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朝鮮半島の呪術2
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で、チームのボスである鈴木次郎こと、アフロ鈴木は何をやってるかっていうと、他のメンバー達に呪法を施していた。
アフロがメンバーの左袖に矢を置き、神具に使う御幣(注四十二)を左から右へと三度打ち払う。
これはアマテラスと八幡大菩薩の力を左袖に集めるためだ。
アフロが被甲護身(ひこうごしん)の印を結びながら
「オン・バサラギニ・ハラジ・ハタヤ・ソワカ」と真言を唱える。
注四十二「御幣(ごへい)は木の串に紙を垂らした道具のことだ。神社の神主がよく振るってるアレだ」
被甲護身は魔法による攻撃や干渉を妨げる呪法で、密教の連中がよく使ってる。
日本の戦国武将達も合戦の前になると、よく被甲護身を唱えていたな。
アマテラスはこの国の主神であり、八幡大菩薩は源氏を筆頭とする武家の守護神であり、軍神でもある(注四十三)。
注四十三「ちなみにアマテラスと八幡大菩薩の誉田別命(ほんだわけのみこと)はどっちも俺の友達だぜ」
次は右袖で、ここにはメンバー個人の氏神を招く。
それから梵天、帝釈天、四天王、北斗七星、九曜星、二十八宿と言った諸神を呼び寄せていき……
正直言ってかなり長くなりそうだから、説明はここでストップするぜ。
アフロ鈴木から被甲護身の加護を受けたメンバー達が、次々にスキンヘッド共に殴り込みをかけていく。
「今日こそ息の根止めてやるぜっ、タイガーヘッドの馬鹿どもがっ」
「それはこっちのセリフだっ、薄汚えマッドブラッズのチョッパリどもめっ」
険悪な雰囲気がその場を包んだ。凶悪な面構えをしたアウトサイダー共が、闇の中で獣の如き咆哮を轟かせた。
その咆哮を合図に戦いの火蓋が切られる。
メンバーが敵対チームの連中にエナジーボルトの集中砲火を浴びせた。
それから召喚プログラムで互いに次々とインプやイーター、餓鬼玉やスライムを湧かせていく。
そして激しい怒号や罵倒を飛び交わせながら、互いに相手の陣地へとなだれ込んでいった。
チーム同士、一歩も引かずに激しい戦闘を繰り広げる。
叩きのめし、へし折り、ぶった斬り、撃ち抜き、燃やす。
まともにエナジーボルトを食らって吹っ飛ぶ者、ナイフで切り裂かれ、銃弾を浴びせられ、血まみれで呻く者、
イーターに右足を食いちぎられる者、実に様々な負傷者が出た。
抗争は苛烈さを増して行き、アウトサイダー達の飛び散った脳漿や肉片が壁や地面を汚した。
辺り一面、血の海だ。俺の足元に誰かの目玉が転がってきた。
そして俺はと言えば、せっせと負傷者の治療に当たっていた。
だってよ、それしかすることねえし。
注四十四「今回のアウトサイダー相手の実戦は二人に経験を積ませるのが目的であって、
俺自体には必要ないんだよな」
それから十五分ほど続いた血で血を洗う小競り合いが、一時中断された。膠着状態だ。
最初は派手だったが、今は互いのチーム同士で睨み合っている。
若干、息切れしてるなこいつらも。まあ、実際はこんなもんだぜ。
むしろ十五分もよく戦い続けられたもんだ。
互いのメンバー達が味方の死者や負傷者を奥へと運び込んでいく。
それで、これからどうすんだ、今夜はこれでもうお開きってとこか?
その時、アフロ鈴木がタイガーヘッドの一団に向かって突き進んでいった。
「南羅(ナムラ)は居るかっ、居るなら出てきて俺と勝負しろっ」
アフロの呼びかけに現れたのは一人の女だった。
人間達の目から見れば、目の覚めるような美女に映るだろうな。
「あら、何かしら」
「オカマ野郎、俺と勝負し……」
アフロがセリフを言い終える前に女が前蹴りを放ってきた。
股間を蹴り上げられる寸前、アフロ鈴木が下段払いで女のキックを食い止める。
「あたしを侮辱するんじゃないよッ、腐れチョッパリの分際でッッ」
どうやらチームのボス同士で話をつける事になりそうだな。
二十一
南羅(ナムラ)は中々の技工者だった。恐らくは舞と同レベルの実力の持ち主ってとこだろうな。
ただし、こっちのほうがより実戦慣れしてるが。
こいつは最下級のデーモンと式神を大量に召喚し、目くらましをするのが得意のようだな。
密集するスズメバチや餓鬼玉に取り囲まれて、アフロも厄介そうだ。
ソウルプラズマで活性化させた生体エネルギーを解放し、アフロがスズメバチや餓鬼玉を掻き消してしまう。
だが、その隙を突いて南羅が<赤の波動>を打ち放った。と、同時に突撃する。
アフロは赤の波動を正拳突き一発で吹き飛ばすと、南羅との肉弾戦に出た。
近接戦闘ではアフロの方が一枚上手だな。
「吹っ飛ばしてやるぜっ、オカマ野郎っ」
アフロが気合を込めたローキックを放つ。
だが、南羅は蹴りをかわすと後方へと飛びずさり、再び無数のデーモンと式神を召喚した。
アフロがメンバーの左袖に矢を置き、神具に使う御幣(注四十二)を左から右へと三度打ち払う。
これはアマテラスと八幡大菩薩の力を左袖に集めるためだ。
アフロが被甲護身(ひこうごしん)の印を結びながら
「オン・バサラギニ・ハラジ・ハタヤ・ソワカ」と真言を唱える。
注四十二「御幣(ごへい)は木の串に紙を垂らした道具のことだ。神社の神主がよく振るってるアレだ」
被甲護身は魔法による攻撃や干渉を妨げる呪法で、密教の連中がよく使ってる。
日本の戦国武将達も合戦の前になると、よく被甲護身を唱えていたな。
アマテラスはこの国の主神であり、八幡大菩薩は源氏を筆頭とする武家の守護神であり、軍神でもある(注四十三)。
注四十三「ちなみにアマテラスと八幡大菩薩の誉田別命(ほんだわけのみこと)はどっちも俺の友達だぜ」
次は右袖で、ここにはメンバー個人の氏神を招く。
それから梵天、帝釈天、四天王、北斗七星、九曜星、二十八宿と言った諸神を呼び寄せていき……
正直言ってかなり長くなりそうだから、説明はここでストップするぜ。
アフロ鈴木から被甲護身の加護を受けたメンバー達が、次々にスキンヘッド共に殴り込みをかけていく。
「今日こそ息の根止めてやるぜっ、タイガーヘッドの馬鹿どもがっ」
「それはこっちのセリフだっ、薄汚えマッドブラッズのチョッパリどもめっ」
険悪な雰囲気がその場を包んだ。凶悪な面構えをしたアウトサイダー共が、闇の中で獣の如き咆哮を轟かせた。
その咆哮を合図に戦いの火蓋が切られる。
メンバーが敵対チームの連中にエナジーボルトの集中砲火を浴びせた。
それから召喚プログラムで互いに次々とインプやイーター、餓鬼玉やスライムを湧かせていく。
そして激しい怒号や罵倒を飛び交わせながら、互いに相手の陣地へとなだれ込んでいった。
チーム同士、一歩も引かずに激しい戦闘を繰り広げる。
叩きのめし、へし折り、ぶった斬り、撃ち抜き、燃やす。
まともにエナジーボルトを食らって吹っ飛ぶ者、ナイフで切り裂かれ、銃弾を浴びせられ、血まみれで呻く者、
イーターに右足を食いちぎられる者、実に様々な負傷者が出た。
抗争は苛烈さを増して行き、アウトサイダー達の飛び散った脳漿や肉片が壁や地面を汚した。
辺り一面、血の海だ。俺の足元に誰かの目玉が転がってきた。
そして俺はと言えば、せっせと負傷者の治療に当たっていた。
だってよ、それしかすることねえし。
注四十四「今回のアウトサイダー相手の実戦は二人に経験を積ませるのが目的であって、
俺自体には必要ないんだよな」
それから十五分ほど続いた血で血を洗う小競り合いが、一時中断された。膠着状態だ。
最初は派手だったが、今は互いのチーム同士で睨み合っている。
若干、息切れしてるなこいつらも。まあ、実際はこんなもんだぜ。
むしろ十五分もよく戦い続けられたもんだ。
互いのメンバー達が味方の死者や負傷者を奥へと運び込んでいく。
それで、これからどうすんだ、今夜はこれでもうお開きってとこか?
その時、アフロ鈴木がタイガーヘッドの一団に向かって突き進んでいった。
「南羅(ナムラ)は居るかっ、居るなら出てきて俺と勝負しろっ」
アフロの呼びかけに現れたのは一人の女だった。
人間達の目から見れば、目の覚めるような美女に映るだろうな。
「あら、何かしら」
「オカマ野郎、俺と勝負し……」
アフロがセリフを言い終える前に女が前蹴りを放ってきた。
股間を蹴り上げられる寸前、アフロ鈴木が下段払いで女のキックを食い止める。
「あたしを侮辱するんじゃないよッ、腐れチョッパリの分際でッッ」
どうやらチームのボス同士で話をつける事になりそうだな。
二十一
南羅(ナムラ)は中々の技工者だった。恐らくは舞と同レベルの実力の持ち主ってとこだろうな。
ただし、こっちのほうがより実戦慣れしてるが。
こいつは最下級のデーモンと式神を大量に召喚し、目くらましをするのが得意のようだな。
密集するスズメバチや餓鬼玉に取り囲まれて、アフロも厄介そうだ。
ソウルプラズマで活性化させた生体エネルギーを解放し、アフロがスズメバチや餓鬼玉を掻き消してしまう。
だが、その隙を突いて南羅が<赤の波動>を打ち放った。と、同時に突撃する。
アフロは赤の波動を正拳突き一発で吹き飛ばすと、南羅との肉弾戦に出た。
近接戦闘ではアフロの方が一枚上手だな。
「吹っ飛ばしてやるぜっ、オカマ野郎っ」
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だが、南羅は蹴りをかわすと後方へと飛びずさり、再び無数のデーモンと式神を召喚した。
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