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第一章 帰宅部
改めてようこそ帰宅部へ
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帰宅部に拉致られた次の週、月曜日の放課後。いつものように帰ろうとして、靴箱があるとこまで行くと、三好がいた。
「やあ、直人君。それとも芋虫変態お兄さん、かな?」
「何であんたがここに、部活はどうしたんです?」
「その言葉そのまま返させてもらうよ。」
「確かに俺はあの時入部届けに名前を書きました。しかし出した覚えはありませんよ。」
「そんなのこっちで済ませてあるよ。金曜日、君入部届け書いたらそのまま机に紙残して帰ったからさ、こっちで受理させたよ。」
何だって!?迂闊だった。まさか強制的に入れされられていたなんて、入部届け出して無いけど担任にもバレてなくてラッキーと思ってたのに。
「それじゃあ、僕と一緒に部室まで来てもらおうか。」
相手は一人俺は靴をもう履いてるし、相手は上履きのまま、全力で走って行けば振りきれる。
「冗談じゃないですよ、先輩。勝手に入れられた部活に行くなんて、俺は御免ですね!」
言い終わると同時に全力ダッシュ。これなら先輩も追い付けまい。このまま校門を出て...
ビリ‼
「...起きなよ直人君。」
三好の声で俺は起きた。麻袋に詰められた状態で。
「やはり副部長の考えは正しかったようだね。君が逃走する事を読んで校門で待ってたんだよ、君土曜日に集合って言ったのに結局来なかったからさ。あ、袋に詰めたのは運びやすさを重視したからなんだ、袋に入ってる方が運びやすいし、周囲からの目も少しは誤魔化せるからね。」
連れてこられたのはまたも旧部室棟だった。独特の古い感じはここ以外多分だせないだろう。三好は部屋の中央にある長机に座っていて横には狭山、アカリちゃんもいた。
「ならもう出して下さいよ。」
「ごめんよ。それは出来ない相談なんだ、なにせ部長からの命令でさ。」
「なら部長を出して下さい結局あの時も居ませんでしたし。」
「それが今日も来てないんだよね。」
部長が一番部活に来ないってそれでいいのか、そしてどうしてそんな部長に従ってんだよ。
「今日は君にこの部活の活動内容について説明しなきゃならないんだ。」
「はぁ。」
ため息っぽく相づちをうってみたが、気にしてないらしい。
「まずメンバー紹介。まず、金曜日も会ったけど、三年の狭山副部長。」
「狭山御影よ。あんたをこの部に入れるのは癪だけど、入れなかったら廃部だから入れてるのよ。そういうとこ忘れないでよね。」
と狭山副部長から少し辛辣な一言。
そろそろ誤解解けないかな。
「次はアカリちゃんだね。」
「岸辺灯(きしべあかり)、お菓子が好き。部長はもっと好き。」
ちょいちょい思うがここの部員はみんな部長を慕ってるよね。会ったことないけど、さっきの三好にしろ、アカリちゃんにしろ。どんな人なんだろ。ってか、何で小学生が居るんだっけ?普通に居るから普通だと思ってたよ。
そんな素朴な疑問を尋ねてみた。
「何でアカリちゃんみたいな小学生がここにいるんです?」
「あんたごときがアカリちゃんみたいなですって!?舐めてんじゃないわよ!」
どうして怒る!?どこに沸点があるというんだ。怒ったのは副部長、マジちょっとヒステリックなとこがあるよこの人。
「まあまあ、それくらいで副部長。その理由は僕から説明するよ、アカリちゃんと僕らはある日運命的に出会ったんだ。後で言うけど僕らはその日帰宅部の活動中だった。いつものように歩いていたら、アカリちゃんが寄ってきて僕らに聞いたんだ、どうしてあなたたちは中宮高校の生徒なのに毎日ここをうろついてるんですか?って、勿論僕らは帰宅部だからだよ。って答えた、そしたら帰宅部って何?、そしたら部長がこの子には帰宅部の才能がある。って言って、連れてきたって訳さ。それからはここで楽しくやってるよ。」
「みよし、ポテチあけて。」
「いいよー。」
うーん、大体話は分かったがここの部長がどうして帰宅部の才能があるって言ったのかが分からないな、帰宅部の才能って何だよ。
「さて次は僕、三好晋也。」
つづく
「やあ、直人君。それとも芋虫変態お兄さん、かな?」
「何であんたがここに、部活はどうしたんです?」
「その言葉そのまま返させてもらうよ。」
「確かに俺はあの時入部届けに名前を書きました。しかし出した覚えはありませんよ。」
「そんなのこっちで済ませてあるよ。金曜日、君入部届け書いたらそのまま机に紙残して帰ったからさ、こっちで受理させたよ。」
何だって!?迂闊だった。まさか強制的に入れされられていたなんて、入部届け出して無いけど担任にもバレてなくてラッキーと思ってたのに。
「それじゃあ、僕と一緒に部室まで来てもらおうか。」
相手は一人俺は靴をもう履いてるし、相手は上履きのまま、全力で走って行けば振りきれる。
「冗談じゃないですよ、先輩。勝手に入れられた部活に行くなんて、俺は御免ですね!」
言い終わると同時に全力ダッシュ。これなら先輩も追い付けまい。このまま校門を出て...
ビリ‼
「...起きなよ直人君。」
三好の声で俺は起きた。麻袋に詰められた状態で。
「やはり副部長の考えは正しかったようだね。君が逃走する事を読んで校門で待ってたんだよ、君土曜日に集合って言ったのに結局来なかったからさ。あ、袋に詰めたのは運びやすさを重視したからなんだ、袋に入ってる方が運びやすいし、周囲からの目も少しは誤魔化せるからね。」
連れてこられたのはまたも旧部室棟だった。独特の古い感じはここ以外多分だせないだろう。三好は部屋の中央にある長机に座っていて横には狭山、アカリちゃんもいた。
「ならもう出して下さいよ。」
「ごめんよ。それは出来ない相談なんだ、なにせ部長からの命令でさ。」
「なら部長を出して下さい結局あの時も居ませんでしたし。」
「それが今日も来てないんだよね。」
部長が一番部活に来ないってそれでいいのか、そしてどうしてそんな部長に従ってんだよ。
「今日は君にこの部活の活動内容について説明しなきゃならないんだ。」
「はぁ。」
ため息っぽく相づちをうってみたが、気にしてないらしい。
「まずメンバー紹介。まず、金曜日も会ったけど、三年の狭山副部長。」
「狭山御影よ。あんたをこの部に入れるのは癪だけど、入れなかったら廃部だから入れてるのよ。そういうとこ忘れないでよね。」
と狭山副部長から少し辛辣な一言。
そろそろ誤解解けないかな。
「次はアカリちゃんだね。」
「岸辺灯(きしべあかり)、お菓子が好き。部長はもっと好き。」
ちょいちょい思うがここの部員はみんな部長を慕ってるよね。会ったことないけど、さっきの三好にしろ、アカリちゃんにしろ。どんな人なんだろ。ってか、何で小学生が居るんだっけ?普通に居るから普通だと思ってたよ。
そんな素朴な疑問を尋ねてみた。
「何でアカリちゃんみたいな小学生がここにいるんです?」
「あんたごときがアカリちゃんみたいなですって!?舐めてんじゃないわよ!」
どうして怒る!?どこに沸点があるというんだ。怒ったのは副部長、マジちょっとヒステリックなとこがあるよこの人。
「まあまあ、それくらいで副部長。その理由は僕から説明するよ、アカリちゃんと僕らはある日運命的に出会ったんだ。後で言うけど僕らはその日帰宅部の活動中だった。いつものように歩いていたら、アカリちゃんが寄ってきて僕らに聞いたんだ、どうしてあなたたちは中宮高校の生徒なのに毎日ここをうろついてるんですか?って、勿論僕らは帰宅部だからだよ。って答えた、そしたら帰宅部って何?、そしたら部長がこの子には帰宅部の才能がある。って言って、連れてきたって訳さ。それからはここで楽しくやってるよ。」
「みよし、ポテチあけて。」
「いいよー。」
うーん、大体話は分かったがここの部長がどうして帰宅部の才能があるって言ったのかが分からないな、帰宅部の才能って何だよ。
「さて次は僕、三好晋也。」
つづく
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