帰宅部ですか。帰宅部ですよ。

安眠マクラ

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第一章 帰宅部

帰宅部部員紹介そのに

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「僕は最初に名乗ったけど、三好晋也、二年生だ。唐揚げが好きだよ。」

 いらない情報をありがとう。昔から思うけど自己紹介で好きなもの言ってどうするんだろう。好きな食べ物とか、こっそり作って欲しいなーっていうアピールなのか、違うと思うが。

「二年生は僕以外に後一人いるんだけど、今は来てなくてね。後で紹介するよ。さて、これで一応部員の紹介は終わったね。それじゃあこの部活の活動内容について説明するよ、この部活は帰宅部という名前の通り帰宅する部活だよ。ただ一つ問題があってね、この学校絶対部活に入部しなきゃならない校則があるでしょ、それが問題なんだ。その校則は私立高校であるうちがスポーツで名前を売るために出来たんだけど、そうなると競技系の部活に強制参加って事になるから生徒の自主性とかを高めるためにって付け足されたんだよ。確かに、競技系の部活以外の物は少ない。最近だと科学部なんかの文科系部活も他校と問題をどちらが早く解けるかみたいな事で競うようになった。だから学校は必然的に競技系の部活が多くなると思って校則を作ったんだ。そこに帰宅部勢の余地が無いのに。そして僕らこそ、その帰宅部勢のために作られた部活、帰宅部だ。さっき強制参加の校則が問題と言ったのは、この校則には学校にある部活は全て一週間に一度は必ず実のある活動をする事。というのが続いてあるからなんだ。この校則が有る限り僕らは絶対に真の帰宅部を作ることは出来ない。だからその定められた一日を使って毎週どうやって校則の間を抜くか皆で話し合っているんだよ。」

 真面目そうに聞こえる、よね?ここまで話が長いと壮大なストーリーに。聞こえるだけだが実際。家に帰りたいけど帰れないから帰るための部活を作りました。ってことだよ、いいのかよそれで。 

「君のことはこの週末で調べた。君、一度も部活入ったことないんでしょ、帰宅部にピッタリじゃないか。」

 それを言われるとそうかも知れない。ただこんな部活に入るんだったらまともに部活やった方が楽しいと思う。

「確かに俺は今まで部活に入ったことありませんよ。でも俺は高校くらいはまともに入ってもいいかなって...」
「つべこべ言わず入りなさい‼」
「はいっ!」
 
 コエー、いきなり副部長にスタンガンを突きつけられた。...あれだったのか、俺を毎度毎度気絶させたのは、出力高過ぎだろ。電気が目に見えるほどの威力て結構あるんだぞ。
 その後、スタンガンで返事を強制された俺は校則を解かれたが、ちゃんと部活に参加しないとスタンガンて殺される事になった。




 
「それで、今度はどこへ連れていこうとしてるんです?」
「着いてからのお楽しみかな。」
 帰宅部生活が始まるかと思ったらまだやることがあるらしい。
               つづく
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