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○~第7章~○ 憧れのオ・マーン公国編
4射精目! 憧れのオ・マーン公国
しおりを挟む皆さ、好き勝手にドバドバ射精するのはいいけどさ、少しは俺たちのことも考えてほしい――
俺たちの大きさは60マイクロメートルくらいなんだと。それがあの勢いで出るんだよ? 調子の良い日なんて1メートルちょい飛ぶんだから……。
※お腹を目がけて出したはずが首くらいまで飛んじゃって怒られることあるよね。
なんでも聞くところによると、射精の速度は俺たち精子からすると秒速12キロメートルなんだと。
「ふーん…… えっ!? びょびょびょ、秒速!?」
ってなるよね? なったよね? うん。俺もなった。だって秒速だよ秒速。
1秒で12キロメートルも進むんでしょ? 1万2000メートルでしょ? それが1秒ででしょ!?
重力ったらすんごいんだから。体中の皮が全部剥がれそうになるんだから。
……そりゃ息もできないよね。
だからさ、皆さ、これからさ、勢いよく射精しちゃった日はさ、「うお! めっちゃ飛んだww」と言ってしまうのも分かるけどさ、秒速12㎞を耐えてる俺たちにもさ、「よく頑張ったな!」的な声をかけてほしいと思うんだな。
なんてことを考える暇もなく、俺たちは射精された。クリスマス・イブ射精だ。
ドンッ!!
という直下型地震が起こった刹那、後方から凄まじい圧迫を受け、前へ押しやられる感覚。
そう。
俺たちは今、秒速12㎞という訳の分からない速度で射精砲台内を高速移動している。
「じ、じいちゃ…… だ…… いじょうぶ…… ?」
声にならない声を出し、歯を食いしばってなんとか片目を開け、じいちゃんの方を見る。
「………………」
じいちゃんは白目をむいたままさながら死人そっくりだった。
無理もない。
なんて言ったって久しぶりの射精なのだ。
だがこの苦しみももう終わる!
俺たちが高速で射精されている進行方向に出口が現れ、そこから光が差し込んでいる。
そこへ俺たちが一直線に向かう!
今度こそ! 今度こそ!! 今度こそぉおおおおおお!!
「オ・マーン公国へぇぇぇえええええええ!!」
俺たちは出口から溢れ出る大いなる光に包まれ、射精された。
音にすればこんな感じだ。
“っぴゅ”
~○ ~○ ~○ ~○ ~○ ~○ ~○ ~○
・
・
・
・
・
・
・
「……ツオ! ……テツオ! 起きるんじゃテツオ!」
「……う、うう」
じいちゃんに体を揺らされ、俺は目を覚ました。
いつの間にか俺は気絶してしまっていたらしい。ゆっくりと起き上がり、ボーっとする頭を抱えながら辺りを見回す。
「こ、ここって……」
俺の視界に広がるのは青い空、そして一面の砂漠だった。
気温も落ち着いており、キンタマーニ王国よりやや湿度が高いといったところだが、気になるほどでもなかった。
「うむ。久しぶりじゃの」
じいちゃんがそう言った。
っということは…… っということは……
「じじじじいちゃん…… こ、ここ、ここってもしかして……」
「ああ。間違いない。オ・マーン公国じゃ」
!!
『テツオ! やったな! 俺たちついにやったな! オマン公国やっ!』
「うぅぅうううううううよっしゃぁぁぁぁああああああ!」
※スパ次郎がオ・マーンと言わなかったけどそこは無視した。
俺はスパ次郎を抱きしめ、その感動を分かち合った。
ついに到着したオ・マーン公国!
憧れのオ・マーン公国!
膣美さんが待つオ・マーン公国!
俺はオ・マーン公国の空気を腹いっぱい吸い込んだ!
砂漠なのに、ほんのり磯の香りがした!
※ファンタジー感が30%ダウンしました。
他の精子たちも続々と流れ着いており、数にしてざっと2億はいた。みんな初めて訪れるオ・マーン公国の環境に興味津々でハイテンションだった。
中には砂漠の坂を利用して滑って遊ぶ奴や、全身を砂の中に埋められいじめられる奴もいた。
とにかく皆が皆ハイテンションだった。
「じいちゃん! で、これからどうするの!?」
俺も俺でテンションマックスになっており、まるで新しいオモチャを与えられた子供のように目を輝かせてじいちゃんに尋ねた。
だがじいちゃんの表情に笑みは一切なかった。むしろ強ばっていたのだ。
そして――
「来たぞ……」
そう言って砂漠の中腹を指差した。
俺はその方向を見つめる。
――砂漠で盛り上がった小さな山の上に、白いまん丸い綿みたいなモノが1つ見えた。
大きさは俺の膝までくらいだろうか。
「綿? じいちゃんなんなのあれ?」
「あれは…… この膣内エリアを守るオ・マーン公国の兵隊、マンカスじゃ!」
「ま、マンカス?」
※ファンタジー感が30%ダウンしました。
※マンカスのイントネーションはマ↑ン↓カスです。
#語尾を上げるのやめろ
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