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遠征試験
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第16話 遠征試験
ーーー
「本来…王立魔導学園では…3年間魔法について学びます。」
「これを…5日間に短縮致しました。』
「明日の早朝…同学年の皆様と遠征試験に向かいます。」
「本日から…このお部屋でお休みください…」
一通り…学園内を案内してもらい…自分達の部屋に通される…
かなりの広さがあり…豪華に装飾されている部屋を見て…
私は内心…戸惑いながらも…
今まで起こった出来事を「古い本」に書き留める…
書き残している間に眠りにつき…翌朝を迎えていた。
ーーー
遠征試験は、魔導学園が保有する。
敷地内で行われる…
そこに向かう道中は、馬車で向かう様だ。
カルドラ『教師のカルドラだ。』
カルドラ『今から…この馬車で試験場に向かう…』
馬車に乗り込み…試験場へと向かって行く…
しばらく馬車に揺られながら…
目的地である試験場に辿り着いた。
馬車を降りると…その場で、カルドラさんから遠征試験についての簡単な説明を聞く…
カルドラ『此処は、魔導学園が開かれて以来より…訓練地として使われていた場所だ。』
カルドラ『この試験の主な内容は、「魔力属性」の強弱と「魔法技術」を見定めることだ。』
カルドラ『この試験の数日後に行う…「適正試験」では…「魔法適正」を審査する。』
ーーー
魔法適正とは…「五つの魔法術」である…
「応用術」「回復術」「紋章術」
「結界術」「召喚術」の内…
受験者が最も適したものを見定めることを言う…
ーーー
カルドラ『特例2名を除いて…此処にいる者なら理解しているはずだ。』
「2学年からは…本格的な遠征試験がこの場所で行われる…」
「君達1学年は…自身の得意分野を理解して磨いていく必要がある…」
「今回の試験は、それを見定めることが目標だ。」
カルドラ『では…遠征試験を開始する。』
「実は…他に3人…特別講師を招いた。」
「君達は、彼らの指示に従うこと…」
ザワザワ…
ーーー
ガラララッ…
レクサム『それで…どんな奴だった?』
「他の魔導学園では、散々な評価を下す連中も少なく無いと聞くが…」
ニイ『心配要りませんよ…教師のカルドラさんについては…』
「過去に話をしたことがありますので…」
「私の記憶では…」
「少し変わっていましたね…」
ガラララ…
ゴトッ…
ゼイル『要は…変わり者ってことか?』
ニイ『真っ直ぐ私の顔を見て…しっかり話を聞きます。』
「それは良いのですが…どこか不思議な雰囲気がありました。」
ーーー
カルドラ『彼らを「特別講師」として招いたのは…試験中の護衛と…』
「私に代わり…1学年30名の腕前を見て貰いたいと思い…此処に招いた。」
ゼイル『ああ…なるほど…』
カルドラ『現在…人手不足が深刻化していてね…』
「私1人では…とても全員を見ることは難しい…」
コソッ…
ゼイル『なんで…この仕事を引き受けることになったんだ?』
レクサム『旅の資金稼ぎに決まってるだろ…』
「貴族の虫どもを適当に守って…適当に指導すれば…」
「魔導学園から適度な報酬が貰える流れだ。」
レクサム『な?簡単な仕事だろ?』
ゼイル『どうりで…』
ーーー
カルドラ『国立公認魔法師…直々の審査を受けられる…』
ザワザワ…
「国立公認魔法師…」
「噂でしか聞いたことがない…本当に実在したのか…」
ニイ『なるほど…依頼とあらば…引き受けるしかありませんね…』
カルドラ『彼女こそが…国立公認魔法師だ。』
ペコッ…
ニイ『では…「魔力属性」の強弱の方を…』
ガヤガヤ…
「僕が先だ!」
「公爵家の跡取りである…この僕こそが相応しい!」
「いや…俺だな…西部の騎士団長を父に持つ…俺こそ…相応しい…」
「見たところ…貴族家のご令嬢とお見受けする。」
レクサム(姉貴がご令嬢か…)
レクサム『さあ…お前ら…俺も見てやるよ…』
「公認魔法師殿にご指導を受けるのは僕だ!」
「俺こそ相応しい!」
レクサム(全然…相手にされない…)
ゼイル(日頃の行いだな…)
ーーー
カルドラ『此処は彼女らに任せて…2人はこちらへ…』
カルドラさんの、後を追う…
しばらく歩みを進めると、岩の空洞があり…入ると涼やかな風が吹く…
空洞を抜けると、其処には花畑が広がっていた。
カルドラ(「魔力感知」が上手く機能しない…やはり…離れたのは正解だったか…2人に絞れた。)
カルドラ『では…』
カルドラ『特別入門者…お2人の遠征試験を始めようか…』
「先ずは…シェルピーさんから…」
カルドラ『なるほど…シェルピーさんからは「炎」「水」「風」「雷」「土」の「基本属性」が確認できる…』
カルドラ『「魔力感知」は…この様に、魔力を感じ取り場所を特定するだけで無く…こうやって対象の持つ「魔力属性」を特定することもできる。』
カルドラ『他にも1つ…シェルピーさんからは微かに感じ取れる「魔力属性」が宿っている様だ。希少属性の「光」だね…』
カルドラ『これは…シェルピーさんに宿っている…「魔力属性」の内…』
カルドラ『5つの「基本属性」が、反応を強く持っている一方で…「希少属性」の「光」のみが、反応を弱く持っていると言い表せる…』
カルドラ『「魔力属性」は本来…3つの特徴を持っている…』
カルドラ『1つ目は「魔力属性」の反応が強い性質…2つ目は「魔力属性」の反応が弱い性質…そして…最後の3つ目は「魔力属性」の強弱が一切ない性質…この3つに分けられる。』
カルドラ『この区別を一言で表すなら…「得意」と「不得意」と「器用」だな…』
カルドラ『これらは磨けば磨くほど…どの「魔力属性」もいずれ扱い慣れる…』
カルドラ『あと…「魔力属性」の反応がすべて弱いなら「不器用」と呼ばれているらしい…まず滅多に無いが…』
ーーー
魔力属性の特徴
魔力属性の反応が強い「得意」
魔力属性の反応が弱い「不得意」
魔力属性の強弱が一切ない「器用」
魔力属性の反応がすべて弱い「不器用」
ーーー
シェルピー『7つの「魔力属性」を扱える。お祖父様とよく似ていましたね…』
カルドラ『本来…「魔力属性」は、性格や血筋も関係するからね…』
カルドラ(7つの「魔力属性」か…現代でもほとんど確認されていない…逸材…)
「お次はパメラさん…」
そして、私の番がやって来た。
「う~ん…」
カルドラ『パメラさんの「魔力属性」は、此処では上手く言い表せない…別のなにかですね…』
パメラ『…』
カルドラ『と言うより...今までに見たことも聞いたことも無い「魔力属性」をお持ちの様です。』
カルドラ(こんなことは初めてだ。異例中の異例…)
「以上で試験は終わりです。では…戻るとしょう…」
再び…来た道を戻ると…レクサムが呆れた顔で出迎えてくれた。
「でっ…どうだった?」
カルドラ『シェルピーさんは…まず問題ないだろう…』
カルドラ『微かに見え隠れしている…「希少属性」を引き出すだけだ。』
カルドラ『だが…パメラさんからは…不思議な「魔力属性」が確認できた。』
カルドラ『「魔力感知」が上手く機能しないのは…不可思議だが…場所の特定を除けば…「魔力属性」の特定は可能だ。』
レクサム(やはり…何かおかしい…姉貴もゼイルも…俺も…「魔力感知」が全く機能してない…)
ーーー
カルドラ『まあ…言い換えると「ダダ漏れ」だったが…』
レクサム『だろうな...』
レクサム『よく…「魔力切れ」しないよな…』
「!?」
レクサム『そうか!膨大な「魔力質量」!』
カルドラ『常にダダ漏れとは言え…寝ている場合を差し引いても…決して減らない…膨大な「魔力質量」…』
レクサム『どうりで…おかしいと思った。こいつと旅をしてから…ずっとだからな…』
レクサム『ただ…「魔力感知」をダダ漏れだけで機能しなくさせる「魔力質量」…』
レクサム(この戦法は、こいつだけにしか出来ないな…)
レクサム『だが…問題は…』
カルドラ『ああ…』
レクサム『お前…今まで「魔力操作」が出来てなかったのか?一体…何者で?何処から来た?だな…』
「カルドラさん…こいつ大物ですわ…」
ガシッ!
何やら…意気投合し始めた。
カルドラ『ところで…他の皆さんは、どうでしたか?』
レクサム『ああ…それなんだが...』
ニイ『このまま…ご自身の強みを引き出してください…』
「はい!」
ゼイル『あっ…ごめん俺寝てた…』
ゼイル『ふあ…でっ何の話だったっけ?』
レクサム『それが...全然ダメだわ…』
ーーー
レクサム(膨大な「魔力質量」…こいつが...)
レクサム(この「魔力操作」も出来ないこいつが...)
何やら…視線がゾクっと来る…
私は「遠征試験」を終えて…魔導国オスマーズに戻るのだった…
ーーー
主導国 ソルティシア
首都 リュグナル
魔導協会本部
「先程…伝達魔法にて…カルドラより報告がありました。」
「なんでも…魔力操作を行わずに尚…決して枯渇しない…膨大な魔力質量を持つ者が現れたと…」
「これだけに留まらず…魔力感知をも機能しなくなるとか…」
「今まで…これほどの者が居たでしょうか…」
「う~ん…魔力操作が行えないのは…僕も範疇外だけど…」
「過去に居たかな?ほとんど存在しなかったはず…」
「もしかしたら…あの歴代皇帝をも上回る魔力質量なのかもね…」
「もしくは…あの英雄軍をも…」
「またまた…ご冗談を…」
ーーー
「本来…王立魔導学園では…3年間魔法について学びます。」
「これを…5日間に短縮致しました。』
「明日の早朝…同学年の皆様と遠征試験に向かいます。」
「本日から…このお部屋でお休みください…」
一通り…学園内を案内してもらい…自分達の部屋に通される…
かなりの広さがあり…豪華に装飾されている部屋を見て…
私は内心…戸惑いながらも…
今まで起こった出来事を「古い本」に書き留める…
書き残している間に眠りにつき…翌朝を迎えていた。
ーーー
遠征試験は、魔導学園が保有する。
敷地内で行われる…
そこに向かう道中は、馬車で向かう様だ。
カルドラ『教師のカルドラだ。』
カルドラ『今から…この馬車で試験場に向かう…』
馬車に乗り込み…試験場へと向かって行く…
しばらく馬車に揺られながら…
目的地である試験場に辿り着いた。
馬車を降りると…その場で、カルドラさんから遠征試験についての簡単な説明を聞く…
カルドラ『此処は、魔導学園が開かれて以来より…訓練地として使われていた場所だ。』
カルドラ『この試験の主な内容は、「魔力属性」の強弱と「魔法技術」を見定めることだ。』
カルドラ『この試験の数日後に行う…「適正試験」では…「魔法適正」を審査する。』
ーーー
魔法適正とは…「五つの魔法術」である…
「応用術」「回復術」「紋章術」
「結界術」「召喚術」の内…
受験者が最も適したものを見定めることを言う…
ーーー
カルドラ『特例2名を除いて…此処にいる者なら理解しているはずだ。』
「2学年からは…本格的な遠征試験がこの場所で行われる…」
「君達1学年は…自身の得意分野を理解して磨いていく必要がある…」
「今回の試験は、それを見定めることが目標だ。」
カルドラ『では…遠征試験を開始する。』
「実は…他に3人…特別講師を招いた。」
「君達は、彼らの指示に従うこと…」
ザワザワ…
ーーー
ガラララッ…
レクサム『それで…どんな奴だった?』
「他の魔導学園では、散々な評価を下す連中も少なく無いと聞くが…」
ニイ『心配要りませんよ…教師のカルドラさんについては…』
「過去に話をしたことがありますので…」
「私の記憶では…」
「少し変わっていましたね…」
ガラララ…
ゴトッ…
ゼイル『要は…変わり者ってことか?』
ニイ『真っ直ぐ私の顔を見て…しっかり話を聞きます。』
「それは良いのですが…どこか不思議な雰囲気がありました。」
ーーー
カルドラ『彼らを「特別講師」として招いたのは…試験中の護衛と…』
「私に代わり…1学年30名の腕前を見て貰いたいと思い…此処に招いた。」
ゼイル『ああ…なるほど…』
カルドラ『現在…人手不足が深刻化していてね…』
「私1人では…とても全員を見ることは難しい…」
コソッ…
ゼイル『なんで…この仕事を引き受けることになったんだ?』
レクサム『旅の資金稼ぎに決まってるだろ…』
「貴族の虫どもを適当に守って…適当に指導すれば…」
「魔導学園から適度な報酬が貰える流れだ。」
レクサム『な?簡単な仕事だろ?』
ゼイル『どうりで…』
ーーー
カルドラ『国立公認魔法師…直々の審査を受けられる…』
ザワザワ…
「国立公認魔法師…」
「噂でしか聞いたことがない…本当に実在したのか…」
ニイ『なるほど…依頼とあらば…引き受けるしかありませんね…』
カルドラ『彼女こそが…国立公認魔法師だ。』
ペコッ…
ニイ『では…「魔力属性」の強弱の方を…』
ガヤガヤ…
「僕が先だ!」
「公爵家の跡取りである…この僕こそが相応しい!」
「いや…俺だな…西部の騎士団長を父に持つ…俺こそ…相応しい…」
「見たところ…貴族家のご令嬢とお見受けする。」
レクサム(姉貴がご令嬢か…)
レクサム『さあ…お前ら…俺も見てやるよ…』
「公認魔法師殿にご指導を受けるのは僕だ!」
「俺こそ相応しい!」
レクサム(全然…相手にされない…)
ゼイル(日頃の行いだな…)
ーーー
カルドラ『此処は彼女らに任せて…2人はこちらへ…』
カルドラさんの、後を追う…
しばらく歩みを進めると、岩の空洞があり…入ると涼やかな風が吹く…
空洞を抜けると、其処には花畑が広がっていた。
カルドラ(「魔力感知」が上手く機能しない…やはり…離れたのは正解だったか…2人に絞れた。)
カルドラ『では…』
カルドラ『特別入門者…お2人の遠征試験を始めようか…』
「先ずは…シェルピーさんから…」
カルドラ『なるほど…シェルピーさんからは「炎」「水」「風」「雷」「土」の「基本属性」が確認できる…』
カルドラ『「魔力感知」は…この様に、魔力を感じ取り場所を特定するだけで無く…こうやって対象の持つ「魔力属性」を特定することもできる。』
カルドラ『他にも1つ…シェルピーさんからは微かに感じ取れる「魔力属性」が宿っている様だ。希少属性の「光」だね…』
カルドラ『これは…シェルピーさんに宿っている…「魔力属性」の内…』
カルドラ『5つの「基本属性」が、反応を強く持っている一方で…「希少属性」の「光」のみが、反応を弱く持っていると言い表せる…』
カルドラ『「魔力属性」は本来…3つの特徴を持っている…』
カルドラ『1つ目は「魔力属性」の反応が強い性質…2つ目は「魔力属性」の反応が弱い性質…そして…最後の3つ目は「魔力属性」の強弱が一切ない性質…この3つに分けられる。』
カルドラ『この区別を一言で表すなら…「得意」と「不得意」と「器用」だな…』
カルドラ『これらは磨けば磨くほど…どの「魔力属性」もいずれ扱い慣れる…』
カルドラ『あと…「魔力属性」の反応がすべて弱いなら「不器用」と呼ばれているらしい…まず滅多に無いが…』
ーーー
魔力属性の特徴
魔力属性の反応が強い「得意」
魔力属性の反応が弱い「不得意」
魔力属性の強弱が一切ない「器用」
魔力属性の反応がすべて弱い「不器用」
ーーー
シェルピー『7つの「魔力属性」を扱える。お祖父様とよく似ていましたね…』
カルドラ『本来…「魔力属性」は、性格や血筋も関係するからね…』
カルドラ(7つの「魔力属性」か…現代でもほとんど確認されていない…逸材…)
「お次はパメラさん…」
そして、私の番がやって来た。
「う~ん…」
カルドラ『パメラさんの「魔力属性」は、此処では上手く言い表せない…別のなにかですね…』
パメラ『…』
カルドラ『と言うより...今までに見たことも聞いたことも無い「魔力属性」をお持ちの様です。』
カルドラ(こんなことは初めてだ。異例中の異例…)
「以上で試験は終わりです。では…戻るとしょう…」
再び…来た道を戻ると…レクサムが呆れた顔で出迎えてくれた。
「でっ…どうだった?」
カルドラ『シェルピーさんは…まず問題ないだろう…』
カルドラ『微かに見え隠れしている…「希少属性」を引き出すだけだ。』
カルドラ『だが…パメラさんからは…不思議な「魔力属性」が確認できた。』
カルドラ『「魔力感知」が上手く機能しないのは…不可思議だが…場所の特定を除けば…「魔力属性」の特定は可能だ。』
レクサム(やはり…何かおかしい…姉貴もゼイルも…俺も…「魔力感知」が全く機能してない…)
ーーー
カルドラ『まあ…言い換えると「ダダ漏れ」だったが…』
レクサム『だろうな...』
レクサム『よく…「魔力切れ」しないよな…』
「!?」
レクサム『そうか!膨大な「魔力質量」!』
カルドラ『常にダダ漏れとは言え…寝ている場合を差し引いても…決して減らない…膨大な「魔力質量」…』
レクサム『どうりで…おかしいと思った。こいつと旅をしてから…ずっとだからな…』
レクサム『ただ…「魔力感知」をダダ漏れだけで機能しなくさせる「魔力質量」…』
レクサム(この戦法は、こいつだけにしか出来ないな…)
レクサム『だが…問題は…』
カルドラ『ああ…』
レクサム『お前…今まで「魔力操作」が出来てなかったのか?一体…何者で?何処から来た?だな…』
「カルドラさん…こいつ大物ですわ…」
ガシッ!
何やら…意気投合し始めた。
カルドラ『ところで…他の皆さんは、どうでしたか?』
レクサム『ああ…それなんだが...』
ニイ『このまま…ご自身の強みを引き出してください…』
「はい!」
ゼイル『あっ…ごめん俺寝てた…』
ゼイル『ふあ…でっ何の話だったっけ?』
レクサム『それが...全然ダメだわ…』
ーーー
レクサム(膨大な「魔力質量」…こいつが...)
レクサム(この「魔力操作」も出来ないこいつが...)
何やら…視線がゾクっと来る…
私は「遠征試験」を終えて…魔導国オスマーズに戻るのだった…
ーーー
主導国 ソルティシア
首都 リュグナル
魔導協会本部
「先程…伝達魔法にて…カルドラより報告がありました。」
「なんでも…魔力操作を行わずに尚…決して枯渇しない…膨大な魔力質量を持つ者が現れたと…」
「これだけに留まらず…魔力感知をも機能しなくなるとか…」
「今まで…これほどの者が居たでしょうか…」
「う~ん…魔力操作が行えないのは…僕も範疇外だけど…」
「過去に居たかな?ほとんど存在しなかったはず…」
「もしかしたら…あの歴代皇帝をも上回る魔力質量なのかもね…」
「もしくは…あの英雄軍をも…」
「またまた…ご冗談を…」
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