Sオナ! ~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオ○ニーです~○~○

巻き爪たろう

文字の大きさ
35 / 53
○~第6章~○ 卵管采へGO!

3排卵目! 焼き払え!

しおりを挟む
 白血球ゴリラに殴られる瞬間、アタシは死を覚悟し目を思いっきり瞑った。
 真っ暗な闇が広がる――

(婆やゴメン! アタシ死んじゃう!)

     ・
     ・
     ・
     ・

(……………………ってあれ? 殴ってこない!?)

 とっさに目を開けると、そこは巨大化し鉄の塊となった婆やの中に作られた修行部屋であり、インコ婆やが目の前に立っていた。

(あ、あれ?)

 思わず白血球ゴリラに殴られた左頬を恐る恐る触ってみる。
 痛くない――

『膣美さま、そこまででございます! 素晴らしい成長ぶりでございます。膣美さまの特殊能力、純粋な透明ピュア・トランスペアレントの状態で丸一日過ごすことができるなんて。この婆や、感激にございます』

(この婆やのセリフは数週間前の修行の時のセリフだ。ということはやっぱり……)

『ん? どうしたのですか膣美さま。そんな驚いたような表情をして』
「またよ! また起こったわ」
『何がでございますか? それより今日からの修行は魔法に……』
「逆行よ逆行! また時間が逆行したの!」


       『Sオナ!』
 ~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオナ○ニーです~○~○
        焼き払え!


 白血球ゴリラに殴り殺される瞬間、恐らくだけど時間の逆行が起き、数週間前へとタイムスリップしたアタシは婆やに一連の出来事を説明した。

『――そうでございましたか膣美さま、それは大変申し訳ございませんでした』
「そうよ。婆やももっと早く言ってくれれば良かったのに。でもまあ今日からニンニク卵黄粒を食べるのはやめるわ」
 
 ニンニク卵黄粒は2年契約しているので、残り10か月もあるが仕方がなかった。白血球ゴリラにもバレるということは、卵管采エリアにいる千触手せんしょくしゅ観音にもバレるからだ。

「それよりも婆や、この時間の逆行についてもう少し詳しく教えてほしいの」
『そうでございますね。私もハッキリと存じ上げておりませんが、昔、子宮閣下が少しだけ口にされたことがございまして。時間の逆行が観測されると、間もなくこの国にSランクDNAの精子が襲ってくると聞いております』
「SランクDNAの精子?」
『はい。子宮閣下は確かにそう仰っておられました。SランクDNAの精子は恐ろしく強く、何と言っても“死なない”のだそうです』
「死なないって…… そんな化け物みたいなのが襲ってきたら…… 何か手はないの?」
『フフフでございます膣美さま。実はこの婆や、もう策を考えているのでございます』
「おー! さすが婆や! で、どんなのどんなの?」
『話すと少し長いのでございますが、まず初めに……』
「じゃあもういいや。また今度ゆっくり教えて! それよりちょっと用事を思い出したの!」
『膣美さまぁぁぁああああ!!』

(婆やのさっきの“フフフ”で思い出したわ! アタシはあいつらに借りがある!)

 アタシは巨大化し鉄の塊となった婆や(鉄の処女アイアンメイデン:極キヨ子)から飛び出し、その体をよじ登って頭のてっぺんまで来た。
 巨大化した婆やの頂上から見える景色は、目の前に広がる森はもちろん、アタシが生まれ育った卵巣エリア、そしてこれから向かおうとしている卵管采エリアをも一望することができた。

「ちょうどいい高さね。あいつらに…… あのしゃべるゲイ白血球ゴリラたちとしゃべる本田△そっくりの木々たちに一発お見舞いしてやるわ!」

 アタシは目をつむり全神経を集中させ、火の魔法を出す準備をした。
 この時間軸ではまだあいつらに何もされてないんだけど……
 それは…… それよ!

(今回の詠唱はどうしようかな…… そうだ)

「焼き払う! 焼き払う! 焼き払う! 焼き払う!」

 今にも腐った巨神兵的なモノが出てきそうな詠唱だったが、臭いアタシをバカにした罪は重く死に値するのだ!!
 その高い集中力が功を奏し、アタシの中の宇宙には火の魔法となるヘビみたいな物質がわんさか集まっていた。

(こんなにたくさん集まっているのは初めてね。どうなっちゃうか分からないけど全部使っちゃお!)

「火の魔法となる物質の皆! ここの空気全部食べていいのよ!」

 そう言うとアタシの頭上、はるか上空に見たこともないくらい大きいの炎の塊が形成されていった。
 それはまるで太陽が目の前に現れたかと勘違いしてしまうほどの大きさと熱量だった。

『ち、膣美さま! ななな何をしているのでございますか!』

 インコ婆やが慌ててアタシの元まで飛んできた。

「なにって…… この森ごと焼き払うのよ! エイッ!」

 サッカーのスローインのような動作をすると、上空の巨大な炎の塊はまっすぐ広大な森を目がけ物凄い速度で落ちて行った。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


 一方その頃森の中では――

「ウ、ウホ? ウホホーー!!」
「え? 何なに? どうしたの?」

「ウホッ! ウホッ!」
「えっ!? う、上!? 上を見ろって? 何を言っているのこんな森の中で。これだからバカなゴリラうぇぇええええええええ!!!」
≪うわぁぁああああああああああああああ!!≫
「「 なんでぇぇええええええ!! 」」


 巨大な炎の塊が地面に接触した瞬間、けたたましい爆発音と共に数キロメートルにまで及ぶ衝撃波と巨大なキノコ雲が生まれた。
 森は一瞬にして消えてなくなり、後に残ったのは真っ黒に焼け焦げた平らな土地だけとなった。この攻撃で生きていられる生物はこの世にいない。

『ち、膣美さま…… なんという恐ろしい魔法の威力! この規模はもうマラの最終進化系であるマラゾーマにございません!』
「じゃあなんなの?」
『名前などございません。マラゾーマを進化させた者など今までおりません故…… あ、膣美さまが命名すればいいのでございます! そうです! グッドアイデアにございます!』
「えぇ!? アタシそういうの苦手なんだけど…… んーーーどうしようかなあ……」

(膣美さまは魔法使いとして天才にございます! マラゾーマを進化させるなんて…… あのアレックスにも見せて自慢してやりとうございます!)

「あっ! いいの思いついた!」
『どどどどんな名前が思いついたのでございますか!!』
「んーーっとね、【太陽魔法サンバルカン!】 どうどう? めっちゃいいでしょ!?」

(……ダサいでございます)

 ※ちなみに太陽戦隊サンバルカンはカッコいいのでございます!
 ※スーパー戦隊シリーズ第5作目にございます!
 #マラペディア参照

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...