魔獣戦役

ame-ba

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3話 生き残る為に

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「んん。。。ここはどこだ?」


暗闇の中であたりを見渡す。

(確か、ムカデから逃げて階段の裏の部屋に逃げ込んだんだったか?)

そんなことを思い出していると、部屋の隅でモゾモゾと動く影を
見つける。

「んん?眠い。。。」

(確か、助けた女だったか?)

神夜がそんなことを思っていると、

「あ、起きたんだ」

女がそんなふうに聞いてくる。

「ああ、君のおかげでロッカーから逃げ出すはめになったがね」

「あんたが隠れてるのが悪いんでしょ~」

そんな風に言い合っているが、ふたりとも疲れてそれどころではなかった。

「は~、言い合っても疲れるだけだ。
 それに、体力を無駄に使いたくない」

「そうね。今は体力を温存しないと。。。」

二人の意見が一致する。

「お前、名前は?」

神夜がふと聞く。

「。。。私は、七瀬。七瀬 神海よ。
あなたの名前は?」

「俺は、神夜。神夜 光輝だ。よろしく」

光輝の挨拶で会話が終わる。

お違いが名乗ったことでしばらく沈黙が続く。

しかし、七瀬のお腹の音で沈黙は破られる。

「。。。。。」

「。。。。。なんだ、腹減ったのか?」


そう神夜が問うと、顔を赤くしながら、

「そ、そうよ。2日何も食べてないから。。。」

神夜は立ち上がりながら、

「そうか、なら食料の調達に行くか」

外に出る為、扉に手をかける。

「外にムカデいないよね。。。」

七瀬はムカデに追われていたせいで怯えているようだった。

「外に行かなければ食べ物なんてないからな。
 なんなら化け物どもでも食べるか?」

「嫌よ!あんなの食べたくない!」

信じられないといったような表情で拒絶する七瀬。

そんな七瀬を無視して扉から外にでる神夜。

その後ろをゆっくりと出てくる七瀬。

「。。。どこにも気配がない。。。」

神夜があたりを見渡しながらそう嘆く。

「これからどおすんの?」

「。。。お前家族は?」

「。。。いるけど、この状況じゃ生きてるかわかんないな。。。」

そう嘆く七瀬の表情は諦めているようだった。

「俺には家族はいないし、生きるために戦うまでだ」

俯いたままの七瀬に向かって、

「お前の家族も探してやる。
 だから、諦めんな!
 。。。じゃなきゃ一緒にいる俺の気が減いるわ」

そう言うと歩き出す神夜。

その後ろをとことこと付いてくる七瀬。

しかし、二人の間には会話はなかった。

そんなこんなで外に出た二人。

霧で視界がは悪いが長年通った学校である。

土地勘を頼りに歩きだす。

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