジークの思考が再起動する。
足元の寒さ。
観客の視線。
そして、巨大スクリーンに大写しにされている、自分の股間のクマさん。
瞬時にして、彼の顔はパンツと同じショッキングピンクに染め上がった。
羞恥で血管が切れそうだ。
彼は慌ててズボンを引き上げようとするが、焦りとパニックで足がもつれ、無様に踊るような動きになってしまう。
「み、見るな! 見るなぁぁぁぁっ!!」
絶叫するジーク。
だが、一度流出した「デジタルタトゥー」は消せない。
今日この瞬間、彼は「雷帝」から「クマさん」へとクラスチェンジを果たしたのだ。
俺、鈴木悠作は、そんな彼を数メートル後ろから冷ややかに見下ろしていた。
「……派手な趣味だな」
「き、貴様ぁぁぁ……ッ!!」
ジークが涙目で俺を睨む。
その瞳には、殺意よりも深い、絶望的な屈辱の色が浮かんでいた。
「俺に恥をかかせるために……あえて、こんな……!」
彼は勘違いしている。
俺が彼を転ばせ、肉を斬らずにベルトだけを斬るという、神業的な手加減をしたのだと。
戦士として敗北させるのではなく、男としての尊厳を破壊する。
それは、圧倒的な実力差を見せつけるための、最大の侮辱だと受け取ったのだ。
「(……いや、俺は普通に腰を狙っただけなんだが)」
俺は心の中で弁解したが、口には出さない。
彼のアーマーの継ぎ目がそこしかなかっただけだ。
勝手に転んだのは向こうだし、勝手にパンツを見せたのも向こうだ。俺のせいじゃない。
「殺せ……! いっそ殺せぇ!」
「殺さんよ。帰るのが遅くなる」
俺はナイフをポケットにしまい、審判の方を見た。
「……3分経ったろ? 俺の勝ちでいいな?」
審判の協会職員は、笑いを必死に堪えて肩を震わせていたが、俺の言葉にハッとしてマイクを握った。
「し、試合終了! 勝者、鈴木悠作!」
判定が下る。
その瞬間、会場の爆笑は割れんばかりの歓声へと変わった。
勝者への称賛と、敗者への生温かい拍手が入り混じる。
「くそおおおおおおお!! 覚えてろよぉぉぉぉ!!」
ジークはズボンを両手で押さえたまま、脱兎のごとく退場ゲートへと走り去っていった。
その背中には、哀愁とクマさんが漂っていた。
彼が再び表舞台に出てくるまでには、相当なリハビリ期間が必要になるだろう。
天井のキャットウォーク。
立ち入り禁止の暗がりで、山口純子はスコープ越しにその光景を見届けていた。
「……あらあら。随分と可愛らしい趣味をお持ちで」
純子は冷ややかに笑い、ライフルの安全装置をかけた。
彼女の計算通りだ。
ジークのプライドを粉砕し、かつ悠作の手を汚さずに勝利させる。
完璧な仕事だった。
「軸足を砕くのは簡単でしたが、それでは悠作さんの『不戦勝』になってしまいますからね。あくまで悠作さんの実力で勝ったように見せかけつつ、相手の心だけを折る……。我ながら良い狙撃でした」
彼女は空薬莢を拾い上げ、ポケットに入れた。
証拠は残さない。
「悠作さんにあんな汚いものを見せるなんて……目が腐ってしまいます。お詫びに、今夜はとびきり美味しいお夜食を作って差し上げないと」
純子は「任務完了♡」と小さくVサインを出し、愛銃『ブラック・ウィドウ』を分解してケースに収めた。
闇に溶けるように撤収を開始する。
誰にも知られることのない、守護天使の完全犯罪だった。
彼女のスマホの「駆除リスト」からは、『雷帝・ジーク』の名前が消され、『処理済み』のスタンプが押されていた。
アリーナは歓声に包まれていた。
「パジャマの英雄」コールが巻き起こっている。
俺は疲労感たっぷりにため息をついた。
「……帰りたい」
もう十分だろ。
これ以上目立ちたくない。
S級昇格は決まったが、これからの面倒事を考えると胃が痛くなる。
俺がそそくさと退場しようとすると、VIP席から女性陣がフェンスを乗り越えて駆け寄ってきた。
「悠作さーん! すごいです! カッコよかったです!」
高橋すずが目を潤ませて飛びついてくる。
「師匠! マジ神! クマさんウケる! 拡散決定!」
山本ゆき子がスマホで連写している。
「……効率的な勝利でした。精神的ダメージによる再起不能を狙うとは、策士ですね。あのベルト切断の技術、物理演算してみたいです」
中村瞳がブツブツと分析を始めている。
山田しずかも腕を組み、「見事な重心崩しだったわ。……やはり貴方は、私の見込んだ男ね」と勘違いしたまま感心している。
伊藤みのりは「あー、胃が痛い……でもこれで文句なしのS級ね。協会の面目も保てたわ」と座り込んでいた。
加藤茜は「あのパンツの柄、グッズ化できるかしら……『雷帝のクマさんボクサー』、売れそうですわね」と不穏なことを呟いている。
「……お前ら、声がでかい」
「いいじゃないですか! お祝いですよ!」
俺が顔をしかめていると、足元で「クゥン」と甘えるような声がした。
見下ろすと、そこにはポチがいた。
首から下げた「応援団長」のタスキが少しずれている。
ポチは俺の足に前足をかけ、つぶらな瞳でじっと見上げてきた。
「ワフゥ……(終わった?)」
上目遣い。
首を少し傾げ、耳をぺたんと伏せている。
そして、チラリと出口の方を見て、また俺を見る。
「ワフッ、ワフン(外、行きたい。歩きたい)」
尻尾をパタパタと振るその仕草は、「ずっと良い子にして座ってたんだから、ご褒美に散歩連れてってよ」と全身で訴えていた。
さっきまでの騒動など我関せず。
ただひたすらに、主人との散歩を求めている。
俺のズボンを、小さな前足でクイクイと引っ張る。
「ねえねえ、行こうよ」と言わんばかりの催促。
普段の暴れん坊将軍とは思えない、計算されたあざとさ。
誰に似たんだか。
「……はぁ。わかったよ」
俺はその可愛さに負け、しゃがんで頭を撫でた。
ふわふわの毛並み。温かい体温。
殺伐とした決闘の後には、この癒やしが必要だ。
「帰りは歩いて帰るか。天気もいいしな」
「ワオンッ!(やった!)」
ポチが嬉しそうに飛び跳ねる。
その質量でアリーナの床にヒビが入り、破片が飛び散ったが、今は気にしないことにしよう。
請求が来たら茜に回せばいい。
「じゃあな、お前ら。俺はポチの散歩があるから先帰るぞ」
俺が歩き出すと、背後から慌てた声が追いかけてくる。
「えっ、待ってくださいよ悠作さん!」
「祝勝会しましょうよ! アタシ、肉買ってく!」
「私のデータ整理も手伝ってください。本日の戦闘データは貴重です」
「今日の打ち上げは、私が奢るわよ! 経費で!」
女性陣が騒ぎ出す。
どうやら、今夜も俺のアパートは定員オーバーになりそうだ。
「……勝手にしろ」
俺はポチを連れて歩き出した。
背中には五右衛門、足元にはフェンリル。
そして背後からは、個性豊かな厄介者たちの追走。
S級になっても、俺の日常は変わらないらしい。
いや、むしろ加速していく予感がする。
まあ、それも悪くないか。
今夜の宴会のメニューを考えながら、俺は会場を後にした。
その夜。
アパート『ひまわり荘』に女性陣が集結し、深夜まで大騒ぎになったことは言うまでもない。
24
あなたにおすすめの小説
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる