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1 異世界からの無能救世主
第2話 馬鹿と魔法と魔女 前編
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ガラガラガラ
救世主様 王都はもう少しです。
声をかけられて起きると馬車の中にいた。
馬の走る音が馬車の中では、通な音を奏で 今自分が異世界してる感覚を 高めてくれる… だが
ここまで嬉しい 経験をさてもらっているのだが 馬車の中は貴族の物とすぐにわかる。 だが何故だろうか? 自分は王様に会いに行くのにほぼ無理あり おまけに縄で僕の手を縛る始末だ。 護衛のはずの兵隊さん達が僕に殺気まで飛ばしてくる。
コイツらがこの様子なら、 王はさぞかしやばいのであろう。
なんとかせねば… 流石に 流され過ぎた。
6時間前…
救世主様万歳!
救世主様が我々を お救いくださる!!!
正直いって…流石にここは言い出しにくい…
イヤ、無理だろ普通 すっごく喜んでる この後 人たちの前で。
“僕は救世主ではありません!” なんてそんなの酷だ それなりにこの人達は 勘違いをしているとしても、僕を英雄の類と見ている。 要は希望そのもの。
そしてそれを僕の言葉が断ち切って 絶望を与えてしまう… ここは最悪の状況だ。
ふと、人混みから無理矢理道を開けて 僕に近ずいて来た。
私は王都の親衛隊 鉄鎖騎士団副団長の レオ=アッシュフォルバローナ だ!
王の命により王都に来てもらいます。
え? は?王様?? ヤバイ ヤバイ ヤバイって、 流石に王様となるとこっちの要望無視して来そう。
ふざけるな!
町の者達が激怒し始めた。
貴様ら王都には 騎士団が12隊存在するだろう! 我々は救世主様の守り無くして生き残れないのだ! それを王都に連れて行くだと!!!
途端気品が高い騎士様が 荒々しく剣を抜いた…
正直一瞬麻痺をしてしまった。 気がついたら さっきの町人は 苦しみながら 肩を押さえていた。
当然周りの人達も 黙り込んでしまった。
うるさいよ、野良犬ども。 魔王軍に潰されなくとも 黙まらないで従ってねぇと 私の鉄鎖騎士団でここを 綺麗サッパリ無くしてやるっつうの。
最悪だ、脅迫、 そして今ので人々は 何も出来なくなった。
そのまま僕の手を掴んできた。
『待ってください、まだ行くって言ってないです。』
突然腹部に痛みを感じた、反射的に口からいろいろな液を吐いてしまった。
君には選択権はないのだよ。 黙ってついてこい。
そう言いながら 僕の腕を後ろに組んで 縄で縛り始めた。
コイツを連行しろ とほかの兵隊の指示を出して 僕を馬車に放り投げた。
何とかして 座って見た ヤバイ これはヤバイ なんてふかふかの椅子なのだろう これは、仕事の疲れ 生き残りをかけたスライムからの生存 全ての疲れが今 僕を終わりのない 眠りへと誘うぅ。
そのまま 横たわって寝てしまった…
で今の状況か、思い出してみるとヤバイな、馬車の外に顔を出してみると あの町とは比べものにならないくらい 大きい。
大きな城壁から頭を出しているのは 天にも届きそうな塔と町の中心に王城と思われる城、うん、大きい。
ヤバイ、 なんか気持ち悪くなってきた。
どうした? まさか救世主様 乗り物酔いか? なっさけねーな ははははははは!
いきなり護衛が声をかけてきた…
『ちげぇよ 勘違いが大きくなりすぎて 手に負えなくなってきたから 怖くなってきたんだよ、バーカ』
なんて言ったら流石に腕の一本じゃ済まないと思う… ここはダンマリとしとこう。 30分も経たないうちに城についた、なんか逮捕された気分。 罪人を刑務所に連行している感じになってる 確かにそれ相応の罪を犯してる けど流石に理不尽だ、僕が好きこのんでこの状況に入ったわけでわなくて…。
王の間に連行されて 玉座にふんぞり返って座ってる 王様が僕を睨みつける。
さて…ここからが勝負どころだ、何とか王様と話して僕の目的を果たす…。
して、貴公が噂の召喚された救世主とやらか… いかにもマヌケな顔つきをしておるな。 そしてなんだその下種な格好は? 儂を馬鹿にしておるのか?
周りの騎士がクスクス笑ってる、いつも通り無視しよう。
『申し訳ございません王よ、いささか強引にこちらに連れて来られまして、準備もしたくも着替える間も無く。 このお恥ずかしいお姿で 王の前に立たされるとは…』
どうだ!? 伊達にファンタジーゲームしてないんだよ!
途端 周りの者どもが笑い始めた、一体何がそこまでおかしいのか見当がつかない。
ここまでくると 道化よりマシなものよな? 貴様、救世主なんて似合わない事をしていないで。 この儂を楽しませる道化にならぬか?
絶対馬鹿にされている、というか いい加減この縄解いて!
『王よ…大変申し上げにくいのですが… 私 別に救世主でもなんでもないです。
ただの村人なのです。』
途端 今度は静かになった。
王様は玉座から立ち上がり僕の方へと歩いて来た、そして…
ドカ!
いきなりの顔面へのマジ蹴り。
儂を馬鹿にするのもいい加減にせい!
救世主ではないだと? そんな事どうでも良い!! 儂が知りたいのは 貴様が何故そう呼ばれておるかだ! 強いのであろう!? ならば観せろ! その強さ!
そう言いながら何度も僕の腹を蹴り続ける。 咳き込みながらも必死に説明しようとする僕の声を無視して 蹴り続けるこの理不尽さに正直 恐れ始めた、 この王はイかれてる… 30回ぐらい蹴られてやっと終わった。
口からはヨダレと血が混じって変な味がする、肋でも折ったのかな? すっごく気持ち悪い。
誰か! この下種を外に放り出せ! こんなクズ見ていると吐き気がしてくるわ!
他の騎士達が僕を担いで 王の間から連れ去っていった。
おかしい 全てがおかしい、なんで僕がこんな目に? 幸い縄は解かれていた、
ヤバイ、そう言えば何も食べてないしちゃんと休んでもいない、 おまけに今路地裏に捨てられた。 今襲われたら何もできない。
そういえば 持ち物を確認してなかった。
スマホ 財布 以上だ… いや待て 胸ポケットには…ライターとタバコか なんか使えるものは そうだ スマホを売れば大きな金になるだろう そうだ そうしよう、 そう思い立ち上がると
アン!? なんだ何ダァ テメェ 変 ナ 格好だなぁ?
まさかのチンピラ遭遇イベント…最悪だ それより、何だコイツ どんな話し方だよ…。
オラオラァ シラねぇけど 身包み全部剥がさせてもらうゼ?
そう言いながらポケットからナイフを取り出す。
幸いどう見ても三下だ、警戒のためこっちも構える。
抵抗 死ねぇなら 急所は ハズしてやるヨォ!
やっぱり 馬鹿の一つ覚えみたいに ナイフで刺しにかかってきた、 僕はそのまま手で雑魚 の ナイフを持った左手を押して体を左へとかわす、 簡単な動きだから流石の僕にもできた。 そして今突き出された顔が僕の肘打ちが襲う 結構鈍い音がしたが 大丈夫であろう。
チンピラがこのまま今ので 引き下がってくれるとは 思わない、 かっこよく返り討ちにしてやったが 王様に蹴られた箇所が 痛み始めた。
身を抱え腰を下ろしてしまった。
やってくれたなァ アン!? 俺様を怒らせたんだ、 楽には 死なせねぇゼ!
そう言いながら 手を前に突き出した、 深呼吸をして 唱え始めた。
世界に存在する火の源 我が敵を撃ち滅ぼせ! 火玉!!!
ヤバイ、 チンピラの手から 魔法陣が生成され そこから 僕の顔の大きさくらいの 火の玉を飛ばしてきた。
防ぎようが無い。
恐る恐る腕を使ってガードしようとする。
バシ!
変な効果音が僕の方に来てた熱を消してくれた、
貴様ら人間どもの戯れを邪魔する気は無いがな、貴重な魔七をそんな事のために使うな、ゲスが!
う、うわー テメーは も、森の魔女!
そう言ったチンピラからは 慌てて逃げる足音が聞こえた。
多分安全だと思うので目を開けてみると、 そこに立っていたのは 凛とした立ち姿の金髪の女性…いや待て あの耳って…
To be continue...
救世主様 王都はもう少しです。
声をかけられて起きると馬車の中にいた。
馬の走る音が馬車の中では、通な音を奏で 今自分が異世界してる感覚を 高めてくれる… だが
ここまで嬉しい 経験をさてもらっているのだが 馬車の中は貴族の物とすぐにわかる。 だが何故だろうか? 自分は王様に会いに行くのにほぼ無理あり おまけに縄で僕の手を縛る始末だ。 護衛のはずの兵隊さん達が僕に殺気まで飛ばしてくる。
コイツらがこの様子なら、 王はさぞかしやばいのであろう。
なんとかせねば… 流石に 流され過ぎた。
6時間前…
救世主様万歳!
救世主様が我々を お救いくださる!!!
正直いって…流石にここは言い出しにくい…
イヤ、無理だろ普通 すっごく喜んでる この後 人たちの前で。
“僕は救世主ではありません!” なんてそんなの酷だ それなりにこの人達は 勘違いをしているとしても、僕を英雄の類と見ている。 要は希望そのもの。
そしてそれを僕の言葉が断ち切って 絶望を与えてしまう… ここは最悪の状況だ。
ふと、人混みから無理矢理道を開けて 僕に近ずいて来た。
私は王都の親衛隊 鉄鎖騎士団副団長の レオ=アッシュフォルバローナ だ!
王の命により王都に来てもらいます。
え? は?王様?? ヤバイ ヤバイ ヤバイって、 流石に王様となるとこっちの要望無視して来そう。
ふざけるな!
町の者達が激怒し始めた。
貴様ら王都には 騎士団が12隊存在するだろう! 我々は救世主様の守り無くして生き残れないのだ! それを王都に連れて行くだと!!!
途端気品が高い騎士様が 荒々しく剣を抜いた…
正直一瞬麻痺をしてしまった。 気がついたら さっきの町人は 苦しみながら 肩を押さえていた。
当然周りの人達も 黙り込んでしまった。
うるさいよ、野良犬ども。 魔王軍に潰されなくとも 黙まらないで従ってねぇと 私の鉄鎖騎士団でここを 綺麗サッパリ無くしてやるっつうの。
最悪だ、脅迫、 そして今ので人々は 何も出来なくなった。
そのまま僕の手を掴んできた。
『待ってください、まだ行くって言ってないです。』
突然腹部に痛みを感じた、反射的に口からいろいろな液を吐いてしまった。
君には選択権はないのだよ。 黙ってついてこい。
そう言いながら 僕の腕を後ろに組んで 縄で縛り始めた。
コイツを連行しろ とほかの兵隊の指示を出して 僕を馬車に放り投げた。
何とかして 座って見た ヤバイ これはヤバイ なんてふかふかの椅子なのだろう これは、仕事の疲れ 生き残りをかけたスライムからの生存 全ての疲れが今 僕を終わりのない 眠りへと誘うぅ。
そのまま 横たわって寝てしまった…
で今の状況か、思い出してみるとヤバイな、馬車の外に顔を出してみると あの町とは比べものにならないくらい 大きい。
大きな城壁から頭を出しているのは 天にも届きそうな塔と町の中心に王城と思われる城、うん、大きい。
ヤバイ、 なんか気持ち悪くなってきた。
どうした? まさか救世主様 乗り物酔いか? なっさけねーな ははははははは!
いきなり護衛が声をかけてきた…
『ちげぇよ 勘違いが大きくなりすぎて 手に負えなくなってきたから 怖くなってきたんだよ、バーカ』
なんて言ったら流石に腕の一本じゃ済まないと思う… ここはダンマリとしとこう。 30分も経たないうちに城についた、なんか逮捕された気分。 罪人を刑務所に連行している感じになってる 確かにそれ相応の罪を犯してる けど流石に理不尽だ、僕が好きこのんでこの状況に入ったわけでわなくて…。
王の間に連行されて 玉座にふんぞり返って座ってる 王様が僕を睨みつける。
さて…ここからが勝負どころだ、何とか王様と話して僕の目的を果たす…。
して、貴公が噂の召喚された救世主とやらか… いかにもマヌケな顔つきをしておるな。 そしてなんだその下種な格好は? 儂を馬鹿にしておるのか?
周りの騎士がクスクス笑ってる、いつも通り無視しよう。
『申し訳ございません王よ、いささか強引にこちらに連れて来られまして、準備もしたくも着替える間も無く。 このお恥ずかしいお姿で 王の前に立たされるとは…』
どうだ!? 伊達にファンタジーゲームしてないんだよ!
途端 周りの者どもが笑い始めた、一体何がそこまでおかしいのか見当がつかない。
ここまでくると 道化よりマシなものよな? 貴様、救世主なんて似合わない事をしていないで。 この儂を楽しませる道化にならぬか?
絶対馬鹿にされている、というか いい加減この縄解いて!
『王よ…大変申し上げにくいのですが… 私 別に救世主でもなんでもないです。
ただの村人なのです。』
途端 今度は静かになった。
王様は玉座から立ち上がり僕の方へと歩いて来た、そして…
ドカ!
いきなりの顔面へのマジ蹴り。
儂を馬鹿にするのもいい加減にせい!
救世主ではないだと? そんな事どうでも良い!! 儂が知りたいのは 貴様が何故そう呼ばれておるかだ! 強いのであろう!? ならば観せろ! その強さ!
そう言いながら何度も僕の腹を蹴り続ける。 咳き込みながらも必死に説明しようとする僕の声を無視して 蹴り続けるこの理不尽さに正直 恐れ始めた、 この王はイかれてる… 30回ぐらい蹴られてやっと終わった。
口からはヨダレと血が混じって変な味がする、肋でも折ったのかな? すっごく気持ち悪い。
誰か! この下種を外に放り出せ! こんなクズ見ていると吐き気がしてくるわ!
他の騎士達が僕を担いで 王の間から連れ去っていった。
おかしい 全てがおかしい、なんで僕がこんな目に? 幸い縄は解かれていた、
ヤバイ、そう言えば何も食べてないしちゃんと休んでもいない、 おまけに今路地裏に捨てられた。 今襲われたら何もできない。
そういえば 持ち物を確認してなかった。
スマホ 財布 以上だ… いや待て 胸ポケットには…ライターとタバコか なんか使えるものは そうだ スマホを売れば大きな金になるだろう そうだ そうしよう、 そう思い立ち上がると
アン!? なんだ何ダァ テメェ 変 ナ 格好だなぁ?
まさかのチンピラ遭遇イベント…最悪だ それより、何だコイツ どんな話し方だよ…。
オラオラァ シラねぇけど 身包み全部剥がさせてもらうゼ?
そう言いながらポケットからナイフを取り出す。
幸いどう見ても三下だ、警戒のためこっちも構える。
抵抗 死ねぇなら 急所は ハズしてやるヨォ!
やっぱり 馬鹿の一つ覚えみたいに ナイフで刺しにかかってきた、 僕はそのまま手で雑魚 の ナイフを持った左手を押して体を左へとかわす、 簡単な動きだから流石の僕にもできた。 そして今突き出された顔が僕の肘打ちが襲う 結構鈍い音がしたが 大丈夫であろう。
チンピラがこのまま今ので 引き下がってくれるとは 思わない、 かっこよく返り討ちにしてやったが 王様に蹴られた箇所が 痛み始めた。
身を抱え腰を下ろしてしまった。
やってくれたなァ アン!? 俺様を怒らせたんだ、 楽には 死なせねぇゼ!
そう言いながら 手を前に突き出した、 深呼吸をして 唱え始めた。
世界に存在する火の源 我が敵を撃ち滅ぼせ! 火玉!!!
ヤバイ、 チンピラの手から 魔法陣が生成され そこから 僕の顔の大きさくらいの 火の玉を飛ばしてきた。
防ぎようが無い。
恐る恐る腕を使ってガードしようとする。
バシ!
変な効果音が僕の方に来てた熱を消してくれた、
貴様ら人間どもの戯れを邪魔する気は無いがな、貴重な魔七をそんな事のために使うな、ゲスが!
う、うわー テメーは も、森の魔女!
そう言ったチンピラからは 慌てて逃げる足音が聞こえた。
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